中日(☆8対0★)DeNA =リーグ戦6回戦(2020.07.16)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:岡野 祐一郎(2勝1敗0S)
敗戦投手:中川 大志(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日は1回裏、2死一二塁から阿部が適時打を放ち、先制に成功する。その後1点を加えて迎えた7回には、阿部と京田の連続適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・岡野が5回無失点で今季2勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手(31)は今月に入って打率3割6分7厘、5本塁打、18打点で、本塁打と打点はリーグトップタイ。昨日も決勝打を放つなど好調の4番が、今日は新人の岡野を援護できるか。

◆DeNA先発の中川虎大投手(20)が1回でマウンドを降りた。大島、平田を抑えて2死とするも、そこから2連続四球と阿部の右前適時打で先制を許した。1回1安打1失点、35球で降板した。「初回でマウンドを降りることになり、チームならびに、リリーフ陣に申し訳ないです」とコメントした。 15日の試合後にラミレス監督は「中川には1イニング、1イニングをしっかりと抑えてもらって、そこから。リリーフも準備ができている。何人かのリリーフには2イニングぐらい、投げてもらうかも知れない」とブルペンデーを敢行する可能性も示唆していた。 2回から2番手として平田が登板した。3回を1安打1失点。5回からは3番手武藤につないだ。7回から4番手で登板した三嶋は4安打を集められて3失点。リードを広げられた。

◆DeNA伊藤光捕手(31)が負傷交代をした。4回2死一、二塁の好機で打席に入ったが、自打球を左ひざ付近に当て、そのまま倒れ込んだ。トレーナーと嶺井の肩を借りながらベンチに下がった。代打に戸柱が告げられ、空振り三振(記録は伊藤光の三振)に倒れた。 伊藤光は病院には行かずに試合中は球場内で治療した。ラミレス監督は「トレーナーが治療をしていた。そんなに重傷ではない。明日はプレーできると思う」と説明した。

◆中日は初回、連続四球で好機を得ると阿部が右前に先制適時打。DeNAは2回から先発中川に代え、平田をマウンドに送った。 中日は4回、阿部の適時二塁打で追加点。先発岡野は2、3、4回と併殺を奪う粘りの投球で5回無失点。6回から継投に入った。 中日は7回に阿部、京田の適時打で3点を加えて4カードぶりの勝ち越しを決めた。DeNAは6月20日以来、今季2度目の連敗。 中日岡野は2勝1敗に、DeNA中川は0勝1敗。

◆DeNAが開幕2戦目の6月20日広島戦以来、今季2度目の連敗を喫した。 白星、黒星の交互を16試合継続してきた"ヌケヌケ珍記録"もストップ。2カード連続で先発投手を1回で降板させるラミレス監督の強攻采配も実らなかった。 5カード連続の敵地は今季初の完封負けで終わったが「今日勝って長期ロードを5割で終わりたかった。ただ去年はロードの勝率が良くなかった。それを思うとよくやってくれた」と前向きに捉えた。

◆3試合ぶり先発で5番に入った中日阿部寿樹内野手が3本の適時打で勝利に貢献した。 初回は2死一、二塁で右前に運び、4回は四球で出塁したビシエドが二盗を決め、スペースの空いた一塁線を破る適時二塁打。7回にもダメ押しの2点適時打で計4打点。「ここ最近、迷惑をかけていたので、打ててよかったです。悔しい思いはありましたが結果を出せない自分の実力不足と思っていた」。出場機会が減少していた中でようやく結果を出した。

◆中日ドラフト3位の岡野祐一郎投手が5回無失点で両リーグの新人最多となるプロ2勝目をつかんだ。 2回無死一塁、3回1死満塁、4回も無死一塁と苦しみながら、いずれも併殺で切り抜けた。社会人出身の26歳が4度目の先発で2勝1敗と勝ち星を先行させた。 「昨日の松葉さんのピッチングがいいお手本になりました。ランナーを出しても落ち着いて投げることでなんとかゲッツーも取ることができました」。6安打を許し、走者を出しながらも得点を与えないまま救援陣にバトンを渡した。その理由は前日15日に移籍後初勝利をあげた松葉のストライク勝負の姿にあった。 フォームも微修正して臨んだ。「社会人時代からフォーム指導していた人にアドバイスされ、セットのときにクロス気味に構えました」と岡野。体の開きを抑えることでバラツキが収まり、粘り強い投球につなげた。 アマチュアで得た経験値の高さと修正力が岡野の持ち味でもある。6月25日のプロ初登板で5回5失点と初黒星を喫したDeNAへのリベンジ星ともなった。開幕からローテーションを守るルーキーがチームに半月ぶりの連勝を運び、4カードぶりのカード勝ち越しで4位に浮上した。【安藤宏樹】

◆DeNAの伊藤光が、四回2死一、二塁の打席で自打球を左膝付近に受けて交代した。打席内でうずくまり、トレーナーら2人の肩を借りて痛みに苦悶の表情を浮かべながら引き揚げた。カウント2-2から急きょ代打に出た戸柱は、空振り三振に倒れた。

◆DeNAのラミレス監督が、またも先発投手を1回で交代させた。今季2試合目の中川は2死から連続四球で走者をため、阿部にフルカウントから右前打されて先制点を献上。続く京田は3球三振に仕留めたが、二回のマウンドは許されずに1失点、35球で降板となった。  チームは10日の阪神戦でも大貫が1回3失点で交代した。4日のヤクルト戦でも四球が失点につながり、監督から制球面を課題に挙げられていた中川は「初回でマウンドを降りることになりチーム、リリーフ陣に申し訳ない」と唇をかんだ。

