阪神(☆6対4★)ヤクルト =リーグ戦6回戦(2020.07.16)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
02100001041000
阪神
00000303X6912
勝利投手:岩崎 優(2勝1敗0S)
(セーブ:スアレス(0勝0敗3S))
敗戦投手:清水 昇(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】サンズ(3号・8回裏ソロ),福留 孝介(1号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆阪神は3点ビハインドで迎えた6回裏、代打・福留の適時二塁打などで3点を挙げ、同点とする。勝ち越しを許した直後の8回には、サンズのソロと福留の2ランが飛び出し、逆転に成功した。投げては、4番手・岩崎が今季2勝目。敗れたヤクルトは、4番手・清水が誤算だった。

◆両チームのスタメンが発表された。先発は阪神が中田賢一投手(38)、ヤクルトが高橋奎二投手(23)。 ソフトバンクから新加入した中田は、6月28日DeNA戦(横浜スタジアム)で移籍後初先発。4回7安打3失点と悔しい結果に終わった。初の本拠地マウンドで、移籍後初勝利を狙う。 高橋は今季2度目の先発。山田哲は2試合連続でスタメンを外れ、代わりに宮本が「2番二塁」で今季初スタメンとなった。

◆ヤクルトのアルシデス・エスコバー内野手が先制適時打を放った。 2回、先頭の村上が右翼線への二塁打で出塁。1死一、二塁で、エスコバーはカウント1-1から阪神先発中田の115キロ変化球をとらえて左前へ運び、二塁走者の村上が生還した。ベンチに向かってガッツポーズを決めたエスコバーは「強い打球で内野の上を越すイメージでスイングをしました。先制できてよかったです」とコメントした。 15日の阪神戦では、来日1号の2ランを含む4安打3打点で2度目の猛打賞をマークしており、好調をキープしている。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(20)が5回途中で交代した。 2回に右翼線への二塁打、3回には中前打を放ち、5回の第3打席にも中前打で3打数3安打の猛打賞をマーク。出塁した後で、代走に広岡が送られた。 今季は、ここまで全22試合にスタメン出場。若き4番としての仕事を果たしていた。蓄積した疲労を考慮しての高津監督の采配とみられる。

◆阪神先発の中田賢一投手(38)が5回途中でマウンドを降り、移籍後初勝利は次戦に持ち越しになった。 ソフトバンクから移籍後、阪神中田としての甲子園登板は初めて。前回の6月28日DeNA戦(横浜)が4回3失点で負け投手だっただけに、雪辱を期す意気込みで本拠地初登板に臨んだ。だが、2回につかまった。 先頭の村上に右翼線への二塁打を打たれたことから1死一、二塁のピンチを招き、エスコバーに先制打。2死後、投手の高橋に四球を与えてしまい、満塁から坂口に押し出し四球。3回も3安打を浴びて3点目を失った。5回は無死一、三塁から山崎、雄平を抑えて2死までこぎつけたが、2安打を打たれているエスコバーを打席に迎えたところで矢野監督が交代を告げた。7安打3失点だった。 打席では2回2死一、二塁から中前打を放って満塁に好機を広げるなど、奮闘。だが登板2試合目も勝てず、中田は「2回の投手への四球と押し出しがもったいなかったですし、そこがすごく悔やまれます」と猛省した。それでも打線の奮起で、黒星は消えた。

◆阪神福留孝介外野手(43)が今季初打点となる同点適時二塁打を放った。2点を追う6回2死一、二塁。2番手小川の代打で登場。ヤクルト近藤の125キロ内角スライダーを捉え、右越えの同点適時二塁打となった。 「サンズと梅野(ともに四球)が2死から作ってくれたチャンスだったので、展開的にもランナーをかえすことができて良かったです」 開幕戦こそスタメン出場も、6月26日DeNA戦(横浜スタジアム)の先発出場を最後にスタメン落ち。代打での打席が続いていた。開幕から21試合目で待望の初打点は、貴重な同点打となった。 球界最年長の大ベテランは出場機会が減る中、打席確保のために2軍戦にも志願出場。9日にはデーゲームの2軍戦とナイターゲームの1軍戦を同日に出る「親子ゲーム」も敢行し、若手に交じってバットを振っていた。

◆ヤクルトの先発高橋奎二投手(23)は、5回2/3を被安打4の3奪三振、2失点で降板した。 2回2死から四球と連打で満塁のピンチでは、阪神近本をスライダーで空振り三振。無失点で切り抜けた。 3回1死では、阪神糸井に1球目を投じた後、右目を気にして一度ベンチに下がったが、すぐに戻った。 150キロを連発した直球と、110キロ台のカーブで緩急をつけた投球で、5回まで無失点に抑えた。 6回1死から1点を返され、2死一塁でマウンドを降りた。今季初勝利とはならず「今日は調子自体は良かったのですが、最後、自分の力不足で投げきれず申し訳ないです」とコメントした。

