日本ハム(☆7対2★)ソフトバンク =リーグ戦23回戦(2019.09.16)・スタルヒン球場=
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ソフトバンク
00000101X 2911
日本ハム
0012040 71501
勝利投手:金子 弌大(7勝7敗0S)
敗戦投手:ミランダ(7勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】グラシアル(26号・6回表ソロ)
【日本ハム】清水 優心(5号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムが降雨コールド勝ち。日本ハムは3回裏、近藤の適時打で先制する。続く4回に清水の2ランで加点すると、6回には近藤の適時打など5連打で4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・金子が7回1失点の好投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投手陣が振るわなかった。

◆日本ハム石井一成内野手(25)が右手人さし指骨折から復帰し1軍昇格を果たした。 8月21日西武戦(メットライフドーム)の守備で打球が患部に直撃し負傷。都内の病院で精密検査を受け「右手示指(人さし指)の末節骨骨折」と診断されていた。全治1カ月の見通しとされていたが、8日のイースタン・リーグの西武戦(鎌ケ谷)で実戦復帰を果たすと、同リーグで4試合に出場。残り9試合となったレギュラーシーズン中の復帰に間に合った。 試合前の練習では守備で軽快な動きを見せ、万全な状態であることをアピール。練習終了後に報道陣の取材に応じた石井は「(指は)完治して万全です。残り試合に関係なく、できることをやるだけだと思っているので、1球1球貪欲に最後までいけたらと思います」と意気込んだ。

◆日本ハム近藤健介外野手(26)が先制打を放った。 3回2死三塁で迎えた第2打席、フルカウントからソフトバンクの先発左腕、ミランダの変化球をしぶとく右前へ運んだ。 「いい当たりではなかったですけど、何とか抜けてくれて、ほっとしました。昨日勝った流れに乗って、先制点を取れてよかったです」。11日楽天戦(東京ドーム)以来、4試合ぶりの打点となった。

◆日本ハム清水優心捕手(23)が2試合連続となる1発を放った。 4回1死二塁で迎えた第2打席、ソフトバンク・ミランダの投じた変化球を振り抜き、左翼席へ運ぶ5号2ラン。 15日の同戦(札幌ドーム)に続く2試合連続アーチに「センター方向の意識で打席に入ったのですが、謙虚さを失い、力みすぎて2ストライクまで大振りしてしまったので、追い込まれた後はコンパクトにいきました。それが良い結果につながってくれたと思います」と振り返った。

◆日本ハム近藤健介外野手(26)が貴重なタイムリーで今季9度目の猛打賞を決めた。 6回2死一、二塁の第4打席。ソフトバンクの4番手、甲斐野のフォークをはじき返し、右中間フェンス直撃の2点適時三塁打。「うまく引っかかってくれましたね。追加点のチャンスだったので、ランナーをかえすことができてよかったです」とコメントした。

◆ソフトバンクは反撃ムードを雨に水を差される格好で連敗を喫した。先発アリエル・ミランダ投手は3回に近藤に先制打を許すと、4回は清水に2ランを打たれるなどこの回途中で降板した。 「調子自体は悪くはなかったと思う。ただ要所で際どいところを狙い過ぎてカウントを悪くしてしまい、自分で自分を苦しめてしまった」と悔やんだ。 6点を追う8回、先頭の明石が安打で出ると、今宮も続き一、二塁。3番グラシアルが左前にはじき返し、3連打で1点を返した。なお無死一、二塁と好機は続き、反撃への機運が高まったところで雨が強くなり試合は中断。そして約10分後にコールドゲームとなった。首位西武が先に敗れていたため、ゲーム差は1のままだが痛い敗戦となった。

◆日本ハムは3回、近藤の右前適時打で先制点を挙げた。ソフトバンクは日本ハム先発金子の前に3回まで2安打無得点。 日本ハムは4回に清水が5号2ラン。ソフトバンクは6回にグラシアルの1発で1点を返すが、日本ハムはその裏、4点を加えた。 ソフトバンクは8回に1点を返すも、雨が強まり8回途中降雨コールドで日本ハムが2連勝。ソフトバンクは2連敗となった。金子7勝目、ミランダ5敗目。

