日本ハム(☆7対3★)オリックス =オープン戦2回戦(2020.03.01)・札幌ドーム=
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ORIX
2000100003900
日本ハム
01100131X71211
勝利投手:杉浦 稔大(1勝0敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは、2番手で登板した杉浦が4回1失点の好投。先発ローテーション入りを目指す右腕がアピールに成功した。対するオリックスは、杉本が適時打を含む2安打の活躍。開幕一軍入りへ向け、バットで存在感を示した。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手が1年ぶりに札幌ドームのマウンドに帰ってきた。 初回に乱れて2失点し「セットの時にタイミングが崩れた。修正しないといけない部分」と反省したが、昨年3月2日DeNAとのオープン戦以来の本拠地マウンドに「よかった」と笑顔。 昨季は右前腕の故障などで1軍登板なし。リベンジを期す一昨年の10勝右腕は開幕ローテ入りへ、着実に段階を踏んでいる。

◆13年目の中田は、ひと味違う。日本ハム中田翔内野手(30)が、本拠地でのオリックス戦で荒西からオープン戦1号。0-2の2回、力みのないスイングで飛ばしたライナー性の打球は「ガツン」と乾いた音を残し、無観客の左翼席へ突き刺さった。抜けたカットボールを「大振りすることなく、謙虚に捉えることが出来た」と自画自賛。フルスイングを封じた天性の飛ばし屋が、進化を証明した1発だった。 オフに瞬発力を高めるトレーニングに注力。2月のキャンプでは、体の状態を考慮してトレーナーが省こうとしたダッシュなどの瞬発系のメニューも「やらせて下さい」と食らいついた。今では「7割の力」でバットを振っても、打球が軽々とフェンスを越える。 中田 ボールを捉える感覚が変わりつつある。ボールの下に、ちょっとバットを入れてあげる。昔みたいに、ただシバキにいくんじゃなく、ヘッドを使う感じ。 高校時代から、フルスイングが代名詞だった。「シバキにいく」とケンカ腰の表現で、ボールを引っ張っていたのは、もう過去の話だ。長年、近くで見てきた金子野手総合コーチは「バックスイングからトップまで、あっという間にバットが出る」と、うなずいた。 栗山監督は「間違いなく、ここ数年で一番何かをつかんでいる。今を大事に、やっていってもらいたい」と期待大。本人いわく、例年と比べ「レベチ(レベルが違うのギャル語)」の背番号6。プロ13年目の覚醒を狙う。【中島宙恵】

◆先発ローテーション入りが確実視されるオリックス田嶋大樹投手が、救援登板で調整した。 3回2/3を9安打5失点で「腕が振れていない。甘く入り過ぎた」と反省した。開幕まであと2試合が予定されており「やるべきことは決まっているので、しっかりやれば大丈夫」。次回の登板機会で修正したいところだ。

◆オリックス宜保翔内野手(19)が、開幕1軍入りへ猛アピールだ。 「1番遊撃」でスタメン出場。マルチ安打を放ち、オープン戦3試合で6打数4安打と波に乗っており、「強く振れているし、体の切れはいい」と状態の良さを語った。 5回には「(捕手が)はじいた時に行けるなと思った」と暴投に乗じて二塁から一気に本塁に生還。スピードと積極性を示した。 西村監督は開幕戦先発について「大いにチャンスはある」と高評価。成長著しい19歳は「開幕1軍だけにこだわってはいない。レベルアップを目標にやっていきたい」と目を輝かせた。

◆日本ハム万波中正外野手が札幌ドーム"初安打&初盗塁"をマークした。5回の守備から途中出場し、8回にオープン戦初安打となる中前打。さらに二盗にも成功した。 「盗塁が何よりもよかった」。西川から多くのアドバイスを受けて決められた盗塁に笑顔も、3日からは2軍合流が決まった。「力不足を痛感した。自分の力を上げたい」と前を向いた。

◆日本ハム近藤健介外野手がオープン戦5試合、14打席目にして初安打を放った。 6回の第3打席に左前打。「感じは、まだまだよくない」と打撃フォームは試行錯誤中で、「より高いところを目指しているけど、その中で結果も出さないと示しがつかない」と、開幕へ向けて残された時間で仕上げることを誓った。

