ロッテ(3対3)日本ハム =オープン戦1回戦(2020.03.11)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ロッテ】福田 光輝(1号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは藤岡が2安打をマーク。2試合連続でマルチヒットを記録し、開幕スタメン入りへ首脳陣にアピールした。対する日本ハムは清宮がオープン戦初出場。9回表に回ってきた打席で安打を放ち、状態の良さを示した。

◆日本ハム栗山英樹監督(58)が試合前、発生から9年が経過した東日本大震災についてコメントした。「1つの学びを我々はしたわけだから、それを本当に生かしていかなければ、そこで苦しんだ方々に申し訳ない。それも含めて我々が、今こういう状況の中で何ができるのかを、しっかり考えていかないといけない」。 現在は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、9年前と同じく無観客での実戦が続き、開幕延期も決まった。「今はこういう状況で、本当に人が生きていくというのは、いろんなことが起きるなぁと思う」としみじみと語った。

◆東日本大震災の発生から11日、丸9年となった。ZOZOマリンでのオープン戦開始直前の午後0時54分、両チームの選手がベンチ前に整列。場内アナウンスが響いた。 「本日3月11日。東日本大震災から9年。震災の犠牲になり、お亡くなりになった多くの方々へ、哀悼の意を表し、これより黙とうを行います。皆様、ご起立ご整列ください。黙とう」。 9歳当時、故郷の岩手・陸前高田市で被災したドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)も先輩たちとともに、目を閉じた。

◆日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(21=JFE西日本)が、開幕ローテーション争いで踏ん張った。ロッテ戦に3番手で登板。ボール先行で2四球を出し"プロ初被弾"を含む3回2失点。 直球に課題を残し「直球の重みを、もうちょっと突き詰められたら」と開幕延期の期間に磨きをかけていく。厚沢投手コーチは「苦しもがきながら投げきった」と評価した。

◆日本ハム王柏融外野手(26)がロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)の6回に左手に死球を受けて途中交代。 軽傷のもようで病院での検査もしない見込み。

◆ロッテのドラフト5位福田光輝内野手(22=法大)が存在感を示した。オープン戦は10打数1安打と結果が出ていなかったが、久しぶりの安打が右翼席中段への豪快弾。 日本ハム1位河野からの一打に「すごく感触が良かった」と喜んだ。二塁、三塁、遊撃を狙う立場は、新加入のベテラン鳥谷と重なる。「経験では勝てない。自分のできることを1つ1つやるだけです」と謙虚に話した。

◆日本ハム新外国人ドリュー・バーヘイゲン投手(29=タイガース)が、開幕が待ち遠しいほどの仕上がりを披露した。 ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に先発。ストライク先行の投球で優位に攻め、3回2安打1失点。「全体的に調子が良い登板だった。予定通り開幕してほしい思いが強かったけど、しっかりコンディション合わせていければ」と切り替えていた。

◆開幕ローテ候補の日本ハム杉浦稔大投手が、新たな武器に手応えをつかんだ。 ロッテ戦(ZOZOマリン)に2番手で登板。昨オフから試してきたチェンジアップを効果的に使い、3回2安打無失点。「新たな幅が出来た。1つ、収穫かな」と自信を深めた。開幕延期となったが「しっかり気持ちを切らさずにやりたい。今年1年間どこまでいけるか、今後の野球人生に関わる」と強い覚悟をあらわにした。

