1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 10 | 0 | 2 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 1 |
勝利投手:松本 航(5勝2敗0S) 敗戦投手:辛島 航(6勝5敗0S) 本塁打 |
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◆西武は4回表、中村のソロと木村の犠飛で2点を先制する。続く5回には、中村の犠飛とメヒアの適時二塁打で2点を追加し、リードを広げた。投げては、先発・松本航が6回1失点8奪三振の好投で今季5勝目。敗れた楽天は、打線が3安打1得点と振るわなかった。
◆日体大からドラフト1位で入団した西武松本航投手は、ここまで4勝2敗。5勝目を挙げると、西武のルーキーでは16年多和田真三郎以来3年ぶりとなる。楽天戦は初登板。
◆野球日和の天気が一瞬で変わった。午後7時32分、5回表、無死一、二塁。楽天生命パークの左翼席後方の観覧車から、モクモクと煙のような物が漂ってきた。本塁を守る捕手堀内は不思議そうに見つめ、左翼手島内も空を見上げた。 アッという間に球場上空を覆ったのは濃霧。仙台市東部に発令されていた霧が、球場にも訪れた。球審小林がプレー再開を一瞬ためらったが、状態をしばし観察してコール。マウンド上の辛島は表情を変えることなく、打者山川を一飛に抑えた。
◆序盤は両先発が好投を見せる。楽天辛島は3回まで2安打無失点、西武松本航も無安打無失点の立ち上がり。 西武は4回に中村の先制ソロなどで2得点。5回にメヒアの適時打などで2点を加えた。楽天は6回に浅村のソロで1点を返した。 西武は8回にメヒアのソロで突き放し、継投で逃げ切った。松本航は5勝目。楽天は打線がつながらず、辛島は5敗目となった。
◆楽天渡辺佑樹投手がプロ初登板で"怪"投した。4点を追う9回に登板。秋山、源田と左打者に2者連続四球を与えたが、外崎、山川、中村と外角に沈むチェンジアップで右打者を3者連続空振り三振に仕留めた。 左キラーとして期待される2年目左腕だが、右打者への強さを発揮。森山投手コーチから「左殺さず!」と笑顔で突っ込まれ「左を抑えられることを求められる。対戦を重ねて成長したい」と話した。
◆西武のルーキー松本航投手が5勝目を挙げた。4回まで無安打投球で6回3安打8奪三振1失点で終えた。 リズムよく投げるために、足を高く上げるフォームにマイナーチェンジ。初顔合わせも、楽天生命パークではフレッシュ球宴で登板した"予行練習"が生きた。新人では多和田以来3年ぶりの5勝目に「勝たせてもらっている。自分で取れる投球ができるようにしていきたい」と次を見据えた。
◆西武のルーキー松本航投手が5勝目を挙げた。4回まで無安打投球で6回3安打8奪三振1失点で終えた。 リズムよく投げるために、足を高く上げるフォームにマイナーチェンジ。初顔合わせも、楽天生命パークではフレッシュ球宴で登板した"予行演習"が生きた。新人では多和田以来3年ぶりの5勝目に「勝たせてもらっている。自分で取れる投球ができるようにしていきたい」と次を見据えた。
◆西武中村剛也内野手が2試合連続弾で、4年ぶりの打点王を視界に入れた。 4回に先制17号ソロ。5回には犠飛で追加点を挙げた。この試合2打点で今季72打点目をマーク。75打点で1位の山川を3点差で追い「打ててよかったです」。15年以来の個人タイトルが見えてきた。5番に置いた辻監督は「いいところで打ってくれる。本当に頼もしい」とたたえた。
◆西武の中村が四回に2試合連続本塁打となる先制の17号ソロを放った。辛島が投じた初球の浮いた内角へのチェンジアップを強振し、打球を左翼席へたたき込み「打てて良かった」と喜んだ。 2-0の五回1死一、三塁ではきっちり右犠飛をマーク。4番山川の調子がなかなか上がらない中、5番で起用されて得点源の役割を果たした。辻監督は「今年は本当にいいところで打ってくれる。頼もしい」と目を細めた。 辻監督(松本航に) 「スピードガンより真っすぐに力があった。先頭をしっかり取っていたし、内角を突きながらうまく投げていた」 メヒア(八回に5号ソロ) 「もう一度、相手を突き放す本塁打を打つことができて良かった」
◆楽天は新人の松本航を攻略できず1日で4位に逆戻りした。3月9日にオープン戦で対戦したが公式戦では初対戦。切れのある直球を次々と投げ込まれ、六回までに1点しか挙げられなかった。 オープン戦でもルーキーに歯が立たず4回を無得点に封じられていた。雪辱を果たすことはできず、平石監督は「イメージが残っていたのかな。(序盤に)仕留めにいかないと。探ってしまった」と反省していた。 辛島(5回4失点で5敗目) 「試合をつくれず申し訳ない」 渡辺佑(2年目でプロ初登板して1回無失点) 「ファームと歓声が違った。これからもしっかりやりたい。自分も成長していければ」
