DeNA(☆3対0★)楽天 =交流戦3回戦(2019.06.23)・横浜スタジアム=
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楽天
0000000000600
DeNA
00020010X3801
勝利投手:上茶谷 大河(4勝3敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗15S))
敗戦投手:岸 孝之(2勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(22号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは4回裏、上茶谷の適時打で2点を先制する。そのまま2点リードで迎えた7回には、ソトのソロが飛び出し貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・上茶谷が6回無失点の好投で今季4勝目。敗れた楽天は、6回2失点と好投した先発・岸を打線が援護できなかった。

◆神奈川出身のhitomiが、始球式に登板した。大きな山なりのボールは、ツーバウンドで捕手のミットに収まった。「始球式はとても緊張しました。(三嶋一輝選手に)優しく教えてもらって練習していたのですが、点数は100点満点中5点くらいでしょうか。マウンドが遠くてプロの選手のすごさを実感しました。 7月7日の『YOKOHAMASTAR☆NIGHTRUN2019』のSTAR☆STAGEでは、会場を盛り上げて楽しい時間にできればと思います。ぜひ遊びにきてください」とコメントした。

◆両チーム、得点圏に走者を進めながらも、3回まで無得点。DeNAルーキー上茶谷、楽天岸の投手戦となった。 DeNAが0-0の4回2死満塁から、先発・上茶谷の左前適時打で2点を先制した。楽天は6回まで無得点。 DeNAが7回にソトの22号ソロで追加点。継投で逃げ切った。先発上茶谷が自身4連勝の4勝目。山崎が15セーブ目。楽天は、あと1本が遠かった。岸は2敗目。

◆楽天岸孝之投手(34)が6回5安打2失点の粘投も、援護なく今季2敗目を喫した。4回2死二、三塁のピンチを招くと、DeNAの8番大和を申告敬遠。 9番上茶谷への初球チェンジアップが甘く入って左前に運ばれ、2点を先制された。先頭ソトに内野安打で出塁を許した5回は宮崎、筒香、ロペスを3者連続三振に仕留めるなど今季最多9奪三振と持ち味を発揮も敗れ「(点の)取られ方の問題ですよね。自分の責任。全てはあの2点です」と悔しさをにじませた。

◆楽天はDeNAのドラフト1位ルーキー上茶谷の前に得点を奪えず、5月16日の日本ハム戦以来となる今季6度目の完封負けを喫した。 6回を投げた上茶谷からは5イニングで走者を出したが、序盤のチャンスで仕留めきれなかった。 平石監督は「真っすぐとカットはイメージ通りだったが、大きいスライダーとフォークですかね。腕を振ってくるので、思ったよりボールが来ない。来ない分、打席の中で緩急を感じる」と冷静に振り返った。 交流戦最終戦、7連戦の締めくくりでもある24日の広島3回戦(楽天生命パーク)に向け「選手は連戦で疲労もあると思うが、乗り越えて、しっかりと明日に臨みたい」と気合を入れ直した。

◆右股関節内転筋を痛めて5月19日に登録を抹消されていた楽天藤田一也内野手(36)が復帰した。 18日から2軍で段階を踏んで実戦感覚を養い、前日22日に1軍合流。3点を追う9回2死から代打で登場し、12年途中までプレーしたかつての本拠地で大歓声を浴びた。 二ゴロに倒れ「甘い球だったけど、打てなかった。もっと状態を上げていかないと」と悔しがったが「崩された感じだったけど、体は大丈夫だった」と回復を実感。堅実な内野守備はもちろん、勝負どころの代打としても頼もしい戦力が帰ってきた。

◆楽天はDeNA上茶谷大河投手を打てず、上茶谷に打たれてカードを負け越した。平石監督は「大きいスライダーとフォークが腕を振ってくるので、思ったよりボールが来ない。打席の中で緩急を感じる」と今季6度目の完封負けを受け止めた。 先発岸孝之投手は6回5安打2失点9奪三振も、4回に上茶谷への初球チェンジアップが甘く入って2点適時打を浴びた。「(点の)取られ方の問題。自分の責任。全てはあの2点」と悔やんだ。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が、リーグ単独トップの22号ソロを放った。 2点リードの7回1死走者なし。2番手・久保のフォークをとらえ、左翼席上段に着弾させた。「打った瞬間に、ホームランと思った。これからもチームの勝利に貢献したい」と献身的だった。

