ヤクルト(★2対6☆)巨人 =リーグ戦10回戦(2019.06.29)・こまちスタジアム=
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巨人
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ヤクルト
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勝利投手:山口 俊(8勝2敗0S)
敗戦投手:石川 雅規(2勝5敗0S)

本塁打
【巨人】坂本 勇人(22号・9回表ソロ)
【ヤクルト】中山 翔太(2号・9回裏2ラン)

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◆巨人は4回表、陽の適時打で2点を先制する。5点リードで迎えた9回には、坂本勇のソロで追加点を挙げた。投げては、先発・山口が7回無失点。リーグトップに並ぶ今季8勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、先発・石川が好投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(26)が通算1000安打へあと1本。26歳11カ月の山田哲が達成すれば、ヤクルトでは06年岩村の27歳5カ月を抜く最年少記録。 100本塁打、150本塁打に続いて球団最年少達成となる。

◆ヤクルトは地元秋田出身の石川、巨人は山口が先発。両先発とも、3回まで被安打1の無失点と安定した立ち上がり。 巨人は4回、陽岱鋼の適時打で2点先制。ヤクルトは4回2死から2四球でチャンスを作るも中村が三振。6回まで無得点。 巨人は7回に3点を追加し逃げ切った。山口が7回無失点で8勝目。ヤクルトは山口を打ち崩せなかった。石川は5敗目。

◆巨人は4回に陽岱鋼の2点適時打で先制し、7回には押し出し四球と失策で3点を追加した。9回にヤクルト中山の2ランが出たが、そのまま逃げ切った。巨人先発の山口が8勝目、地元凱旋の石川は6回2失点だったが5敗目を喫した。史上300人目の通算1000安打に王手をかける山田哲人は4打数無安打で持ち越しとなった。

◆巨人坂本勇人内野手が、14試合ぶりの22号ソロを放った。 9回1死から直球を右翼席に運び「ホームランだけではなくて、その前のフォアボールだったり、いいきっかけになってくれたらいいと思います」と言った。 交流戦期間中の不調で打率は3割を切ったが、7回には貴重な押し出し四球で追加点を挙げた。原監督は「久しぶりに彼らしい、ヘッドの利いたいいバッティングでしたね」と評価した。

◆5番で先発した巨人陽岱鋼外野手が、貴重な2点先制打を放った。4回1死一、三塁からエンドランのサインで空振りしたが、一塁走者の丸が二盗に成功。 直後にしぶとく一、二塁間を破り「いい先制点になって良かった。久しぶりのスタメンで何とか結果を出したかった」と喜んだ。

◆巨人山口俊がハーラートップに並ぶ8勝目。これで6月の山口は4勝0敗、38奪三振、防御率0・77となり、6月は勝利、勝率、奪三振、防御率の4部門がリーグトップ。 試合の少ない3、10月を除き、このままセ・リーグで月間4冠ならば12年6月の前田健(広島)以来だ。今季の山口は4月4勝→5月0勝→6月4勝。山口が0勝だった5月の巨人は負け越しで、4勝した4、6月は勝率6割超えと、チームの成績は山口にかかっている。また、山口は7回に中山を三振に仕留め、プロ野球353人目の通算1000投球回を達成。初投球回は横浜時代の06年6月29日の巨人9回戦(横浜)。

◆ヤクルトは、巨人先発の山口を打ち崩せず、リーグ再開初戦を落とした。 4回は2死から連続四球で一、二塁のチャンスを迎えたが中村悠平捕手が見逃し三振。山口から散発3安打のみに終わった。小川淳司監督は「山口はよかったが、それだけでなく、何とかしないといけなかった」と振り返った。 4、6回はどちらも失策が絡んで失点につながった。小川監督は「ミスと四球が絡む最悪のパターン。野球にエラーはつきものだが、こういう試合で勝つのは難しい」と険しい表情だった。 地元秋田での凱旋(がいせん)登板となった先発石川は、6回2失点と試合を作ったが白星で飾れず。田畑投手コーチは「十分なピッチングだった」とねぎらった。

