オリックス(☆6対5★)ロッテ =リーグ戦10回戦(2019.07.02)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
1002010101X61221
勝利投手:エップラー(4勝2敗0S)
敗戦投手:田中 靖洋(4勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】井上 晴哉(13号・5回表2ラン),レアード(22号・7回表ソロ)
【オリックス】マレーロ(2号・8回裏ソロ)

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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは1点を追う8回裏、マレーロのソロで試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長10回には、1死満塁の好機から大城が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・エップラーが今季4勝目。敗れたロッテは、7番手・田中が誤算だった。

◆先発はオリックス山岡、ロッテ岩下。オリックスは初回、吉田正の左前適時打で先制。ロッテは3回まで無安打無得点。 オリックスは4回に2点を追加。ロッテは5回に井上の13号2ランで反撃。オリックスは6回に後藤の適時打で1点を追加。 5-5で迎えた9回、オリックスは1死満塁から西野が中飛も、三塁走者の大城が本塁憤死。延長に突入した。 オリックスは延長10回1死満塁で大城が遊ゴロ。本塁クロスプレーとなり、リプレー検証の結果、生還が認められサヨナラ勝ち。オリックスのエップラーは4勝目、ロッテ田中1敗目。

◆オリックス先発の山岡泰輔投手が7回途中3安打5失点(自責点3)で今季6勝目はお預けとなった。 5回1死まで完全投球を続けるも、四球を挟み井上に2ランを被弾。2点リードの7回先頭のレアードにも1発を浴び、味方のミスもあり同点に追いつかれ、この回途中で降板した。「5回と7回の本塁打はなんとか防ぎたかった。粘って投げることができず、悔しいです」。1日には監督推薦で2年ぶり2回目の球宴出場が決定していたが、"御礼快投"とはいかなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手(25)が、2戦連続タイムリーとなる先制適時打を放った。 初回2死二塁から岩下が投じた外角高め直球を左前に運び、二塁走者が生還。吉田正は「追い込まれていたので、なんとか逆方向にうまく打つことができました。まずは先制することができて良かったです!」とコメントした。

◆オリックスが執念のサヨナラ勝ちで死闘を制した。5-5で迎えた延長10回、1死満塁から大城が遊撃へのゴロを放ち、三塁走者の安達が生還。 ロッテ井口監督がリクエストでリプレー検証が行われたが、セーフの判定は覆らなかった。観戦に訪れていた宮内オーナーは「疲れた」と満面の笑みをみせ、「粘ったね。ああいうしんどい試合で勝つのはまあよく頑張った」とナインをたたえた。

◆ロッテは一時は勝ち越したが、中継ぎ陣がつかまりサヨナラ負けを喫した。 10回1死満塁、7番手田中が大城をゴロに打ちとり、遊撃手藤岡が本塁送球するも判定はセーフ(記録は内野安打)。 リクエストを申告するも判定は覆らず、井口資仁監督は「点の取られ方が2アウトから四球だったり、エラーだったり、打てない中で最小失点に抑えないといけないのに良くなかった」と振り返った。

◆オリックス若月健矢捕手が今季5度目のサヨナラ勝利を呼び込んだ。5-5の延長10回先頭打席で右前打を放ち、右翼手がもたつく間に二進。その後、1死満塁と好機を広げ、大城のサヨナラ打につなげた。 若月はお立ち台で「今までずっと打てていなくて、月も変わりましたし、今月からは"しゃかりきコロンブス"にいこうと思っていました」と会心の笑顔。打席に立つ際に使用する光GENJIのテーマ曲「パラダイス銀河」の歌詞を引用して沸かせた。 発奮材料があった。6月30日に中日から捕手の松井雅をトレードで緊急補強。「もう1度、奪う気持ちでやって行こう」と意地をバットに込め、今季初の猛打賞をマークした。日本ハム鶴岡を参考に「ゆったりタイミングを取るようにした」と、バットを寝かせて構えるフォーム変更も奏功。5位ロッテに1・5差に迫った西村監督も「もっと前に決めておかないとというところだが、ナイスゲーム」と称えた。【古財稜明】