◆開幕1軍入りを目指す日本ハム松本剛外野手が、決勝打を放った。7回無死一、三塁の絶好機で左前適時打。 オリックス田嶋からの一撃に「左投手ということで意識していました。1打席1打席が勝負です」と結果を残した。8回には中堅守備でも好プレーを披露。攻守で首脳陣にアピールした。

◆日本ハムは開幕ローテ候補の杉浦稔大投手が開幕へ向けた手応えを深めた。2番手で5回から登板。暴投で1点は失ったが、降板するまで直球を軸に安定した投球を見せ、4回3安打1失点。 「いい感じでストレートも投げられた。ある程度、投げ間違っても許せる範囲というところまで来ている」。春季キャンプから変わらず、順調な調整ぶりを無観客の札幌ドームでも披露した。

◆全国の子どもたちへ、さっそく大きな贈り物だ。日本ハム中田翔内野手(30)が1日、オリックス戦(札幌ドーム)の2回、荒西祐大投手(27)から、オープン戦1号となる左越えソロ本塁打を放った。球団はこの日から、オープン戦主催試合で観客席に飛び込んだホームランボールとファウルボールを、試合中継局を通じて子どもたちへプレゼントすると発表。第1号本塁打球は「レベチ中田」となった。テレビの前で待つ全国の子どもたちへ、"北の大将"がうれしい1発を届けた。中田が2点を追う2回、追撃のオープン戦1号を左翼席へ突き刺した。球団はこの日から、客席に入ったホームランとファウルボールを、試合中継局を通じてプレゼントするプロジェクトを開始。「子どもたちが喜んでくれるなら大賛成」と、記念球に直筆サインを入れ気持ちよく提供した。 高校時代からの代名詞だったフルスイングは、封印した。荒西の4球目。抜けたカットボールを逃さなかった。軽くバットを振っても打球が飛ぶ。「シバキにいく」とケンカ腰の表現でボールを引っ張っていたのは、もう過去の話だ。「フルスイングという形からは、かけ離れていますけど、あそこまでしっかりとした打球が飛べば自信になる」。例年に比べて「レベチ(レベルが違うのギャル語)」という手応え通り、進化を感じさせる1発だった。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、北海道で「緊急事態宣言」が出されたのが2日前。道内では小中高校が一斉休校となり、外出を控えるよう要請されている。無観客試合に「物足りなさを感じながら(ダイヤモンドを)一周した。ファンの歓声の大きさを、改めて感じさせてもらった」としんみりしたが、「一歩も外に出られないって、退屈だと思う」と、自宅待機を強いられている子どもたちを思えば、大したことではなかった。 この日のプレゼントボールは、両チーム合わせて29球。サイン入りの本塁打球は、4番中田のひとつだけだ。「球場に来たくてウズウズしている子どもたちもいると思うので(本塁打を)喜んでくれるかな」。先行きの見えない不安の中、3児の父は優しい顔で、全国の子どもたちの笑顔を願った。【中島宙恵】 ▽日本ハム小笠原ヘッド兼打撃コーチ(中田の状態について)「悪くはないと思う。しっかりスイングできているし、ボールへの対応もできている」

◆日本ハムのニック・マルティネス投手(29)が1日、オープン戦のオリックス戦(札幌)に先発し、4回を5安打2失点で降板した。  来日1年目の18年に10勝(11敗)を挙げたが、昨季は開幕直前に右腕を故障して未登板。完全復活を目指し「セットポジションの投球時にタイミングがずれた」とオープン戦2度目のマウンドで課題を口にした。  無観客試合については「ファンがいないのでアドレナリンを出し切れていない」とやや寂しげ。米マイナー時代にほぼ観客のいない試合で登板した経験を持つが「違和感がある」と異質の空間だった。

◆日本ハム・中田翔内野手(30)が1日、オープン戦のオリックス戦(札幌)に「4番・一塁」でスタメン出場し、二回無死からの1打席目に左越え本塁打を放った。  カットボールをとらえた打球が、無観客の外野席に突き刺さり「ファンの声援の大きさを改めて感じる2試合だった」と六回表終了時に途中交代し、2月29日から始まった無観客試合のむなしさを振り返った。  日本ハムは1日から札幌ドームで開催するオープン戦6試合で、両チームのファウルボールとホームランボールを、試合中継するテレビ局を通じてテレビ観戦している子供にプレゼント。新型コロナウイルスの感染拡大で自宅待機している子供に配慮し、プレゼントは子供限定で実施する。  中田は自身のオープン戦初本塁打だけでなく、プレゼントの1号アーチとなった一発に「子供たちが喜んでくれれば大賛成」と球場観戦できない子供たちへ温かいエールを送った。