◆巨人山口俊投手(31)が"どすこい記念日"に投手3部門のトップに立った。ヤクルト10回戦(秋田)に先発し、7回3安打無失点でリーグ最多タイの8勝目(2敗)。防御率1・99、勝率8割といずれもリーグトップに躍り出た。ローカルキラーぶりも健在で巨人移籍後の地方球場は通算6戦で5勝1敗。高卒新人としてデビューした13年前と同じ「6月29日」にプロ通算1000投球回もクリア。チームを再開初戦の白星に導き、広島とのゲーム差を2・5に広げた。山口がセ界を最上段から見下ろした。雨雲が抜けた秋田のマウンドを涼しい顔で支配した。7回を3安打無失点で危なげなく、自身4連勝で今季8勝目を積み上げた。昨夏甲子園で金足農が準優勝し「カナノウ旋風」の出発地になった同地で仁王立ちの快投。「イメージとしては力まずに打ち取っていこうと。リーグがまた始まって初戦なので、絶対に勝ちたいと思っていた。うまくはまって良かった」と大きくうなずいた。 若人を技と力で封じ込めた。2点リードの6回2死一塁。ヤクルト村上を打席に迎え入れた。カウント2-2から内寄りへのフォークは捉えられたかに見えたが、右翼フェンス手前で打ち取った。左翼から右翼方向への打者有利の風も痛手には至らず。続く7回先頭の中山には直球を続けて追い込むと、最後は内角スライダーでコーナーを突いて見逃し三振。「こういうマウンドはフォークが投げづらい。三振よりも前に打たせようと思っていた」と余裕たっぷりでプロ通算1000投球回をクリアした。 自然体でチームの柱を担う。今季から投球時の肘を若干下げた。スリークオーター気味にも見えるが「無理に上げようとか、下げようとかという意識はない。一番、投げやすいところで投げている」。固定観念を取り払い、能力を最大限に生かすフォームにたどり着いた。幼少期、青春時代ともに腹いっぱいのご飯が成長の原動力だった。プロ入り後も、数年前まで移動ゲーム時の新幹線車内で焼き肉弁当2つをペロリと平らげた。 13年ぶりの"どすこい記念日"を華々しく飾った。横浜(現DeNA)時代の06年6月29日、高卒ルーキーとして巨人戦でプロ初登板、初先発し、初勝利をマーク。「初勝利は巨人戦で、今日はジャイアンツのユニホームで1000イニングの節目になって良かった。体はまだまだ元気。1つ2つ、山を越えられるように頑張ります」と、さらなる高みを見据えた。山口が、風格、風貌ともに申し分ない存在感を漂わせる。【為田聡史】 ▽巨人原監督(山口について)「ここのところ、いいですね。この状態を続けてほしい。(地方球場のマウンドにも)それぐらいの順応力はあるでしょう」 ▽巨人宮本投手総合コーチ(地方球場に強い山口に)「臨機応変に対応できる。(マウンドが)掘れて大変だと思うけど、自分の投球ができるのはさすが。信頼は日に日に高まりますね」 ▼山口がハーラートップに並ぶ8勝目。これで6月の山口は4勝0敗、38奪三振、防御率0・77となり、6月は勝利、勝率、奪三振、防御率の4部門がリーグトップ。試合の少ない3、10月を除き、このままセ・リーグで月間4冠ならば12年6月の前田健(広島)以来だ。今季の山口は4月4勝→5月0勝→6月4勝。山口が0勝だった5月の巨人は負け越しで、4勝した4、6月は勝率6割超えと、チームの成績は山口にかかっている。また、山口は7回に中山を三振に仕留め、プロ野球353人目の通算1000投球回を達成。初投球回は横浜時代の06年6月29日の巨人9回戦(横浜)。

◆ヤクルト先発石川雅規投手は、地元での登板を白星で飾れなかった。初回、坂本勇のライナー性の打球が直撃するアクシデントにも動じなかったが、4回に味方の失策もからみ先制を許した。 6回2失点と試合は作ったが「負けたので、それがすべて。地元のファンの力強い声援はありがたかった」と悔しがった。チームは15カード連続で初戦を落とし、借金は今季最多の17。早くも自力優勝が消滅した。

