1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0 | 0 | 16 | 18 | 1 | 3 |
中日 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 | 0 |
勝利投手:今井 達也(5勝5敗0S) 敗戦投手:阿知羅 拓馬(1勝3敗0S) 本塁打 |
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◆西武は3回表、山川と中村のソロなどで4点を先制する。その後は7回に打者一巡の猛攻を見せるなど、終わってみれば18安打で16得点を挙げた。投げては、先発・今井が6回2失点の好投で今季5勝目。敗れた中日は、先発・阿知羅が8失点と乱調で、打線も2得点と精彩を欠いた。
◆中日阿知羅拓馬投手が5回途中8失点で降板した。序盤からボールが高めに浮いた。3回は4番山川、6番中村に1発を浴びるなど4失点。5回にも3番外崎にソロを献上するなど4失点した。 降板後は広報を通じて「失点した後にすぐ点を取ってもらい、なんとか2点差のまま踏ん張りたかったのですが...」と猛省のコメント。今季2勝目はならなかった。
◆中日がナゴヤドームワーストタイの16失点で屈辱的な大敗を喫した。 強力西武打線を相手に投手陣が崩壊。先発阿知羅拓馬投手が4回1/3を被安打10、8失点で降板すると、今季初登板した3番手伊藤準も1回1/3を7安打8失点を大炎上した。 与田監督は2回の4失点後も阿知羅を続投させたことについて「なんとか4回に少し状態が上がってきて、5回も引き続き行ってほしいというところがあったんですけれど」と説明。 1試合16失点、被安打18は今季チームワースト。16失点は18年4月25日巨人戦(20失点)以来、被安打18は18年4月3日巨人戦以来の数字となった。
◆西武は3回表、2番源田の適時三塁打で先制すると、4番山川、6番中村のソロも飛び出し4得点。中日は3回裏に2得点で反撃。 西武は5回、3番外崎のソロなどで4点を追加し、リードを6点に広げる。中日先発の阿知羅は5回途中8失点で降板した。 西武は8回にも打者11人7安打の猛攻で8点を追加して大勝。中日は1試合16失点、被安打18でともに今季ワーストを更新した。 西武今井は5勝目、中日阿知羅が3敗目。
◆西武の横綱2人によるアベック弾が、山賊打線爆発の号砲だった。 3回に2点を先制後、打席は4番山川。カウント2-2から外角高めの直球を左中間席へ運んだ。26号ソロで、今季最長ブランクとなった10試合ぶりのどすこいポーズを披露。すると6番中村も続く。同じく左中間席へ運ぶ6年連続2桁本塁打となる10号ソロ。辻監督は「チームとしてうれしい。この広い球場でよく打った」とうなった。 2人が打てば今季負け知らず。4度目のアベック弾で3勝1分け。山川が「打てたのはよかったけど、手応えはない」と言えば、中村は「広さは気にならない。広いとも思わないし」と1発の感想こそ違うが、横綱2人が打線に火を付けたのは間違いない。5回に4安打4得点、7回には7安打8得点で中日の息の根を止めた。決して手を緩めない山賊たちが、今季最多タイの16得点も量産した。 西武の色が出た大勝で、辻監督に球団最速351試合での監督通算200勝目をプレゼント。指揮官は「通過点です! 200も勝たせてもらってありがたい」と感謝すると同時に「明日だね。大量得点のあとは貧打になりがち。気を引き締めていきます」。201勝目を見据え、6カード連続で落としている鬼門の2戦目に目を向けた。【栗田成芳】
◆西武・山川穂高内野手(27)が18日、中日1回戦(ナゴヤドーム)で26号ソロを放った。 「打ててよかったです」 三回に源田の適時三塁打と外崎の中犠飛で2点を先制後、1死から阿知羅の高め144キロの直球を左中間席最前列に運んだ。今季最長の10試合、42打席ぶりの一発となる主砲の一発に乗せられ、2死からは中村も10号ソロを放った。
◆西武の山川が10試合ぶりにアーチをかけた。2-0の三回1死で阿知羅の高めの直球を捉え、左中間へソロ本塁打とした。両リーグトップを独走する本塁打数を26に伸ばし「打てて良かった」と喜んだ。 今季最も長く本塁打から遠ざかっていた。開幕から驚異的なペースで本塁打を重ねてきただけに、周囲は失速を気にするが、本人は「ペースは上がったり、落ちたりする。それよりも練習や感覚の方が大事」と冷静だ。久々の一発が再び量産態勢に入るきっかけとなるか。
◆西武の今井が6回2失点で、昨季に並ぶ5勝目を挙げた。4点の援護をもらった直後の三回に2点を奪われたものの、六回2死二、三塁のピンチでは京田を空振り三振に仕留めるなど、粘って先発の役割を果たした。「最低限の仕事しかできなかったけど、いつも打線が打ってくださって感謝している」と謙虚に話した。 先発予定だった11日の巨人戦を発熱で回避したが、その影響は「そんなに気になるところはなかった」と言う。6回で降板したことを反省し「先発で一番若いし、もっと長い回を投げたい」と意欲を口にした。 外崎(五回に13号ソロ) 「初球から思い切りいこうと打席に入った」 栗山(五回に代打で2点二塁打) 「何とか食らい付いていこうと打席に入った。いいところに落ちてくれた」
◆中日の大島は0-4の三回1死一、二塁で右前打を放ち、3試合連続の適時打となった。今井の直球を捉え「甘く来た球を逃さずに打つことができた」と話した。 ただし、チームはこの回にビシエドの犠飛と合わせて2点を奪って以降、得点機はあったが生かせなかった。大島は八回にも1死から右前打を放ったものの、得点には至らなかった。 中日・阿波野投手コーチ(阿知羅は出場選手登録を外れることが決まり) 「必要以上に力んで真っすぐを投げようとして、コントロールを失っていた」 伊藤準(1回1/3で8失点) 「しっかり反省をして、次はチームを勝利に導く投球をしたい」
