ロッテ(☆4対2★)西武 =リーグ戦12回戦(2019.07.05)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:二木 康太(6勝5敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝4敗16S))
敗戦投手:今井 達也(5勝7敗0S)

本塁打
【西武】栗山 巧(4号・8回表ソロ)

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◆ロッテは1点ビハインドで迎えた6回裏、井上が押し出し四球を選び、同点とする。勝ち越しを許した直後の8回には、井上の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功した。投げては、先発・二木が8回2失点の好投で今季6勝目。敗れた西武は、投手陣がリードを守れなかった。

◆先発は今季ともに5勝を挙げているロッテ二木、西武今井。両投手とも3回まで無失点と、順調な立ち上がりをみせた。 西武は6回1死一、三塁、源田の犠飛で先制した。ロッテは6回に2死満塁から井上が四球を選び、押し出しで同点に追いついた。 西武は8回栗山の4号ソロで勝ち越し。ロッテはその裏、暴投で同点に追いつき、井上の適時打で勝ち越した。ロッテ二木が6勝目。西武今井は7敗目。

◆西武の高卒3年目の鈴木将平外野手が9番左翼で初先発した。2軍での成績を評価され抜てき。6回の第2打席は犠打を決めるも、第3打席では送れずに二飛による併殺打となった。 「打席には普通に入れた。最低限の仕事ができないとスタメンでは出続けられない。2つ目のバントをつなげられなかったのでダメです」と初安打はお預けとなった。

◆西武は2位浮上を逃した。投手戦を演じた今井達也投手が、終盤に崩れた。1点を勝ち越した直後の8回に連打を浴びて降板。 継投もかみ合わず逆転を許した。チームにとって、勝てば5月25日以来の2位だっただけに、取りこぼした星は大きかった。辻監督は「(今井は)もう一踏ん張り。得点した後が課題。踏ん張って抑えないと、もう1つね...」と悔しがった。

◆頼もしい男が帰ってきた。左大腿(だいたい)直筋肉離れで戦列を離れていたロッテ角中勝也外野手(32)が、5月28日の日本ハム戦以来38日ぶりに1軍に復帰。6番左翼で先発出場すると、1打数1安打で3四球を選ぶなど4打席すべてで出塁した。チームは5位と苦しんでいるが、借金はまだ2。角中が復帰し、つながりの増した打線で球宴前に一気に巻き返す。 交流戦が終わり、トンボが飛び出したZOZOマリンに角中が立った。2回2死の第1打席で早速、持ち味を発揮した。2球で2ストライクに追い込まれるとファウルで粘る。最後は9球目を見送り、四球を選んだ。「ボールを振ってないのはいいけど、仕留められる球をファウルにしているのもあるので」。復帰戦で3四球を選んだが、職人気質に満足はない。 ファームで14打席に立ち、8四死球を選んだ。「手が出なかっただけですよ」と言うが、間違いなくボールが見えていた。それを証明したのが5回無死の第2打席。追い込まれてからの4球目、真ん中に入ってくるカーブをしっかりと引きつけ、中前打。「真っすぐは前に飛んでないので、対応できるように頑張ります」と直球への対応を今後の課題とした。 今季は臀部(でんぶ)の張りと闘ってきた。痛みまではないが違和感がある。無意識にかばってしまい、ベストパフォーマンスができない。打率も2割1分まで下がった。そんな中、襲ったケガだった。「1年に1回くらいは必ず2軍に1カ月くらいいる。何をするべきかは分かっています」とベテランらしく焦らず状態を上げてきた。 暴投で同点に追いついた直後の8回1死二、三塁では、井上の中前打で二塁から激走し生還した。打って走って回復を印象づけた。「勝てて良かったぐらいです。いろんなところつっちゃったんで、しっかりケアして最後まで出られるように頑張ります」。井上に影響を受けて購入した筋膜リリース用のマッサージ機器「HYPERVOLT」で疲れを取り、今後も勝利に貢献する。【久永壮真】

◆左太ももの肉離れで戦列を離れていたロッテの角中が先発で5月28日以来の出場を果たし、五回に先頭打者で中前打を放って復帰後初安打をマークした。  2012、16年に首位打者に輝いたが、戦列を離れる前は下半身のコンディションに不安があり、打率2割1分と本来の打撃が影を潜めていた。「打席に立ってみないと分からない」と話して臨み、二回の第1打席では9球粘って四球を選ぶなど、復調ぶりを印象づけた。

◆西武の3年目の鈴木が「9番・左翼」でプロ初の先発出場を果たした。三回のプロ初打席は積極的に打ちにいき遊ゴロ。六回無死一塁では投前へ犠打を決めたが、八回無死一塁ではバントを2球失敗した後に二飛に倒れ「最低限のことができないと出続けられない」と反省した。  静岡高から2017年にドラフト4位で入団した外野手。初めて経験した1軍での3打席を「投手の球は強いけど、打席自体には普通に入れた」と振り返った。

