中日(☆5対0★)巨人 =リーグ戦5回戦(2020.07.22)・ナゴヤドーム=
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巨人
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中日
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勝利投手:松葉 貴大(2勝0敗0S)
敗戦投手:戸郷 翔征(3勝1敗0S)

本塁打
【中日】A.マルティネス(2号・4回裏ソロ),京田 陽太(2号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が連敗を止めた。中日は3回裏、大島の適時二塁打で先制に成功する。続く4回には、A.マルティネスと京田にソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・松葉が6回4安打無失点の好投で今季2勝目。敗れた巨人は、先発・戸郷が試合をつくれず、打線も無得点と振るわなかった。

◆今季の巨人戸郷翔征投手(20)は4番打者に対して四球、遊ゴ、遊飛、中犠、二ゴ、二ゴ、三ゴ、四球、投ゴ。佐野(DeNA)に犠飛を許したが、安打は0。昨年も4打数0安打で、まだ4番に安打を打たれていない。

◆中日-巨人5回戦が行われる22日、ナゴヤドームでの試合前練習中に巨人中島宏之内野手(37)に打球が直撃し、ヒヤリとするシーンがあった。 グラブを持って遊撃の守備位置に立っていた中島の左腕付近にライナー性の打球が直撃。すぐにネットが設置されている二塁ベース後方に避難し、トレーナーや後藤孝志野手総合コーチ(51)が駆け寄った。 うずくまるように座り込んでいた中島だったが、大事には至らなかったようで自ら立ち上がり、歩いてベンチに戻った。 中島は21日までに24試合に出場し、打率2割5分7厘、3本塁打、8打点をマークしている。

◆中日のアリエル・マルティネス捕手(24)がチームの非常事態で初の4番に起用され、巨人先発の戸郷から左翼席中段に2号ソロを放った。 「2ストライクだったが積極的にいってスライダーにうまく対応できた。しっかり捉えられたので打った瞬間、ホームランになると思ったよ」と話した。 前日21の試合でビシエドが巨人菅野から左腕に死球を受け、病院に直行。打撲と診断され大事には至らなかったもようだが、試合前の練習では打撃練習を行わず、マッサージを受けただけでベンチに引きあげた。代わって4番一塁に起用されたのがA・マルティネスだった。 昨年の2軍戦では一塁を守った経験があり、前日も8回から一塁に就いていた。今月1日に育成契約から支配下登録されわずか3週間で4番を任される事態となったが、4連敗と厳しい状況が続くチームを活気づける、効果満点の一撃となった。

◆巨人戸郷翔征投手(20)が4回途中5安打3失点で降板し、開幕からの4戦4勝とはならなかった。 1点のリードを許して迎えた4回の先頭。中日4番A・マルティネスをカウント2-2と追い込んでからの5球目、136キロの外角スライダーを左翼席へ運ばれた。4回1死からは京田に右翼席中段への本塁打を浴び、1イニング2被弾。連続四死球から犠打を決められ2死二、三塁となった場面で降板した。 今季最短の3回2/3で、最多の3失点に「立ち上がりは良かったが、途中からボールが上ずってしまい修正することができなかった」と悔やんだ。

◆巨人高梨雄平投手(28)が移籍後初登板し、完璧な"デビュー"を果たした。4回2死二、三塁のピンチで登板。中日井領を1球で捕邪飛に打ちとり、ピンチを脱した。 5回も続けてマウンドに上がると、大島を123キロスライダーで空振り三振、阿部を123キロスライダーで見逃し三振、最後は4回に本塁打を放ったA・マルティネスを124キロスライダーで空振り三振。3者連続三振に切って取った。

◆中日は3回2死一、二塁から大島の右二塁打で1点先取。先発松葉は3回まで毎回得点圏に走者を背負うが要所を締めた。 中日は4回、A・マルティネス、京田の本塁打で2点を追加した。巨人は6回まで4安打に抑えられ得点できない。 中日は7回から祖父江、福、R・マルティネスとつなぎ連敗を4で止めた。先発松葉は2勝目。巨人の連勝は7でストップした。戸郷が1敗。

◆中日は3回2死一、二塁から大島の右二塁打で1点先取。先発松葉は3回まで毎回得点圏に走者を背負うが要所を締めた。 中日は4回、A・マルティネス、京田の本塁打で2点を追加した。巨人は6回まで4安打に抑えられ得点できない。 中日は7回から祖父江、福、R・マルティネスとつなぎ連敗を4で止めた。先発松葉は2勝目。巨人の連勝は7でストップした。戸郷が1敗。

◆中日松葉貴大投手がまたもチームを救った。得点圏に5度も走者を背負いながらも6回4安打無失点。持ち味の要所を締める投球で15日DeNA戦の移籍初星に続く2勝目を手にした。 前回はチームが3連敗中。この日も連敗を4で止める価値ある勝利。「前回同様、自分のいいところを出すことができた」と笑顔を見せたが「これで満足せず、明日からしっかりやっていきたい」とすぐに引き締めた。

