楽天(☆9対2★)西武 =オープン戦1回戦(2020.03.11)・静岡草薙球場=
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西武
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楽天
00332010X91102
勝利投手:弓削 隼人(1勝0敗0S)
敗戦投手:伊藤 翔(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】島内 宏明(2号・3回裏3ラン),ウィーラー(1号・5回裏2ラン)

  DAZN
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◆楽天は島内がオープン戦2号となる先制3ランを放つ活躍。好機で勝負強さを発揮した。対する西武は、先発・高橋光が2回無安打無失点の投球。前回登板に続いて好投を披露し、状態の良さを示した。

◆楽天島内宏明外野手(30)がオープン戦第2号となる先制3ランをバックスクリーンに放り込んだ。 3回2死一、三塁。西武2番手の伊藤の初球、真ん中低めの直球を捉えた。2月29日のロッテ戦以来7試合ぶりの1発。試合前時点で23打数7安打、打率3割4厘と好調を維持している。 「打ったのはたぶんストレートだと思います。1打席目はミスショットして捉えられませんでした。2打席目は金森式で内からぎゅっとバットを出す意識でボールを捉えることができました」と打撃コーチの助言を体現し、結果につなげた。

◆19年目の西武栗山巧外野手がベテランらしい安定感を見せた。 3回にチーム初安打を右前へ打つと、5回には左前へ運び、唯一の2安打を放った。11年には東日本大震災で開幕延期を経験。個人として復興地支援を行ってきた。5回裏の途中、両軍はベンチ前で黙とう。栗山は「今までやってきた延長線上で、いいものを出せるようにやった。慌てることなくペースを保ってやっていきたい」と話した。

◆楽天島内宏明(30)が、「東北」の思いを胸に1発を放った。東日本大震災から9年を迎えたこの日、球場に掲げられた日の丸、球団旗は半旗となり、犠牲者に追悼の意を表した。 コーチの助言を体現し、一振りで決めた。島内は3回2死一、三塁。西武2番手の伊藤の初球、真ん中低めの直球を振り抜いた。「手応えはそんなによくなかった」と振り返ったが、打球は飛距離122メートルあるバックスクリーンまで飛んだ。「金森式で内からぎゅっとバットを出す意識でボールを捉えることができました」。2月29日のロッテ戦以来7試合ぶりの1発を喜んだ。 当時震災が発生した午後2時46分。楽天の首脳陣、選手がベンチ前に整列。1分間の黙とうを行った。「今日は特別な日だった。いつもこういう気持ちを持って、ファンのためにプレーしていきたい」と島内。被災地球団の選手として、東北を野球で盛り上げる。【佐藤究】

◆3年ぶりに日本復帰した楽天牧田和久投手が古巣西武と初対戦し、奪三振ショーを見せた。 8回から登板。森越をスライダー、山野辺を直球、呉念庭を92キロのカーブでそれぞれ仕留めて3者連続空振り三振を奪った。 渡米前に7年間在籍したチームにも「そこまで意識はしていない」。 今季2度目の実戦マウンドを1回無失点で終え「もっとボールの強さがほしい」と自らに求めた。

◆地震発生時刻の午後2時46分に1分間、黙とうをささげた。楽天は西武とのオープン戦の5回裏2死の場面で試合を中断。 両チームの首脳陣、選手らがベンチ前に整列し祈りをささげた。三木監督は「東北のプロ野球のチームとして、野球を通じて何かできることがあれば力になりたい」と話した。

◆西武が1月31日から続いた40泊41日の長期遠征を終え帰京した。本拠地のメットライフドームが改修工事とあって、宮崎・南郷での春季キャンプ後も九州、広島、名古屋、静岡と北上しながら転戦。13日ヤクルト戦で今季初の本拠地開催を迎える。 延期した開幕に向け、辻監督は「実戦感覚はやっておかないといざというときできなくなる。(若手は)まだチャンスがある。ただ狭き門だからね」と競争を促す。

◆楽天の島内宏明外野手(30)が11日、西武とのオープン戦(静岡)に「3番・左翼」で出場し、オープン戦2号3ランを放った。   0-0の3回二死一、三塁。伊藤の初球を捉え、バックスクリーンに先制弾。球団広報を通じて「打ったのは、たぶんストレートだと思います。1打席目はミスショットして捉えられませんでした。2打席目(3ラン)は"金森式"で、内からギュッとバットをだす意識でボールを捉えることができました」とコメントした。

◆楽天-西武とのオープン戦(静岡)は11日、楽天の五回の攻撃途中に試合を一時中断。2011年3月11日、東日本大震災が発生した午後2時46分に合わせ、被災者に1分間の黙祷(もくとう)をささげた。  両軍の監督、コーチ、選手はベンチ前に整列。西武ナインは守備位置から、半旗が掲げられたバックスクリーンに向けて、哀悼の意を示した。  岩手・普代村出身の楽天・銀次は「東北出身でもあるし、東北の球団にもいる。毎日、被害を受けた人のために、意識してやらないと。3月11日だけでなく毎日そう思ってやっていく」と話していた。