◆ロッテの井上晴哉内野手(29)が2日、オリックス10回戦(京セラ)に「6番・DH」で出場。3点を追う五回、左翼席へ13号2ランを放った。  「自分はDHで、ある意味失点した流れをいい意味で忘れるというか、この打席にしっかり集中していけたと思う」  0-3の五回、ここまでパーフェクトに抑え込まれていたオリックス先発・山岡に対して、前を打つ清田が四球で初めて出塁。続く井上のチーム初安打は、追撃の2ランとなった。  あす3日は、30歳の誕生日。主砲が出場13試合ぶりとなる一発で、自ら前祝いした。  「7月に入って最初の試合ですし、自分自身ここからいい流れでいい打席を増やしていければと思う」  昨季は7月に20試合に出場してリーグトップタイの28安打、同トップの7本塁打、23打点、出塁率5割で初の月間MVPを獲得した。その活躍を受けて今季、7月の球団ポスターにも起用された井上。得意の夏場で、再び調子を上げていく。

◆オリックスの吉田正が0-0の一回2死二塁で、フルカウントから外角直球を逆らわずに捉え、左前へ適時打を放った。追い込まれてから意識する中堅から左の逆方向への打球に「何とかうまく打つことができた」とうなずいた。  これで2試合連続の打点をマーク。2017年11月に手術を受けた腰に張りが出たために2試合連続で先発を外れたが、6月30日の西武戦から指名打者で先発に復帰し、打線をけん引している。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が2日、オリックス10回戦(京セラ)に「4番・三塁」で出場。2点を追う七回に右中間へ22号ソロを放った。  「打ったのはカットボール。カットボールがいい投手というイメージがあったので打ったボールはイメージできていた。しっかり自分のスイングで打つことができたよ!幕張スシ!さいGO!(最高、さあ行こう)」  1点を追加された直後の七回先頭、好投を続けるオリックス先発・山岡の2球目の変化球を鮮やかに捉え、右中間最深部に突き刺した。  6月24日にはオールスターの三塁手部門で、初のファン投票選出。それ以降は初の一発で、選んでくれたファンに感謝を示した。

◆ロッテの荻野貴司外野手(33)が2日、オリックス10回戦(京セラ)に「1番・中堅」で出場。同点の九回1死満塁から、好返球でサヨナラ負けのピンチを救った。  5-5の九回、5番手の益田が先頭の大城に二塁打、4番・吉田正を申告敬遠で歩かせ無死一、二塁。続く中川の三塁線ぎりぎりのバントを三塁手・レアードがファンブルし、犠打と失策となり、無死満塁のピンチを招いた。  続く鈴木昂は空振り三振に仕留め1死満塁。1人でも生還すればサヨナラが決まるピンチで、西野が放った打球は中堅やや手前に打ち上がった。荻野のグラブに収まった瞬間、三走の大城がタッチアップ。これを荻野がワンバウンドの好返球で刺した。  オリックス側のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らず。試合は延長戦に突入した。

◆ロッテは2日、オリックス10回戦(京セラ)に5-6で、今季4度目のサヨナラ負け。借金は3となった。  2点を追う七回に3点を奪って逆転成功したが、八回に4番手の酒居がマレーロに同点弾を浴びた。  九回に5番手・益田が招いた無死満塁のピンチは、中堅手・荻野の好返球で何とか無失点で切り抜けたが、十回に先頭の若月の右前打を岡が後逸し無死二塁。安打と死球で1死満塁となり、最後は遊ゴロで本塁送球も、際どいタイミングでセーフ。リプレー検証でも判定は覆らず、サヨナラ負けとなった。  7月は黒星発進となり、井口監督は「(最後は)どっちでもいいタイミングだった。それまでの点の取られ方が、最少失点でいかないといけない中で、2死から四球など悪かった」と話した。