◆阪神ドラフト4位遠藤成内野手がプロ初打点&初マルチ安打をマークした。 9番二塁で出場。6回に左翼へ安打を放つと、8回は初長打となる左越えのタイムリー二塁打。「打つボールをしっかり決めて、スイングして1発で仕留めることができて良かったと思います」。井上に負けじと2安打1打点で存在感を示した。

◆ヤクルトが2回にエスコバーの先制適時打などで2点を奪った。3回にも雄平の遊ゴロで併殺崩れの間に1点を追加した。 阪神が6回に代打福留の2点適時二塁打などで同点に追いついた。先発中田は5回途中3失点で降板。移籍初白星はならなかった。 阪神が8回にサンズの3号ソロ、福留の決勝1号2ランが飛び出してヤクルトを振り切った。チームは4カード連続勝ち越し。 阪神岩崎が2勝目、スアレスは3セーブ目。ヤクルト清水は0勝1敗。

◆球界最年長の福留孝介外野手(43)の今季1号で、阪神がカード勝ち越しを決めた。 先手を取ったのは、ヤクルト。2回1死一、二塁からエスコバーの適時打で1点を先制し、なおも2死満塁から坂口が押し出しの四球を選んで2点目。3回も1死から4番村上の中前打で好機をつくり、3点目を挙げた。 阪神は6回に反撃。1死から大山が中堅越えの三塁打を放ち、ボーアの二塁ゴロの間に1点を返した。2死からサンズが四球を選び、代わったヤクルト2番手の近藤から梅野も四球を選んで一、二塁。ここで代打・福留が右翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち、同点に追いついた。 8回にヤクルトが代打・荒木の適時打で1点を勝ち越したが、その裏にサンズが同点の3号弾。梅野が安打で一塁に出塁し、福留が決勝の2ランを放った。9回はスアレスが無失点で締め、阪神が競り勝った。

◆指揮官が投打に必死のタクトで、阪神が接戦をものにした。 先発中田が苦しみながらも5回途中3失点。6回2死一、三塁から継投に入った。 2番手は本拠地初登場の新人小川。15日ぶりの登板も7番エスコバーを2球で打ち取り、ピンチをしのいだ。6回も小川が抑え、直後に打線が同点。7回は3番手能見が0を並べた。8回に4番手岩崎が勝ち越しを許すも、ビハインドは最少失点。攻撃陣が試合をひっくり返すと、最後は5番手スアレスがシーソーゲームを締めた。 前日15日は同点の終盤に救援の伊藤和がつかまり、接戦を落とした。試合後に矢野監督は「ああいうところでうちも粘っていかないと、上に行くのは難しくなる」。踏ん張ったヤクルトのリリーフ陣を例に、終盤の継投を課題に挙げていた。この日は先発から5投手の継投でつなぎ、粘り勝ちとなった。 「打」の采配も積極的に動き、打線が活性化した。 3点を追う6回1死無走者。攻略の糸口がつかめない先発左腕高橋に対し、ここまで2打席凡退の1番近本に代えて右打者の陽川を代打に送った。6回代打からの登場の福留もそのまま中堅の守備に就かせ、8回の第2打席で決勝弾。采配の早仕掛けが、4カード連続勝ち越しを呼び込んだ。【奥田隼人】

◆阪神新助っ人ジェリー・サンズ内野手が貴重な同点弾で、福留の劇打を呼び込んだ。「6番左翼」で先発し、1点を追う8回1死無走者。4番手清水の136キロフォークボールを左翼席に運んだ。 今季3号の同点ソロは本拠地初アーチ。「相手投手の球種も頭に入っていたし、準備もしっかりできていたので、最高の結果になって良かったね」。これで4試合連続安打。ボーアに負けじと、こちらの助っ人も調子をぐんぐん上げている。

◆阪神福留孝介外野手が14年以来6年ぶりに中堅の守備に就いた。 福留は43歳だが、43歳以上のシーズンに中堅を守ったのは、岩本義行(東映)が44歳シーズンの56年に4試合守って以来2人目。

◆ヤクルトは、28歳の誕生日を迎えた山田哲人内野手が2試合連続でスタメンを外れた。「2番・二塁手」には宮本丈内野手(25)が入り、今季初スタメンとなった。 高橋奎二投手と西田明央捕手の先発バッテリー。また西浦直亨内野手がスタメンを外れ、5番には山崎晃大朗外野手が入った。 山田哲は、この日の全体練習のアップには参加。長めのキャッチボールをしたが、打撃練習や守備練習は行わなかった。15日阪神戦を疲労のため欠場しており、2試合連続でのベンチスタートとなった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(20)が16日の阪神戦(甲子園)にスタメン出場したが、右足の張りのため5回途中で交代した。第3打席で中前打を放ち3打数3安打。出塁した後で、代走に広岡が送られた。今季は、ここまで全22試合にスタメン出場していた。高津監督は「足に張りが出た。本人は『出ます』と言ったが、僕が強制的に途中で代えた」と話した。

