1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | X | 7 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:山口 俊(7勝2敗0S) 敗戦投手:高橋 礼(7勝2敗0S) |
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◆巨人は3回裏、丸と岡本の連続適時打で3点を先制する。その後は6回に阿部の適時打で加点すると、7回には亀井の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・山口が7回1失点7奪三振の好投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。
◆ソフトバンク高橋礼投手(23)が今季8勝目を狙う。プロ2年目の高橋礼だが、昨年は30イニングしか投げておらず、今年も新人王の資格がある。 新人王有資格者が6月中に8勝目を挙げれば、13年に新人の小川(ヤクルト)が6月29日巨人戦で8勝目を記録して以来。ソフトバンクでは、03年6月27日西武戦で8勝目を挙げた新人の和田以来となる。
◆巨人坂本勇人内野手(30)が、自己ワーストを更新する6打席連続三振を喫した。 1回1死、ソフトバンク高橋礼に直球2球で追い込まれ、外角スライダーに見逃し三振を喫した。21日のソフトバンク戦では、プロ野球タイ記録の1試合5三振だった。
◆巨人坂本勇人内野手(30)が、自己ワーストを更新する6打席連続三振を喫した。1回1死、ソフトバンク高橋に直球2球で追い込まれ、外角スライダーに見逃し三振を喫した。21日のソフトバンク戦では、プロ野球タイ記録の1試合5三振だった。 0-0の3回2死一塁で迎えた第2打席では、1ボールからの137キロ直球を左前にはじき返し、20打席ぶりの安打を記録した。
◆巨人阿部慎之助捕手(40)が、2試合連続の適時打を放った。2点リードの6回1死二塁、外角の直球を中前にはじき返した。 2試合連続で一塁でのスタメン出場に結果で応え「打ったのはストレート。抜けて良かった」とコメントした。
◆巨人岡本和真内野手(22)が、リードを3点に広げる2点適時二塁打を放った。3回、丸の中前適時打で先制し、なおも2死一、三塁から右中間フェンス直撃の一打をマークした。 「打ったのはストレート。丸さんが先制点を取ってくれたので、ここで打って、追加点が取れればチームに勢いがつくと思い、打席に入りました。食らいつきました」とコメントした。
◆巨人は3回に丸の中前適時打、岡本の右中間を破る2点適時二塁打で3点を先制した。先発山口は3回まで2安打無失点。 ソフトバンクは5回、内野ゴロの間に1点。巨人は6回、阿部の中前適時打で1点追加。先発山口は6回まで5安打1失点。 巨人が7回にも3点を追加し逃げ切り。交流戦優勝の可能性を残した。7回1失点の山口が7勝目。ソフトバンク高橋礼は2敗目。
◆交流戦2位巨人と1位ソフトバンクの直接対決は、3回に丸の適時打と岡本の2点二塁打で3点を先制。6回に阿部の適時打で加点し、7回には亀井の2点二塁打などで3点を奪った。山口は7回1失点で7勝目を挙げた。ソフトバンクは投打に精彩を欠いた。 優勝決定は23日の最終戦に持ち越された。
◆ソフトバンク高橋礼投手が今季最短の4回3失点降板で、2敗目を喫した。 3回2死から突然、崩れた。亀井の安打を皮切りに、一、二塁から丸に中前先制打。続く岡本には右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、4連打で一挙3点を失った。5回の打席で代打を送られ「フォームのバランスが良くなくて、強いボールが行かなかった。そこを気にしすぎたのが良くなかった」。 バットではプロ初安打を記録したが、投球を反省した。
◆ソフトバンク川瀬晃内野手が、同郷(大分)で師匠の今宮の穴を埋める。 「試合に出る機会も多くなる。自分がやらないとダメ。今宮さんはいつも声をかけてくれていた。今宮さんの分もという気持ちはある」と話した。 この日は二塁で先発し、途中から遊撃へ。8回1死二、三塁では小林の高く弾んだ打球に飛びつき、好捕。本多内野守備走塁コーチは「(川瀬は)球際に強くなっている。いるメンバーでやるしかない。チャンスと思って」と期待した。
