◆オリックスは3回裏、若月の適時打と福田の犠飛で2点を先制する。続く4回には、中川に適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山岡が8回途中1失点の好投で今季12勝目。敗れたロッテは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばず、3連敗を喫した。

◆ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」の小野真由美（35）が、プレ始球式を行った。プロ野球史上初となるホッケーのスティックを使用した投球は、惜しくもショートバウンド。「いつもの試合とは違う緊張感を味わうことができました。100点満点では10点くらいで。かなり外してしまったので、緊張に負けてしまいました」と笑顔で振り返った。 この日の試合はSOMPOホールディングス株式会社がスポンサーにつき、「SOMPO認知症サポートデー」として実施。SOMPOケア株式会社の広報部に所属している小野は「まだまだ、認知症については知らない方が多いと思う。どういうものなのかというのを、これからちょっとでも関心を持っていただいて、少しずつでも知っていただけたらと思います」と語った。

◆先発はオリックス山岡、ロッテ西野。オリックスは3回に若月の適時打、福田の犠飛で2点を先制。ロッテは3回まで無得点。 オリックスは4回、中川の中前適時打で1点を追加。ロッテは山岡を攻略できず、6回まで2安打に封じられ得点を奪えず。 ロッテは8回、鈴木の中前打で1点を返すも反撃はここまで。オリックスは2連勝。山岡が12勝目。ディクソンは18セーブ目。ロッテは3連敗。西野が3敗目

◆ロッテが負けられない戦いで、最下位オリックス相手に痛い連敗を喫した。 先発山岡を打ち崩せなかった。8回にようやく得点を奪えたが、7回まで3安打無得点に抑えられた。今季、京セラドーム大阪では3勝10敗と大きく負け越し。井口監督は「何とか勝ちたかったですが点が取れなかった。残り試合全員で戦って1つでも多く勝てるようにしたい」。逆転でのCS進出をあきらめない。

◆オリックス山岡泰輔投手が12勝目を挙げ、初タイトルとなる最高勝率へ王手をかけた。 7回まで3安打無失点。8回2死一、二塁のピンチを残して降板し、1点を失うもディクソンで逃げ切った。勝率を7割5分まで上げ、最高勝率の条件となる13勝以上にあと1勝に迫り「自分だけでは取れない。野手、中継ぎの助けがあってこその賞。取れるように頑張りたい」と誓った。

◆逆転でのクライマックスシリーズ進出を狙う４位ロッテは、手痛い３連敗となった。敵地で最下位オリックスに屈し、今季は京セラドーム大阪で３勝１０敗。それも７月４日以降は６連敗で、井口監督は「何とか勝ちたかったですけど...」と悔しさをにじませた。 　３点を追う八回に鈴木の適時打で１点を返したが、時すでに遅しだった。シーズンは残り３試合。監督は「全員で戦って、一個でも多く勝てるようにやっていく」とチームを鼓舞するように話した。

◆オリックス・西村徳文監督（５９）が来季も続投することが２１日、正式決定した。同日午前中に球団側から続投要請を受け、受諾した。就任１年目の今季は５年連続のＢクラスとなったが、球団は若手育成の手腕を高く評価した。 　「そういう話をいただいた。終盤の連敗の責任はありますけど、若手をまだまだレベルアップさせていかないといけない。『ありがたくお受けさせていただきます』と言いました」 　３－１でロッテ戦に快勝後、指揮官は力を込めた。続投発表後のロッテ戦は新エースの山岡が快投し、１２勝目。福田が今季３０個目の盗塁を決めるなど若手が躍動した。 オリックス・湊球団社長 「若手が台頭し、期待は大きい。２軍を見ても、土台作りは成功している。時間とともに、うまくいくのではというのが見えてきた」