DeNA(☆7対1★)広島 =オープン戦1回戦(2020.03.11)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:上茶谷 大河(1勝0敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(1号・3回裏3ラン),梶谷 隆幸(1号・3回裏ソロ),ロペス(1号・3回裏ソロ),佐野 恵太(2号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAの先発・上茶谷は5回5安打無失点の好投。オープン戦初登板で好結果を残した。対する広島の先発は遠藤。3回7安打5失点と相手打線につかまり、開幕ローテーション入りへアピールできなかった。

◆4番証明の2発! DeNA佐野恵太内野手(25)が11日、オープン戦1号&2号となる豪快弾を放った。広島戦に4番左翼で先発。本拠地の横浜スタジアムで底力を示した。 迷いなく初球から振り抜いた。まずは同点の3回無死一、二塁、遠藤の外角高め129キロをバックスクリーン左へ。「ランナーをかえせるよう、甘い球が来たら初球からいこうと思っていた。まさか入るとは」と本人も驚きの1発だ。 5点リードの8回1死も初球だった。スコットの139キロスライダーを強振すると、打球は1号と対称的にバックスクリーン右へ。「2本目の方がきれいに打てたと思います。ファーストストライクからいくのは僕の長所だと思うので、そこは変えずにやっていきたい」と納得の1発だ。 2発4打点の大活躍に、一貫して4番起用を続けてきたラミレス監督も、してやったりの表情。「佐野が4番で大丈夫? なんて声もあったみたいだけど、これで9打点でチームトップ。そんな心配も今日で吹き消したと思うよ」。新キャプテンの重責も担う佐野は「うちの打線を考えれば4番にチャンスが回ってくる。しっかり自覚を持ってやっていきたい」とキッパリ。今後も積極性を貫き、きっちり打点を稼いでいく。【鈴木正章】

◆広島遠藤淳志投手が1イニング3被弾し、予定の5回をもたず3回5失点で降板した。1回から3四死球。3回には佐野に3ラン、梶谷、ロペスには連続ソロを浴びた。 「本塁打を打たれてから冷静さを失ってしまった」と猛省。佐々岡監督は「ローテーションの投手が決まっていないのが現状。最後の最後まで競争をしてもらいたい」と、遠藤を含めアピールに欠ける若手先発陣の奮起を促した。

◆東日本大震災から9年。野球人たちが、それぞれの決意を口にした。ふるさとに思いをはせて発奮する東北出身の選手に、自らの使命を再確認する選手や監督...新型コロナウイルスの影響で開幕延期が決まった直後に訪れた節目を追った。岩手・花巻市出身の広島高橋樹也がプロ入り初めて「3・11」に1軍マウンドに上がった。先発遠藤の乱調で急きょ4回に登板機会が訪れた。「地元東北を中心に被害に遭われている方がたくさんいる。忘れられない出来事...。頑張りたい」。思いが球に伝わったのか、DeNA宮崎に投じた147キロは自己最速を更新。相手打線の中軸を、わずか10球で3者凡退に切った。すべてゴロアウトに「理想の投球」とうなずいた。 東日本大震災の発生時は中学1年生で、学校にいた。内陸部で津波の影響は受けなかったが、家の中は家具などが倒れていた。進学した花巻東には両親を震災で失ったチームメートもいた。「野球ができることに感謝して頑張りたい」。特別な日を初めて1軍で迎え、思いを球に乗せた。「シーズンでも出せるように、もっともっとレベルアップできるように頑張っていきたい」。初の開幕1軍へ-。特別なマウンドで決意を新たにした。

◆広島新外国人ホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が走攻で躍動した。2戦続けて2番で先発し、1回に二塁打。 左前打で出塁した3回は、西川の中堅への当たりで一塁から判断よくスピードに乗って三塁を陥れた。「気温も上がってヒットも出ているので、調子はいいと思います」。一方、三塁で先発した守備では途中から守った左翼で飛球を落球する失策を記録した。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、右手首の違和感のため広島とのオープン戦(横浜)出場を回避した。

◆オープン戦初登板のDeNA上茶谷大河投手が、開幕ローテーション入りへ大きくアピールした。 5回を65球、5安打無失点。最速149キロの直球とカットボールを軸に内野ゴロの山を築き「落ち着いてストレートも変化球もコーナーに投げ分けることができた」と納得の表情を見せた。ラミレス監督も「今年1番のピッチングだったね」と2年目右腕の力投を評価した。 ▽DeNA伊勢大夢投手(22=明大、1軍戦初登板で最速152キロをマーク)「ランナーを出してから切り替えられました。真っすぐでファウルでカウントが取れたのはよかった」

◆DeNA・佐野恵太内野手(25)が11日、広島とのオープン戦(横浜)に「4番・左翼」で出場。三回に先制3ランを放った。  「チャンスの場面だったので、初球から積極的に打っていきました。まさか、入るとは思いませんでした」  三回無死一、二塁。遠藤の初球、高めに浮いた変化球を逃さなかった。129キロを一振りで仕留め、無人の左中間席へと突き刺した。  今季から4番を任される新主将。本拠地横浜スタジアムで、4番として初めての一発を放った。