◆巨人が11安打7得点で、交流戦Vへ逆王手をかけた。3回は2死から亀井、坂本勇、丸、岡本の4連打で3点を先取。 原辰徳監督は「2アウトから少々湿っていた1番2番というところから3番4番、4連打という中で、何となくチーム全体で何かこう、晴れたような感じがしましたね」と喜んだ。 23日はエース菅野が先発する。指揮官は「いい感じで交流戦の最終戦を迎えられた。みんなの力でここまできたわけだし、意気に感じ、どこかで楽しみながら、しかし緊張はするでしょう。そういう点では私自身もね、しっかりと戦っていきたいなと思いますね」と言った。 勝利すれば優勝が決まる一戦。「今日はどちらかというと甲子園の準決勝。明日は決勝でしょ。甲子園の決勝を経験した選手がたくさんいるらしいけど、そういう心境で戦おうということでしょうね」と必勝を期した。
◆ソフトバンクにまた故障者が出た。内野の要、今宮健太内野手(27)が左足太もも裏痛のため、22日の試合開始前に出場選手登録を抹消された。交流戦1位に王手をかけていたが、完敗。23日に2位巨人と、勝った方が1位になる最終決戦を戦う。 ついに今宮が戦列を離れた。21日もベンチを外れていた。工藤監督は「ちょっと時間を作ることにした。最短の10日で状態をよくしてくれと。ダメならそこから多少ズレるのは仕方がない」と説明。最短なら交流戦後4日間試合がなく、欠場は4試合で済む。7月2日からの楽天3連戦に間に合う。今宮は「また戻った時に悔しさを晴らしたい。遅くても7月上旬には。でも中途半端で戻って再発しないように」と、しっかり治してくることを誓った。 遊撃手の代役は高田、川瀬らになる。2年ぶり8度目の交流戦1位決定は、巨人との最終戦にもつれこんだ。先発は左肩痛から復帰後3試合目、中10日の和田。相手はエース菅野だ。和田は「そういう場面で(先発が)回ってきたからには、初回から全力でいきたい。丸がすごく調子がいいので、その前に走者を出さないように。対策を練ってきます」とこの日4打数3安打1打点、2試合で9打数6安打で打率6割6分7厘の中心打者を警戒した。 「前回、08年も当時のエース内海でした」。08年6月22日、巨人も含め4球団混戦だった交流戦1位争いで、和田は東京ドームのマウンドに立ち、7回1/3、2失点でチームを交流戦初制覇に導いた。温存していた勝ちパターンの投手も積極的につぎ込む総力戦で、今季もソフトバンクが交流戦1位を奪う。【石橋隆雄】
◆2試合連続で「一塁」で先発した巨人阿部慎之助捕手が、6回1死二塁から3点差に広げる中前適時打を放った。試合前の円陣でチームを鼓舞したベテランは「(バットの)先だったけど抜けてくれて良かった」と喜んだ。 守備では5回無死一、二塁から右前に抜けそうな打球を好捕。原監督は「2メートルぐらい飛んでいた。まだバネがある」と笑い、2試合連続の適時打には「4点目は大きかった。いい仕事をしたという感じですね」とたたえた。
◆巨人山口俊投手が7回5安打1失点でチームトップタイの7勝目を挙げた。104球をコーナーに投げ分け、無四球で7三振を奪った。 「やっと理想に近いというか、力感ないフォームに近づいてきた。1試合1試合向上していければ」と言った。直球、フォークを軸にソフトバンク打線を抑え、6月に入って3勝目。「真っすぐで強弱をつけられている。そこが自分の調子いい時のスタイル」と手応えを感じている。 お立ち台では、好調の要因を問われると「早寝早起きしてることですかね」と笑顔で返した。1年間ローテーションを守るため、昨年のオフから「睡眠」にこだわり体調管理する。夕食は寝る3時間前までに済ませ、深夜0時までには就寝。布団に入ったらスマホ、読書は厳禁で、頭の形にあったマイ枕もつくった。快眠を力に快投を続け「ゲームをつくる、チームが勝つことを1年間目標にしてます」と頼もしく言った。