◆日本ハム金子弌大投手が移籍後最長となる7回を投げきり、7勝目を挙げた。「序盤はしっかりとストライクゾーンで打者と勝負できました」。不慣れな地方球場、断続的な雨にも動じなかった。 打者27人に対して3ボールとなったのは3人だけ。四球も最後のイニングとなった7回に与えた1個のみだった。打たせて取ることで球数も89球。突き抜けられなかった6回の壁を、ようやく破った。 試合後に「今日は野手に助けられたところはたくさんあった」と振り返ったが、味方の援護や好守を引き出したのは金子だ。打線は15安打7得点を生みだし、守備でも無失策ともり立ててくれた。栗山監督も「素晴らしかった。ムダな球数がなかった」と絶賛。残り8試合でCS圏まで3・5差と厳しい状況は変わらないが、久しぶりに投打がかみ合った勝利をベテラン金子がもたらした。

◆ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手がチームの全得点を挙げた。 3点を追う6回に左翼席へ特大の26号ソロ。6点を追う8回には、無死一、二塁から左前適時打を放って反撃ムードをつくったが、直後に降雨コールドとなった。「天候には勝てない。みんなで一生懸命に頑張った結果。自分のバッティングとしては好調だと思う」とクールに振り返った。

◆北海道・旭川市出身のソフトバンク明石健志内野手が地元で2安打を放った。 6回に先頭で中前打。6点を追う8回も先頭で中前に運び、グラシアルの適時打で生還した。「(知り合いの)誰が見ているか分からないので、打ててよかった」。だが6回の守備では二ゴロをはじく失策から4失点につながった。「エラーはしたくなかったですね。僕のエラーであそこまで点数が入ったので」と悔やんだ。

◆ソフトバンクが雨の旭川で5位日本ハム相手に痛恨の連敗を喫した。8回途中降雨コールド。工藤監督は試合後の会見冒頭「最後は雨で」と話を振られ、10秒ほど沈黙した。普段はどんな状況でも丁寧に応じるだけに、この試合の大きさを物語っていた。 6点差を追う8回、3連打で1点を返し、さらに無死一、二塁で4番デスパイネ。ようやく勢いが出てきたところでの中断。雨はさらに強くなり、わずか11分後に石山球審が降雨コールドゲームを宣告した。 先に首位西武が負けており、勝てば再び首位だったが、お付き合いしてしまう形で西武のマジックは8となった。2点差の6回1死一、二塁では今季61試合目で初の3連投となる甲斐野を投入した。だが2番大田から3連打。近藤には右翼フェンス直撃の2点適時三塁打、中田にも遊撃適時内野安打で3失点。9球での降板となった。前日15日も4失点で、工藤監督は「悔しい思いを早く晴らせたいというのもあった。信頼は変わらない」と明かした。甲斐野は「同じミスを繰り返してしまった。プロとしてやってはいけない」と肩を落とした。 先発陣の苦しい台所もリリーフ陣の負担を増している。2軍からバンデンハークらの昇格も含め、先発陣を再編する。18日から今季最後の本拠地ヤフオクドームでの4連戦で、残りは9試合。指揮官が「どちらが最後まで我慢できるか」と表現した西武とのデッドヒートは続く。【石橋隆雄】 ▽ソフトバンク倉野投手コーチ(2試合連続失点の甲斐野に)「使いたくなかったが、1点もやりたくない状況で使わざるを得なくなった。3連投というのは分かって送り出している。選手だけの責任ということはない。なるべく減らしたいが、負担はかかっている」 ▽ソフトバンク・ミランダ(4回途中3失点で5敗目)「調子自体は悪くはなかったと思う。ただ要所で際どいところを狙い過ぎてカウントを悪くしてしまい、自分で自分を苦しめてしまった」