◆今井が6回2失点で、昨季の自己最多に並ぶ5勝目(5敗)を挙げた。「真っすぐはよくなかったけど、カーブでなんとかなった。野手の皆さんに点をたくさん取っていただいた」と感謝した。11日の先発登板を発熱で回避し、寮のテレビで祈るように試合を観戦。右腕は「迷惑をかけてしまったので、頑張らないといけないと思っていた」と、奮起して白星を飾った。
◆歴史的大敗だ。中日は今季ワーストの18被安打16失点で完敗。与田監督は必死に声を絞り出した。 「(投手の)誰かが止めないといけなかった」 先発の阿知羅が三回、山川と中村に被弾。五回には外崎に一発を浴びるなど、五回途中10安打8失点で降板すると「踏ん張りたかったです」とうなだれた。 今季初登板だった3番手の伊藤準も西武打線の勢いを止められず、七回に8失点の大炎上。スタンドからは「しっかりしろ」とヤジが乱れ飛び、試合終了時、観戦に訪れた竜党の半分近くは席を立っていた。 1997年に開場したナゴヤドームでは、2000年6月21日の巨人戦に並ぶワーストタイの16失点。借金9に逆戻りした指揮官は「しっかり反省して、明日につなげなければいけない」と、目がうつろだった。 (三木建次)
◆高々と舞い上がった打球が猛攻ののろしになった。2点リードの三回1死。西武・山川穂高内野手(27)が、2発を放った6日の広島戦以来、10試合、42打席ぶりに26号ソロを放った。 「打てたことはよかった。でも6打席立って手応えはあんまりですね」 中日先発、阿知羅の直球を捉えた打球は、ナゴヤドームの左中間スタンド最前列に飛び込んだ。 交流戦でセの投手から執拗(しつよう)な内角攻めに遭っている。16日までの4試合で3死球。この日の1打席目も左腕に死球を受け、死球数9は両リーグの最多タイだ。相手投手に「わざとじゃない」と怒りの矛先を向けることはなく、自らのバットでやり返す機会をジッと待っていた。 理想に掲げるのは史上最多の三冠王3度を誇る落合博満氏(65)。柔らかい打撃フォームを動画で何度も見た。「インコースを打てる打者は死球が少ない。落合さんが(1985、86年に)三冠王を取ったときなんて死球3つですから」と尊敬の念を抱いている。この日は死球を受けた直後の打席で、貴重な一発。両リーグ1位の26本塁打、66打点をマークする主砲は「インコースをさばけるようにしないといけない。もう少し修正しないと、量産する感じではない」と高い理想を口にした。 強力打線は七回に一挙8点を奪うなど、18安打で今季最多タイの16得点。就任3年目の辻監督は通算200勝に到達し、「200も勝ちをつけてもらえてありがたい」とナインに感謝した。大勝にも浮かれることのない主砲が獅子を支えている。 (花里雄太)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
8 | 3 | 2 | 0.727 (↑0.027) | - (-) |
5 | 52 (+6) | 42 (+4) | 25 (+4) | 13 (-) |
0.231 (↑0.006) | 2.880 (↓0.01) |
2 (-) |
巨人 |
9 | 4 | 0 | 0.692 (↑0.025) | 0 (-) |
5 | 67 (+4) | 45 (+3) | 18 (+2) | 12 (-) |
0.273 (-) | 3.160 (↑0.1) |
3 (3↑) |
DeNA |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↑0.038) | 1.5 (-) |
5 | 46 (+3) | 43 (-) | 15 (+1) | 3 (-) |
0.245 (↓0.005) | 3.260 (↑0.27) |
4 (1↑) |
楽天 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 1.5 (-) |
6 | 48 (+5) | 48 (+3) | 10 (+1) | 4 (+1) |
0.255 (↓0.003) | 3.870 (↑0.08) |
5 (2↓) |
日本ハム |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↓0.053) | 1.5 (↓1) |
5 | 48 (-) | 52 (+3) | 8 (-) | 8 (+2) |
0.251 (↓0.007) | 3.530 (↑0.02) |
6 (2↓) |
ORIX |
6 | 5 | 1 | 0.545 (↓0.055) | 2 (↓1) |
6 | 44 (+3) | 46 (+4) | 5 (-) | 12 (-) |
0.249 (↑0.005) | 3.720 (↓0.07) |
7 (-) |
西武 |
7 | 6 | 0 | 0.538 (↑0.038) | 2 (-) |
5 | 80 (+16) | 62 (+2) | 14 (+3) | 11 (-) |
0.285 (↑0.014) | 4.500 (↑0.21) |
8 (-) |
中日 |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 4 (↓1) |
5 | 57 (+2) | 65 (+16) | 5 (-) | 5 (+1) |
0.253 (↓0.001) | 5.000 (↓0.95) |
