ロッテ(☆3対2★)楽天 =オープン戦2回戦(2020.03.01)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
0100100002401
ロッテ
100000011X3610
勝利投手:小野 郁(1勝0敗0S)
敗戦投手:西口 直人(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】ブラッシュ(1号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは、開幕ローテーション入りを目指す西野と二木が登板。ともに3回1失点と結果を残し、首脳陣へのアピールに成功した。対する楽天は、ブラッシュがオープン戦第1号となるソロを放ち、自慢の打棒を見せつけた。

◆ロッテの右腕2人が開幕先発ローテーション入りに前進した。楽天戦で西野勇士投手(28)が先発し、3回で4奪三振。味方の失策も絡んで1点を失ったが、初回の3者連続三振など、球に力があった。 2番手では二木康太投手(24)が登板し、こちらも3回を1失点。楽天ブラッシュに本塁打を浴びた以外は危なげなく、両サイドをしっかりと攻めきっていた。2投手とも前回登板は3回2失点。井口監督は試合前に「前回より調子を上げているか」をチェックポイントに挙げていたが、十分クリアといえる投球だった。 ロッテはすでに美馬が開幕投手に決まり、石川も開幕ローテ入りが決定的。残り4枠をこの日投げた西野、二木、さらに調子が上向きの種市、岩下、左腕小島らで争っている。

◆無観客試合で行われるロッテ対楽天の試合開始前、こんなアナウンスが場内に響いた。 「間もなく試合開始でございます。中継をご覧のファンの皆様も、ぜひ熱いご声援をよろしくお願いいたします」 場内アナウンス歴30年の球団職員・谷保恵美さんによる、テレビ観戦するファンへのメッセージだった。谷保さんにとっても、無観客試合でのアナウンスは、練習試合以外では初めてだという。 1日からロッテ主催のオープン戦がパ・リーグ公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」で無料視聴が可能になることを受け、ファンへのメッセージを場内アナウンスを介して伝えた。

◆背番号122のロッテの育成選手、和田康士朗外野手が勝利を呼び込んだ。 1-2で迎えた8回、代走で三塁に達すると、清田の二ゴロで同点のホームを踏んだ。前進する楽天内野陣の包囲網を、50メートル5秒台の足で突破。ギャンブルスタートのサインに「しっかり持ち味を出せたと思います」。余裕のセーフだった。 埼玉・小川高入学時は陸上部に入った異色選手。BCリーグを経て、育成契約で入団し3年目を迎える。快足、強肩、思い切りのいいスイングからソフトバンク柳田を模して"和ギータ"とも呼ばれる。9回には粘ってサヨナラ四球も選んだ。大塚1軍外野守備走塁コーチも「今日のスタートは完璧。選球眼もある。あとは(守備の)打球勘かな」と成長を認める。主力も合流し、チャンスは限られてきた。和田は「失敗は許されないと思っています」と背水の覚悟で、支配下登録を目指している。【金子真仁】 ▼ロッテは育成の和田が押し出し四球を選んでサヨナラ勝ち。オープン戦で押し出しのサヨナラ勝ちは、谷が四球を選んだ11年3月2日巨人以来、9年ぶり。オープン戦でサヨナラ安打を放った育成選手はおらず、四死球や犠飛などの「サヨナラ打点」を記録したのも和田が初めてだ。

◆今季から楽天に移籍した楽天涌井秀章投手が、古巣ロッテに好投した。昨年まで本拠地としていたZOZOマリンで先発。4回を2安打6奪三振で1失点にまとめた。 無観客のためスタンドの声援も鳴り物もない。「特別な感情というのはないです。そういう感情はどこかに置いてきた。ファンがいるなら別ですけど」。古巣の感傷に浸るそぶりは見せず、ポーカーフェースを貫いた。 72球を要したのは、捕手太田との相性や配球を試すことに重点を置いたから。うち10球程度は新球種に費やした。右打者に食い込んで落ちる軌道で「打者の反応を見られたのはよかった」。新球で昨季までバッテリーを組んだ"前妻"田村を空振り三振に切り、福田秀を三飛に打ち取った。 先発ローテーションの有力候補だが「まだローテに入ったわけじゃない。球速も上がってくるだろうし、そこをしっかり取りに行きたい」。通算133勝の実績に頼らず、今の力で枠をつかみ取る。【鎌田良美】 ▽楽天三木監督(涌井について)「テーマを持って丁寧に投げていた。四球もヒットも、意図を持って攻めた結果。さすが」 ▽ロッテ田村(2回、涌井の新球に空振り三振)「対戦を楽しみにしてたけど、びっくりしたよ。全然頭にない球が来たから、振るしかなかった」