◆DeNAドラフト1位の上茶谷大河投手(22)が、自身のバットで勝利をもぎ取った。 4回に楽天岸から値千金の決勝2点適時打。4時間7分に及んだ前日22日の乱打戦がウソかのように、テンポの良い投球で2時間52分の省エネゲームに貢献した。交流戦最終戦を6回無失点。自身4連勝で4勝目を手にし、リーグ再開へ向けて弾みをつけた。「坂本勇人さんをまねさせてもらっています。昔から好きなので」。上茶谷は、頭にインプットしてある連続写真の1ページを呼び起こした。0-0の4回2死満塁。前打者の大和が申告敬遠で巡ってきた岸との第2打席。期待を寄せるファンの大歓声は「聞こえていました」と集中を保ち、打撃フォームの1コマ、1コマを整理した。 左肘でタイミングを取るしぐさ、左足の上げ方、どれを取っても、巨人のスターとうり二つ。「三浦コーチから『1、2の3で行って来い』と言われたんですけど、ストレートを狙ったら、チェンジアップで。ストレートだったら振れなかった」と"まさか"のタイミングで、左前へ決勝の2点適時打を決めた。 フォロースルーまで、そっくり。特訓が生きた。幼い頃、父篤史さんから度々プレゼントされたのは参考書ではなく、野球雑誌。打撃フォームの連続写真が載ったページを読むことが日課だった。「ソフトバンクの内川さんや、ロッテの井口監督。いろんな人のまねをしていましたね。でも、なかなかおやじから合格が出なくて。やっとOK出たと思ったら、次は誰、次はこの人って」。坂本勇もその1人。1月のDeNA本社訪問で、南場オーナーにロペスのモノマネを披露できたのも、実家に山積みされた雑誌のおかげだった。 「球界を代表する投手なので」と恐縮しながらも、岸のお株を奪う打撃を披露。6回6安打無失点で投げ合いも制した。武器であるカットボールでコースを突き、4回以降は得点圏に走者を進めなかった。交流戦最後の一戦を自身4連勝となる4勝目で飾ったルーキーだが、「投げ勝ったとは思っていない。まだ直球も高めだったし、岸さんの方が三振も多い。野手の方に助けられた勝利」。連続写真を見るかのごとく、さらなる飛躍のための分析に努めていた。【栗田尚樹】

◆DeNAドラフト1位の上茶谷大河投手(22)が、4回に楽天岸から値千金の決勝2点適時打。投げては交流戦最終戦を6回無失点。自身4連勝で4勝目を手にし、リーグ再開へ向けて弾みをつけた。 ▼ルーキー上茶谷が自ら先制打を放って4勝目。上茶谷は1日ヤクルト戦でもV打を打っており、新人投手がシーズン2度のV打は、73年新美(日拓)が4月17日、10月16日のロッテ戦で記録して以来で、ドラフト制後4人目。月間2度は62年城之内(巨人)が6月2日広島戦、17日国鉄戦でマークして以来57年ぶりで、ドラフト制後では上茶谷が初めて。

◆DeNAは23日の楽天戦で交流戦ラストゲームを迎えた。  すでにチームとして5年ぶりの交流戦勝ち越しを確定させているが、ここ4試合は21日に7回を投げた今永を除き、先発陣が五回を投げ切れていない。特に20日は阪口が1回、22日は大貫が0/3回で降板しており中継ぎ陣の登板機会が増えている。  この日は前日に複数イニングを投げた三嶋、武藤がベンチから外れているが、ラミレス監督は楽天戦後に4日間空くだけに「中継ぎ陣を躊躇(ちゅうちょ)なく使う可能性はある」と語った。それでも中継ぎ陣の負担を考えると先発の上茶谷が長いイニングを投げることが理想の展開だ。

◆楽天は交流戦初優勝がならなかった。ルーキー上茶谷に対し、五回以外は毎回走者を出しながら攻略できず、5月16日以来の零敗。平石監督は「序盤にチャンスがあったのに、いい方向に導けなかった」と悔やんだ。  24日の交流戦最終戦は本拠地に戻って広島と戦う。18日からの7連戦を締めくくってパ・リーグ同士の対戦へ弾みをつけたいところ。平石監督は「連戦が続いて疲労がたまっていると思う。ただ、こういうところを乗り切らないといけない」と奮起を期待した。