◆日本ハム王柏融外野手(26)が11日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)の6回、左手に死球を受けて負傷交代した。福島トレーナーは「問題なさそうなので、病院に行く予定はないです」と軽傷であることを説明。13日に予定されるDeNAとのオープン戦(札幌ドーム)は当日の状態を見て出場可否を判断する見込み。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が初の開幕1軍入りへ前進した。11日、ロッテ戦(ZOZOマリン)で今季オープン戦初出場。7回の守備から途中出場し、9回の初打席で右前打を放った。守備では捕球ミスを犯して猛反省したが、13日からのDeNA3連戦(札幌ドーム)も出場予定。開幕が延期になったこともプラスにし、さらにアピールを重ねる。清宮は思い描いていた通りにバットを振った。9回1死のオープン戦初打席。「甘い球が来たら、どんどん打とうと思っていた」。3ボールからの4球目。ストライクを取りに来たロッテ小野の149キロ直球を右前に運んだ。「3ボールでしたけど、しっかり打ちにいけて良かったです」と振り返った。 ただ、笑顔は封印した。理由は、その裏の一塁守備。9回無死一塁、深い中飛に一塁走者が大きく飛び出した。中堅松本から二塁谷内を経由した清宮への送球をグラブからポロリ。捕球していればアウトのタイミングで「最後、迷惑をかけてしまった。しっかり練習したいと思います」と猛省。栗山監督からは「しっかりやって。問答無用」と大きな声でゲキを飛ばされた。 昨年10月末に受けた右肘手術から約4カ月半。指揮官から、プレーの一挙手一投足で、期待の裏返しである厳しい言葉を投げかけられる"日常"が、ようやく戻ってきた。この日は東日本大震災から9年が経過した日。「毎年、この日はいろんなことを思い出します。今こうして僕たちが野球ができていることに感謝という気持ちです」。 試合後にはチームとともに札幌へ移動した。13日からのDeNA3連戦では今季初めて札幌ドームでの試合にも臨む。「全部打つくらいの気持ちでいきたい」。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となり、アピールする時間が増えたのも事実。心新たに、目指す開幕スタメンへ向けて、ここからが正念場だ。【木下大輔】

◆開幕ローテ争いに踏みとどまった。日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(21=JFE西日本)が、ロッテ戦(ZOZOマリン)に登板。初めて同一リーグの球団を相手にし、3回4安打2失点。 「良かったところもありましたけど、もうちょっと修正しないといけない」。味方のミスも絡んだ失点で、社会人NO・1左腕の底力は見せた。 7回は2死満塁のピンチを背負ったが、冷静に時間を使って落ち着きを取り戻した。カーブ、カットボールで追い込み、最後は外角への直球141キロで菅野を空振り三振に仕留めた。表情を変えることなく、堂々とした姿でベンチへ。厚沢投手コーチは「苦しみ、もがきながら、予定していた3イニングを投げきった。すんなりいくよりも、こういうことも必要」と評価した。 降板後には、バッテリーを組んだ石川亮に駆け寄った。軸である直球に物足りなさを感じており、捕手目線での球の質を確かめた。「同じ直球でも、もうちょっと強くいけたら。直球の重みを、もうちょっと突き詰められたら」。新人王を狙うプロ1年目は、新型コロナウイルスの影響で開幕延期が決まったが、来る幕開けに向けて、武器を磨く。【田中彩友美】

◆好調の日本ハム中田翔内野手がまた打った。ロッテ戦の3回2死満塁、同学年のロッテ石川から2点中前適時打。 「みんなが2死から、しぶとくつないでくれたチャンスをものにすることができて良かった」。これでオープン戦9打点目で、12球団トップタイに浮上。開幕延期となっても、変わらずにレベチな結果を残した。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が11日、ロッテ戦(ZOZOマリン)の九回1死で打席に入り、右前打を放ってオープン戦初打席初安打をマークした。  七回から一塁の守備に就き、九回から登板したロッテ・小野の直球を強振。カウント0-3から果敢に打っていった。  今季3年目の清宮は、昨年10月下旬に右肘の手術を受け、春季キャンプは2軍で調整。9日に1軍へ合流したばかりだった。

◆昨年10月に右肘の手術を受けた影響で出遅れていた日本ハムの清宮が、オープン戦初出場で安打を放った。七回の守備から途中出場し、九回の初打席で3ボールから積極的に打って右前打。「貴重な打席だし、甘い球が来たらどんどん行こうと思っていた」と納得の表情だった。  9日の練習から1軍に合流したばかりだった。「開幕は延びたが、アピールするのは変わらない。全部打つくらいの気持ちでいきたい」と威勢が良かった。