◆広島・遠藤淳志投手(20)が11日、DeNA戦(横浜)で先発し、三回に屈辱の1イニング3被弾。予定の5回をもたず、3回7安打5失点で降板した。  0-0の三回一、二塁で佐野に初球チェンジアップをバックスクリーン左へ運ばれ、先制3ランを許した。1死後、梶谷には左翼ポール際へ、ロペスには左中間へ二者連続ソロを浴び、この回5点を失った。  遠藤は登板前、「崖っぷちなので、とにかく全力でやるだけ」と開幕ローテ入りに向けて意気込んでいたが、アピールに失敗。開幕ローテは開幕投手の大瀬良、K・ジョンソン、D1位・森下(明大)が当確しているが、残り3枠は決まっていない。

◆広島・高橋樹也投手(22)が11日、DeNA戦(横浜)の5点ビハインドの四回に2番手で登板し、1回無安打無失点の好救援をした。  「低めに集めるのが僕のスタイル。アピールしていかないといけない。1軍で投げられるように頑張りたい」  この日は岩手、宮城、福島の3県を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災から9年がたった。岩手・花巻東出身の左腕は「震災時は中学1年で学校にいた。実家は大丈夫だったが、家のものが倒れていた。高校の同級生の両親が亡くなっている。忘れられない出来事」としみじみと語った。

◆DeNAは11日、広島とのオープン戦(横浜)の三回、佐野、梶谷、ロペスが本塁打を放ち、一挙5点を挙げた。  まずは無死一、二塁から4番・佐野が左中間へ先制3ランを突き刺した。1死後、6番に入った梶谷が、逆方向となる左翼席へのソロ。「打ったのはストレート。手応えもすごくよかった」。さらに、続くロペスもスライダーを一閃。「完璧にとらえることができた」と、2者連発となるソロを左翼席へ運んだ。この回、5安打3本塁打を集中。打者一巡の猛攻で5点を奪った。  新型コロナウイルス感染拡大のため、無観客で行われるオープン戦。この日は、2年連続本塁打王のソトが右手首違和感のため欠場となったが、それでも爆発力十分の新重量打線を見せつけた。

◆DeNA・上茶谷大河投手(23)が11日、広島とのオープン戦(横浜)に先発。5回を投げ、5安打無失点の好投を見せた。  「試すとか言っていられる立場じゃない。自分の球が良くても結果が悪かったらだめと思って、絶対に抑えようと結果にこだわった。真っすぐも変化球もコーナーに投げ分けられてよかった」  四回までは毎回安打を許しながらも、最速149キロを計測した直球で、広島打線を押し込んだ。四回無死一塁では、146キロの直球で安部のバットをへし折り、遊併打に仕留めた。  ルーキーイヤーから7勝をマークした期待の2年目右腕が、オープン戦初登板でしっかりと結果を残した。

◆DeNA対広島のオープン戦(横浜)の試合前には、2011年の東日本大震災の犠牲者への追悼の意を表し、両チームがベンチ前に整列して黙とうが行われた。  また、球場バックスクリーン上には半旗が掲げられた。

◆DeNA・佐野恵太内野手(25)が11日、広島とのオープン戦(横浜)に「4番・左翼」で出場。2本塁打を含む、3打数2安打4打点と大活躍した。  「甘い球が来たら初球からいこうと思っている。本塁打を狙って打つ打者ではないので、外野の間を鋭い当たりで抜けていったことが、きょうはよかったと思う」  三回無死一、二塁。遠藤の初球、高めに浮いた変化球を左中間席へ。4番として初本塁打となる一発を突き刺した。さらに、八回1死走者なしからまたしても初球の変化球をとらえ、今度は右中間へ運んだ。  米大リーグ・レイズに移籍した筒香の後を受け、新主将と4番を任される25歳。「こうやって打てる日ばかりではない。今の打線だと、本当にチャンスで4番に回ってくることが多いので、しっかりと自覚を持ってやりたい」と大活躍にも気を引き締めた。

◆DeNAの上茶谷が新人から2年連続での開幕ローテーション入りに名乗りを上げた。最速149キロをマークした直球で打者を詰まらせ5回無失点。3日の2軍戦で4回6失点と打ち込まれていただけに「結果にこだわった。絶対に抑えないといけない状況だった」と息をついた。  直球は「去年より良くなっている」と手応えを感じている。一回1死二塁からともに内角直球で3番西川を遊飛、4番鈴木誠を一邪飛に仕留めた。ラミレス監督は「今日のパフォーマンスを見たらローテーション入りを考える」と高評価を与えた。