◆ヤクルトは勝ちパターンの清水昇投手が今季初失点を許し、逆転負けを喫した。 1点を勝ち越した直後の8回、阪神サンズに3号ソロ、福留に1号2ランを浴び、計3失点。マウンドで悔しそうな表情を見せた。18年ドラフト1位ルーキーは今季12試合目で1敗目。 高津臣吾監督は「ここまでよく頑張った。やられたことは反省して、また次、登板しないといけないのがリリーフ」と話した。

◆阪神梅野隆太郎捕手が規定打席に到達し、打率3割5分7厘でチームトップに立った。 「7番捕手」で先発し、8回に左前打で3試合連続安打。直後の福留弾をお膳立てした。この日は4打席に立ち、2四球も選んで2打数1安打。開幕直後こそ坂本や原口との併用が続いたが、6月28日DeNA戦(横浜スタジアム)からは先発マスクを守り続ける。リード面や強肩などで投手陣も支え、攻守で存在感を示している。

◆阪神ジャスティン・ボーア内野手の連続試合安打が8試合で止まった。 試合前半はヤクルト先発高橋の快速球とスライダーに苦しみ、沈黙。2日中日戦(ナゴヤドーム)以来の無安打(4打数)に。 だが3点を追った6回1死三塁では二塁ゴロで三塁走者の大山をかえし、貴重な1点をたたき出した。前日15日に5カード連続アーチをかけた際にも「勝つためにもっと打ちたい」と語っていた。チームトップの通算13打点で逆転勝利を呼んだ。

◆ヤクルトの先発高橋奎二投手(23)は、5回2/3を被安打4の3奪三振、2失点で降板した。 6回1死から1点を返され、2死一塁でのピンチで、106球でマウンドを降りた。 高津監督は「(ファームで)心も体もリフレッシュして戻ってきて、すごくいいピッチングをしてくれている。力みも消えて、少し成長したようには見える」と評価した。 一方で、6回を投げきれずに降板したことについては「あそこが1つの乗り越えないといけない6イニング目というところだったと思うけど、少しずつ前進しているのかなと思う。ナイスピッチングだった」と話した。

◆福留健在だ! 現役最年長の阪神福留孝介外野手(43)が劇的な逆転勝ちを導いた。2点を追う6回の代打で今季初打点となる2点二塁打。6年ぶりの中堅守備に就くと、再び同点で迎えた8回は中越えに1号決勝2ランを運んだ。開幕から不調が続いたが、敗色ムードを振り払う復活の2安打4打点。チームは4カード連続の勝ち越しを決め、再び最下位を脱出した。夜空に舞った白球が一直線に伸びた。球界最年長、43歳福留のひと振りが試合を決めた。6番サンズの同点ソロで追いついた8回1死一塁の場面。ヤクルト清水の初球145キロを狙い澄ましてフルスイング。打球はバックスクリーンの左横に飛び込んだ。「サンズも同点にしてくれて、リュウ(梅野)もつないでくれた。初球からいってやろうと思っていた。打った瞬間、これは届くなと」。土壇場で試合を決める1号2ラン。千両役者は表情を変えることなくダイヤモンドを1周した。 試合の流れを引き寄せたのも背番号8のバットだった。2点を追う6回2死一、二塁。2番手小川の代打で登場すると、2番手近藤の125キロ低めのスライダーに食らいついた。打球は低い弾道で右翼手の頭を越える同点2点適時二塁打。今季甲子園初ヒット。さらに過去12人しかいないNPB通算400二塁打まで、あと5と迫る二塁打で21試合目にして今季初打点を挙げた。 与えられた仕事を全うする。6月26日DeNA戦(横浜スタジアム)の先発出場を最後に控えに回った。運動量を減らさないように、練習前のグラウンドでは黙々とランニングを続ける。9日には打席確保のために2軍戦にも志願出場。7回からは6年ぶりに中堅の守備についたが、「今日初めて守ったわけでもないですし、いろんなことを出来るように準備している」。試合中はベンチの前列に陣取り、この日は戻ってきた先発中田にアドバイスを送る場面もあった。 故郷にも勇気を与えた。今月上旬から九州地方を襲った豪雨。福留の出身地である鹿児島も例外ではなかった。幼少期を過ごした大崎町では記録的な大雨を観測。町内は国道など至る所が冠水し、土砂崩れも発生した。中学時代に白球を追った鹿屋市内のグラウンド周辺も大きな被害に見舞われた。広島遠征中だった6日には親族に連絡を入れて安否を確認したほどだ。厳しいプロの世界で活躍を続ける福留の姿は、今でも地元の人たちのパワーになっている。 大ベテランの劇弾でチームは最下位を脱出し、4カード連続の勝ち越しを決めた。矢野監督は「いやもう、うれしいです。叫びたいくらいうれしい」と両手を広げてヒーローを出迎えた。超満員とはいかないが、この日も4461人がスタンドから試合を見つめた。福留は心強い虎党の存在について「打席でコールされた時に勇気にもなるし、ありがたい」と感謝し、「明日からもみんなで粘っていいゲームをしたい」と約束。頼れる野球職人が、追い込まれた虎を救った。【桝井聡】 ▼福留の1試合4打点以上は国内28度目(メジャー5度)。過去はいずれも先発した試合で、途中出場して4打点は日米通じて初となった。