◆さぁ、甲子園の決勝だ。巨人丸佳浩外野手(30)が変則キラーの本領を発揮し、「日本生命セ・パ交流戦」優勝へ逆王手をかけた。 敗戦即、ソフトバンクの優勝が決まる一戦。原監督が「甲子園の準決勝」と位置付ける中、決勝打を含む3安打1打点の活躍でチームを勝利に導いた。短期決戦を想定した18日オリックス戦からの5試合で打率5割2分4厘、3本塁打、8打点と得点を量産。決勝戦に勝利し、5年ぶりの栄冠を勝ち取る。変則相手でも、丸の思考はシンプルだった。「そこまで難しく考えず、甘い球を振れるように」と意識した中で迎えた3回2死一、二塁。下手投げのソフトバンク高橋礼の浮き上がる直球を1球入魂のコンパクトなスイングで、中前にはじき返した。1番亀井からの連打で作った好機に先制打で応え、岡本の適時二塁打にも結び付けた。 丸 (坂本)勇人さん、亀さんがつないでくれたので、僕も岡本さんに...。あっ、すみません。岡本様につなごうと。 お立ち台では岡本いじりで笑わせたかと思えば、高橋礼の対策には真顔で的確に答えた。インタビューにも引き出しの多さをのぞかせたが、打席でも2種類のスイングを瞬時に使い分ける。20日のオリックス戦ではボールを上からたたくように左翼席へ1発。21日のソフトバンク戦では下からすくい上げるように、バックスクリーンに運んだ。 坂本勇を「だから、40本近く本塁打が打てる」と驚かせる技術は、日々の練習で磨きをかける。「常にはできないですけど」と話したように、試合前練習のフリー打撃で「振り上げるイメージ、振り下ろすイメージ」の2種類のスイングで練習。軌道を体と頭に植え付け、打席で実践する。 交流戦ラスト6試合を前に、原監督は「サッカーのカップ戦」と称し、短期決戦を想定した。丸は5試合を消化し、21打数11安打3本塁打8打点。チーム一の"ストライカー"と化した。好調の要因に「早寝早起きだと思います」と山口と同じ答えでまた笑わせた。 負ければ優勝が消滅するこの日はサッカーのカップ戦から、高校野球のトーナメントに位置付けが変わった。「今日は甲子園の準決勝。明日は決勝でしょ。そういう心境で戦おうということ」と話した指揮官に呼応するように、丸は「明日絶対勝って、交流戦優勝したいと思います」と必勝を誓った。【久保賢吾】
◆巨人の俊足重信慎之介外野手が「甲斐キャノン」をかいくぐり、二盗を決めた。20日のオリックス戦では2点を追う5回1死から出塁するも、3球あったが走らずに原監督からベンチで公開指導を受けた。 この日は2球目にスタートし「良かったです。いつでもいけるようにしていました」。指揮官は「ああいうところで決められると彼の武器というかツールが増える」と評価した。
◆巨人・坂本勇人内野手(30)が22日、日本生命セ・パ交流戦のソフトバンク2回戦(東京ドーム)に「2番・遊撃」で先発出場。前日21日に5三振を喫し、1試合最多三振のプロ野球記録に並んでいたが、この日の第1打席も相手の先発で下手投げ右腕・高橋礼から見逃し三振。6打席連続で迎えた第2打席だった。 1ボールからの2球目、高橋礼が投じた137キロの直球を振り抜いた。打球は遊撃手・高田の右側を抜け、左前打に。18日のオリックス戦(東京ドーム)の第2打席から19打席連続無安打で迎えた中、20打席ぶりの安打で好機を広げ、続く丸の先制中前適時打につなげた。
◆巨人・丸佳浩外野手(30)が22日、日本生命セ・パ交流戦のソフトバンク2回戦(東京ドーム)に「3番・中堅」で先発出場。三回2死一、二塁から先制の中前適時打を放った。 相手の先発で、下手投げ右腕・高橋礼がフルカウントから投じた6球目、甘く入ってきた138キロの直球を逃さなかった。第1打席は左前打を放っており、これで3試合連続のマルチ安打。19日のオリックス戦後には、打率が3割を切っていた(・299)が、ここにきて好調の波に乗っている。
◆巨人・岡本和真内野手(22)が22日、日本生命セ・パ交流戦のソフトバンク2回戦(東京ドーム)に「4番・三塁」で先発出場。丸の中前適時打で1点を先制した直後の三回2死一、三塁から、右中間フェンス直撃の2点二塁打を放った。 「丸さんが先制点をとってくれたので、ここで打って、追加点がとれればチームに勢いがつくと思い、打席に入りました。食らいつきました」 相手の先発で、下手投げ右腕・高橋礼が低めに投じた137キロの直球をすくい上げた。丸の先制打に続き、リードを広げる貴重な一打となった。
◆巨人・山口俊投手(31)が22日、日本生命セ・パ交流戦のソフトバンク2回戦(東京ドーム)に先発。7回104球を投げ、5安打1失点7奪三振の好投を披露した。 「大量得点をとるというイメージがあるチームなので、しっかりと一人一人抑えていければいいと思います」 前日21日にはこう意気込んでいた右腕。序盤から、直球も変化球も切れが抜群で、ソフトバンク打線に的を絞らせない。3点リードの五回には、松田と甲斐に連打を許すなど1死一、三塁とされ、二ゴロ併殺崩れの間に1点を失う。六回も1死一、二塁のピンチを背負ったが、グラシアルを右飛、松田を中飛に打ち取った。 七回の攻撃時には、無死一、三塁から、四球を選び出塁。続く亀井の右翼フェンス直撃の2点二塁打で三塁に進んだ後に代走が送られ、交代。月間MVP候補が投打の活躍を見せた。
