1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 7 | 0 | 2 |
広島 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 0 | X | 11 | 12 | 2 | 3 |
勝利投手:野村 祐輔(4勝3敗0S) 敗戦投手:ロメロ(6勝7敗0S) 本塁打 |
広島戦チケット予約 | 中日戦チケット予約 |
◆広島が6連勝。広島は2回裏、三好の2ランと西川の適時打で3点を先制する。その後は、5回に菊池涼のソロと鈴木の2ランが飛び出すなど、終わってみれば12安打で11得点を挙げた。投げては、先発・野村が6回3失点で今季4勝目。敗れた中日は、投手陣が崩壊した。
◆広島野村祐輔投手の今季3勝はすべて中日戦。中日戦以外は7試合で0勝2敗、防御率7・45だが、このカードは4試合で3勝1敗、防御率1・80。 ビシエド、アルモンテの2人を合計15打数1安打に抑えている。
◆広島野村祐輔投手(30)が1000投球回を達成した。史上354人目。4回1死からロメロから見逃し三振を奪って節目の記録を達成した。プロ初登板は1年目の12年4月1日中日戦。 この日は6月11日ロッテ戦以来の先発となった。
◆広島三好匠内野手(26)が移籍後初本塁打となる1号先制2ランを放った。 「7番三塁」で先発出場し、2回1死一塁で中日先発ロメロの150キロを捉えて左翼席に運んだ。「ストレートにしっかりとタイミングを合わせて、自分のスイングで振り抜くことが出来ました。いい先制点になりました」。左腕相手に先発で起用された。期待にバットで応えた。 三好は2日に楽天からトレードで加入した。名字にちなみ、広島県北の三次(みよし)市の特産品のぶどうと同じ「ピオーネ」というニックネームも、チームに次第に浸透してきた。広島に溶け込む新顔が、移籍後4試合目の先発出場、計13打席目で広島初本塁打を記録した。
◆広島が5回、鈴木誠也外野手(24)の21号2ランなど1発攻勢でリードを広げた。 1点リードの5回。1死から菊池涼が中日先発ロメロのスライダーを左翼席に運んだ。さらに3番バティスタが四球で歩き、4番鈴木は代わったばかりの三ツ間の3球目の内角低めをうまくすくい上げた。打球はきれいな放物線を描いて左翼席へ。「追加点につながって良かったです」。7試合ぶりの1発で4点差に広げた。
◆野村が約1カ月ぶりに先発した広島が、2回に3点を先取した。三好の移籍後初本塁打となる1号2ランと西川の適時二塁打。 広島は4回に2点を返されるも、5回に菊池涼と鈴木の本塁打で3点を追加。中日は6回にビシエドのソロで3点差に追い上げた。 終盤突き放した広島が2桁安打2桁得点で大勝。野村が4勝目。6連勝で勝率5割復帰。中日はロメロが7敗目。6連敗となった。
◆広島高卒2年目の遠藤淳志投手がプロ初ホールドを記録した。 3点リードの7回に登板も「楽しく投げることを意識した。力むことなく、いい緊張感で投げられた」と振り返る。 勝ちパターンとしての起用に、2者連続三振を含む3者凡退で応えた。試合前には母校霞ケ浦が甲子園出場を決め「後輩にいい刺激を受けた流れに乗れた」と二重の喜びに笑顔を見せた。
◆中日が17年8月以来、今季最悪の6連敗を喫した。 先発ロメロが2被弾などで5回途中5失点KO。中継ぎ陣も失点を重ね、6月18日西武戦以来となる今季2度目の2ケタ失点で敗戦した。鬼門マツダスタジアムでは今季白星なしの7連敗。与田剛監督は「名古屋でファンの声援は後押ししてくれる。地元で、いい雰囲気で何とか勝ちたい」と、本拠地での出直しを誓った。
◆今季最悪の6連敗を喫した中日にかすかな光が差した。主砲ダヤン・ビシエド内野手が6回に広島先発野村から今季11号ソロを左中間へ運んだ。 野村には今季相性が悪かったが、4回には適時二塁打。マルチ安打で意地を見せた。 6月21日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)以来、約1カ月ぶりのアーチに主砲も手応えを感じた。「(二塁打は)腕をたたんでうまく対応できた。(本塁打は)いいスイングができたと思う。久しぶりの感触だった」。二塁打はツーシーム、本塁打はチェンジアップと、変化球にタイミングを合わせて、苦手右腕を攻略した。 チームは6連敗中、全て先制を許した。与田監督もビシエドの復調には目を細めた。「ビシエドは、打球がなかなか上がらなかった。11本目か。10から11が長かった。これからどんどん打って欲しい。1本の本塁打で流れが変わることをウチがやられてきた。逆にこれからはウチができるようにしていかないと」。26日からは本拠地ナゴヤドームでのDeNA3連戦。昨季首位打者を獲得したビシエドのバットへの期待が膨らんだ。
◆広島三好匠内野手(26)が移籍後初本塁打となる1号先制2ランを放った。「7番三塁」で先発。2回に2年ぶりの1発を左翼席にたたき込み、打線を勢いづけた。7回には際どいコースを見極めて押し出し四球を選んだ。1試合3打点の活躍で、2桁安打2桁得点の大勝に貢献。チームは6連勝とし、勝率5割に復帰した。 マツダスタジアムに「最高でーす!」の叫びが響いた。お立ち台には少し照れくさそうに笑う三好の姿があった。移籍後4試合目のスタメン起用に、バットで応えた。2回1死一塁で中日先発ロメロの150キロを捉えて左翼席に運んだ。「ストレートにしっかりとタイミングを合わせて自分のスイングで振り抜くことが出来ました」。広島ファンの歓声を受けながらダイヤモンドを一周すると、チームメートから迎えられた。「みんな元気。一体感がある」。2年ぶり1発の喜びは、格別だった。 2日に楽天からトレードで加入した。