◆巨人・陽岱鋼外野手(32)が29日、ヤクルト戦(秋田)に「5番・右翼」で先発し、四回に先制2点打を放った。  四回1死二、三塁。ヤクルト・石川の低めの変化球が止めたバットに当たり、前進守備の一、二塁間を抜いて右前へ。「打ったのは、シンカー。抜けてくれて良かった!先制点がとれて良かった」とコメントした。  交流戦は27打数11安打の打率・407、2本塁打、4打点。好調の打撃を買われて5月15日以来となる5番起用となったが、結果で応えた。

◆巨人・坂本勇人内野手(30)が29日、ヤクルト戦(秋田)の九回に右越えの22号ソロをマークした。  5-0で迎えた九回1死での第5打席。左腕のヤクルト・久保が投じた高めへの141キロの直球を右翼席へほうり込んだ。  6月8日のロッテ戦(東京ドーム)以来14試合ぶりの一発で、セ・リーグ1位のソト(DeNA)の23本に次ぐ22号となった。交流戦は打率・183、2本塁打、7打点と苦しんだが、復調の気配を漂わせている。

◆地元での勝利はならなかった。ヤクルト・石川雅規投手(39)が巨人10回戦に先発。6回3安打2失点(自責点1)と好投したが、5敗目(2勝)を喫した。  2015年以来、4年ぶりとなる秋田での凱旋登板。四回に味方失策が絡んで2失点した左腕は「負けたのが全て。うちが点を取るまで、守らなければいけなかった」と反省した。それでも地元の大歓声を浴び、「秋田のスワローズファンの声援が力になった。ありがたかった」と感謝した。

◆ヤクルト・中山翔太外野手(22)が2号2ランを放った。  0-6で迎えた九回1死一塁。高木の初球の直球を振り抜いて左翼席に運んだドラフト2位は「甘い球が来たら、強く振ろうと思った」と振り返った。

◆ヤクルトの石川は6回2失点と力投したが援護に恵まれず5敗目を喫し、14年ぶりの故郷秋田での白星はならなかった。「負けたので、それが全て」と潔く話した。  四回、先頭打者の坂本勇のゴロを二塁手の山田哲が失策したのをきっかけに2点を失った。だが、得点圏に走者を置いたのはこの一度だけで、多彩な球種を操る持ち味は披露した。大声援を受け「地元のスワローズファンの声援が力になった。ありがたかった」と感謝を口にした。 中山(九回に2号2ラン) 「甘い球が来たら強く打とうと思っていた」 小川監督(七回の失点に) 「四球が絡んでミスで失点するという最悪のパターン。なかなか勝つのは難しくなってしまう」 ヤクルト・田畑投手コーチ(6回2失点の石川に) 「丁寧に投げていた。結果的にはいい投球だった」

◆巨人の陽岱鋼が四回1死二、三塁でしぶとく先制打を放った。フルカウントで止めたバットにシンカーがコツンと当たると、打球は前進守備の二塁手の横をぎりぎりで抜けた。右前打となり、二塁走者も生還して2打点をマークした。  これには打った本人も一塁ベース上で苦笑い。「直前に(丸が)盗塁でチャンスを広げてくれたから前進守備になった。何とかバットに当てようと。結果を残したいと思っていたので良かった」とほっとした様子だった。 原監督(リーグ最多に並ぶ8勝目を挙げた山口に) 「この状態を続けていってほしい」 巨人・宮本投手総合コーチ(4連勝で8勝目の山口に) 「さすが。彼の信頼はどんどん日に日に高まる」 坂本勇(6月に入って不振で8日以来の22号ソロ) 「いいきっかけになってくれたらいい」

◆陽岱鋼が四回、先制の2点打を放った。止めたバットに当たった打球が前進守備の一、二塁間を抜けた。「(二走の)丸が盗塁してチャンスを広げてくれた。形はよくなかったけど、いい先制点になった」と振り返った。打率・407(27打数11安打)、2本塁打、4打点という交流戦の好調さを買われて5月15日以来となる5番で起用され、その期待に応えた。

