中日(-降雨のためノーゲーム-)西武 =オープン戦2回戦(2020.03.04)・ナゴヤ球場=
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◆西武中村剛也内野手(36)が、連日の"リードオフマン"起用となる。人生初の先頭打者初球本塁打を放った3日に続き、1番三塁で先発する。 右ふくらはぎ痛のため2軍調整が続いていたが、合流即先頭打者アーチを披露。「もう大丈夫っす」と復活をアピールしていた。次は守備機会を得ながら実戦感覚を養っていく。

◆西武今井達也投手が猛省した。雨中のゲームで先発し3回2安打4四球1失点。足場の悪いマウンドでの登板で、突っ込み気味の投球でボール先行の悪癖が目立った。 「修正できずに投げ続けてしまった。どんな状況でも自分の役目を果たさないといけない。このままでは到底シーズンで通用しない。雨は言い訳にできない」とローテの柱として強い責任感を持つだけに、反省を口にした。

◆西武中村剛也内野手が2試合連続の1番起用で先発出場した。人生初の先頭打者初球本塁打を放った前日に続き「1番三塁」で出場。 第1打席、2球目を引っかけ、三ゴロに打ち取られると、第2打席はカウント2-2から空振り三振で終えた。右ふくらはぎ痛から復帰後、初の守備機会も打球は飛んで来ないまま3回裏に交代。「今日はきっちりやられました。足はもう大丈夫」と切り替えた。

◆中日柳裕也投手が新球でリーグ2連覇の西武打線を翻弄(ほんろう)した。先発で4回2安打1失点と好投。 「直球が良かった。直球が生きるくらい変化球も良かった」と笑顔を見せた。 キャンプ終盤に阿波野投手コーチから伝授されたシンカーを駆使して西武打線から7三振を奪った。同コーチは「柳は球を扱う能力が高い。去年はシーズン後半に苦しんだので、もう1つ上のレベルになってほしい」と合格点を与えた。

◆西武・森友哉捕手(24)が4日、中日とのオープン戦に「4番・捕手」として出場。二回に中日先発・柳の140キロの直球を完璧に捉え、右中間ネットに突き刺した。これがオープン戦第1号。  昨年、首位打者に輝いた24歳は「打ったのは真っすぐ。先制点をあげられたのでよかった」と振り返った。

◆西武・森友哉捕手(24)が4日、中日とのオープン戦に「4番・捕手」で先発出場し、"オープン戦1号"を放った。  森は二回に中日先発・柳の140キロの直球を完璧に捉え、右中間ネットに突き刺した。昨年、首位打者に輝いた24歳は「打ったのは真っすぐ。先制点をあげられたのでよかった」と喜んでいたが、降雨により四回裏終了時点でノーゲームとなり、記録に残らない"幻弾"となった。

◆3回1失点だった西武の今井は、ノーゲームとなった一戦で4四球を出すなどボール先行の投球となる悪癖を露呈した。雨でぬかるんだマウンドは言い訳にせず「このままでは到底シーズンでは通用しない。危機感を持ってやっていきたい」と反省しきりだった。  先発ローテーションの一角として期待される21歳の若手。開幕に向けて不安の残る内容に、辻監督は「守る方もリズムが出てこない。どうにかしてもらわないと」と困った表情だった。

◆中日・柳裕也投手(25)が4日、オープン戦・西武戦(ナゴヤ球場)に先発し、4回2安打1失点7奪三振と好投した。  「開幕も近いのでしっかりと自分の持てる力を出したいと思っていて、いい打線に対していい投球ができた」  二回に森に一発を浴びたが、それ以外は納得の内容。シーズンオフから重点的に取り組むチェンジアップを生かしながら7奪三振と、重量打線を寄せつけなかった。  「回が進んでいくと投げる球がなくなっていくということがあったので、落ちる球がひとつあればいいなと思いながら投げていた」  11勝を挙げてチームの勝ち頭となった昨季だが、手詰まりになる部分を感じていた。チェンジアップは球種として持っていたが、左打者に拾われる場面もあり、磨きをかける必要があった。  精度を確かめ続けている中で、前回登板した2月23日のDeNA戦(北谷)では3回6安打4失点。手応えを残せなかったが、キャンプ打ち上げの前日25日のブルペンでは阿波野投手コーチから握りや、より腕を振ることを教わり、繰り返して投げるなかでイメージと感覚がフィット。今回の改良後初マウンドに「バッターにも求めているリアクションをしてもらえた。西武といういい打線に対してそういう風に投げられたのはよかった」と話せば、阿波野投手コーチも「思っている以上の投球数と効果があった。自信にしてほしい結果になった」とうなずいた。  「オープン戦も残り少ない。次もイニングと球数が増えると思いますけど、しっかりと投げられるように。きょうはいい感触だったのでそれを継続して投げたい」と柳。投球スタイルをチェンジし、個人、チーム両方の成績アップを目指す。

◆四回裏終了時に降雨ノーゲームとなった中日戦で森が幻の"オープン戦1号"を放った。2試合連続で「4番・捕手」として出場した新選手会長は、二回に中日先発の柳が投じた140キロの直球をバックスクリーン右に運ぶ先制弾。記録には残らない一発となったが、「ようやく芯に当たりました」と満足そうだった。 ノーゲームとなった中日戦で3回1失点の西武・今井 「このままでは到底シーズンでは通用しない。危機感を持ってやっていきたい」

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
-
(-)
9
(-)
1
(-)
1
(-)
7
(-)
0.300
(-)
0.500
(-)
2
(-)
広島
410 0.800
(-)
-0.5
(-)
39
(-)
21
(-)
5
(-)
2
(-)
0.328
(-)
3.680
(-)
3
(1↓)
ヤクルト
421 0.667
(↓0.133)
0
(↑0.5)
28
(+1)
26
(+8)
2
(+1)
10
(+1)
0.232
(-)
2.900
(↓0.9)
4
(1↑)
ソフトバンク
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
26
(+8)
13
(+1)
5
(+1)
3
(+2)
0.253
(↑0.039)
1.800
(↑0.2)
5
(1↓)
DeNA
430 0.571
(↓0.096)
0.5
(↑0.5)
30
(+2)
28
(+9)
5
(-)
2
(-)
0.266
(↓0.01)
3.150
(↓0.03)
6
(1↓)
阪神
221 0.500
(-)
1
(-)
16
(-)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.226
(-)
4.810
(-)
6
(1↓)
日本ハム
331 0.500
(-)
1
(-)
29
(+7)
33
(+7)
3
(-)
2
(+1)
0.260
(↑0.018)
4.140
(↓0.47)
8
(-)
楽天
340 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑0.5)
28
(+9)
30
(+2)
4
(-)
5
(+1)
0.234
(↑0.021)
3.470
(↑0.26)
9
(1↓)
ロッテ
121 0.333
(-)
1.5
(-)
13
(+6)
18
(+6)
3
(+1)
5
(+3)
0.198
(↑0.031)
4.110
(↓0.65)
9
(1↓)
中日
240 0.333
(-)
2
(-)
16
(-)
31
(-)
4
(-)
2
(-)
0.220
(-)
4.670
(-)
11
(-)
巨人
251 0.286
(-)
2.5
(-)
34
(+7)
34
(+7)
9
(+1)
1
(-)
0.258
(↑0.013)
4.310
(↓0.39)
12
(-)
ORIX
131 0.250
(-)
2
(-)
22
(+6)
29
(+6)
5
(+1)
1
(+1)
0.275
(↑0.025)
5.360
(↑0.35)