◆阪神が劇的な逆転勝利を飾り、最下位を脱出した。けん引したのは、現役最年長の阪神福留孝介外野手(43)だった。2点を追う6回に代打で登場し、同点の2点二塁打。再び同点で迎えた8回は1号決勝2ランを放った。チームは4カード連続勝ち越し。試合後の矢野燿大監督(51)の主なコメントは以下の通り。   -もつれた展開で逆転勝ちし いやもう、うれしいです。叫びたいくらいうれしいです。 -叫びたいとは わーっ! って言いたいです。 -福留が大活躍 本当にね。代打でいって同点タイムリー、最後も決勝ホームラン。孝介もスタメンからちょっと外れて悔しい思いをしていますし、球場にも一番に来て体を動かしてランニングをしたり、2軍の試合にも自分から行くと言って。そういう本当のプロの気持ち、背中を見せてくれる。そういう選手がいてくれるのはチーム全体に(とっていい)。きょうはミスもあったのでね、そういうところも払ってくれて、孝介がやってくれたってのはうれしいです。 -中堅も守った もう孝介は経験もありますし、年齢は重ねましたけど、ポジションはどこでもできる。そういうところで、孝介で勝負しようと。うまいから、そういうのも想像しながらこっちも準備していたので、心配なく。 -サンズも貴重な本塁打 そうですね。昨日とよく似た試合で、追いついて流れが来そうなところで、また1点取られてというところで、サンズが追い付いてくれたので。そういうところではホームランがいい形で出たってのは、チーム全体にもいい影響を与えたと思います。 -中田の投球は 状態自体はいいかなと見えましたし、ボールも良かったけど、ただ四球がちょっともったいなかったという感じはありますけど。あのボールならもっといい投球できそうな、そういう感じに見えました。 -中継ぎで小川も好投 久しぶりの登板でしたけど、途中から行くというね。すごく難しいんですけど、しっかり打ち取って帰ってきてくれたというのは大きいです。まだ経験は少ない選手なんで、どんどんそういう場で経験を積んでチームの力になってほしいと思います。 -甲子園でチームは好調 野球ができない時期、無観客、そしてお客さんも入ってもらって、甲子園で野球ができるというのは当たり前じゃないんでね。それは選手と感じながらファンの人が入ってもらって後押ししてもらっているんでね。やっぱり甲子園で野球ができるのはいいなと思います。 -明日は青柳 今日の勝ちが明日につながると思うんでね。全員で勝ちにいきます。

◆阪神ロベルト・スアレス投手が9回を無失点で締め、3セーブ目を挙げた。先頭の山崎を歩かせたが、1死からエスコバーを併殺。「セーブを挙げるチャンスだったから、それをしっかりと生かせるように集中してマウンドに上がったよ。先頭バッターの四球が悔やまれるけど、その後、1球1球丁寧に投げることができたからよかったね」と反省と収穫を口に。 中田とスアレスの同一試合登板の勝率は、8割1分8厘のハイアベレージだ。

◆阪神中田賢一投手が5回途中で降板した。ソフトバンクから移籍後初の甲子園登板。2回1死一、二塁でエスコバーに先制打。2死二、三塁で投手の高橋に四球を与えてしまい、満塁から坂口に押し出し四球。3回に3点目を失った。5回2死一、三塁で、2安打を打たれているエスコバーを迎えたところで矢野監督が交代を告げた。 登板2試合目も勝てず、中田は「2回の投手への四球と押し出しがもったいなかったですし、そこがすごく悔やまれます」と猛省。矢野監督は登板間隔が中17日とあいても状態を整えてきた姿勢を認めながらも「ちょっと痛いところの四球というのが」と首をかしげた。

◆能見篤史ら中継ぎ陣の力投が、阪神の逆転勝利を呼んだ。0-3の5回2死一、三塁で小川一平が先発の中田賢一を救援し、エスコバーを三塁ゴロに。6回2死満塁も広岡を二塁ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。 打線が6回裏に追いつき、同点の7回に能見が登板。2死から歩かせたエスコバーに二盗を決められ、2死二塁のピンチを背負うも西田を空振り三振。マウンドでめったに表情を変えない能見がグラブをたたき、感情をあらわにした。 矢野監督は「能見の働きが大きかった。きっちり1イニングいってくれたっていうのも。すごくいい仕事をしてくれたので、助かりました」と勝因に挙げた。6月30日中日戦でアルモンテに満塁弾を浴び、がっくりと肩を落とす姿も見ただけに、粘投がうれしかった。野手で43歳の福留孝介、投手で41歳の能見が頼れる姿を見せ、最下位を脱出した。

