1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 8 | 16 | 0 | 4 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:唐川 侑己(4勝3敗0S) 敗戦投手:石川 雅規(2勝4敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは1-0で迎えた3回表、2死一二塁からレアードが3ランを放ち、リードを広げる。その後は5回に鈴木の2ラン、8回には柿沼と鈴木のソロが飛び出すなど、一発攻勢で試合を優位に進めた。投げては、3番手・唐川が今季4勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が振るわなかった。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)がヤクルト2回戦の3回に本塁打を放ち、史上37人目の全12球団からの本塁打を達成した。 3回2死一、二塁、この日2度目の打席へ。カウント1-1からの3球目、ヤクルト石川の高めに浮いた133キロを捉え、左翼席中段まで運ぶ22号3ランとした。「12球団からホームランを打てたことはすごいことだね。達成感があるよ。次の打席からも1本1本積み重ねていけるように頑張るよ。幕張スシ、さいGO!(さあ、行こう、最高)」と喜んだ。 昨季まで所属した日本ハムで、パ・リーグ5球団とヤクルトを除くセ・リーグ5球団から本塁打を記録。今季5月5日の日本ハムで古巣からの初本塁打で、リーチをかけていた。14日の中日戦ではNPB通算150号を放っていた。
◆ヤクルトは石川、ロッテは土肥が先発。ロッテは1回、鈴木の適時打で1点先制。3回にはレアードの21号3ランで追加点。 ヤクルトは4回、大引の適時打、荒木の犠飛などで3点。5回には中山が適時打。ロッテは5回、鈴木が11号2ラン。 ロッテは8回、柿沼のプロ初の1号ソロで追加点。継投で2連勝。唐川が4勝目。ヤクルトは3連敗で、今季ワーストの借金16。石川は4敗目。
◆ヤクルトはロッテの1、2番コンビを止められなかった。荻野と鈴木に2戦で計14安打を許した。 先発石川は制球に苦しみ、4回4失点でKO。リリーフ陣も流れを変えられず、追加点を奪われた。12カード連続で勝ち越しなしで、借金はワーストの16。 小川監督は「(昨日と)同じような展開。同じ打者にあれだけ打たれたら、こういう結果になる」と渋い表情だった。
◆不動のリードオフマンが、チームを交流戦2度目のカード勝ち越しに導いた。 ロッテ荻野貴司外野手が5打数4安打の大暴れ。前日21日の猛打賞に続き、打線を引っ張った。4度の出塁で3度生還するなど、雨降る神宮を駆け回り、「塁に出ると(鈴木)大地が返してくれる。塁に出ることだけを考えています」とうなずいた。 好調の要因には「体が元気なこと」を挙げる。これまでのプロ9年間は度重なるケガに見舞われた。規定打席に到達したシーズンがないが「今年はアクシデントがないので。全くない訳ではないけど、どっか痛かったら、どこかをかばってとなる」。今季は波なく好調を維持しており「毎年ケアはしています」と自主トレ期間から続ける下半身のトレーニングもシーズン中、怠ることはない。 7月で3歳になる息子の成長もパワーの1つ。まだ歩けない頃から球場に連れてきていたが、気がつけばそこら中を走り回るようになっていた。「しっかり野球をやってる姿を見せたい」と日々結果を残し現在、14試合連続安打中。交流戦最終戦でもダイヤモンドを駆け回り、同一カード3連勝をつかみ取る。【久永壮真】
◆ヤクルトの未来を担う若手が光明となった。ドラフト2位中山翔太外野手が初の5番でスタメン出場。4番村上とクリーンアップを組んだ。 3点を追う5回2死から村上が二塁打で出塁すると、中山が右中間への二塁打で続き、1点を返した。プロ初の猛打賞もマークし「緊張はしなかった。期待してもらっているんだなと思って、逆に思い切りやれた」と振り返った。
◆ロッテ鈴木大地内野手も負けていない。前日3安打を放てば、この日は4打数4安打。2日で9打数7安打と絶好調だ。「1つは荻さん(荻野)が出てヒットコースが広がっているということ。ただデータ班と話して打ちに行く準備はできている」と要因を分析した。 5回、8回と右翼席へ運ぶ2発を放ち、交流戦での本塁打は6本。あと1本でトップのヤクルト山田哲らに並ぶ。「僕の力で入るのはいい打ち方ができているということ」と手応えを口にした。
◆ヤクルトの石川は4回4失点で4敗目を喫した。0-1の三回2死一、二塁でレアードに対し、内角に要求された速球が浮いて3ランを浴び「高かった。もっと厳しくいかないといけなかった。あそこを乗り切っていれば違った」と反省した。 セ・リーグ最下位に沈むチームは3連敗し、12カード連続で連戦の勝ち越しがない。「先発投手が試合をつくれないとこういう展開になる」と悔しそうに話した。
◆ロッテのレアードが22日、神宮球場でのヤクルト2回戦で三回に21号3ランを放ち、全12球団からの本塁打を達成した。 2015年に日本ハムに入団し、16年に39本塁打でパ・リーグ本塁打王を獲得。今季からロッテに移籍した。