◆プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は22日、2位巨人が首位ソフトバンクに7-2で勝ち、優勝決定は23日以降に持ち越された。また、パ・リーグが3勝を挙げて今季通算を54勝42敗4分けとして10年連続での勝ち越しを決めた。 23日にソフトバンクは2年ぶり8度目、巨人は5年ぶり3度目の優勝(最高勝率を含む)を懸けて両チームの最終戦となる直接対決に臨む。勝ったチームが優勝となり、引き分けた場合でも楽天がDeNAに勝たなければ、ソフトバンクの優勝が決まる。
◆ソフトバンクの和田が交流戦制覇が懸かる23日の先発マウンドに上がる。2008年の交流戦でも最終戦で優勝を争っていた巨人戦(東京ドーム)に先発し、八回途中まで2失点でチームを交流戦初優勝に導いた実績がある。「そういう場面が回って来た以上、チームが勝てるように初回から全力でいきたい」と再現へ気合を入れた。 左肩の故障から2年ぶりに1軍に復帰した5日の中日戦では勝敗が付かず、12日の阪神戦は黒星を喫した。中10日で上がる大一番で17年9月10日以来の白星をつかめるか。
◆前日21日にプロ野球ワースト記録に並ぶ5三振を喫した坂本勇が一回に見逃し三振に倒れ、6打席連続三振を記録。それでも三回に20打席ぶりの安打となる左前打を放ち、丸と岡本の連続適時打につなげた。2番打者として効果的な一打を放った主将は「結果として得点につながったのでよかった」。交流戦の優勝が懸かる、23日の大一番に向けて「チームの目標の一つ。勝てるように頑張ります」と意気込んだ。
◆試合前、巨人・岡本がソフトバンクの栗原と松本にあいさつした。同じ1996年生まれで、岡本と栗原はU-18日本代表でチームメートだった縁がある。「やっぱり、同級生の頑張りは刺激になりますね」と岡本。今季からプロ入りした大卒の新人も自身と同い年で「(同級生が)だんだん、増えてきてうれしい。今まであまり話せる人もいなかったので」と笑った。
◆山口が7回1失点で7勝目(2敗)。力のある直球で押して最少失点で切り抜け「ゾーンで勝負できた」と胸を張った。交流戦は3戦2勝、防御率1・29で、優勝すればMVP候補。規則正しい生活を心がけ、好調の要因に「早寝早起き」を挙げた。23日に先発する菅野にうまくバトンを渡し、お立ち台から「頑張ってください」とエールを送った。
◆勝てば交流戦の優勝が決まる試合で完敗した。チーム最多タイの7勝を挙げている高橋礼が今季最短の4回で3点を失って降板。2敗目を喫したサブマリンは「あまりフォームのバランスが良くなかった」と悔しがった。それでも、23日の最終戦に勝てば、2年ぶり8度目の交流戦優勝(最高勝率を含む)が決まる。工藤監督は「お互いにいい緊張感で試合ができるように。最終的に勝てるように頑張ります」と先を見据えた。
◆セ・リーグ首位の巨人は22日、ソフトバンク2回戦(東京ドーム)に7-2で快勝した。阿部慎之助捕手(40)が5番に座る「新クリーンアップ」がそろい踏み。3、4、5番が適時打を放ち、11安打7得点の快勝に導いた。負ければ交流戦優勝がなくなる試合に勝利し、これで首位・ソフトバンクとはゲーム差なし。23日の直接対決に勝てば2014年以来、5年ぶり3度目の優勝が決まる。 勝利の瞬間、背番号10の顔から笑みがこぼれた。11安打7得点の快勝で交流戦Vに王手。導いたのは、今季初めて5番で先発出場した阿部を擁する"新クリーンアップ"だった。 「(バットの)先だけど、抜けてよかった」 阿部が汗を拭って振り返ったのは3-1で迎えた六回1死二塁の場面。左腕・嘉弥真の直球を捉え、中前適時打を放ち、勝利を大きく引き寄せた。 今季初の一塁でのスタメンとなった前日に続き、この日も一塁で先発した。実は前日の試合後、原監督に監督室へ呼ばれ「どうだい? 明日も(スタメンで)いこう」と聞かれていた。答えは一つ。「大丈夫です。元気です」。40歳は戦う態勢を整え、戦場に向かった。 休んでいるわけにはいかなかった。ここまで交流戦2位につける巨人だが、負ければ2014年以来、5年ぶりの優勝がなくなる試合だった。試合直前に円陣の中心にいたのも背番号10。「やれることはしっかりやって、あとは神様のみぞ知る。自分で消極的なことは思わないように。積極的に」と声を掛けた。 