◆松本航に対して6回で3安打1得点と攻略できず、1日で4位に逆戻りした。新人右腕には、3月9日にオープン戦で当たった際にも4回で無得点。初対戦となった公式戦でもやられ、平石監督は「イメージが残っていたのかな。(序盤に)仕留めにいかないと。探ってしまった」と反省していた。 2年目でプロ初登板して1回無失点の楽天・渡辺佑 「ファームと歓声が違った。これからもしっかりやりたい。自分も成長していければ」
◆中村が四回に辛島のチェンジアップを捉え、左翼席へ17号ソロ。2試合連続の"おかわり弾"で、ルーキー松本航をアシストした。通算402号にも、中村は「打ててよかったです」といつも通り物静か。五回には駄目押しの犠飛で勝利を引き寄せたベテランの活躍に、辻監督は「今年は本当にいいところで打ってくれている」と感謝しきりだった。
◆『松本 動きます』-。"静"から"動"へ求めた進化が、新人右腕に大きな白星を連れてきた。西武のドラフト1位・松本航投手(22)=日体大=が、6回3安打1失点と好投。12球団の新人で上茶谷、大貫(ともにDeNA)に並んでトップとなる5勝目を挙げた。 「フォームを少し変えて、リズムを取れるように意識したことがいい結果につながった。ちょっと変化をつけようと...」 前回登板した7日のロッテ戦では、6回4失点で2敗目。球宴中断期間をはさんでの調整中、投球フォームの修正に着手。前半戦よりも少しだけ左足を高く上げてリズムを変えることで、直球の切れを取り戻した。 直球を主体に攻め、五回1死までは無安打投球。六回1死から浅村にソロを浴びたが、続くブラッシュ、銀次はいずれも見逃し三振に斬り、流れを渡さなかった。 「スピードガンより真っすぐに力があった。制球も内角を突きながらよく投げていた」と辻監督。西武の新人では2016年の多和田以来となる5勝に達し、先発ローテーションの一角として頼もしさが増してきた。 高橋礼、甲斐野(ともにソフトバンク)ら、強敵ぞろいのパ・リーグ新人王候補にも猛チャージをかける。「まだ勝たせてもらっている、というのがある。自分で(勝利が)取れるように頑張りたい」。ダウンタウンの松本人志と同じ兵庫出身"獅子の松っちゃん"は頼もしさが増すばかりだ。(佐藤春佳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
51 | 38 | 4 | 0.573 (↓0.007) | - (-) |
50 | 387 (+4) | 356 (+7) | 125 (+1) | 83 (+1) |
0.250 (↓0.001) | 3.490 (↓0.03) |
2 (-) |
日本ハム |
48 | 40 | 4 | 0.545 (-) | 2.5 (↑0.5) |
51 | 389 (-) | 368 (-) | 63 (-) | 38 (-) |
0.256 (-) | 3.720 (-) |
3 (1↑) |
西武 |
46 | 43 | 1 | 0.517 (↑0.006) | 5 (↑1) |
53 | 461 (+5) | 429 (+1) | 100 (+2) | 94 (-) |
0.258 (-) | 4.230 (↑0.04) |
4 (1↓) |
楽天 |
45 | 43 | 2 | 0.511 (↓0.006) | 5.5 (-) |
53 | 393 (+1) | 377 (+5) | 91 (+1) | 31 (-) |
0.249 (↓0.001) | 4.000 (↓0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
42 | 46 | 2 | 0.477 (↑0.006) | 8.5 (↑1) |
53 | 408 (+7) | 398 (+4) | 112 (+4) | 56 (-) |
0.246 (↑0.001) | 4.070 (↑0.01) |
6 (-) |
ORIX |
38 | 48 | 5 | 0.442 (-) | 11.5 (↑0.5) |
52 | 315 (-) | 398 (-) | 60 (-) | 85 (-) |
0.233 (-) | 3.910 (-) |
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