◆中日アリエル・マルティネス捕手(24)がチームの非常事態を救った。初の4番一塁で4回、巨人先発の戸郷から左翼席中段に2号ソロを放った。この回さらに京田も右翼へ本塁打を放つなど、戸郷KOへつながった。連敗を4で止め、最下位脱出に貢献した。 前日21日の試合で不動の4番ビシエドが巨人菅野から左腕に死球。病院に直行した。打撲の診断だったが、この日は大事を取って欠場。代わって「4番一塁」で起用されたのがA・マルティネスだった。 今月1日に育成契約から支配下登録され、わずか3週間で4番を任される事態となったが、厳しい状況が続くチームを活気づける効果満点の一撃。初のお立ち台では「みなさん、ありがとう」と日本語で感謝。「4番に起用していただき、ホームランも打ててうれしい。彼女も来ている。育ててくれたドラゴンズに感謝したい」と満面の笑みで話した。 昨年の2軍戦で経験のある一塁守備も無難にこなした。「ファーストの練習もしてきた。みなさんのおかげで無事守ることができてよかった」。ビシエド欠場という最大の危機に頼もしい救世主が現れた。【安藤宏樹】 中日与田監督(ビシエド欠場もA・マルティネスの1発などで連敗を4でストップ)「(ビシエドは)本人はいける感覚はあったのですが、大事を取って1日様子を見ようかな、と。あの1発は大きかったですね」

◆中日ドラフト1位の石川昂弥内野手がプロ初打点を挙げた。 8回1死三塁で巨人沢村から左翼フェンスを直撃する適時打。二塁を狙いタッチアウトとなったが、5点目をたたき出した。「ちょっと詰まりましたがうれしかった」。7回に22打席ぶりの安打を右前に落とし「1本出て落ち着きました」。3回、4回には初の四死球も経験。1試合2安打も含めて「初ものづくし」の1日となった。

◆巨人はトレードで楽天から加入した高梨雄平投手が移籍後初登板で満点デビューを果たした。4回2死二、三塁のピンチで登板し、1球で井領を捕邪飛に打ちとりピンチを脱した。 5回のマウンドでは2番大島からの上位打線を3者連続三振に切り「ちょっと出来すぎ。ただ今日の登板は分水嶺(れい)というか、大事だと分かっていた」。原監督は「非常に実戦向き。いいデビューをしましたね」と評価した。

◆巨人は今季26試合目で初の完封負けを喫し、連勝が7でストップした。62歳の誕生日を白星で飾れなかった原監督は「なかなか4安打では、点数は難しいですね」と受け止めた。 高卒2年目以内の開幕ローテ投手として球団初の3戦3勝を飾った先発戸郷が、2本塁打を浴びるなど4回途中3失点で降板。指揮官は「真っすぐの精度があまり良くなかった気がしますね。多少疲れもたまっているだろうけど、これを乗り越えないとね、先発ピッチャーは。間もしっかり空けているわけだからね」と指摘。将来性豊かな20歳の右腕に、長くプロで活躍するための心得を説いた。 チームは10日ぶりの黒星となったが、今後に向けてのテストも敢行。7回からウィーラーを二塁手として起用した。楽天の5年間では経験のないポジション。「追い掛ける時は攻撃主体で考えないと。我々も伝えてあるし十分準備はできていた」とオプションに加えた。試合前練習中に左手付近に打球を受けた中島を先発から外し、右打者を8人並べたが不発。最後は「1イニングに3つの四球を出す救援陣じゃいただけない」と7回の失点シーンを課題に挙げた。【前田祐輔】

◆中日のアリエル・マルティネス捕手(24)が22日、巨人5回戦(ナゴヤドーム)に「4番・一塁」で出場。1-0の四回に第2号ソロを放った。  「2ストライクだったけど、積極的にいって、スライダーにうまく反応できた。しっかり捉えられたので、打った瞬間ホームランになると思ったよ」  前日21日の同戦で左肘付近に死球を受けた影響でベンチスタートとなった主砲・ビシエドに代わり、来日初の4番を任された。四回の第2打席に外角のスライダーを一閃。打った瞬間、自身もスタンドも左翼席への着弾を確信し、場内大きく沸き上がった。

◆中日・松葉貴大投手(29)が22日、巨人5回戦(ナゴヤドーム)に先発し、6回4安打無失点と好投した。  「前回同様、自分のいいところを、最初から最後まで出せたと思います。」  前回登板した7月15日のDeNA戦(同)で今季初登板を果たし、666日ぶりの勝利。今回も持ち味の攻めの姿勢を示して腕を振った。6イニング中で5度も得点圏に走者を背負ったが、決定打は許さず。勝利投手の権利のかかる3-0の五回は2死二塁で、丸を143キロ直球で見逃し三振に抑えるなど、気持ちのこもった投球でゼロを並べた。