9 (2↑) |
ロッテ |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↑0.052) | 4 (-) |
5 | 53 (+6) | 70 (+2) | 11 (-) | 11 (+2) |
0.242 (↑0.005) | 4.880 (↑0.42) |
10 (1↓) |
阪神 |
4 | 7 | 2 | 0.364 (↓0.036) | 4 (↓1) |
5 | 54 (+3) | 53 (+5) | 7 (+1) | 12 (+1) |
0.229 (↑0.003) | 3.060 (↓0.08) |
11 (1↓) |
ヤクルト |
4 | 8 | 0 | 0.333 (↓0.031) | 4.5 (↓1) |
6 | 58 (+4) | 64 (+6) | 12 (-) | 5 (-) |
0.245 (↓0.002) | 4.860 (↓0.11) |
12 (-) |
広島 |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↓0.027) | 5 (↓1) |
6 | 38 (+2) | 55 (+6) | 8 (+1) | 10 (+1) |
0.210 (↑0.005) | 4.050 (↓0.09) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
巨人 |
36 | 27 | 1 | 0.571 (↑0.006) | - (↓0.5) |
79 | 318 (+4) | 258 (+3) | 89 (+2) | 38 (-) |
0.266 (-) | 3.670 (↑0.03) |
2 (1↓) |
広島 |
36 | 28 | 2 | 0.563 (↓0.008) | 0.5 (↑0.5) |
77 | 273 (+2) | 256 (+6) | 63 (+1) | 47 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 3.260 (↓0.03) |
3 (-) |
阪神 |
33 | 31 | 4 | 0.516 (↓0.008) | 3.5 (↓0.5) |
75 | 270 (+3) | 278 (+5) | 49 (+1) | 47 (+1) |
0.246 (-) | 3.410 (↓0.01) |
4 (-) |
DeNA |
30 | 34 | 1 | 0.469 (↑0.009) | 6.5 (↑0.5) |
78 | 250 (+3) | 259 (-) | 73 (+1) | 19 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.650 (↑0.05) |
5 (-) |
中日 |
28 | 37 | 0 | 0.431 (↓0.007) | 9 (↓0.5) |
78 | 250 (+2) | 267 (+16) | 42 (-) | 36 (+1) |
0.257 (-) | 4.020 (↓0.19) |
6 (-) |
ヤクルト |
26 | 40 | 2 | 0.394 (↓0.006) | 11.5 (↓0.5) |
75 | 304 (+4) | 352 (+6) | 75 (-) | 26 (-) |
0.238 (-) | 4.720 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
36 | 28 | 1 | 0.563 (↑0.007) | - (-) |
78 | 308 (+5) | 288 (+3) | 73 (+1) | 23 (+1) |
0.257 (-) | 4.240 (↑0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
35 | 28 | 4 | 0.556 (↑0.008) | 0.5 (-) |
76 | 274 (+6) | 249 (+4) | 92 (+4) | 62 (-) |
0.251 (↑0.001) | 3.320 (-) |
3 (1↓) |
日本ハム |
34 | 29 | 4 | 0.540 (↓0.008) | 1.5 (↓1) |
76 | 288 (-) | 271 (+3) | 45 (-) | 30 (+2) |
0.257 (↓0.002) | 3.690 (-) |
4 (-) |
西武 |
33 | 31 | 1 | 0.516 (↑0.008) | 3 (-) |
78 | 349 (+16) | 338 (+2) | 78 (+3) | 75 (-) |
0.262 (↑0.003) | 4.590 (↑0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
30 | 34 | 1 | 0.469 (↑0.009) | 6 (-) |
78 | 281 (+6) | 290 (+2) | 77 (-) | 49 (+2) |
0.242 (↑0.001) | 4.020 (↑0.06) |
6 (-) |
ORIX |
25 | 35 | 5 | 0.417 (↓0.007) | 9 (↓1) |
78 | 219 (+3) | 278 (+4) | 45 (-) | 57 (-) |
0.226 (↑0.001) | 3.790 (↓0.01) |
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