◆阪神矢野監督が攻めの選手交代だ。序盤からビハインドとなり、代打や野手交代も早めの展開に。5回裏の攻撃では1番近本に代え、代打陽川を送った。 矢野監督は「チカがヒットを打つ可能性はあったし、何が正解か分からないけど、俺の判断でチームを動かさせてもらっている以上、何か変化をもたらす、このままじっとしているより、何か今後のことも考えながら、あそこで陽川とかちょっと動きを入れていくことが必要と思った」。 近本が代打を送られるのは今季初めてで、昨年6月30日中日戦以来、2度目。この場面、陽川は安打できなかったが、攻撃的な姿勢が光ったシーンだった。

◆パパは今日もやったぜ! 阪神の新助っ人ジェリー・サンズ外野手(32)が、貴重な同点弾で劇的な逆転勝ちをお膳立てした。 勝ち越しを許した直後の8回1死。4番手清水の落ちきらなかった136キロフォークボールを仕留めた。「甘い球が来れば、しっかり強くたたこうと。少し高めに浮いてきたので、しっかりとたたけました」。バットにうまく乗せて運んだ打球は、歓喜の虎党も混じる左翼席へ。甲子園初アーチとなる3号同点ソロが、直後の福留弾への流れを生んだ。 この1発で4試合連続安打。一時は1割を切っていた打率も、2割6分8厘と数字を上げてきた。活躍の陰には、"小さな打撃コーチ"の存在がある。本拠地甲子園の試合には、モーガン夫人と2人の息子が観戦に訪れている。時には打席を待つ次打者席で子どもたちに手を振り、パワーをもらっている。三振した試合では「もう三振しないで」と喝も入った。この日は父の格好いい姿を見せられたが、第1、2打席の三振に「最初の2打席...もしかしたら怒られるかもしれないね」と笑みがこぼれた。 矢野監督は同点弾を「ホームランがいい形で出て、チーム全体にもいい影響を与えた」と高評価。日頃から研究熱心な新助っ人は、チームメートの背中にも学んでいる。この日復活の決勝弾を放った福留もまた、その1人。「先発であろうとなかろうと、毎日同じようにしっかり準備されている素晴らしい方。そばにいてくれるのは心強い」と、リスペクトも忘れない。 本拠地初のお立ち台でトラッキー人形をゲットした。「1つだったら子供たち(2人)がけんかになるから、早く2つ目がもらえるように頑張るよ」。小さなコーチにもう1つ人形を贈ることを約束した。甲子園のダイヤモンドをゆっくり堪能し、ヒーローインタビューでは「アリガトウゴザイマス! ガンバリマショウ!」と力強く宣言した。サンズのバットも上昇気流に乗り、チームを勢いづける。【奥田隼人】

◆福留健在! 現役最年長の阪神福留孝介外野手(43)が劇的な逆転勝ちを導いた。2点を追う6回の代打で今季21試合目で初打点となる2点二塁打。6年ぶり中堅守備に就くと、再び同点で迎えた8回は中越えに1号決勝2ランを運んだ。開幕から不調が続いたが、敗色ムードを振り払う復活の2安打4打点。チームは4カード連続勝ち越しを決め、再び最下位を脱出した。▼43歳の福留が今季初本塁打。阪神の選手が満43歳以上のシーズンで本塁打を放ったのは、金本が44歳6本(12年)、43歳12本(11年)に続き2人目となった。 ▼福留は今季初打点。シーズン出場13試合目での記録は、メジャー時代ホワイトソックス在籍の12年7試合目を超えて最遅。なお日本で最も遅かったのは、中日時代の06年4月7日巨人戦での6試合目。

◆阪神の糸原健斗内野手(27)が、第1打席に中前打を放ち、自己最長を更新する8試合連続安打をマークした。  プロ4年目に入った虎の主将は、これまで昨年8月18日の巨人戦(東京ドーム)から、25日のヤクルト戦(神宮)まで続いた7試合連続安打が最長だった。この日は、一回の第1打席に、ヤクルトの先発・高橋の125キロ変化球をしぶとく中前に運び、さっそく記録更新。前日の同戦では、プロ通算5号目となる本塁打を放つなど、絶好調の主将が打線を牽引(けんいん)する。