◆今季最後の道内地方開催で、たまった鬱憤(うっぷん)を晴らした。日本ハム近藤健介外野手(26)が16日、ソフトバンク23回戦(旭川)で決勝の先制適時打を放つなど3安打3打点と爆発。8回表の守備中に降雨コールドゲームとなり、地方開催今季初白星を挙げた。8回にコールドゲームとなるのは、日没で敗れた西武戦(釧路)と同じ。今度は勝利を手にし、クライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。近藤の快打が、随所で効果的だった。3回2死三塁の第2打席に右前へ先制適時打を放つと、2点リードの6回2死一、二塁では、右中間フェンス直撃の2点適時三塁打。「追加点のチャンスだったので、ランナーをかえすことができて良かったです」。初回の左前打と合わせ、今季9度目の猛打賞で勝利をたぐり寄せた。 8回表のイニング途中にコールドゲームとなるのは、8月28日西武戦(釧路)の日没コールドと同じだった。あの日も11安打で8点を奪ったが、リードされる展開だったことで敗戦。「先制打」、「ダメ押し打」で主導権を握れたこの日の近藤の活躍は価値があった。道内地方開催今季最終戦で、ようやく白星をつかむことができた。 活躍の源は万全な体のコンディションにある。開幕前の3月に結婚。愛妻の手料理に支えられている。「ご飯を自分で考えなくていいので、その辺はやっぱりいいのかなと思う」。元々は魚料理が好きだったというが、「(妻の)ショウガ焼きとか好きですかね」と味覚も変化し、肉料理をリクエストするようになった。さらに6月には、5万円ほどする「ハイパーボルト」というポータブルマッサージ器を購入。トレーナーに頼りっきりだった以前とは違い、セルフケアにも努めている。 優勝争いをするソフトバンクに2連勝。栗山監督は「コンちゃん(近藤)に関しては普通なので」とさらなる活躍を求めた。CS圏の3位ロッテとは3・5ゲーム差。残りは8試合。近藤は「ベンチも雰囲気がいいですし、こういう試合をどんどんしていって、CSに向けてやっていきたい」。チーム一丸で最後まで戦う。【山崎純一】 ▼8月28日西武戦(釧路)の日没コールド負けVTR 照明設備のない釧路で、午後1時1分開始のデーゲーム。雨が断続的に降り続き、回を追うごとに暗さは増していった。序盤から乱打戦。1点を追っていた8回表、西武森の放った中堅への本塁打に守っていた西川が反応できず、審判団は日没コールドゲームを宣告した。日没コールドは99年6月20日オリックス-近鉄戦(札幌円山)以来の珍事。日本ハムは11安打8得点と終盤の逆転も期待されていたが、2イニングを残し、悔しい敗戦となった。

◆日本ハム中田翔内野手が気迫をあらわにした。6回2死三塁で三遊間への深いゴロを放つと、一塁へヘッドスライディングで適時内野安打。 「アウトになると思って、自然と」と振り返った主将は、8月25日オリックス戦以来の3安打もマーク。CS進出の可能性もつなぎ、「最後まであきらめないという姿勢が、みんな出ている。ここまできたらチームとして戦うだけ」と気勢を上げた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が2試合連続適時打を放った。 6回2死一、二塁でダメ押しの右前適時打。直前に中田のヘッドスライディングを見て「あの気持ちをムダにしないようにと思いました」と、二塁走者だった中田を本塁へ生還させた。4回にも中前打を放って、今季10度目のマルチ安打も記録。「落ち着いて打席に入れました。いい意識で臨めていると思います」と話した。

◆日本ハム金子弌大投手(35)が、移籍後最長となる7回を投げきり、7勝目を挙げた。「序盤はしっかりとストライクゾーンで打者と勝負できました」。不慣れな地方球場、断続的な雨にも動じなかった。打者27人に対して3ボールとなったのは3人だけ。四球も7回に与えた1個のみだった。 金子 僕のよくないところは、どうしてもボール先行になってしまうので、それだけは避けようと思った。しっかりストライクゾーンに投げ込んで勝負をすることが、今日の課題と思って入りました。 掲げたテーマを忠実に遂行した。直球も多彩な変化球もきっちり制球。ストライク先行でのリズミカルな投球は、相手打者の打ち損じを次々と誘った。球数もわずか89球。新天地で突き抜けられなかった6回の壁を旭川でようやく破った。 「今日は野手に助けられたところはたくさんあった」と振り返ったが、味方の援護や好守を引き出したのは、テンポのいい金子の投球があったからこそ。栗山監督も「素晴らしかった。ムダな球数がなかった」と絶賛した。残り8試合でCS圏まで3・5差と厳しい状況は変わらないが、金子は「可能性がある限り、1試合1試合、一生懸命やって、結果がそうなれればいいと思う。そうなれるように、やっていきたい」。久しぶりに投打がかみ合った勝利をベテラン右腕がもたらし、何とか希望をつないだ。【木下大輔】