◆先発ローテーション入りを狙う広島の遠藤が、三回に3本塁打を浴びて5失点と好結果を残せなかった。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招き、佐野に浮いた球を中堅左に3ランを運ばれた。梶谷、ロペスにも一発を許してこの回限りで降板。「冷静さを失ってしまった」とうなだれた。  5四死球と制球が乱れ、予定の5回を投げ切れず「修正できなかった。独り相撲になっちゃった」と肩を落とした。佐々岡監督は「球が高い。1軍になると逃してくれない」と話した。

◆雲一つない横浜の青空に、2本のアーチを描いた。DeNA・佐野恵太内野手(25)が、広島とのオープン戦(横浜)で、1軍では自身初の1試合2発、4打点と大暴れした。  「本塁打を狙って打つ打者ではないので、外野の間を鋭い当たりで抜けていったことがよかった。日を重ねるごとに、感覚は良くなっている」  三回無死一、二塁から初球の甘く入った変化球を左中間へ、4番として初本塁打となる先制3ラン。八回の第5打席は、またしても初球の変化球をとらえ、今度は右中間へと突き刺した。  米大リーグに挑戦した筒香の後を受け、今季から新主将、4番を任される。昨季まで代打が主戦場だった25歳にとって重責すぎるとの声もあるが「周りのおかげ」と佐野。周囲から愛される性格の持ち主は、最初から筒香のようにすべてを背負い込むのではなく、梶谷や宮崎ら経験豊富な先輩にも支えられながら、誰も歩いたことのない道を進んでいる。  オープン戦序盤は苦しんだが、直球を力強くはじき返す原点に戻り復調。オープン戦9打点は、オースティン(6打点)を抜いてチームトップに立った。ラミレス監督も「何日か前まで佐野が4番で大丈夫かという声もあったが、もうその心配は吹き消した」と、改めて信頼を口にした。  野球人生をかけて臨むプロ4年目。「こうやって打てる日ばかりではない。今の打線だと本当にチャンスで4番に回ってくることが多いので、しっかりと自覚を持ってやりたい」。春の訪れとともに、佐野の開花のときは近づいている。(浜浦日向)

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手が11日、右手首の違和感のため、広島とのオープン戦を欠場した。12日からの札幌遠征には同行する予定。

◆先発の上茶谷が、オープン戦今季初登板で5回5安打無失点の好投。「絶対に抑えようと結果にこだわった。真っすぐも変化球もコーナーに投げ分けられてよかった」と開幕ローテ入りへアピールした。最速149キロを出し、オフから取り組んできた直球の強さに「去年よりよくなっている。変化球も生きてくる」と手応えを口にした。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
630 0.667
(↑0.042)
-
(-)
49
(+6)
25
(+3)
10
(-)
9
(+4)
0.257
(↑0.001)
2.360
(↓0.08)
2
(2↑)
楽天
740 0.636
(↑0.036)
0
(-)
51
(+9)
34
(+2)
8
(+2)
11
(+2)
0.259
(↑0.007)
2.540
(↑0.06)
3
(1↓)
広島
531 0.625
(↓0.089)
0.5
(↑1)
50
(+1)
43
(+7)
7
(-)
4
(-)
0.295
(↓0.006)
4.440
(↓0.38)
4
(1↑)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
0.5
(-)
41
(+7)
35
(+1)
11
(+4)
2
(-)
0.256
(↑0.007
2.830
(↑0.33)
4
(3↓)
西武
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
26
(+2)
20
(+9)
4
(-)
9
(-)
0.282
(↓0.015)
3.460
(↓1.21)
6
(1↑)
阪神
432 0.571
(↑0.071)
1
(-)
27
(+3)
43
(+1)
10
(-)
8
(+2)
0.232
(↑0.005)
4.560
(↑0.45)
7
(2↓)
日本ハム
542 0.556
(-)
1
(↓0.5)
47
(+3)
41
(+3)
5
(-)
6
(+1)
0.270
(↓0.004)
3.310
(↑0.03)
8
(1↓)
ロッテ
222 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
24
(+3)
24
(+3)
7
(+1)
8
(+2)
0.229
(↑0.003)
3.740
(↑0.15)
9
(2↓)
ヤクルト
451 0.444
(↓0.056)
2
(↓1)
35
(+1)
42
(+3)
3
(-)
12
(-)
0.220
(↓0.011)
3.580
(↑0.18)
10
(-)
ORIX
352 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓1)
35
(+2)
41
(+4)
6
(-)
4
(-)
0.262
(↓0.006)
3.760
(↓0.03)
11
(-)
中日
370 0.300
(↑0.078)
3.5
(-)
23
(+4)
48
(+2)
4
(-)
4
(+2)
0.220
(↑0.009)
4.450
(↑0.28)
12
(1↓)
巨人
283 0.200
(↓0.022)
4.5
(↓1)
47
(+3)
59
(+6)
13
(+2)
2
(-)
0.240
(↓0.008)
4.460
(↓0.17)