DeNA(☆3対0★)日本ハム =交流戦1回戦(2019.06.18)・横浜スタジアム=
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日本ハム
0000000000400
DeNA
00010020X3501
勝利投手:平良 拳太郎(1勝1敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗14S))
敗戦投手:上沢 直之(5勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(20号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは0-0で迎えた4回裏、ソトのソロで先制に成功する。そのまま迎えた7回には、大和に適時二塁打が飛び出し、2点を追加した。投げては、先発・平良が7回途中無失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、打線がわずか4安打と沈黙し、3連敗を喫した。

◆昨季のセ・リーグ本塁打王、DeNAネフタリ・ソト内野手が、4回に弾丸ライナーの20号先制ソロをマークした。 上沢の完全なボール球をすくい上げ、左翼へ運んだ。6回には、その上沢の左膝を直撃する痛烈な一打をマーク。跳ね返り、捕ゴロとなったが、強烈な存在感を示した。「感触は良かった。少しずつ良くなってきた」と好調を維持する。

◆日本ハムのエース上沢直之投手(25)に大きなアクシデントが襲った。 先発した「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA1回戦(横浜)の6回に、ソトの打球が左膝の皿を直撃した。その場で倒れた上沢は担架でグラウンド外へ運ばれ、横浜市内の病院へ救急搬送された。19日にも発表される検査結果次第では、長期離脱の可能性もある。試合も0封負けで今季3度目の3連敗を喫した。上沢に襲ったアクシデントに、栗山監督も軽症を祈るしかなかった。「情報を待っている。何とも言えない。ナオ(上沢)の状態が、いいことを信じている」。左膝に打球が直撃してから30分足らずで、サイレンを鳴らした救急車が球場に到着。そのまま横浜市内の病院へ向かった。吉村GMも「(精密検査などに)時間がかかるので、今日はリリースできません。とにかく、診断待ち」と説明した。 衝撃的な光景だった。6回2死無走者。打者は4回に20号ソロを浴びていたソトを迎えていた。1ボールからの2球目。122キロのナックルカーブを捉えられた打球が、左膝の皿を直撃した。上沢は投げ終えた直後で、左足で立っていた状態。打球スピードも著しく速く、避けることは不可能だった。マウンド上で、左膝を手で押さえながら倒れ込んだエースの表情は、激痛でゆがんでいた。 捕手清水が一塁送球でアウトにしたが、すぐに栗山監督や木田投手チーフコーチ、トレーナー、選手らもマウンドに駆け寄った。スタンドの3万1813観衆も無事を祈るように、固唾(かたず)をのんで見守った。そして、激励の声も飛ぶ中で、上沢は持ち込まれた担架に乗せられ、グラウンド外へ運ばれ、病院へ。そのまま入院する可能性もあり、19日にも判明する検査結果次第では、長期離脱となることも考えられる。 試合も今季3度目の0封負けで、3連敗といいところがなく終わった。栗山監督は「1試合1試合、必死になってやるしかない」と声を絞り出した。上沢はアクシデントの有無に関係なく、登板機会が空くため、19日に出場選手登録を抹消される予定だった。交流戦明けの先発ローテに名を連ねることが出来なくなれば、チームにとっても大きな痛手。開幕投手を務めた大黒柱の代わりは、いない。今は、とにかく、軽症であることを願うしかない。【木下大輔】

◆DeNA先発は平良、日本ハム先発は上沢。3回まで両チームともに無得点に終わり、投手戦の展開となった。 DeNAが先制。4回にソトの左翼スタンドへの弾丸ライナーの20号ソロが飛び出した。日本ハムは3回から6回まで無安打。 DeNAは7回に大和の2点適時二塁打で追加点を挙げ、継投で逃げ切った。先発平良が、7回途中無失点で今季初勝利。山崎が14セーブ目を挙げた。日本ハムは散発4安打で3連敗。上沢が3敗目を喫した。

◆DeNA平良拳太郎投手が、7回途中3安打無失点で今季初勝利を挙げた。1軍キャンプ初日に、右足首の違和感を訴え、その後も腰痛、右肩の違和感。 5月下旬に1軍初昇格し、今季3度目の先発で結果を残した。2軍では縄跳びや走り込みで下半身を強化し、直球の強さを磨いた。「低めに集められたことが良かった」。今後は試合間隔が空くため、いったんは抹消されるが、ラミレス監督は「今年ベストなパフォーマンス」と交流戦明けのローテ入りを示唆した。