◆ヤクルトの新助っ人、アルシデス・エスコバー内野手(33)が16日、阪神6回戦(甲子園)に「7番・遊撃」で先発出場。二回1死一、二塁から先制の左前適時打を放った。  相手の先発右腕・中田が投じたスライダーを見事に捉え「強い打球で内野の上を越すイメージでスイングをしました。先制できてよかったです」とうなずいた。  前日15日の同戦では、来日1号2ランを含む4安打3打点で勝利に貢献。米大リーグでゴールドグラブ賞を受賞した経験のある名手が、バットでも貢献している。

◆阪神先発の中田賢一投手(38)は、4回2/3を投げ、7安打3失点だった。  「二回の投手への四球と押し出しがもったいなかった。そこがすごく悔やまれます。チームも追いついてくれましたし、あとは逆転してくれるよう、しっかり応援します」  一回こそ三者凡退に抑えたが、二回1死一、二塁からエスコバーに先制の左前適時打を浴びると、なおも2死満塁とし、坂口に痛恨の押し出し四球。三回には、雄平の遊ゴロの間に走者が生還し、0-3とされた。それでも五回は無死一、三塁のピンチを招くも、山崎を三邪飛。雄平を空振り三振に斬り、101球目を投じたところで交代を告げられた。移籍後初勝利を目指したが、悔しい登板となった。

◆阪神のドラフト6位・小川一平投手(23)=東海大九州=が、五回途中から2番手として登板。公式戦で初めて甲子園のマウンドに立った。  「(公式戦では)甲子園初登板でしたし、ファンの方々の前で投げることも初めてだったので緊張しましたが、自分のペースでしっかりと投げることができてよかったです」  先発・中田の後を受け、五回2死一、三塁の場面でマウンドに立った。緊迫した場面も、エスコバーを三ゴロに抑え、見事に火消し。続く六回もマウンドに上がると、2死満塁とピンチとしたが、広岡を二ゴロに抑え、ここも無失点で切り抜けた。力投するルーキーに場内から大きな拍手が送られた。  小川は7月1日の中日戦(ナゴヤ)以来の登板。甲子園での公式戦初登板に加え、有観客での投球も初めてだった。虎党へお披露目となったルーキー右腕が、自慢の快速球で甲子園を沸かせた。

◆阪神・福留孝介外野手(43)が、1-3で迎えた六回2死一、二塁の場面で代打で登場。右翼へ同点の2点二塁打を放った。  この試合前まで打率・120と苦しんできたが、ここぞの集中力はさすがだった。カウント1-1から3球目、近藤の125キロ変化球を一閃。打球は右翼手の頭を越え、一気に走者二人が生還した。球界最年長の大ベテランが開幕後、31打席目で挙げた今季初打点はチームを救う起死回生の一打となった。

◆阪神は、ヤクルトに6-4で勝利。終盤に反発力を見せ、4カード連続勝ち越しとした。  先発の中田が二回にエスコバーに先制の適時打を許すなど2失点。その後も踏ん張り切れず、4回2/3を7安打3失点で降板した。  打線は1-3の六回2死満塁で代打・福留が右越えの2点二塁打で同点に追いついた。  八回に4番手・岩崎が勝ち越しを許したが、その裏の攻撃でサンズが同点のソロ。さらに福留がバックスクリーンへ決勝2ランを放ち、逆転勝利した。  4位の広島が敗れ、5位の中日が勝利したため、阪神は1日で最下位脱出。5位に浮上した。

◆ヤクルトの村上が3-0の五回に中前打を放ったところで退いた。高津監督は「右の脚に張りが出た。本人は出ますと言っていた(ので先発出場させた)が、強制的に代えた」と説明。3打数3安打と活躍した後の交代だったことから深刻な状況ではないようだ。  ただ、代走からそのまま4番に入った広岡が六回と八回の好機で凡退し、チームは痛い逆転負けを喫した。主砲の存在の大きさを、負の意味で感じさせる試合となった。

◆勝利を目指す積極策に聖域は存在しない。五回1死。中盤にもかかわらず、矢野監督は近本に代打・陽川を選択した。  「チカ(近本)を使った上で安打を打つ可能性はあったし、何が正解かは分からないけど。チームを動かさせてもらっている以上、何か変化を」  3点を追う展開。「そのままだと流れが変わらない。動かない」と思い切って代えた。  近本は二回2死満塁で空振り三振に倒れるなど2打数無安打。4日の広島戦で3安打を放った後の8試合は30打数4安打だ。将が復調を願う気持ちも期待も消えない。それでも「じっとしているより何か今後のことも考えながら。ちょっと動きを入れていくということが必要」と個人的にも、チーム全体にも刺激を注入した。  背番号5は1日の中日戦でも途中交代したが、代打を送られたのは昨年6月30日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、プロ2度目。シーズン中も続く「競争」に例外はない。