◆中日のドラフト3位・岡野祐一郎投手(26)=東芝=が16日、DeNA6回戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回6安打無失点と好投した。  「要所でゲッツーが取れて、味方の守備に助けてもらい、何とか粘って投げることができました」  二回から3イニング連続で先頭打者の出塁を許したが、二回は無死一塁で、打率・349(試合前時点)と好調の宮崎を遊ゴロ併殺に打ち取り、三回は一死満塁で一発のあるソトを「5-2-3」の三ゴロ併殺に。四回は無死一塁で再び宮崎を遊ゴロ併殺に仕留めた。  「ボールが浮いてピンチを多く作ったところは次の試合に反省してやっていきたいです」  二、四回は併殺後に安打を許す場面もあったが、スコアボードにはゼロを並べた。五回に勝ち投手の権利を手にしてスタンドから拍手を浴びて交代。プロ2勝目に向け、六回以降は救援陣にマウンドを託した。

◆DeNAは16日、中日6回戦(ナゴヤドーム)に0-8で敗戦。6月26日から史上最長の16試合、勝利と敗戦を交互に繰り返す"オセロ状態"が続いていたが、開幕以来となる連敗でストップした。  先発の中川が1回1失点でKO。リリーフ陣も中日打線の勢いを止められず、計8失点を許した。自慢の打線も沈黙して今季初の零封負けで、2カード連続の負け越しとなった。

◆投打が噛み合い、中日が4カードぶりの勝ち越しを決めた。ルーキーの先発・岡野が5回6安打無失点で2勝目(2敗)を挙げた。DeNAは8本の安打を放つも、好機であと一本が出なかった。  中日は一回、DeNA先発・中川を攻め、2死一、三塁のチャンスを作ると、3試合ぶりにスタメン起用された阿部が右前適時打を放ち先制。阿部は四回に右翼線適時二塁打、七回にも二死満塁から中前2点適時打を放ち、この日3安打4打点の大活躍だった。  八回には一死満塁でA・マルティネスが中前2点適時打、ビシエドの犠飛で突き放した。投げては岡野からバトンをもらった佐藤、ゴンザレス、福、岡田の継投でDeNA打線を六回以降わずか2安打に封じ、完封勝ちした。

◆DeNA・伊藤光捕手が16日、中日6回戦(ナゴヤドーム)に「8番・捕手」で出場。四回の第2打席で左膝に自打球を当てて、途中交代した。  伊藤光は病院には行かず、球場内で治療を受けた。ラミレス監督は試合後「トレーナーにも見てもらい、そんなに重症ではないと。おそらく次の試合は問題なくプレーできると思う」と説明した。

◆中日のドラフト3位・岡野祐一郎投手(26)=東芝=が16日、DeNA6回戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回6安打無失点の好投でプロ2勝目をつかんだ。  「走者を出しても落ち着いて、前回登板はボール先行で苦しくなっていたところを、打たれても粘ればいいと思って、思い切って加藤さんのリード通りに投げられた。ゲッツーも取ることができて粘れることができたと思う」  青学大の先輩にあたる捕手・加藤とは試合前に、ストライクゾーンで勝負していくことを確認。前日15日に松葉がストライク先行で好投したことも参考にスタイルを明確にして臨んだ。二回から3イニング連続で下位の先頭打者を出したが、いずれの回も併殺でピンチを脱出。プロ初登板だった6月25日(横浜)の対戦で5回8安打5失点と打ち込まれたリベンジを果たした。  右腕にとっては観客の前で投げる初めての公式戦だったが「無観客の試合とは違って声援もあって、自分がピンチのときもすごい声援が聞こえて力になって、何とか抑えることができたかなと思います」。背中を押してくれる声もはっきりと聞こえる、落ち着いたマウンドさばきだった。

◆DeNAは、今季初の零封負け。6月26日から白星と黒星が交互に史上最長の16試合続いた"オセロ状態"が、開幕2戦以来となる連敗で止まった。  プロ初勝利を目指して先発した中川が1回1失点で降板。ラミレス監督は「もちろん、ある程度投げてほしい期待はあったが、前回と同じ形の失点で、あのままだと流れがいってしまう」と早いタイミングでの交代を決断。試合後、中川は2軍再調整が決まった。  6月30日からのビジター15連戦は、6勝8敗(1試合は雨天中止)で負け越したが「去年ロードで苦戦したことに比べれば、勝率5割以上(貯金1)でホームに戻れることをポジティブに捉えたい」と指揮官。17日の巨人戦から9試合続く本拠地での戦いへ、気持ちを切り替えた。(浜浦日向)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1371 0.650
(↑0.018)
-
(-)
99118
(+9)
70
(+4)
28
(+3)
15
(+2)
0.265
(↑0.001)
3.300
(↓0.03)
2
(-)
ヤクルト
1291 0.571
(↓0.029)
1.5
(↓1)
98108
(+4)
108
(+6)
21
(-)
18
(+2)
0.251
(↑0.002)
4.480
(↓0.1)
3
(-)
DeNA
12110 0.522
(↓0.023)
2.5
(↓1)
9797
(-)
84
(+8)
21
(-)
4
(-)
0.282
(↓0.001)
3.600
(↓0.23)
4
(1↑)
中日
10131 0.435
(↑0.026)
4.5
(-)
9686
(+8)
114
(-)
13
(-)
5
(+1)
0.260
(↑0.003
4.580
(↑0.21)
5
(1↑)
阪神
9120 0.429
(↑0.029)
4.5
(-)
9967
(+6)
97
(+4)
23
(+2)
14
(-)
0.241
(↑0.002)
4.460
(↑0.02)
6
(2↓)
広島
8121 0.400
(↓0.021)
5
(↓1)
9999
(+4)
102
(+9)
22
(+1)
8
(+1)
0.283
(-)
4.560
(↓0.22)