そんな阿部の言葉が、後輩の背中を押した。三回2死一、二塁から3番・丸が高橋礼の直球を中前にはじき返し先制。お立ち台で「(坂本)勇人さんと亀(井)さんがつないでくれたので、僕も何とか岡本さんに...。あっ、すみません。岡本様につなごうと思って」と笑いを誘った。すると、4番に座る"岡本様"も右中間フェンス直撃の2点二塁打で続いた。 阿部に憧れ、尊敬する2人だ。岡本は、昨季の4番襲名時に「(巨人の4番は)阿部さんがずっと打っているイメージ」と答えた。ここ5試合の打率が・524(21打数11安打)と絶好調の丸は、幼少期から憧れてきた。そんな3人がクリーンアップを初めて組み、全員が打点を挙げた。 23日の試合に勝てば交流戦優勝が決まる。大一番の先発はエース・菅野だ。「いい感じで交流戦の最終というものを迎えられた」と原監督。5年ぶりの頂は、もう目の前だ。 (赤尾裕希)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
10 | 5 | 2 | 0.667 (↓0.047) | - (-) |
1 | 70 (+2) | 60 (+7) | 30 (-) | 15 (-) |
0.233 (↓0.003) | 3.290 (↓0.25) |
2 (-) |
巨人 |
11 | 6 | 0 | 0.647 (↑0.022) | 0 (↓1) |
1 | 84 (+7) | 61 (+2) | 22 (-) | 15 (+2) |
0.262 (↑0.004) | 3.360 (↑0.09) |
3 (1↑) |
楽天 |
10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 0.5 (↓1) |
2 | 73 (+11) | 66 (+9) | 13 (+1) | 5 (-) |
0.262 (↑0.006) | 4.010 (↓0.33) |
4 (1↑) |
ORIX |
9 | 6 | 1 | 0.600 (↑0.029) | 1 (↑1) |
2 | 58 (+3) | 59 (+2) | 6 (-) | 17 (+1) |
0.254 (↓0.002) | 3.560 (↑0.11) |
5 (2↓) |
DeNA |
9 | 7 | 1 | 0.563 (↓0.037) | 1.5 (-) |
1 | 69 (+9) | 70 (+11) | 21 (-) | 7 (+3) |
0.241 (↓0.001) | 4.090 (↓0.44) |
6 (-) |
西武 |
9 | 8 | 0 | 0.529 (↓0.034) | 2 (-) |
1 | 92 (+2) | 76 (+6) | 18 (+2) | 14 (+1) |
0.270 (↓0.006) | 4.200 (↓0.14) |
7 (-) |
日本ハム |
8 | 8 | 1 | 0.500 (↓0.033) | 2.5 (-) |
1 | 65 (+1) | 73 (+6) | 13 (-) | 9 (-) |
0.252 (↓0.006) | 3.940 (↓0.09) |
8 (-) |
ロッテ |
8 | 9 | 0 | 0.471 (↑0.033) | 3 (↑1) |
1 | 85 (+8) | 87 (+4) | 23 (+4) | 12 (+1) |
0.270 (↑0.009) | 4.740 (↑0.05) |
9 (-) |
中日 |
7 | 10 | 0 | 0.412 (↑0.037) | 4 (↑1) |
1 | 70 (+6) | 75 (+1) | 7 (-) | 7 (+1) |
0.260 (↑0.012) | 4.400 (↑0.22) |
10 (-) |
阪神 |
6 | 9 | 2 | 0.400 (↑0.043) | 4 (↑1) |
1 | 71 (+6) | 70 (+2) | 9 (-) | 16 (+4) |
0.242 (↑0.006) | 3.200 (↑0.07) |
11 (-) |
ヤクルト |
5 | 11 | 0 | 0.313 (↓0.02) | 5.5 (-) |
2 | 73 (+4) | 92 (+8) | 18 (-) | 5 (-) |
0.240 (↑0.002) | 5.350 (↓0.18) |
12 (-) |
広島 |
4 | 11 | 1 | 0.267 (↓0.019) | 6 (-) |