◆ヤクルトが巨人に敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。ヤクルトは残り68試合に全勝して勝率・681(96勝45敗2分け)。巨人はヤクルトとの直接対決(残り15試合)に全敗しても、他のカードに全勝すれば勝率・683(97勝45敗1分け)となるため。  ヤクルトの新人・中山が今季2号。ヤクルトの新人が複数本塁打を放ったのは、1995年の稲葉篤紀(8本、法大卒)以来24年ぶり。 九回に2号2ランを放ったヤクルト・中山 「甘い球が来たら強く振ろうと思っていた。(山口は)良い球がコーナーに来ていた」

◆2015年以来の地元での凱旋(がいせん)登板となった石川は、6回3安打2失点(自責点1)と好投したが打線の援護に恵まれなかった。四回に失策が絡んで失点を喫したが「負けたのが全て。うちが点を取るまで守らなければいけなかった」と反省。地元の大歓声には「秋田のスワローズファンの声援が力になった。ありがたかった」と感謝した。

◆坂本勇が九回に左腕・久保から右越えに22号ソロ。8日のロッテ戦(東京ドーム)以来14試合、65打席ぶりの一発で駄目押しした。交流戦は打率・183(71打数13安打)、2本塁打、7打点と苦しんだが「久々にいい感じで打てた。その前の(押し出し)四球もいいきっかけにしたい」と前向き。青森・光星学院(現八戸学院光星)高2年時の2005年に同球場で本塁打を放ち、記念ボードに名前が刻まれており、「覚えている」と笑った。

◆最下位のヤクルトはリーグ戦が再開しても悪循環は変わらず、自力優勝の可能性が消滅。小川淳司監督(61)は「ミスで失点して四球が絡む最悪のパターン。野球にエラーはつきものだが、こういう試合をしていては勝つことが難しくなる」と嘆いた。  守備のミスが響いた。二塁手・山田哲が四回、坂本勇の打球を処理できず、このプレーをきっかけに2失点。山田哲は七回2死満塁でも丸の打球をはじき、2者の生還を許した。この日は守り慣れていない秋田・こまちスタジアムでの試合。試合前に降り続いた雨の影響でシートノックなどができない環境だったとはいえ、痛かった。  打線は山口の前に沈黙し、地元で6回2失点と力投した石川を援護できなかった。「打者の反応を見ると(山口が)良かった。ただ、何とかしていかないといけない」と指揮官。15カード連続で初戦を落とし、借金は今季ワーストの17になった。 (長崎右)

◆巨人・山口俊投手(31)が29日、ヤクルト10回戦(秋田)に先発し、7回無失点で8勝目を挙げて6-2の勝利に貢献。防御率1・99でリーグトップを守り、白星と勝率・800で同最多に並んだ。横浜(現DeNA)時代の2006年6月29日の巨人戦(横浜)で初登板勝利を飾ってから、13年後に節目の通算1000投球回にも到達。首位をキープしたチームは、2位・広島とのゲーム差を2・5に広げた。  雨がやみ、かすかに虹が架かる中、山口が秋田のG党を熱狂させた。降雨のため30分遅れで試合が始まった影響を感じさせず、リーグ最多に並ぶ8勝目を挙げた。  「こういう(柔らかい)マウンドはフォークが投げづらいので、三振よりも打たせるというのがうまくいった」  巨人にとってリーグ戦の再開。山口は直球とスライダーを軸に投球を組み立て、7回を散発3安打の無失点に封じた。ヤクルト打線に三塁を踏ませず、米の生産量で全国3位を誇る秋田県のこまちスタジアムで粘りも必要のない快投。地方球場では昨季から6戦5勝と"地方の鬼"ぶりを発揮した。  くしくも6月29日は、横浜(現DeNA)時代の2006年にプロ初登板勝利を飾った日。当時の対戦相手だった巨人へ移籍してから3年目、プロ14年目で通算1000投球回に到達した。通算112セーブと抑えでも活躍してきた中での達成に「まさか、こんなに長くできるとは思っていなかった。1年でも長く現役をできるように」と決意を新たにした。  久々の再会に力をもらった。試合前、秋田県出身の俳優・柳葉敏郎(58)が巨人側のベンチを訪問。現在31歳の山口は幼稚園児のとき、地元の大分県を仕事で訪れた柳葉に花束を渡す役を任された。当時は柳葉の偉大さを認識するには幼すぎたが、年を重ねて「あの人、こんなに有名だったんだ」と理解。縁のある柳葉の前で白星を挙げ「握手で"ギバちゃんパワー"をもらいました」とはにかんだ。  山口は8勝と勝率・800でリーグトップに並び、同1位を守った防御率1・99を合わせて投手3冠。原監督は右腕について「この状態を続けていってほしい」と期待した。2位・広島とのゲーム差は2・5に拡大。14年以来5年ぶりのV奪回へ、巨人が加速する。 (赤尾裕希)