◆先発ローテーション入りを目指すロッテの2年目の小島は、制球を乱す場面があったが3回を2安打無失点にまとめた。開幕が延期となり、先が見通せない状況にも「期間が少し空くので、やりたいことを試すなど、うまく調整していきたい」と前向きに話した。  埼玉・浦和学院高から早大を経て入団し、1年目の昨季は先発で3勝を挙げた。早大の大先輩である鳥谷がチームに加わり「一緒にプレーさせていただくことは光栄。いろいろと学ばせてもらいたい」と目を輝かせた。

◆日本ハム・王柏融(ワン・ボーロン)外野手がロッテ戦の六回、左手に死球を受けて途中交代。今後もチームに同行する見通し。

◆D5位・福田光(法大)が1-3の九回、先頭で右翼席中段に1号ソロを放ち、開幕1軍へアピールした。新加入の鳥谷と同じ遊撃が本職で、「自分にないものをたくさん持っている。ライバルではあるけれど、たくさん聞いてみたい」と対話を待ち望んだ。遊撃の定位置を争う藤岡も2安打と、内野の争いが活性化。福田光は試合後、グラウンドでみっちりと打ち込んだ。

◆清宮がオープン戦初打席で安打。七回の守備から一塁で途中出場し、九回1死で小野から右前打を放った。「貴重な打席。甘い球が来たらどんどん打っていこうと思っていた」と3ボールからの直球を強振した。昨年10月下旬に右肘の手術を受け、9日から1軍に合流。「開幕は延びたが、アピールするのは変わらない。全部打つくらいの気持ちでいきたい」と言い切った。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
630 0.667
(↑0.042)
-
(-)
49
(+6)
25
(+3)
10
(-)
9
(+4)
0.257
(↑0.001)
2.360
(↓0.08)
2
(2↑)
楽天
740 0.636
(↑0.036)
0
(-)
51
(+9)
34
(+2)
8
(+2)
11
(+2)
0.259
(↑0.007)
2.540
(↑0.06)
3
(1↓)
広島
531 0.625
(↓0.089)
0.5
(↑1)
50
(+1)
43
(+7)
7
(-)
4
(-)
0.295
(↓0.006)
4.440
(↓0.38)
4
(1↑)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
0.5
(-)
41
(+7)
35
(+1)
11
(+4)
2
(-)
0.256
(↑0.007)
2.830
(↑0.33)
4
(3↓)
西武
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
26
(+2)
20
(+9)
4
(-)
9
(-)
0.282
(↓0.015)
3.460
(↓1.21)
6
(1↑)
阪神
432 0.571
(↑0.071)
1
(-)
27
(+3)
43
(+1)
10
(-)
8
(+2)
0.232
(↑0.005)
4.560
(↑0.45)
7
(2↓)
日本ハム
542 0.556
(-)
1
(↓0.5)
47
(+3)
41
(+3)
5
(-)
6
(+1)
0.270
(↓0.004)
3.310
(↑0.03)
8
(1↓)
ロッテ
222 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
24
(+3)
24
(+3)
7
(+1)
8
(+2)
0.229
(↑0.003
3.740
(↑0.15)
9
(2↓)
ヤクルト
451 0.444
(↓0.056)
2
(↓1)
35
(+1)
42
(+3)
3
(-)
12
(-)
0.220
(↓0.011)
3.580
(↑0.18)
10
(-)
ORIX
352 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓1)
35
(+2)
41
(+4)
6
(-)
4
(-)
0.262
(↓0.006)
3.760
(↓0.03)
11
(-)
中日
370 0.300
(↑0.078)
3.5
(-)
23
(+4)
48
(+2)
4
(-)
4
(+2)
0.220
(↑0.009)
4.450
(↑0.28)
12
(1↓)
巨人
283 0.200
(↓0.022)
4.5
(↓1)
47
(+3)
59
(+6)
13
(+2)
2
(-)
0.240
(↓0.008)
4.460
(↓0.17)