巨人(★0対2☆)広島 =リーグ戦21回戦(2019.08.27)・東京ドーム=
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広島
0101000002702
巨人
0000000000400
勝利投手:ジョンソン(9勝7敗0S)
(セーブ:フランスア(6勝5敗7S))
敗戦投手:メルセデス(8勝7敗0S)

本塁打
【広島】松山 竜平(6号・2回表ソロ),メヒア(5号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆広島は2回表、松山のソロで先制する。そのまま迎えた4回には、メヒアがソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・ジョンソンが7回無失点の力投で今季9勝目。その後は遠藤、フランスアの継投で完封リレーを飾った。敗れた巨人は、打線がわずか4安打と沈黙した。

◆広島松山竜平外野手(33)が2回に先制ソロを放った。 両軍無得点の2回。2ボールから巨人メルセデスの低めスライダーをすくい上げた。きれいな放物線を描き右翼席へ。「積極的に行きました。いいポイントで捉えることが出来ました」。4試合ぶりの6号ソロで貴重な先制点をもぎ取った。

◆広島アレハンドロ・メヒア内野手(26)が4回に5号ソロでリードを広げた。 4回2死走者なしから巨人メルセデスの139キロを完璧に捉えた打球は左翼席中段に一直線。 「コンパクトに振り抜くことが出来ました。完璧だったね」。自画自賛の一発で追加点を奪った。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が、8回の守備から途中交代した。 7回2死で迎えた第4打席に中前打で出塁。丸の4球目にスタートを切ったが丸が空振り三振に倒れ、無得点に終わった。1度は遊撃の守備に就いたが、体に何らかのアクシデントが起きたとみられ、状態が心配される。坂本勇に代わって、増田大が遊撃の守備についた。 ▽巨人坂本勇(8回の守備からベンチに退き)「大事を取ってです。(明日の出場は)動いてからになります」 ▽巨人吉村打撃総合コーチ(途中交代した坂本勇に)「張りが出たということです」

◆巨人メルセデス、広島ジョンソンが先発。広島は2回に松山の6号ソロで先制する。巨人打線は3回まで1安打無得点。 広島は4回、メヒアの5号ソロで追加点。巨人は4~6回のいずれも得点圏に走者を進めたが、決定打に欠き無得点。 広島がソロ2本による得点を無失点リレーで守り、逃げ切った。ジョンソンが9勝目。巨人は打線が散発4安打と低調だった。

◆広島が巨人戦の5年連続勝ち越しを決めた。2回に松山の右越えソロで先手を取り、4回はメヒアのソロで加点。ジョンソンが7回無失点で9勝目を飾った。巨人は毎回のように走者を出しながら、あと1本が出なかった。

◆広島が今季の巨人戦を13勝7敗1分とし、5年連続のシーズン勝ち越しを決めた。 巨人に5年連続で勝ち越したのは、1リーグ時代の阪神が43~44、46~48年(45年は戦争でリーグ戦中止)に記録したのに次ぎ、71年ぶり2度目。広島は84~88年まで5年連続で巨人戦負け越しなしがあったが、84年は12勝12敗2分。5年続けて勝ち越しは球団史上初めてとなった。

◆巨人打線が沈黙した。散発4安打で今季初の2試合連続完封負けを喫した。 8四死球の広島先発ジョンソンに10残塁。原監督は「そうですねぇ。うん。まぁ、見ての通りだね」と顔をしかめた。 相手助っ人左腕に対し3試合連続で計20イニング無得点と苦戦が続く。この日も7回まで4度、得点圏に走者を進めたが、決定打を欠いた。 広島に今季13敗目で5年連続の負け越しも決まった。 指揮官は「いい気持ちはしないね。力そのものはやはり今日まではカープが上回ってるというところでしょうね」と認めた。 「正常ではない状態だから代えたということですね」と、8回の守備から坂本勇をベンチに下げた。コンディション不良で大事を取っての交代とみられ、次戦以降は当日の状態を見ての判断となる。 20日の優勝マジック点灯から2試合連続で足踏みとなった。28日の第2戦はエース菅野で歩を進める。