◆ヤクルトは、2度のリードを守れず惜敗。不動の4番を務めてきた村上宗隆内野手(20)が右脚の張りで途中交代し、高津臣吾監督(51)は「『出ます、出ます』と言ったんだけど、体調管理をするのも僕の仕事。強制的に代えました」と明かした。  村上は五回、3安打目となる中前打を放ったところで代走を送られた。山田哲が前日に続き疲労を考慮して欠場するなど主軸が不在の中、カード勝ち越しを逃した。  ただ"伏兵"の輝きは朗報だ。3-3の八回、途中出場の高卒5年目外野手・渡辺が中前打を放ち、二盗に成功。坂口の犠打で三塁に進み、代打・荒木の右前打で一時勝ち越しの生還を果たした。リーグトップのチーム盗塁数(18)を誇る機動力で一矢報いた。  高津監督は、17日以降の村上の出場について「多分出られると思う。また報告を聞いてになる」と説明した。新型コロナウイルスの影響で長期ロードが続く変則日程を全員野球で乗り切る。(赤尾裕希)

◆虎を救う一発が左翼ポール際へと突き刺さった。サンズの甲子園初アーチは起死回生の3号同点ソロ。助っ人のひと振りが逆転劇の口火となった。  「甘い球が来たらしっかり強くたたこうと思っていたよ。感触もよかったし、飛んだ方向もよかったから、打った瞬間にいってくれると思ったね。最高の結果になってよかったよ」  3-4と1点を勝ち越された直後の八回だった。11試合に登板し、防御率0・00だった右腕・清水の136キロ変化球を振り切った。打球は弾丸ライナーで左翼席へズドン。敗戦ムードを吹き飛ばし、球場のボルテージは最高潮。逆転3ランを放った6月27日のDeNA戦(横浜)に続き、チームの救世主となった。  絶好調のボーアの陰に隠れがちだが、サンズはこれで4試合連続安打。打率も・268まで上昇した。まだ対戦経験のない投手も多いが「チームメートの打席を見ていると、(対戦が)2回目で対応している。参考にしながらやっているよ」。盗めるものはすべて盗む。まじめな助っ人はまだ進化の途中だ。   無安打のまま帰宅すると「もう三振しないでよ」と嘆く2人の息子も、この日の活躍には大興奮のはず。それでもユーモアたっぷりのS砲は「最初の2打席(いずれも三振)で怒られるかもよ」とニヤリ。本拠地・甲子園で初のお立ち台にも立った。ヒーローに渡されるトラッキーのぬいぐるみを手にし、パパは誓った。  「トラッキー人形が1つだと、子供たちが(2人なので)けんかになるから、早く2つ目がもらえるように頑張るよ」  窮地に陥ろうと虎にはサンズがいる。意外性のある男が、これからも幾度となく救世主となる。(原田遼太郎)

◆千両役者や!! 阪神は3点差を追いつき、ヤクルトに逆転勝ち。殊勲は八回に決勝2ランを放った福留孝介外野手(43)。代打出場から1試合4打点&6年ぶりの中堅守備。矢野燿大監督(51)は「叫びたいぐらい。ワーーッ!!」と4カード連続の勝ち越しと最下位脱出に大喜びした。  打った瞬間、誰もがホームランと確信した。4461人が駆けつけた甲子園が一番の盛り上がりをみせた。福留がダイヤモンドを一周する。ボーアらが顔をくしゃくしゃにして喜ぶ。"エアーハイタッチ"での祝福に、ベテランが身を任せた。  「その前の打席の勢いのまま、初球からいってやろうと思ってました。打った瞬間に届くなと思いました」  4-4と同点に追いついた八回、なおも1死一塁で打席に立った。清水の初球、145キロ直球を一閃した。白球はバックスクリーン左へと着弾。今季32打席目での1号は貴重な勝ち越しの2ランだ。  劇場の幕開けは1-3の六回2死一、二塁での代打登場だった。そこでも試合を振り出しに戻す右越え2点打。「ちょっと詰まっていたので、越えてくれと思ったけど、越えてくれてよかったです」。今季初打点の後、中堅の守備に入った。2014年以来、6年ぶり。「準備も練習からやっているので、特に難しいことをしているということでもない」と、さすがの平然ぶりをみせた。  「心臓に毛が生えている」と自ら笑うが、そんな男でも、今季は苦しいスタートを強いられた。  開幕こそスタメンで出場も調子が上がらず、6月27日のDeNA戦(横浜)からスタメンを外れ、代打待機となった。出場試合が限られてくる中で9日には志願で2軍戦に出場。3打席の予定だったが、これも志願して1打席おかわりした。できる準備はどんなことでもする。プロ根性の塊が、結果を出した。  今季初めて3点差を逆転勝ち。最下位をわずか一日で脱出した。矢野監督はテレビ会見で大はしゃぎ。「叫びたいくらいうれしいです。ワーーッ!!っていいたいです」と元虎の葛城育郎の「ウォー!」を思い出させるような雄たけびをあげた。  「なかなか調子もあがらない中でお客さんの拍手とかすごく勇気になりますし、ありがたい。何とかしてやろうという気持ちになる」とファンへ感謝の気持ちを話した福留。まだまだ元気。チームのため、ファンのために勝利へと導く。(菊地峻太朗)