◆西武の栗山は巧みな打撃で2安打をマークした。左投げの弓削から三回に変化球を捉えて右前打を放つと五回には速球を左前打。「同一リーグの投手が相手なので、気を引き締めてやった。思ったよりいい形で捉えることができた」と自賛した。  今季は開幕が例年より早く設定されていたことから、ペースを速めて調整してきた。開幕延期にもベテランらしく動じることはなく「慌ててやらないといけないことはなくなった。ペースを保っていく」と話した。

◆楽天の島内が三回2死一、三塁でオープン戦2号3ランを放った。この回から登板した伊藤から中越えへ豪快にたたき込んだ。打率3割2分と調整は順調。「しっかりトレーニングできているから。引き続きやって強い体をつくる」と力強かった。  東日本大震災から9年を迎えた。震災翌年の2012年に入団。東北を拠点とする球団の一員として常に被災地と歩んできた。「特別な日。ファンのためにプレーしていく」と決意を新たにした。

◆楽天・銀次内野手(32)が11日、西武とのオープン戦(静岡)に「7番・一塁」で先発し、2打数1安打。岩手・普代村出身で3児の父が、東日本大震災を風化させないことを誓った。  「自分の子供にも、選手みんなの子供にも、震災のことを伝えていけたらいい。個人的には心のどこかにおいてほしい」  3月11日は特別な日だ。故郷は壊滅的な被害こそ免れたが、少年時代に白球を追った球場は津波にのみ込まれた。いまも、仙台空港に行くと津波で流された防風林を思い出し、胸を痛める。  試合では五回の攻撃時に一時中断。両軍は同震災が発生した午後2時46分に合わせ、被災者に1分間の黙祷(もくとう)をささげた。半旗を掲げたバックスクリーンに向いて、心の中で手を合わせた。  四回の2打席目、2死後から遊撃内野安打に失策が絡んで二進。直後に、代走を送られて、お役御免となったが、この回3得点の口火を切った。  「この日だけではなく、毎日、被害を受けた人のために意識してプレーする」と銀次。「必死に勝って、被災地の方々の笑顔がみたい。優勝して笑い合いたい」。7年ぶりのリーグ優勝&日本一制覇に向けて、全力で駆け抜ける。(広岡浩二)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
630 0.667
(↑0.042)
-
(-)
49
(+6)
25
(+3)
10
(-)
9
(+4)
0.257
(↑0.001)
2.360
(↓0.08)
2
(2↑)
楽天
740 0.636
(↑0.036)
0
(-)
51
(+9)
34
(+2)
8
(+2)
11
(+2)
0.259
(↑0.007
2.540
(↑0.06)
3
(1↓)
広島
531 0.625
(↓0.089)
0.5
(↑1)
50
(+1)
43
(+7)
7
(-)
4
(-)
0.295
(↓0.006)
4.440
(↓0.38)
4
(1↑)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
0.5
(-)
41
(+7)
35
(+1)
11
(+4)
2
(-)
0.256
(↑0.007)
2.830
(↑0.33)
4
(3↓)
西武
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
26
(+2)
20
(+9)
4
(-)
9
(-)
0.282
(↓0.015)
3.460
(↓1.21)
6
(1↑)
阪神
432 0.571
(↑0.071)
1
(-)
27
(+3)
43
(+1)
10
(-)
8
(+2)
0.232
(↑0.005)
4.560
(↑0.45)
7
(2↓)
日本ハム
542 0.556
(-)
1
(↓0.5)
47
(+3)
41
(+3)
5
(-)
6
(+1)
0.270
(↓0.004)
3.310
(↑0.03)
8
(1↓)
ロッテ
222 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
24
(+3)
24
(+3)
7
(+1)
8
(+2)
0.229
(↑0.003)
3.740
(↑0.15)
9
(2↓)
ヤクルト
451 0.444
(↓0.056)
2
(↓1)
35
(+1)
42
(+3)
3
(-)
12
(-)
0.220
(↓0.011)
3.580
(↑0.18)
10
(-)
ORIX
352 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓1)
35
(+2)
41
(+4)
6
(-)
4
(-)
0.262
(↓0.006)
3.760
(↓0.03)
11
(-)
中日
370 0.300
(↑0.078)
3.5
(-)
23
(+4)
48
(+2)
4
(-)
4
(+2)
0.220
(↑0.009)
4.450
(↑0.28)
12
(1↓)
巨人
283 0.200
(↓0.022)
4.5
(↓1)
47
(+3)
59
(+6)
13
(+2)
2
(-)
0.240
(↓0.008)
4.460
(↓0.17)