1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 1 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 2 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- |
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◆楽天の先発・菅原は、6回5安打無失点の好投。対するロッテの先発・小島も、6回無失点6奪三振の投球を見せる。その後は、0-0のまま延長戦に突入するも、楽天は11残塁、ロッテは14残塁と両軍決め手を欠き、5時間9分の試合は規定により引き分けに終わった。
◆楽天が「クールビズ」を導入した。連日の猛暑日となった仙台で、試合前の全体練習はハーフパンツなど軽装で練習する選手が目立った。 平石監督は「本人に選んでもらう形で『短パンでもいい』と伝えました」と説明。シートノックも見送り、コンディショニングを最優先。移動ゲームで試合前の全体練習を今季初めて行わなかった前日に続き、柔軟な思考で真夏の10連戦を乗り切っていく。
◆楽天菅原は1回2死満塁から清田を右飛で3回まで無失点。ロッテ小島も2回に3連打での1死満塁を切り抜け、3回無失点。 楽天菅原は3回以降毎回先頭打者の出塁を許すも自己最長6回を投げ、5安打無失点。ロッテ小島も6回5安打無失点で譲らない。 楽天は7回からブセニッツ、ハーマン、松井とつなぎ無失点。ロッテも松永、酒居、唐川、益田の継投で得点を許さず延長戦へ。 ロッテは延長11回、1死満塁のチャンスをつくるもあと1本が出ず。延長に入って両軍無得点のまま、引き分けに終わった。
◆楽天は延長12回に見せ場をつくるも本塁が遠かった。 1死一塁から代走山崎剛が、代打渡辺佳明の場面で二盗。「もっと早く(初球から)いきたかったけど、思い切ってスタートが切れたのは良かった」。2球待つ形となった渡辺佳は追い込まれた状態からの勝負となったが、4球目を鮮やかに右前へ運んだ。 「後ろに茂木さんがいると思って、気楽にいけた」。1死一、三塁とサヨナラの絶好機も、リーグ最多122安打の茂木が空振り三振。下水流も三ゴロに倒れた。
◆ロッテ小島和哉投手(23)が"4度目の正直"とはならなかったが、6回5安打無失点の好投を見せた。 「今まで試合を作れて来なかったので、今日の試合に関しては試合を作ることだけを考えてマウンドに立った。最低の役目は果たせたかなと思う」と手応えを口にした。 初回、抜群の立ち上がりを見せた。右打者には徹底的に内角を、左打者には外角を攻め、12球で3者連続三振を奪った。特に先頭の茂木、2番の下水流には6球連続ストライクで2三振。直球は140キロ前後だが勢いのある球を投げ込み、カットボール、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球を交え、相手打者を翻弄(ほんろう)した。「初回から飛ばし過ぎて後半まっすぐの勢いが弱くなっていたところはある。その辺は課題だが、初回はしっかりと入れたかなと思う」と言った。 この日の朝、父浩行さんと母美和子さん(ともに58)は車で仙台に入り。息子の初勝利を願って、青葉神社を参拝した。同神社に祭られている伊達政宗は偶然にもこの日が452歳の誕生日。青葉城にも訪れ"伊達政宗パワー"を吸収した。その後チェックインしたホテルの部屋番号は403。息子の「背番号43」を連想させる数字が並んでいたため好投の予感はあった。 反省を忘れず、1試合ごとに進化を遂げる。プロ初登板となった4月4日の西武戦は2回8失点KOだったが、3度目の登板となった前回7月17日の同戦では4回終了まで1安打投球。勝ち投手の権利が目前に迫った5回に5安打を浴び4点を失い降板したが成長を示していた。「前回やった失敗をくり返さないようにと。1戦目よりも2戦目。2戦目よりも3戦目という風に自分の中で分析してやってきた。今日出た課題は次に生かしたい」。プロ初勝利とはならなかったが、1歩ずつ階段を上った先には明るい未来が待っている。【久永壮真】
◆今季チーム最長となる5時間9分の総力戦は両軍無得点で引き分け。平石監督は「両チームにチャンスがあったけど、つぶせるところはあった」と悔しさをにじませた。打線は9安打を放ちながらも、あと一本が出ず。6回5安打無失点の先発・菅原から計7投手が得点を与えず、指揮官は「この緊張感のある中でよく踏ん張った。チーム全員でよく頑張った」とねぎらった。
◆最後のピンチを鈴木が好守で救った。0-0の延長十二回2死一、三塁で下水流の三塁前へのゴロを右手でつかんでそのまま一塁へ送球し、間一髪のアウトに。楽天ベンチのリクエストも判定は覆らず、選手会長は「内野安打でも駄目な場面。チームとしても、僕自身としても大きなプレー」と胸を張った。打線は延長戦に入ってからの2度を含め、3度の満塁機を生かすことができなかった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
55 | 42 | 4 | 0.567 (↑0.004) | - (-) |
42 | 422 (+6) | 389 (+3) | 136 (+1) | 85 (-) |
0.250 (↑0.001) | 3.500 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
51 | 45 | 4 | 0.531 (↓0.006) | 3.5 (↓1) |
43 | 426 (+3) | 405 (+6) | 70 (+2) | 41 (-) |
0.254 (↓0.002) | 3.770 (↓0.03) |
3 (-) |
楽天 |
49 | 46 | 3 | 0.516 (-) | 5 (↓0.5) |
45 | 422 (-) | 400 (-) | 99 (-) | 36 (+1) |
0.251 (-) | 3.850 (↑0.06) |
4 (-) |
西武 |
49 | 48 | 1 | 0.505 (↓0.005) | 6 (↓1) |
45 | 508 (+1) | 484 (+4) | 111 (-) | 103 (-) |
0.258 (-) | 4.400 (-) |
5 (-) |
ロッテ |
46 | 49 | 3 | 0.484 (-) | 8 (↓0.5) |
45 | 441 (-) | 434 (-) | 118 (-) | 63 (+2) |
0.247 (-) | 4.060 (↑0.05) |
6 (-) |
ORIX |
43 | 51 | 5 | 0.457 (↑0.005) | 10.5 (-) |
44 | 356 (+4) | 436 (+1) | 67 (-) | 91 (+3) |
0.236 (-) | 3.980 (↑0.03) |
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