◆山口の安定感には、目を見張るものがある。現状ではセ・リーグのナンバーワン投手といっても良い。  以前のように、力任せにグイグイ押すことがない。力みをなくし、ゆったり、淡々と投げている。投球フォームに変化がなく、力感も少ないため、打者からすれば球種を絞りにくいはずだ。  スライダーの使い方も、うまい。低めへワンバウンドするような球や、左打者の外角ボールゾーンからストライクにする球など、複数のスライダーを駆使している。これは、菅野が得意としていたところ。恐らく、菅野を参考にしているのではないだろうか。  右肘の使い方も、うまい。肘が前に出て、腕全体がしなるようだ。こうした投げ方だからこそ、切れは出るし、コントロールもつく。何より、長いイニングでもバテない。  もともと馬力はあるタイプ。完投、完封まで期待できる上に、登板間隔を短くしても、いけると思う。菅野が不調で、リリーフ陣の不安もぬぐえない巨人にあって、頼もしい存在だろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

◆巨人・山口俊投手(31)が29日、ヤクルト10回戦(秋田)に先発し、7回無失点で8勝目を挙げて6-2の勝利に貢献。防御率1・99でリーグトップを守り、白星と勝率・800で同最多に並んだ。横浜(現DeNA)時代の2006年6月29日の巨人戦(横浜)で初登板勝利を飾ってから、13年後に節目の通算1000投球回にも到達。首位をキープしたチームは、2位・広島とのゲーム差を2・5に広げた。  元巨人監督の堀内恒夫氏(71)は30日、ブログで「いや~山口が良かったねぇ。さすが地方に強い男」と絶賛。「ここのところ気になっていた下がっていた腕が上がってきていたし あの位置だとコントロールもつくだろうね。良くなった。きっちり戻してきてくれたよ」と手放しでほめた。  山口は直球とスライダーを軸に投球を組み立て、7回を散発3安打の無失点に封じた。ヤクルト打線に三塁を踏ませず、米の生産量で全国3位を誇る秋田県のこまちスタジアムで粘りも必要のない快投。地方球場では昨季から6戦5勝と"地方の鬼"ぶりを発揮した。  堀内氏は「エースとしての役割を担う山口の存在はおっきいよ。俺、山口がいなかったら...そう思うとゾッとする」と苦笑。「昨日でリーグトップタイの8勝でしょ。総合的にみて今の巨人の1番は山口 彼を中心にして回していかなくちゃな」と絶大な信頼を寄せていた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
39301 0.565
(↑0.006)
-
(-)
73342
(+6)
281
(+2)
95
(+1)
42
(+1)
0.261
(↓0.001)
3.660
(↑0.02)
2
(-)
広島
38342 0.528
(↓0.007)
2.5
(↓1)
69298
(+1)
300
(+2)
70
(-)
49
(+1)
0.249
(-)
3.390
(↑0.02)
3
(-)
阪神
35354 0.500
(↓0.007)
4.5
(↓1)
69291
(+1)
308
(+6)
51
(-)
52
(-)
0.250
(-)
3.480
(↓0.04)
4
(-)
DeNA
35361 0.493
(↑0.007)
5
(-)
71291
(+2)
290
(+1)
86
(+1)
23
(-)
0.247
(↓0.001)
3.720
(↑0.04)
5
(-)
中日
32390 0.451
(↑0.008)
8
(-)
72277
(+6)
282
(+1)
44
(-)
39
(+1)
0.260
(-)
3.890
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
28452 0.384
(↓0.005)
13
(↓1)
68329
(+2)
394
(+6)
84
(+1)
27
(-)
0.235
(↓0.001)
4.760
(↑0.02)