◆なんちゅう43歳なんや!? 福留孝介さまー!!  阪神ファンからしてみれば、まさに神様、仏様、福留様。六回は代打で同点の2点二塁打、八回は初球を狙い打ちで決勝の2ランです。  今季初勝利を目指して、六回途中まで阪神打線を封じ込んでいたヤクルト先発、高橋にしてみればその夢をひと振りで打ち砕くんだから、生涯忘れられない夜になったのだろうなあ...。高橋くん、これがプロ野球よ!  敵ながら切れのある球をほうる若燕だから、これをバネに大左腕になったれー!!  岩崎が八回によもやの1点を許し、嫌なムードになったその裏のサンズの同点アーチもしびれた!! てか、このヤクルト3連戦の虎の得点は「6」「5」「6」と開幕直後の打てない虎は遠い昔...。  ムフフ...。実は1勝6敗で迎えた6月27日のDeNA戦からボーア、サンズの2人がスタメンに顔を並べるのだが、それから12試合で2人そろってノーヒットはなんと「0」。ってことで、もう貧打とは言わせんでェ!! さあ中日戦で前回の3連敗をそっくり返す連勝や!!

◆矢野監督が五回、近本に代打・陽川を送り、その陽川に中堅を守らせ、さらに六回に代打で同点打を放った福留に、6年ぶりに中堅を守らせた。  間接的ではあるが、この積極的な交代が決勝点につながったのだから、好采配と言っていい。  近本に関しては、代えられてはいけない選手の一人。が、二回2死満塁からの空振り三振に象徴されるように、この日の打席内容、それ以上に精神的な部分を考慮すればやむを得ない代打だった。ただし、17日以降は、再び「1番」で起用すべきだと、個人的には思う。  福留には、さすがという言葉しか出てこない。球界最年長の43歳になり、プレーしながら常に「引退」の2文字と向き合っているはず。開幕から結果が出ない時期が続くと、諦めの気持ちが出ても不思議ではないが、そんな姿は全く感じられない。  2軍戦にも志願して出場。照れが出てしまい、なかなか行動に移せないものだ。それを実行できるすごさがある。相手の得意の球を狙う、配球の読みも見事だった。矢野監督がきょう以降、どんな起用をするか、楽しみだ。(本紙専属評論家)

◆ヤクルト・高津臣吾監督(51)が16日の阪神6回戦(甲子園)後、先発し、5回2/3を投げ2失点と粘りの投球を見せた高橋奎二投手(23)について「力みも消えて、少し成長したように見える」と評価した。  龍谷大平安高から入団して5年目の左腕は今季、開幕ローテーション入りが有力視されていたが、結果を残せず無念の開幕2軍スタート。制球を安定させるためにフォームの修正などに励み、再び1軍の舞台に戻ってきた。  高津監督は2軍監督時代、故障と闘う高橋の姿を見守り、アドバイスを送ってきた。性格や特徴などをよく知るだけに「開幕の頃に状態が良くなくて、一回ファームに行ってもらって、心も体もリフレッシュして戻ってきてくれてからは、すごくいいピッチングをしてくれている」と目を細めた。  そのうえで、六回途中で106球を要し、降板したことについて「あそこが一つの乗り越えないといけないところ。100球ぐらい。乗り越えないといけない6イニング目というところだったと思う」とさらなる成長を期待した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1371 0.650
(↑0.018)
-
(-)
99118
(+9)
70
(+4)
28
(+3)
15
(+2)
0.265
(↑0.001)
3.300
(↓0.03)
2
(-)
ヤクルト
1291 0.571
(↓0.029)
1.5
(↓1)
98108
(+4)
108
(+6)
21
(-)
18
(+2)
0.251
(↑0.002
4.480
(↓0.1)
3
(-)
DeNA
12110 0.522
(↓0.023)
2.5
(↓1)
9797
(-)
84
(+8)
21
(-)
4
(-)
0.282
(↓0.001)
3.600
(↓0.23)
4
(1↑)
中日
10131 0.435
(↑0.026)
4.5
(-)
9686
(+8)
114
(-)
13
(-)
5
(+1)
0.260
(↑0.003)
4.580
(↑0.21)
5
(1↑)
阪神
9120 0.429
(↑0.029)
4.5
(-)
9967
(+6)
97
(+4)
23
(+2)
14
(-)
0.241
(↑0.002
4.460
(↑0.02)
6
(2↓)
広島
8121 0.400
(↓0.021)
5
(↓1)
9999
(+4)
102
(+9)
22
(+1)
8
(+1)
0.283
(-)
4.560
(↓0.22)