◆ロッテの柿沼が6-4の八回にプロ初本塁打を放った。風張の変化球を高々と左翼席へ運び「正直、代打が出ると思っていた。全力で走っていたので、入ったところは見ていなかった」と自分でもびっくりした様子だった。 茨城県出身で静岡・誠恵高から日大国際関係学部を経て16年に育成選手として入団した。4年目での初アーチを「最高の結果になって良かった。ボールは両親にプレゼントしたい」と喜んだ。
◆3連敗で借金が今季ワーストの16まで膨らんだヤクルトだが、初めて5番で先発出場したドラフト2位・中山翔太外野手(22)=法大=がプロ初の猛打賞(1試合3安打以上)をマークした。 「自分のスイングをすることを心掛けていました。(打順は)意識せず一打席一打席集中して入ることができました」 四回1死一塁で中前打、五回2死二塁で適時二塁打を右中間、八回先頭では遊撃への内野安打を放った。苦しいチーム状況の中で奮闘した新人の姿は、一筋の光明だ。 相手の1、2番に2本塁打を含む計8安打を浴び、チームは12カード連続で勝ち越しなしとなった。小川監督は「昨日もきょうも、あれだけ同じ打者に打たれると、こういう展開になってしまう」と渋い表情。中山は「明日も集中してやっていきたい」と必死に前を向いた。 (横山尚杜)
◆ロッテは22日、ヤクルト2回戦(神宮)に8-4で勝ち、2連勝で交流戦勝率5割の可能性をつないだ。荻野貴司外野手(33)、鈴木大地内野手(29)の「1、2番コンビ」が2本塁打を含む計8安打の大暴れ。ヤクルトは投打がかみ合わず3連敗を喫し、借金が今季ワーストの16となった。 ロッテの1番・荻野と2番・鈴木が、ともに4安打3得点の大暴れで打線を引っ張った。2人ともここ2試合で7安打の大当たり。井口監督は「いい形で点が取れている。1、2番がしっかり機能している」とたたえた。 一回に荻野が二塁打で出塁し、鈴木の適時打で早々に先制。三回にも2人の連打でレアードの3ランにつなげ、五回には二塁打の荻野を塁に置いて鈴木が2ランを放った。鈴木は八回にもこの日2本目となるソロを運び「出来過ぎです」とはにかんだ。 荻野はこれで14試合連続安打。「塁に出れば(鈴木)大地が返してくれる。まずは塁に出ることを考えている」という言葉通り、1番打者として打線の火付け役となっている。打率は・331まで上がり、リーグトップに立つ西武・森に5厘差まで迫った。 2005、06年に優勝し、昨季も3位と得意とする交流戦は1試合を残して8勝9敗となった。序盤はやや苦戦したが、最終戦を白星で飾れば勝率5割で終えることができる。鈴木は「いい形で締められるように、チーム一丸となって頑張る」と力強く言い切った。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
10 | 5 | 2 | 0.667 (↓0.047) | - (-) |
1 | 70 (+2) | 60 (+7) | 30 (-) | 15 (-) |
0.233 (↓0.003) | 3.290 (↓0.25) |
2 (-) |
巨人 |
11 | 6 | 0 | 0.647 (↑0.022) | 0 (↓1) |
1 | 84 (+7) | 61 (+2) | 22 (-) | 15 (+2) |
0.262 (↑0.004) | 3.360 (↑0.09) |
3 (1↑) |
楽天 |
10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 0.5 (↓1) |
2 | 73 (+11) | 66 (+9) | 13 (+1) | 5 (-) |
0.262 (↑0.006) | 4.010 (↓0.33) |
4 (1↑) |
ORIX |
9 | 6 | 1 | 0.600 (↑0.029) | 1 (↑1) |
2 | 58 (+3) | 59 (+2) | 6 (-) | 17 (+1) |
0.254 (↓0.002) | 3.560 (↑0.11) |
5 (2↓) |
DeNA |
9 | 7 | 1 | 0.563 (↓0.037) | 1.5 (-) |
1 | 69 (+9) | 70 (+11) | 21 (-) | 7 (+3) |
0.241 (↓0.001) | 4.090 (↓0.44) |
6 (-) |
西武 |
9 | 8 | 0 | 0.529 (↓0.034) | 2 (-) |
1 | 92 (+2) | 76 (+6) | 18 (+2) | 14 (+1) |
0.270 (↓0.006) | 4.200 (↓0.14) |
7 (-) |
日本ハム |
8 | 8 | 1 | 0.500 (↓0.033) | 2.5 (-) |
1 | 65 (+1) | 73 (+6) | 13 (-) | 9 (-) |
0.252 (↓0.006) | 3.940 (↓0.09) |
8 (-) |
ロッテ |
8 | 9 | 0 | 0.471 (↑0.033) | 3 (↑1) |
1 | 85 (+8) | 87 (+4) | 23 (+4) | 12 (+1) |
0.270 (↑0.009) | 4.740 (↑0.05) |
9 (-) |
中日 |
7 | 10 | 0 | 0.412 (↑0.037) | 4 (↑1) |