◆ロッテの二木が8回を4安打2失点と好投しチームトップの6勝目を挙げた。1-1の八回に栗山にソロを浴びたが、その裏に味方が3点を奪って逆転。「絶対に打ってくれると思っていた」と感謝しきりだった。  得意のフォークボールの調子が悪かった中でスライダーが効果的だった。決め球に使って三振を取る場面もあり「スライダーに頼ることができた」と新たな引き出しを見つけた様子。井口監督は「八回まで投げてくれたことが逆転につながった」とたたえた。 荻野(連続試合安打が20で止まり) 「明日(6日)から切り替えて頑張る」

◆ロッテの二木康太投手(23)が5日、西武12回戦(ZOZOマリン)に先発。8回3安打2失点の好投で、チームトップの6勝目を手にした。  「いつも通り自分のできることをやろうと。本塁打を打たれたが、しょうがないと思って次の走者を出さないように投げた。四球も1つで、いい投球ができた」  いつもは主にフォークが決め球だが、この日は不調。代わりに選択したスライダーがさえた。外崎、山川の3、4番からともに2三振を奪うなど、強力な西武打線から6奪三振で「今まではフォークに頼っていたので、こういう投球ができたことはよかった」と収穫を口にした。

◆待望の復帰だ。ロッテの角中勝也外野手(32)がこの日、1軍に合流。「6番・左翼」で即スタメン出場し、五回の第2打席で安打を放つなど、4打席1安打3出塁でチームに貢献した。  「塁に出るのが仕事。勝利に貢献できたのは(後を打つ井上)晴哉が打ってくれたから」  13年目の今季は、開幕から46試合に出場。主砲の井上が大不振に陥った4月上旬には、代わって4番に入るなど打線を引っ張っていた。  しかし、5月28日の日本ハム戦(札幌ドーム)の試合で左太ももの痛みを訴え、翌29日に札幌市内の病院で左大腿(だいたい)直筋肉離れの診断を受け、登録を外れた。  6月25日のイースタン・リーグ、巨人戦で実戦復帰。約1カ月ぶりの試合でも安打を放ち、1軍復帰初戦でも安打をマーク。それでも「真っすぐは前に飛ばなかったので、対応できるようにしたい。チームが勝てて良かった。いろんなところがつったので、しっかりケアしたい」と話し、球場をあとにした。

◆二木が8回4安打2失点の好投で、チームトップの6勝目を挙げた。主にフォークボールが決め球だが、この日は不調。代わりに選択したスライダーがさえた。外崎、山川の3、4番からともに2三振を奪うなど、計6奪三振。「今まではフォークに頼っていたので、こういう投球ができたことはよかった」と収穫を口にした。

◆夏男が本領発揮!! ロッテ・井上晴哉内野手(30)が、同点の八回1死二、三塁から決勝の中前適時打を放った。  「(前を打つ)角中さんがどうしても僕につなぎたがるので、いい当たりは打たなくていいから食らいついた」  追い込まれてから2球ファウルで粘った後の7球目。集中力を研ぎ澄ませ、外角に沈むスライダーをしぶとくはじき返した。2日前に30歳の誕生日を迎えたばかり。"三十路のアジャ"となって初めての殊勲打に笑みがこぼれた。  体重114キロの主砲にとって7月は、昨季リーグ1位タイの28安打、チームトップの7本塁打を放ち、初の月間MVPを獲得した"大好物"。好調の要因は「(夏場で)食べられなくなる人が多いけど、僕は食べられちゃうので体力が落ちることもない」という。  角中の復帰もあって、この日は7番に打順を下げ、「4番に戻りたい。その気持ちは忘れずにいきたい」。頼もしい主砲とともに、5位に沈むチームも夏場に浮上を狙う。 (浜浦日向)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
45304 0.600
(↑0.005)
-
(-)
64337
(+6)
292
(+2)
107
(+1)
72
(+3)
0.256
(↑0.002)
3.350
(↑0.02)
2
(-)
楽天
39362 0.520
(↓0.007)
6
(↓1)
66352
(+2)
341
(+4)
83
(-)
26
(+1)
0.252
(↓0.001)
4.270
(-)
3
(-)
西武
39371 0.513
(↓0.007)
6.5
(↓1)
66400
(+2)
382
(+4)
87
(+1)
84
(-)
0.260
(↓0.001)
4.440
(-)
4
(-)
日本ハム
38374 0.507
(↑0.007)
7
(-)
64341
(+4)
330
(+2)
53
(+1)
33
(-)
0.258
(↓0.001)
3.880
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
36382 0.486
(↑0.007)
8.5
(-)
67346
(+4)
338
(+2)
94
(-)
51
(-)
0.248
(-)
4.030
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
33405 0.452
(↓0.006)
11
(↓1)
65273
(+2)
339
(+6)
53
(+1)
68
(-)
0.235
(-)
3.880
(↓0.02)