◆DeNAのドラフト1位・上茶谷大河投手が楽天戦(横浜)に6回6安打、無失点の好投で4勝目。バットでも両軍無得点の四回2死満塁から先制の左前2点打をはなち、これが決勝点となった。  「三浦コーチから『直球を狙って1、2の3で振ってこい』と言われていました。チェンジアップに当たりました」  さらに特技が「ものまね」とあって、打撃フォームは球界屈指の右打者、巨人・坂本勇のをイメージ。バットは同僚の柴田のを使っている。  柴田によれば上茶谷のバットを手にしたところ、感触がよかったので自分のと交換したのだという。柴田の880グラムのバットは長さも短めで、ポイント(芯)もグリップ寄り。「振りやすいんです」とコンタクト重視の形状となっているという。  上茶谷は「プロ初ヒットも、柴田さんのバットだったのでした。軽くて振りやすいです」と気に入っている。

◆DeNAの山崎が3-0の九回を三者凡退で締め、セ・リーグ単独トップの15セーブ目を挙げた。交流戦は接戦が続き、パ・リーグの強力打線を相手に7セーブと奮闘。「リリーバーが諦めずにつないでくれて、僕の登板数も増えた。いい期間になった」と振り返った。  通算150セーブまであと2に迫った。「チームとして一つになって、また頑張っていきたい」と話した。

◆ソトが2-0の七回、左翼席へリーグ単独トップとなる22号ソロを放った。交流戦序盤は不振にあえいだが、3カード目のロッテ戦以降は12試合で6本塁打と量産。昨季のリーグ本塁打王は「スゴイネ。投手(上茶谷)が頑張っていたし、1点でも多く取る意識だった。トップ? すごくうれしい。できるだけたくさん打ちたい」と力強かった。

◆岸は6回5安打2失点で2敗目。四回に投手の上茶谷に先制の2点適時打を許し、「(捕手のサインに)首を振って投げた以上、そこは自分の責任。すべてはあの2点」と悔しさをにじませた。打線は5月16日以来の無得点に終わり、平石監督は「序盤にチャンスがあったのに、いい方向に導けなかった」。24日は本拠地で広島との交流戦最終戦に臨む。

◆DeNAは23日、楽天最終戦(横浜)に3-0で快勝。ドラフト1位・上茶谷大河投手(22)=東洋大=が6回6安打無失点に抑え、新人では両リーグトップの4勝目を挙げた。バットでも四回に先制の2点左前打を放つなど投打で活躍し、チームは2014年以来、5年ぶりの勝ち越しとなる10勝7敗1分けで、交流戦の全日程を終えた。  力でねじ伏せた。上茶谷がパ・リーグ首位の楽天を6回無失点に封じ込め、新人トップの4勝目。最高の形で交流戦を締めくくった。  「ランナーは背負いましたけど、粘り強く投げることができました。ストライク先行でいけたのがよかったです」  一回2死から連続安打で一、三塁とされたが、銀次をチェンジアップで三振に仕留めると勢いに乗った。最速145キロの直球を低めに集め、随所で決まるカットボールも効果的だった。  バットでも自らを助けた。両軍無得点の四回2死満塁、岸の初球のチェンジアップを鮮やかに左前へ運び、先制の2点打。特技がモノマネの22歳は「好きなんです」という巨人・坂本勇の打撃フォームを打席で再現。構えでは右足側に重心を置き、左足をゆっくりと上げる独特のフォームから殊勲打が生まれた。  "ギネス級"のアドバイスも効いた。打席前に「プロ野球投手による安打最多連続年数(24年)」のギネス記録を持つ三浦投手コーチから「直球狙いで1、2の3で振ってこい」と金言をもらった。1、2の3の"の"が生きてチェンジアップにタイミングが合った。ラミレス監督も「きょうは彼の試合だった。すべてがよかった」とルーキー右腕を絶賛した。  これでチームは交流戦で10勝7敗1分け。5年ぶりに勝ち越し、28日からは広島、阪神、巨人と3カード連続でセ・リーグ上位の3球団と対戦する。交流戦の目標を5割以上に設定していた指揮官は「チームとしての勝率も5割に戻してAクラスを狙いたい」と宣言。借金3からの巻き返しが始まる。 (湯浅大) 九回を三者凡退で締め、15セーブでリーグ単独トップに立ったDeNA・山崎 「みんなが高いクオリティーで仕事ができている。数字は気にせずに一つずつ積み重ねていきたい」