1 | 70 (+6) | 75 (+1) | 7 (-) | 7 (+1) |
0.260 (↑0.012) | 4.400 (↑0.22) |
10 (-) |
阪神 |
6 | 9 | 2 | 0.400 (↑0.043) | 4 (↑1) |
1 | 71 (+6) | 70 (+2) | 9 (-) | 16 (+4) |
0.242 (↑0.006) | 3.200 (↑0.07) |
11 (-) |
ヤクルト |
5 | 11 | 0 | 0.313 (↓0.02) | 5.5 (-) |
2 | 73 (+4) | 92 (+8) | 18 (-) | 5 (-) |
0.240 (↑0.002) | 5.350 (↓0.18) |
12 (-) |
広島 |
4 | 11 | 1 | 0.267 (↓0.019) | 6 (-) |
2 | 54 (+2) | 75 (+3) | 12 (-) | 11 (-) |
0.219 (↑0.003) | 3.800 (↑0.24) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
38 | 29 | 1 | 0.567 (↑0.006) | - (-) |
75 | 335 (+7) | 274 (+2) | 93 (-) | 41 (+2) |
0.263 (↑0.001) | 3.690 (↑0.03) |
2 (-) |
広島 |
37 | 31 | 2 | 0.544 (↓0.008) | 1.5 (↓1) |
73 | 289 (+2) | 276 (+3) | 67 (-) | 48 (-) |
0.250 (-) | 3.250 (↑0.04) |
3 (-) |
阪神 |
35 | 33 | 4 | 0.515 (↑0.008) | 3.5 (-) |
71 | 287 (+6) | 295 (+2) | 51 (-) | 51 (+4) |
0.248 (↑0.001) | 3.420 (↑0.02) |
4 (-) |
DeNA |
32 | 36 | 1 | 0.471 (↓0.007) | 6.5 (↓1) |
74 | 273 (+9) | 286 (+11) | 79 (-) | 23 (+3) |
0.244 (-) | 3.830 (↓0.11) |
5 (-) |
中日 |
30 | 39 | 0 | 0.435 (↑0.009) | 9 (-) |
74 | 263 (+6) | 277 (+1) | 44 (-) | 38 (+1) |
0.258 (↑0.002) | 3.930 (↑0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
27 | 43 | 2 | 0.386 (↓0.005) | 12.5 (↓1) |
71 | 319 (+4) | 380 (+8) | 81 (-) | 26 (-) |
0.237 (-) | 4.830 (↓0.04) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
39 | 29 | 1 | 0.574 (↑0.007) | - (-) |
74 | 333 (+11) | 306 (+9) | 76 (+1) | 24 (-) |
0.258 (↑0.001) | 4.250 (↓0.07) |
2 (-) |
ソフトバンク |
37 | 30 | 4 | 0.552 (↓0.009) | 1.5 (↓1) |
72 | 292 (+2) | 267 (+7) | 97 (-) | 64 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.390 (↓0.05) |
3 (-) |
日本ハム |
35 | 32 | 4 | 0.522 (↓0.008) | 3.5 (↓1) |
72 | 305 (+1) | 292 (+6) | 50 (-) | 31 (-) |
0.257 (↓0.002) | 3.780 (↓0.02) |
4 (-) |
西武 |
35 | 33 | 1 | 0.515 (↓0.007) | 4 (↓1) |
74 | 361 (+2) | 352 (+6) | 82 (+2) | 78 (+1) |
0.260 (↓0.001) | 4.510 (↓0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
33 | 35 | 1 | 0.485 (↑0.007) | 6 (-) |
74 | 313 (+8) | 307 (+4) | 89 (+4) | 50 (+1) |
0.249 (↑0.002) | 4.040 (-) |
6 (-) |
ORIX |
28 | 36 | 5 | 0.438 (↑0.009) | 9 (-) |
74 | 233 (+3) | 291 (+2) | 46 (-) | 62 (+1) |
0.228 (-) | 3.750 (↑0.03) |
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