◆広島先発クリス・ジョンソン投手が"怪投"で白星をもぎ取った。 7回まで3者凡退は3回の1イニングのみ。4度得点圏に走者を背負った。昨年8月21日ヤクルト戦の7四死球を上回る来日ワースト8四死球も、無失点で切り抜けた。 「バランスが悪く、コンスタントにいいコントロールができなかった。ここぞのところでいい球で打ち取ることができた」。要所を締め9勝目を挙げた。 ▽広島佐々岡投手コーチ「球は悪くなかった。インコースを攻めていた。ここぞのところで低めに投げきれていた」 ▽広島石原「決めなければいけないところで、意図する球を投げられたのが良かった」

◆巨人メルセデス投手がソロ2発に沈んだ。 2回に松山、4回にはメヒアに1発を食らった。2回無死一塁ではサンタナの打球が左太もも付近に直撃。「特に投球には問題なかった」と続投したが、5回2失点で7敗目を喫した。原監督は「ちょっと点の取られ方が淡泊。もう少し慎重にというところ。それぐらいの経験と技術も持ち合わせてる」と指摘した。

◆広島は2点リードを遠藤淳志投手、ヘロニモ・フランスア投手のリレーで守り抜いた。 8回登板の20歳右腕は、2死一塁から代打阿部を迎え「阿部さんは小さい頃から応援していた選手。今までやってきたことに自信を持って投げられた」と、フルカウントから最後は直球で詰まらせた(結果は遊飛)。 9回はフランスアが3者凡退で締めくくり、0封勝利。2人を軸に新方程式を確立していく。

◆広島が巨人との3連戦で白星発進した。松山、メヒアの1発で試合の主導権を握ると、先発ジョンソン、遠藤、フランスアの無失点リレーで逃げ切った。残り4試合を残し、巨人戦の5年連続勝ち越しを決めた。首位巨人とのゲーム差は5・5となった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -先発ジョンソンが粘りの投球を見せた 緒方監督 今日はジョンソン。そして後ろの8回、9回の遠藤、フランキー。それを引っ張ってくれた石原と会沢。投手陣とバッテリーが相手打線を抑えてくれた。ナイスピッチング、ナイスリード。 -先発ジョンソンは8四死球も要所を締めた 緒方監督 我慢していた。走者を出しても丁寧に、気持ちを切り替えて投げてくれた。 -打線は序盤に2発 緒方監督 その後のチャンスのところでタイムリーが出てくれれば流れを持ってくることが出来た。あの点差では(狭い)東京ドームだし、分からない。 -3連戦初戦を勝利 緒方監督 1試合1試合。残り試合も少ないし、1試合1試合諦めることなく戦っていくだけ。 -先発ジョンソンの次回中4日の可能性 緒方監督 いろいろ考えている。残り試合も少なくなったので。

◆G倒で再加速だ! 投打がかみ合った広島が首位巨人との3連戦初戦を勝利した。広島緒方孝市監督(50)は、昨年左打者を並べて攻略した巨人先発メルセデスに対し、右打者を並べて一発攻勢で沈めた。先発ジョンソンも粘投でしのぎ、若き中継ぎ陣も無失点リレー。5年連続巨人戦勝ち越しを決めた勢いに乗って、28日は菅野と対戦する。巨人打線のお株を奪う一発攻勢で試合の主導権を握り、先発ジョンソンが粘りの投球でゼロを並べた。若き中継ぎ陣も奮投。巨人3連戦初戦を今季12度目の0封勝利で飾った。残り4試合を残し巨人戦5年連続勝ち越しを決めた。首位巨人との逆転優勝には3連勝が求められる。まず初戦を取ったが、緒方広島にとっては通過点に過ぎない。 緒方監督 残り試合も少ない。1試合1試合、諦めることなく戦っていく。 広島ナインは敵地を苦にしない。2回は4番松山が巨人先発メルセデスの低めスライダーをすくい上げて、右翼席に放り込んだ。東京ドームでは約8倍の打席数のあるマツダスタジアムと同じ3本塁打。「いいポイントで捉えることができました」。17日DeNA戦から4番先発を続ける中軸がチームを勇気づけた。 昨季は左打者を並べて攻略したメルセデスに対し、この日は右のメヒアやサンタナ、三好を先発起用した。値千金の追加点は、5番に起用したメヒアだった。「(メルセデスとは)友達だけど、試合中はライバル」と、4回に左翼席へ弾丸ライナーで突き刺す一発を見舞った。東京ドーム初本塁打も、同球場での打率は5割。こちらも好相性を発揮した。東出打撃コーチは「(5番起用のメヒアはメルセデスと)アカデミーでもシート打撃で何度か対戦している」と期待し、その起用が見事にはまった。 中押し、ダメ押しとは行かなかったものの、敵地とは思えぬ広島ファンの声援を受けて逃げ切った。ゲーム差は5・5に縮まった。敵地を得意とする選手が大暴れし、巨人戦5年連続の勝ち越し。逆転優勝に望みをつなげるためには、この先も負けられない。この勢いは28日先発の巨人エース菅野を打ってこそ、加速する。【前原淳】