◆オリックスの大城が延長十回にサヨナラ打をマークした。先頭打者の若月の右前打などで1死満塁として打席に入ると、1ボールからの2球目の内角球を必死に当てて遊撃への内野安打として試合を決めた。  5-5の九回1死満塁で西野の浅い中飛で三塁からタッチアップしたが本塁で刺されていた。2度目のサヨナラの機会で執念の一打となった。  これで5位ロッテとの差は1・5ゲームとなった。サヨナラの足場をつくるなど3安打を放った若月は「まずは最下位を脱出したい」と力強く話した。

◆ロッテは5-5の延長十回1死満塁で大城の遊撃への打球を藤岡が本塁に投げたが間に合わず、セーフとなってサヨナラ負けした。リクエストによるリプレー検証でも判定は覆らなかった。回り込んで捕球し、素早く送球しての結果に藤岡は「いっぱいいっぱいのプレー。あれ以上はないです」と潔く話した。  四球や失策がことごとく失点につながり、9連戦の初戦を落とした。井口監督は「点の取られ方が良くない。打てない中で最少失点で抑えていかないといけない」と苦言を呈した。

◆今季4度目のサヨナラ負けで、借金は3となった。同点の九回無死満塁のピンチは無失点で切り抜けたが、延長十回1死満塁から、遊ゴロで藤岡が本塁送球もセーフの判定。井口監督がリプレー検証を要求したが、判定は覆らなかった。9連戦初戦に7投手をつぎ込んで痛恨の黒星。指揮官は「点の取られ方が悪かった」と険しい表情だった。 5回5安打3失点のロッテ・岩下 「だんだん良くなっている感覚はあったが、入りが悪すぎた」 4試合ぶりの22号ソロを放ったロッテ・レアード 「(山岡は)カットボールがいい投手というイメージがあったので、打ったボールはイメージできていた」

◆延長十回の死闘を制し、今季5度目のサヨナラ勝ち。1死満塁から大城が適時内野安打で勝利を決めた。ただ、5-5の九回にも無死満塁の好機を作りながら決めきれず。西村監督は「勝ったのでよかったんですが、もっと前に決めないといけない試合だった。反省材料はたくさんあった」と指摘。連敗は2で止まり、最後まで観戦した宮内オーナーは「ああいうしんどい試合で勝ったのはよくがんばった」とねぎらった。 今季初猛打賞のオリックス・若月 「新しい捕手も入ってきますし、アピールしていきたい。(トレード加入の松井雅は)自分より経験のある方ですし、うかうかしていられない。奪い取る気持ちで」 延長十回に登板し、1回無失点で4勝目のオリックス・エップラー 「いまは運だけで自分に勝ち星が付いているけど、自分の勝ちより、チームが勝てたことがよかった」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
42304 0.583
(↑0.006)
-
(-)
67321
(+8)
286
(+6)
103
(+1)
68
(+2)
0.253
(↑0.003)
3.410
(↓0.04)
2
(-)
楽天
39332 0.542
(↓0.007)
3
(↓1)
69346
(+6)
327
(+8)
80
(+2)
25
(+1)
0.254
(↓0.001)
4.240
(↓0.03)
3
(-)
西武
38351 0.521
(↓0.007)
4.5
(↓1)
69387
(+1)
371
(+9)
86
(+1)
83
(-)
0.262
(↓0.001)
4.470
(↓0.07)
4
(-)
日本ハム
36364 0.500
(↑0.007)
6
(-)
67330
(+9)
317
(+1)
52
(-)
32
(-)
0.259
(↑0.003)
3.870
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
34372 0.479
(↓0.007)
7.5
(↓1)
70328
(+5)
326
(+6)
92
(+2)
50
(-)
0.247
(↓0.001)
4.030
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
32385 0.457
(↑0.008)
9
(-)
68261
(+6)
319
(+5)
50
(+1)
68
(-)
0.233
(↑0.001
3.800
(↑0.02)