◆日本ハムの中田がオープン戦1号本塁打を放った。0-2の二回に荒西の外角球を鋭く振り抜き、無観客の左翼席にたたき込んだ。「大振りすることなく、しっかり捉えることができた」とほっと一息ついた。  昨季の打率は2割4分2厘。通算226本塁打のスラッガーは確実性を上げようとオフから打撃改良に取り組み、コンパクトなスイングに修正しているという。「あそこまでしっかりとした打球が飛んでくれれば自信になる」と笑顔だった。 マルティネス(4回で5安打を浴びて2失点) 「調子自体は良かった。ただ、打者有利のカウントにする場面が多くなってしまい、速球の割合が増えてしまった」 栗山監督(本塁打の中田に) 「体の状態がいいのは本人も分かっていると思う。今の状態を大事にして、開幕に向かっていってほしい」

◆オリックスで先発枠入りが確実視される田嶋は、五回から登板して3回2/3を9安打5失点と不安を残した。六回は2死から3連打、七回は先頭打者から4連打を浴びるなどして失点し「腕が振れていない。甘く入り過ぎた」と反省した。  即戦力と期待されて入団3年目となるサウスポーは山岡、山本に次ぐ存在として活躍を求められる。開幕まであと2試合が予定される登板機会で修正できるか。「やるべきことは決まっているので、しっかりやれば大丈夫」と話した。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(9↑)
西武
100 1.000
(↑0.571)
-
(↓3)
3
(-55)
1
(-78)
0
(-8)
1
(-18)
0.258
(↑0.016)
1.000
(↑3.21)
2
(-)
広島
410 0.800
(↑0.05)
-1
(↑2)
39
(+8)
21
(+2)
5
(+2)
2
(+1)
0.328
(↑0.004)
3.680
(↑0.69)
2
(1↓)
DeNA
410 0.800
(↓0.2)
-1
(↑1)
26
(+1)
15
(+3)
5
(-)
2
(-)
0.277
(↓0.01)
2.860
(↓0.11)
4
(1↓)
ヤクルト
311 0.750
(↑0.083)
-0.5
(↓2)
25
(+3)
18
(+2)
1
(-)
6
(+1)
0.246
(↓0.004)
2.400
(↑0.35)
5
(-)
ソフトバンク
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓2)
18
(+4)
10
(+1)
4
(+2)
1
(-)
0.242
(↓0.04)
2.670
(↑0.83)
6
(4↑)
ロッテ
110 0.500
(↑0.5)
0.5
(↓2)
5
(+3)
6
(+2)
2
(-)
0
(-)
0.172
(↑0.034)
2.500
(↑1.5)
6
(3↓)
阪神
221 0.500
(↓0.167)
0.5
(↓1)
16
(+1)
26
(+4)
10
(+1)
4
(-)
0.226
(↓0.022)
4.810
(↑0.08)
8
(3↓)
中日
230 0.400
(↓0.1)
1
(↑1)
16
(+2)
25
(+8)
4
(-)
2
(+1)
0.238
(↓0.02)
4.600
(↓0.6)
8
(-)
日本ハム
230 0.400
(↑0.15)
1
(↑2)
19
(+7)
26
(+3)
1
(+1)
1
(+1)
0.251
(↑0.024
4.400
(↑0.6)
10
(3↓)
巨人
240 0.333
(↓0.067)
1.5
(↑1)
27
(+2)
24
(+3)
8
(+1)
1
(-)
0.261
(↓0.012)
4.000
(↑0.2)
11
(3↓)
楽天
140 0.200
(↓0.05)
2
(↑1)
15
(+2)
26
(+3)
3
(+1)
2
(-)
0.197
(↓0.014)
4.100
(↑0.26)
12
(2↓)
ORIX
030 0.000
(-)
2
(↑1)
10
(+3)
21
(+7)
1
(-)
0
(-)
0.232
(↑0.02
7.010
(↓0.39)