◆巨人打線が沈黙した。散発4安打で今季初の2試合連続完封負けを喫した。 ◆マジック消滅も 巨人は28日にも優勝マジック消滅の可能性がある。28日に消滅する条件は巨人が広島に●でDeNAがヤクルトに○か△、広島に△の場合はDeNA○。

◆広島が巨人との3連戦で白星発進した。松山、メヒアの1発で試合の主導権を握ると、先発ジョンソン、遠藤、フランスアの無失点リレーで逃げ切った。残り4試合を残し、巨人戦の5年連続勝ち越しを決めた。首位巨人とのゲーム差は5・5となった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -先発ジョンソンが粘りの投球を見せた 緒方監督 今日はジョンソン。そして後ろの8回、9回の遠藤、フランキー。それを引っ張ってくれた石原と会沢。投手陣とバッテリーが相手打線を抑えてくれた。ナイスピッチング、ナイスリード。 -先発ジョンソンは8四死球も要所を締めた 緒方監督 我慢していた。走者を出しても丁寧に、気持ちを切り替えて投げてくれた。 -打線は序盤に2発 緒方監督 その後のチャンスのところでタイムリーが出てくれれば流れを持ってくることが出来た。あの点差では(狭い)東京ドームだし、分からない。 -3連戦初戦を勝利 緒方監督 1試合1試合。残り試合も少ないし、1試合1試合諦めることなく戦っていくだけ。 -先発ジョンソンの次回中4日の可能性 緒方監督 いろいろ考えている。残り試合も少なくなったので。

◆広島の松山が先制ソロ本塁打を放った。二回にメルセデスの甘く入った変化球を右越えに運んだ。6号アーチに「積極的にいった。いいポイントで捉えることができた」と白い歯を見せた。  四回にはメヒアのソロで差を広げ、一発攻勢で「絶対に負けられなかった」という首位巨人、2位を争うDeNAとの6連戦の初戦を制した。それでも4番を任されている好打者は六、八回の好機で凡退し「得点圏で打てていないし、いいところで打てなかった」と反省も忘れなかった。

◆巨人の坂本勇が八回の守備からコンディション不良で途中交代した。「一応、大事を取って」と話し、28日の出場については「動いてから(の判断)になると思う」と慎重な口ぶりだった。

◆巨人のメルセデスは5回2失点と踏ん張ったが、援護に恵まれず7敗目を喫した。二回にサンタナの打球が左太ももを直撃。「特に投球に影響はなかった」と痛みをこらえて続投したが、四回にメヒアにソロを浴びた。  原監督は「点の取られ方が淡泊。もう少し慎重に。それくらい経験と技術を持ち合わせているから注文したい」と苦言を呈した。

◆巨人・沢村拓一投手がコンディション不良のため、広島21回戦(東京ドーム)でベンチ入りしなかった。試合後は「大丈夫」と話し、宮本和知投手総合コーチも「明日(28日)から大丈夫」と説明した。

◆ジョンソンは8四死球を与えたが、7回3安打無失点で今季9勝目を挙げた。「四球をたくさん与えてしまったが、決めなければいけないときに、いい球がいったのでこういう結果になった」。2年連続通算4度目の2桁勝利に王手をかけ「勢いが付く。まだ試合は残っているので諦めていない」と言い切った。