◆楽天のジャバリ・ブラッシュ外野手(30)が1日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で、オープン戦1号となる勝ち越しソロ本塁打を放った。

◆楽天のドラフト3位ルーキー津留崎(慶大)が1回無失点と好投した。六回に登板して福田秀らを三者凡退に仕留めたが「良かったのはゼロで抑えられたことだけ。技術もまだまだ」と満足していなかった。

◆ロッテの西野が3回を1失点にまとめて開幕ローテーション入りをアピールした。一回は3者連続三振と完璧な立ち上がりを見せ、許した安打は1本だけ。直球、変化球ともにさえ「全体的に制球が良かった。意図通りに投げられる確率が上がってきた」と手応えを示した。  二回に安田の失策でピンチを背負ったが、犠飛による1点のみに抑えた。昨季終盤、プロ11年目で初完投、初完封を飾るなど先発として好投。井口監督は「前回よりも良かった。失策がなければ、無失点で終わっていた」と評価した。

◆ロッテの育成選手の和田が足でかき回した。1-2の八回に代走で出場し、1死三塁から清田の二ゴロで本塁を陥れた。九回2死満塁では粘ってサヨナラ四球を選び「自分の強みである足を生かせた。最後は打って決めたかったが、結果的には良かった」と初々しく話した。  埼玉・小川高では陸上部に所属し、野球は社会人のクラブチームでプレー。独立リーグのルートインBCリーグ、富山を経て、2018年に育成ドラフト1位で入団した。井口監督は「ああいう走塁ができるのはチームにとって戦力。支配下登録を目指して頑張っている」とうなずいた。   二木(2番手で3回1失点) 「前回よりも抜け球は減っていた。不安な部分はあったけど、少しずつ良くなっている」

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(9↑)
西武
100 1.000
(↑0.571)
-
(↓3)
3
(-55)
1
(-78)
0
(-8)
1
(-18)
0.258
(↑0.016)
1.000
(↑3.21)
2
(-)
広島
410 0.800
(↑0.05)
-1
(↑2)
39
(+8)
21
(+2)
5
(+2)
2
(+1)
0.328
(↑0.004)
3.680
(↑0.69)
2
(1↓)
DeNA
410 0.800
(↓0.2)
-1
(↑1)
26
(+1)
15
(+3)
5
(-)
2
(-)
0.277
(↓0.01)
2.860
(↓0.11)
4
(1↓)
ヤクルト
311 0.750
(↑0.083)
-0.5
(↓2)
25
(+3)
18
(+2)
1
(-)
6
(+1)
0.246
(↓0.004)
2.400
(↑0.35)
5
(-)
ソフトバンク
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓2)
18
(+4)
10
(+1)
4
(+2)
1
(-)
0.242
(↓0.04)
2.670
(↑0.83)
6
(4↑)
ロッテ
110 0.500
(↑0.5)
0.5
(↓2)
5
(+3)
6
(+2)
2
(-)
0
(-)
0.172
(↑0.034
2.500
(↑1.5)
6
(3↓)
阪神
221 0.500
(↓0.167)
0.5
(↓1)
16
(+1)
26
(+4)
10
(+1)
4
(-)
0.226
(↓0.022)
4.810
(↑0.08)
8
(3↓)
中日
230 0.400
(↓0.1)
1
(↑1)
16
(+2)
25
(+8)
4
(-)
2
(+1)
0.238
(↓0.02)
4.600
(↓0.6)
8
(-)
日本ハム
230 0.400
(↑0.15)
1
(↑2)
19
(+7)
26
(+3)
1
(+1)
1
(+1)
0.251
(↑0.024)
4.400
(↑0.6)
10
(3↓)
巨人
240 0.333
(↓0.067)
1.5
(↑1)
27
(+2)
24
(+3)
8
(+1)
1
(-)
0.261
(↓0.012)
4.000
(↑0.2)
11
(3↓)
楽天
140 0.200
(↓0.05)
2
(↑1)
15
(+2)
26
(+3)
3
(+1)
2
(-)
0.197
(↓0.014)
4.100
(↑0.26)
12
(2↓)
ORIX
030 0.000
(-)
2
(↑1)
10
(+3)
21
(+7)
1
(-)
0
(-)
0.232
(↑0.02)
7.010
(↓0.39)