◆2試合連続代打で出場した日本ハム清宮幸太郎内野手は、パットンから四球を選んで出塁。3-1からの5球目、151キロをファウルにし「捉えきれなかったのが悔しい」と、首をひねった。「8回に投げる投手。(球の)力は強かったけど、向こうも真っすぐ勝負だったので、仕返ししたかったですけどね」と、残念がった。

◆日本ハムのエース上沢が試合途中で救急搬送された。6回2死の場面でソトの打球が左膝の皿を直撃した。担架でグラウンド外へ運ばれ、救急車で横浜市内の病院へ向かった。 開幕投手の右腕に襲ったアクシデントに栗山監督は「ナオ(上沢)の状態が、いいことを信じている」と祈るように話した。19日には登板機会が空くため出場選手登録を抹消予定だったが、検査結果次第では長期離脱の可能性も出てきた。

◆DeNAのソトが今季20号本塁打を放った。チームが無安打で迎えた四回1死から上沢の低めの146キロをフルスイングし、ライナーで左翼席に運んだ。「しっかりと捉えることができた」と喜んだ。  来日から2年連続の20本塁打以上は、球団では2003、04年のウッズ以来となる。交流戦は初戦から20打席無安打と苦しんだが、ここ7試合で5本塁打と復調。41本塁打でタイトルを獲得した昨季を上回るペースで量産している。

◆ティー打撃を行うDeNA・乙坂の元に、日本ハム・近藤が歩み寄り、グータッチを交わした。横浜高の同級生はしばらく談笑し、再会を楽しんだ。近藤が「きょうは○○が来るよ」と共通の知人の来場を知らせ、乙坂は今年3月に結婚を発表した近藤に対し「おめでとう」と祝福したという。乙坂は「同級生なので、存在はそれなりに刺激になりますよね」と語り、ともに先発メンバーに名を連ねた。

◆ソトが四回、2年連続で"節目"に達する20号先制ソロを左越えへ放った。今季初勝利を狙った先発の平良を後押しする貴重な一発に「すごくうれしい。ファンの声援が力になったし、平良を助けることができた。低い球だったけど、自分が強い打球を打てる球を狙っていました」。ここ7試合で5本塁打。昨季のキングが勢いに乗ってきた。