◆日本ハムの金子が今季最長の7回を投げ、6安打1失点で7勝目を挙げた。持ち前の制球力を生かして凡打の山を築き「ストライク先行で、早いカウントで打ち取ることができた。リズムよく投げられた」と満足そうに語った。  残り8試合で3位ロッテとは3・5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)進出は厳しい状況だが「可能性のある限り、そこを目指していかないといけない」と最後まで諦めない姿勢を口にした。 清水(2試合連続の5号2ラン) 「追い込まれた後はコンパクトにいった。それがいい結果につながってくれた」 栗山監督(金子に) 「素晴らしかった。無駄な球数がなかった」 近藤(3安打3打点) 「何とか打つことができて良かった」

◆ソフトバンクの明石は出身地の旭川での一戦に「1番・二塁」で出場して2安打を放ったが、守りでは手痛い失策を犯した。六回1死無走者から中島が放った正面のゴロを捕り損ねてしまい、チームはこの後に一挙4失点。「僕のエラーでこんなに点を取られてしまった。捕るときにはねた」と悔やんだ。  小学生の時にプロ野球の試合を観戦した思い出の球場だったが、「今日は最低です」と苦々しげに言った。 甲斐野(1死しか取れずに3失点で、2試合連続の大量失点) 「同じミスを繰り返してしまった。プロ野球選手としてやってはいけないこと」 グラシアル(26号ソロを含む2安打2打点) 「打撃の状態はとてもいい」

◆4番の中田が3安打1打点。六回2死三塁では、遊撃への当たりで一塁にヘッドスライディングして適時内野安打とした。「自然と出た。何としても走者をかえしたかった」。残り8試合。逆転でのCS進出に向けて「最後まで諦めない姿勢が出ている。ここまできたらチームとして戦いたい」と言葉に力を込めた。

◆日本ハム・金子弌大投手(35)が今季最長の7回を投げ、6安打1失点で7勝目。クライマックスシリーズ進出に望みをつないだ。  「ストライク先行ができたおかげで、早いカウントで打ち取ることができた」  許した得点は六回にグラシアルに浴びたソロの1点のみ。オリックスから移籍後最長となる七回は雨脚が強くなる中、1死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けた。  旭川ではオリックス時代の2013年8月14日以来2度目の登板。当時8回を2失点に抑えるなど「地方球場に苦手意識はない。マウンドに慣れるまで何球か必要ですが、1回投げれば気になることはない」。13年に敵将として好投を許した経験から、この日の先発起用を決めた栗山監督は「素晴らしかった」と称賛した。  残り8試合で3位・ロッテとは3・5ゲーム差の5位。チームの投手最年長の35歳は「可能性がある以上、そこを目指さないといけない」と力強かった。 (中田愛沙美)

◆5位・日本ハムに手痛い2連敗で首位再浮上を逃した。工藤監督は「勝っても負けても次の試合に切り替えてやっていくしかない」と前を向いたが、この3連戦はいずれも、先発投手が走者を背負ってイニングの途中で降板。11、12日の西武戦を任された高橋礼、千賀以外は満足に試合をつくれていない。倉野投手コーチは「長い回を任せられるだけの先発陣がそろわない。苦しい部分ではある」と吐露した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
75591 0.560
(↓0.004)
M8
(↑1)
8720
(+3)
665
(+9)
167
(-)
128
(-)
0.267
(-)
4.390
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
72584 0.554
(↓0.004)
1
(-)
9554
(+2)
530
(+7)
176
(+1)
109
(-)
0.252
(-)
3.640
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
67664 0.504
(↑0.004)
7.5
(↑1)
6619
(+9)
582
(+3)
156
(+1)
75
(-)
0.248
(-)
3.870
(↑0.01)
4
(-)
楽天
65664 0.496
(↑0.004)
8.5
(↑1)
8576
(+8)
557
(+2)
134
(+2)
43
(-)
0.250
(-)
3.820
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
62685 0.477
(↑0.004)
11
(↑1)
8543
(+7)
565
(+2)
91
(+1)
48
(+1)
0.253
(↑0.001
3.840
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
57696 0.452
(↓0.004)
14
(-)
11507
(+2)
593
(+8)
96
(+1)
112
(-)
0.244
(-)
4.090
(↓0.03)