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1152 0.688
(↑0.021)
-
(-)
075
(+5)
61
(+1)
32
(+2)
16
(+1)
0.233
(-)
3.160
(↑0.13)
2
(2↑)
ORIX
1061 0.625
(↑0.025)
1
(-)
167
(+9)
62
(+3)
6
(-)
19
(+2)
0.261
(↑0.007)
3.510
(↑0.05)
3
(1↓)
巨人
1170 0.611
(↓0.036)
1
(↓1)
085
(+1)
66
(+5)
23
(+1)
15
(-)
0.257
(↓0.005)
3.340
(↑0.02)
4
(1↑)
DeNA
1071 0.588
(↑0.025)
1.5
(-)
072
(+3)
70
(-)
22
(+1)
7
(-)
0.242
(↑0.001
3.860
(↑0.23)
5
(2↓)
楽天
1070 0.588
(↓0.037)
1.5
(↓1)
173
(-)
69
(+3)
13
(-)
5
(-)
0.258
(↓0.004)
3.980
(↑0.03)
6
(-)
西武
1080 0.556
(↑0.027)
2
(-)
099
(+7)
79
(+3)
18
(-)
14
(-)
0.270
(-)
4.140
(↑0.06)
7
(-)
日本ハム
891 0.471
(↓0.029)
3.5
(↓1)
069
(+4)
81
(+8)
14
(+1)
9
(-)
0.250
(↓0.002)
4.190
(↓0.25)
8
(1↑)
中日
8100 0.444
(↑0.032)
4
(-)
078
(+8)
79
(+4)
7
(-)
7
(-)
0.265
(↑0.005)
4.380
(↑0.02)
9
(1↓)
ロッテ
8100 0.444
(↓0.027)
4
(↓1)
087
(+2)
93
(+6)
23
(-)
12
(-)
0.268
(↓0.002)
4.840
(↓0.1)
10
(-)
阪神
6102 0.375
(↓0.025)
5
(↓1)
074
(+3)
77
(+7)
9
(-)
17
(+1)
0.248
(↑0.006)
3.290
(↓0.09)
11
(-)
ヤクルト
6110 0.353
(↑0.04)
5.5
(-)
179
(+6)
94
(+2)
19
(+1)
6
(+1)
0.239
(↓0.001)
5.150
(↑0.2)
12
(-)
広島
4121 0.250
(↓0.017)
7
(↓1)
157
(+3)
84
(+9)
12
(-)
11
(-)
0.219
(-)
4.070
(↓0.27)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
38301 0.559
(↓0.008)
-
(-)
74336
(+1)
279
(+5)
94
(+1)
41
(-)
0.262
(↓0.001)
3.680
(↑0.01)
2
(-)
広島
37322 0.536
(↓0.008)
1.5
(-)
72292
(+3)
285
(+9)
67
(-)
48
(-)
0.250
(-)
3.320
(↓0.07)
3
(-)
阪神
35344 0.507
(↓0.008)
3.5
(-)
70290
(+3)
302
(+7)
51
(-)
52
(+1)
0.250
(↑0.002)
3.440
(↓0.02)
4
(-)
DeNA
33361 0.478
(↑0.007)
5.5
(↑1)
73276
(+3)
286
(-)
80
(+1)
23
(-)
0.244
(-)
3.770
(↑0.06)
5
(-)
中日
31390 0.443
(↑0.008)
8
(↑1)
73271
(+8)
281
(+4)
44
(-)
38
(-)
0.260
(↑0.002)
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
28432 0.394
(↑0.008)
11.5
(↑1)
70325
(+6)
382
(+2)
82
(+1)
27
(+1)
0.237
(-)
4.790
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
39301 0.565
(↓0.009)
-
(-)
73333
(-)
309
(+3)
76
(-)
24
(-)
0.257
(↓0.001)
4.240
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
38304 0.559
(↑0.007)
0.5
(↓1)
71297
(+5)
268
(+1)
99
(+2)
65
(+1)
0.250
(-)
3.360
(↑0.03)
3
(1↑)
西武
36331 0.522
(↑0.007)
3
(↑1)
73368
(+7)
355
(+3)
82
(-)
78
(-)
0.260
(-)
4.490
(↑0.02)
4
(1↓)
日本ハム
35334 0.515
(↓0.007)
3.5
(-)
71309
(+4)
300
(+8)
51
(+1)
31
(-)
0.257
(-)
3.850
(↓0.07)
5
(-)
ロッテ
33361 0.478
(↓0.007)
6
(-)
73315
(+2)
313
(+6)
89
(-)
50
(-)
0.249
(-)
4.070
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
29365 0.446
(↑0.008)
8
(↑1)
73242
(+9)
294
(+3)
46
(-)
64
(+2)
0.230
(↑0.002)
3.740
(↑0.01)