◆右腕をしならせた。DeNA・平良拳太郎投手(23)が自己最長の6回2/3を無失点の好投で今季初勝利。右サイド気味の緩やかな投球フォームで日本ハム打線を手玉にとった。  「ホッとしています。最初は球を操れなかったけど、味方の守備に助けられながらリズムに乗りました。三浦コーチからも『根気よく低め』といわれていました」  持ち味の低めへの制球力が生きた。最速144キロ。うなるような速球はないがシンカー、スライダー、カットボールを左右に散らして的を絞らせなかった。巨人時代の先輩で打撃好調の大田との対戦は3打席無安打で2三振を奪った。  2月のキャンプ初日に右足首違和感を訴えて離脱し、その後も腰、右肩の異変が続き、5月下旬にようやく1軍に合流した。2軍調整中には同じリハビリ組で同い年の東と練習をともにした。沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)出身で穏やかな性格だが、昨季の新人王とのキャッチボールで「すごい球を投げていた。負けたくないという気持ちでいました」と闘志がわいた。  「1-0の場面だったから交代させたが、点差があれば続投させていた」。ラミレス監督も快投に目を細めた。日程の関係で、19日に出場選手登録から外れるが交流戦明けから先発ローテに本格復帰する。"琉球右腕"がチーム巻き返しの大事なピースとなる。 (湯浅大)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
832 0.727
(↑0.027)
-
(-)
552
(+6)
42
(+4)
25
(+4)
13
(-)
0.231
(↑0.006)
2.880
(↓0.01)
2
(-)
巨人
940 0.692
(↑0.025)
0
(-)
567
(+4)
45
(+3)
18
(+2)
12
(-)
0.273
(-)
3.160
(↑0.1)
3
(3↑)
DeNA
751 0.583
(↑0.038)
1.5
(-)
546
(+3)
43
(-)
15
(+1)
3
(-)
0.245
(↓0.005)
3.260
(↑0.27)
4
(1↑)
楽天
750 0.583
(↑0.038)
1.5
(-)
648
(+5)
48
(+3)
10
(+1)
4
(+1)
0.255
(↓0.003)
3.870
(↑0.08)
5
(2↓)
日本ハム
751 0.583
(↓0.053)
1.5
(↓1)
548
(-)
52
(+3)
8
(-)
8
(+2)
0.251
(↓0.007)
3.530
(↑0.02)
6
(2↓)
ORIX
651 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
644
(+3)
46
(+4)
5
(-)
12
(-)
0.249
(↑0.005)
3.720
(↓0.07)
7
(-)
西武
760 0.538
(↑0.038)
2
(-)
580
(+16)
62
(+2)
14
(+3)
11
(-)
0.285
(↑0.014)
4.500
(↑0.21)
8
(-)
中日
580 0.385
(↓0.032)
4
(↓1)
557
(+2)
65
(+16)
5
(-)
5
(+1)
0.253
(↓0.001)
5.000
(↓0.95)
9
(2↑)
ロッテ
580 0.385
(↑0.052)
4
(-)
553
(+6)
70
(+2)
11
(-)
11
(+2)
0.242
(↑0.005)
4.880
(↑0.42)
10
(1↓)
阪神
472 0.364
(↓0.036)
4
(↓1)
554
(+3)
53
(+5)
7
(+1)
12
(+1)
0.229
(↑0.003)
3.060
(↓0.08)
11
(1↓)
ヤクルト
480 0.333
(↓0.031)
4.5
(↓1)
658
(+4)
64
(+6)
12
(-)
5
(-)
0.245
(↓0.002)
4.860
(↓0.11)
12
(-)
広島
381 0.273
(↓0.027)
5
(↓1)
638
(+2)
55
(+6)
8
(+1)
10
(+1)
0.210
(↑0.005)
4.050
(↓0.09)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
36271 0.571
(↑0.006)
-
(↓0.5)
79318
(+4)
258
(+3)
89
(+2)
38
(-)
0.266
(-)
3.670
(↑0.03)
2
(1↓)
広島
36282 0.563
(↓0.008)
0.5
(↑0.5)
77273
(+2)
256
(+6)
63
(+1)
47
(+1)
0.251
(↑0.001)
3.260
(↓0.03)
3
(-)
阪神
33314 0.516
(↓0.008)
3.5
(↓0.5)
75270
(+3)
278
(+5)
49
(+1)
47
(+1)
0.246
(-)
3.410
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
30341 0.469
(↑0.009)
6.5
(↑0.5)
78250
(+3)
259
(-)
73
(+1)
19
(-)
0.245
(↓0.001)
3.650
(↑0.05)
5
(-)
中日
28370 0.431
(↓0.007)
9
(↓0.5)
78250
(+2)
267
(+16)
42
(-)
36
(+1)
0.257
(-)
4.020
(↓0.19)
6
(-)
ヤクルト
26402 0.394
(↓0.006)
11.5
(↓0.5)
75304
(+4)
352
(+6)
75
(-)
26
(-)
0.238
(-)
4.720
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
36281 0.563
(↑0.007)
-
(-)
78308
(+5)
288
(+3)
73
(+1)
23
(+1)
0.257
(-)
4.240
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
35284 0.556
(↑0.008)
0.5
(-)
76274
(+6)
249
(+4)
92
(+4)
62
(-)
0.251
(↑0.001)
3.320
(-)
3
(1↓)
日本ハム
34294 0.540
(↓0.008)
1.5
(↓1)
76288
(-)
271
(+3)
45
(-)
30
(+2)
0.257
(↓0.002)
3.690
(-)
4
(-)
西武
33311 0.516
(↑0.008)
3
(-)
78349
(+16)
338
(+2)
78
(+3)
75
(-)
0.262
(↑0.003)
4.590
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
30341 0.469
(↑0.009)
6
(-)
78281
(+6)
290
(+2)
77
(-)
49
(+2)
0.242
(↑0.001)
4.020
(↑0.06)
6
(-)
ORIX
25355 0.417
(↓0.007)
9
(↓1)
78219
(+3)
278
(+4)
45
(-)
57
(-)
0.226
(↑0.001)
3.790
(↓0.01)