遠征先では食事のオファーが相次いだ。初遠征となった名古屋では会沢に誘われ、「今チャンスだから思い切ってやれよ」と背中を押された。その後も同世代の野間や松山など、連日のようにチームメートとの時間を共有。名字にちなみ、広島県北の三次(みよし)市の特産品のぶどうと同じ「ピオーネ」というニックネームはあまり浸透しなかったようだが、三好自身はチームに着実になじんでいった。 先制弾の後は2打席で二ゴロも、7回1死満塁では際どいコースをきっちり見極めて押し出し四球。貴重な中押し点を奪った。慣れない三塁守備でも投手に安心感を与えるグラブさばきとスローイングでもり立てた。緒方監督も「渋いね。落ち着いて打席に立って、ベテランの雰囲気を出すからね、若いのに」とうなった。先輩から言葉をかけられた通り、チャンスが目の前に広がっている。「守りは買ってもらっているので、打つ方でも結果を残したい」。6連勝で勝率5割復帰。上昇気流に乗ったチームに、新星がさらなる刺激を与えている。【前原淳】
◆広島が6連勝で勝率を5割に戻した。三好匠内野手(26)が移籍初アーチを放つなど、先発野手全員安打、5月30日ヤクルト戦以来の2桁得点で圧倒。1軍復帰した先発野村祐輔投手(30)が6回3失点で4勝目を挙げた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 緒方監督 打線が爆発したね。2桁得点は何試合ぶりかな。 -5月30日以来 緒方監督 そう。いい形で先制した流れの中で、中盤のキク(菊池涼)と(鈴木)誠也、2本のホームランが、いい中押しになった。最後ああいう形でダメ押しになって、理想以上の点の取り方になった。その中で(野村)祐輔が(味方の)ミスで失点があった中で、粘ってくれたからね。6回を投げきってくれて、ナイスピッチング。球のキレがあったね。ベンチから感じた。その部分でゴロとかアウトを取れていた。 -三好が移籍初アーチ 緒方監督 渋いね。落ち着いて打席に立って、ベテランの雰囲気出すからね、若いのに。また今日も地元で勝てた。連戦が続くんで、暑さに負けず頑張っていきます。 -戦う形ができてきた 緒方監督 打順的にいい形の流れになっている。 -5割復帰 緒方監督 そこは1試合1試合...。
◆今月上旬に楽天からトレードで加入した広島の三好が、2年ぶりの本塁打を放った。二回1死一塁で低めの150キロを捉え、左翼席に移籍後初となる先制2ラン。お立ち台では「(試合に)出してもらって感謝しかない。このチームの力になれるように頑張りたい」と力強く言い、新天地のファンを沸かせた。 この一打で打線が勢いづき、5月30日以来の2桁となる11点を奪った。堅実な守備が持ち味の内野手が打撃でも貢献し「打つ方もしっかり結果を残していきたい」と気を引き締め直した。 緒方監督(大勝で6連勝) 「理想以上の点の取り方ができた。(野村)祐輔も粘って崩れなかった」 広島・佐々岡投手コーチ(野村に) 「ゴロを打たせるのが理想という中で、本来の粘り強い投球ができた」 鈴木(五回に21号2ラン) 「追加点につながって良かった」
◆大敗した中日にあって、ビシエドと阿部がともに1本塁打を含む2安打と気を吐いた。ビシエドは六回、野村のチェンジアップを左中間席へ運び、今月の初ホームランとなる11号。手応え十分で「いいスイングができたと思う。久しぶりの感触だった」と話した。 九回にソロアーチを放った阿部は4月以来の一発について「何とか塁に出ようと思って振った結果がホームランになった。入って良かった」と語った。 与田監督(バティスタに3四球のロメロに) 「バティスタと全く勝負できなかったのは次回に向けての反省になる」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
51 | 37 | 1 | 0.580 (↓0.006) | - (-) |
54 | 426 (+1) | 358 (+8) | 116 (-) | 54 (+1) |
0.265 (-) | 3.750 (↓0.05) |
2 (-) |
DeNA |
46 | 43 | 3 | 0.517 (↑0.006) | 5.5 (↑1) |
51 | 380 (+6) | 367 (-) | 107 (-) | 28 (-) |
0.247 (-) | 3.620 (↑0.04) |
3 (-) |
広島 |
45 | 45 | 3 | 0.500 (↑0.006) | 7 (↑1) |
50 | 363 (+11) | 375 (+4) | 87 (+3) | 52 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.460 (↑0.02) |
4 (-) |
阪神 |
41 | 46 | 5 | 0.471 (↓0.006) | 9.5 (-) |
51 | 337 (-) | 371 (+6) | 60 (-) | 63 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.440 (↓0.02) |
5 (-) |
中日 |
41 | 49 | 0 | 0.456 (↓0.005) | 11 (-) |
53 | 344 (+4) | 352 (+11) | 53 (+2) | 47 (-) |
0.259 (↓0.001) | 3.830 (↓0.09) |
6 (-) |
ヤクルト |
37 | 53 | 2 | 0.411 (↑0.007) | 15 (↑1) |
51 | 408 (+8) | 462 (+1) | 99 (+1) | 36 (+1) |
0.240 (-) | 4.580 (↑0.04) |
コメント