◆巨人はわずか4安打と打線が沈黙し、5年連続で広島戦の負け越し(7勝13敗1分け)が決定。原辰徳監督(61)は「いい気持ちはしないね。力そのものは、今日まではカープが上回っているというところ」と悔しさを隠さなかった。  8四死球と荒れたジョンソンの狙い球を絞れなかった。吉村打撃総合コーチは「ストライク、ボールがはっきりしていた。打つべきボールを仕留めきれなかった」。昨年8月のDeNA戦以来、1年ぶりとなる2試合連続の零封負け。対ジョンソンの20イニング連続無得点はクライマックスシリーズに向けても不安要素だ。  巨人が同一球団に5年連続で負け越すのは2リーグ制以降では初だ。八回の守備からは坂本勇が下半身の張りを訴えて交代。本人は「大事を取って」としたが、こちらも不安は残る。優勝へのマジックナンバーは20のままで、28日に消滅の可能性もある。原監督は「ま、頑張ります」と努めて前を向いた。 (伊藤昇) 5回2失点で7敗目の巨人・メルセデス 「(2本の)本塁打は甘いところにいってしまった。悔いが残る」 ジョンソンに4打数無安打2三振の巨人・丸 「いいピッチャーだけど、何回も同じ感じで点が取れていない。次回対戦したときは点を取れるようにするしかない」

◆奇跡の逆転Vへ、いちるの望みをつなぐ"アンパンチ"をお見舞いした。鯉のアンパンマンこと広島・松山が決勝ソロ。4番の一発で首位・巨人との運命の3連戦第1戦を快勝した。  「絶対に負けられない試合で、勝つことができて良かったです。チームが勝てば良い。1本打つことができて本当に良かったです」  0-0の二回先頭で先発・メルセデスのスライダーをすくい上げ、右翼席へ6号ソロをたたき込んだ。これで今季対メルセデスは打率・500(8打数4安打)、2本塁打。松山自身は「特に...。良い入りができている」と謙遜するが、相性の良さを発揮した。  17日にチーム最多26本塁打のバティスタがドーピング違反で出場選手登録抹消後、4番に抜てきされた。しかし、試合前の時点で、8試合で打率・214(28打数6安打)、1本塁打、3打点と不振。チームも3勝5敗でなかなか波に乗れなかったが、この一発で流れを変えそうだ。  チームは今季巨人戦13勝7敗1分け。4試合を残し、5年連続のカード勝ち越しが決まった。巨人に5年連続勝ち越しは1リーグ時代の阪神以来。広島が2例目、2リーグでは初めての快挙となった。監督就任1年目の2015年から巨人戦に圧倒的な強さをみせる緒方監督は「1試合1試合、あきらめずに戦っていくだけ」と話した。  「4番という意識ではやっていない。チームが勝てればそれでいい」と松山。2位・DeNAとのゲーム差は0・5のままだが、首位・巨人とは5・5に縮めた。奇跡のセ・リーグ4連覇へ、残り22試合にすべてを懸ける。 (柏村翔)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65502 0.565
(↓0.005)
M20
(-)
26552
(-)
466
(+2)
148
(-)
68
(-)
0.259
(↓0.001)
3.700
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
61563 0.521
(↑0.004)
5
(↑1)
23497
(+5)
491
(+3)
132
(+1)
37
(-)
0.246
(-)
3.820
(↑0.01)
3
(-)
広島
61573 0.517
(↑0.004)
5.5
(↑1)
22504
(+2)
497
(-)
118
(+2)
68
(-)
0.253
(-)
3.590
(↑0.03)
4
(-)
阪神
55586 0.487
(-)
9
(↑0.5)
24444
(-)
492
(-)
82
(-)
78
(-)
0.250
(-)
3.570
(-)
5
(-)
中日
52632 0.452
(-)
13
(↑0.5)
26455
(-)
470
(-)
76
(-)
59
(-)
0.263
(-)
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
48702 0.407
(↓0.003)
18.5
(-)
23549
(+3)
612
(+5)
143
(+3)
47
(-)
0.247
(-)
4.670
(↓0.01)