2 | 54 (+2) | 75 (+3) | 12 (-) | 11 (-) |
0.219 (↑0.003) | 3.800 (↑0.24) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
38 | 29 | 1 | 0.567 (↑0.006) | - (-) |
75 | 335 (+7) | 274 (+2) | 93 (-) | 41 (+2) |
0.263 (↑0.001) | 3.690 (↑0.03) |
2 (-) |
広島 |
37 | 31 | 2 | 0.544 (↓0.008) | 1.5 (↓1) |
73 | 289 (+2) | 276 (+3) | 67 (-) | 48 (-) |
0.250 (-) | 3.250 (↑0.04) |
3 (-) |
阪神 |
35 | 33 | 4 | 0.515 (↑0.008) | 3.5 (-) |
71 | 287 (+6) | 295 (+2) | 51 (-) | 51 (+4) |
0.248 (↑0.001) | 3.420 (↑0.02) |
4 (-) |
DeNA |
32 | 36 | 1 | 0.471 (↓0.007) | 6.5 (↓1) |
74 | 273 (+9) | 286 (+11) | 79 (-) | 23 (+3) |
0.244 (-) | 3.830 (↓0.11) |
5 (-) |
中日 |
30 | 39 | 0 | 0.435 (↑0.009) | 9 (-) |
74 | 263 (+6) | 277 (+1) | 44 (-) | 38 (+1) |
0.258 (↑0.002) | 3.930 (↑0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
27 | 43 | 2 | 0.386 (↓0.005) | 12.5 (↓1) |
71 | 319 (+4) | 380 (+8) | 81 (-) | 26 (-) |
0.237 (-) | 4.830 (↓0.04) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
39 | 29 | 1 | 0.574 (↑0.007) | - (-) |
74 | 333 (+11) | 306 (+9) | 76 (+1) | 24 (-) |
0.258 (↑0.001) | 4.250 (↓0.07) |
2 (-) |
ソフトバンク |
37 | 30 | 4 | 0.552 (↓0.009) | 1.5 (↓1) |
72 | 292 (+2) | 267 (+7) | 97 (-) | 64 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.390 (↓0.05) |
3 (-) |
日本ハム |
35 | 32 | 4 | 0.522 (↓0.008) | 3.5 (↓1) |
72 | 305 (+1) | 292 (+6) | 50 (-) | 31 (-) |
0.257 (↓0.002) | 3.780 (↓0.02) |
4 (-) |
西武 |
35 | 33 | 1 | 0.515 (↓0.007) | 4 (↓1) |
74 | 361 (+2) | 352 (+6) | 82 (+2) | 78 (+1) |
0.260 (↓0.001) | 4.510 (↓0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
33 | 35 | 1 | 0.485 (↑0.007) | 6 (-) |
74 | 313 (+8) | 307 (+4) | 89 (+4) | 50 (+1) |
0.249 (↑0.002) | 4.040 (-) |
6 (-) |
ORIX |
28 | 36 | 5 | 0.438 (↑0.009) | 9 (-) |
74 | 233 (+3) | 291 (+2) | 46 (-) | 62 (+1) |
0.228 (-) | 3.750 (↑0.03) |
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