◆中日が7連勝中だった巨人を投打で圧倒。先発・松葉が6回4安打無失点の好投で2勝目を挙げた。敗れた巨人は先発・戸郷が試合をつくれず、打線も4安打と沈黙した。  中日は三回2死一、二塁から大島が右中間へ適時二塁打を放ち先制。四回にはA・マルティネスに左越え本塁打、京田にも右越え本塁打が飛び出し、この回に2点を追加した。  七回は1死満塁の好機を作ると、阿部が右犠飛を打ち上げ、4-0と突き放す。八回には2死三塁から石川昂がレフトフェンス直撃のプロ初タイムリーを放ち、ダメ押し。投げては松葉、祖父江、福、R・マルティネス、木下拓の投手リレーで巨人打線を完封した。

◆中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(19)=東邦高=が22日、巨人5回戦(ナゴヤドーム)に「8番・三塁」で出場し、2打数2安打1打点と結果を残した。  「最近の試合はとてもいい感じで打席に入れていたので、そこでヒットが出て少し落ち着きました」  七回の第3打席、4番手・鍵谷の高めに浮いたカットボールを逆らわず右前に運んだ。今月12日の広島戦(同)でプロ初出場し、初打席で左翼線への二塁打を放ったが、それ以降はなかなか「H」ランプを灯せず、これが22打席ぶりとなる安打となった。  久々の安打をきっかけに、4-0の八回1死三塁では沢村の157キロの直球をとらえ、打球は左翼フェンスを直撃する、プロ初の適時打。「ちょっと詰まりましたけど、まずはああいう当たりが打てていなかったので、ああいう風に真っすぐを打てたのはよかった」と胸を張った。2四死球とプロ初のマルチ安打で3得点に絡む活躍。試合前時点で打率は・050まで落ちていたが、「チームが勝つのが一番。それに貢献できるように結果を出せたらいいなと思います」とここから本領発揮する。

◆中日は22日、巨人5回戦(ナゴヤドーム)に5-0で勝利した。ダヤン・ビシエド内野手(31)は出場しなかった。  21日の同戦で左ひじ付近に死球を受け、「左上腕三頭筋外側部の打撲」との診断を受けていた。22日の試合前はフリー打撃やシートノックなどにも参加せず、試合中はベンチ最前列で戦況を見つめていた。  勝利後、与田監督は不出場について「本人もいける感覚はあったのですが、大事を取ってちょっと一日、ようすを見ようかな、と。ゲームに出て痛みがぶり返したりするといけないので、まだ痛みがゼロになったわけではないので、そこで無理をさせることは今日はしたくないな、と」と説明した。  主力に故障者が相次いでいるなかで、幸いにも出場登録を抹消しなければいけない事態ではないもよう。23日の試合への出場については「(球場に)来てみて、打ってみて、確認(してから)にはなりますけど、(出場する)可能性は高いと思いますよ」と復帰を示唆した。

◆今季初のノックアウト。巨人・戸郷翔征投手(20)はうつむきながら、マウンドを降りた。  「途中からボールが上ずってしまい修正することができなかった」  前回15日の広島戦で高卒2年目以内では球団史上初の開幕3戦3勝を達成した右腕が、四回途中まで5安打3失点でプロ初黒星。チームの連勝も7で止まった。  三回に1点を先制され、続く四回にはA・マルティネスと京田に一発を浴びた。2死二、三塁となったところで、原監督が交代を告げた。指揮官は「真っすぐの精度があまり良くなかった。疲れもたまっているんだろうけど、先発はこれを乗り越えないとね」と20歳の反骨心に期待を込めた。  打線は今季初の零封負け。途中からウィーラーを来日6年目で初の二塁守備を任せるなど、攻撃的な布陣を敷いたが、散発4安打では難しい。この日、62歳の誕生日を迎えた原監督は「また、あしたですよ」と足早に帰りのバスに乗り込んだ。(伊藤昇)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1781 0.680
(↓0.028)
-
(-)
94133
(-)
81
(+5)
33
(-)
17
(-)
0.265
(↓0.004)
3.100
(↓0.09)
2
(-)
ヤクルト
14103 0.583
(-)
2.5
(↑0.5)
93133
(+5)
133
(+5)
23
(+1)
20
(+1)
0.260
(↓0.001)
4.560
(-)
3
(-)
阪神
13121 0.520
(-)
4
(↑0.5)
94102
(+3)
111
(+3)
29
(+1)
18
(+2)
0.253
(↑0.003)
3.980
(↑0.14)
4
(-)
DeNA
12151 0.444
(-)
6
(↑0.5)
92112
(+5)
106
(+5)
27
(+3)
5
(-)
0.278
(↑0.001)
3.740
(↓0.03)
5
(1↑)
中日
11171 0.393
(↑0.023)
7.5
(↑1)
9198
(+5)
141
(-)
17
(+2)
5
(-)
0.251
(↑0.001
4.540
(↑0.16)
6
(1↓)
広島
9143 0.391
(-)
7
(↑0.5)
94122
(+3)
128
(+3)
26
(-)
13
(+2)
0.288
(↓0.001)
4.630
(↑0.09)