西武(★4対9☆)巨人 =交流戦2回戦(2019.06.12)・メットライフドーム=
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巨人
10130004091101
西武
0031000004920
勝利投手:高木 京介(2勝0敗0S)
敗戦投手:十亀 剣(3勝2敗0S)

本塁打
【巨人】亀井 善行(6号・1回表ソロ)

  DAZN
◆巨人は1点ビハインドで迎えた4回表、炭谷と丸の適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。8回には亀井と坂本勇の連続適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、3番手・高木が今季2勝目。敗れた西武は、先発・十亀が試合をつくれず、打線も5回以降2安打と振るわなかった。

◆巨人炭谷銀仁朗捕手(31)が、勝ち越しの2点適時打を放った。 1点を追う4回無死二、三塁、内角の直球を中前にはじき返した。この日は、古巣西武との一戦に初スタメン。第1打席ではスタンドから拍手が送られた。「点を取られた後に、すぐに取り返せて良かった。守りも頑張ります」とコメントした。

◆巨人岡本和真内野手(22)が適時二塁打を放ち、先発の田口を援護した。 1点リードの3回2死一塁、直球を右中間にはじき返し、一塁走者の坂本勇が本塁に滑り込んだ。「打ったのはストレート。うまく打ち返すことができました」とコメントした。

◆巨人亀井善行外野手(36)が6号先頭打者本塁打を放ち、先制した。 1回、1ボールからの直球を右中間席に運んだ。「いい先制点になりました。昨日は完封されていたので、早い回で点が取れて良かった」とコメントした。

◆巨人は初回、亀井の6号先頭打者本塁打で先制。西武は3回2死満塁で、山川が走者一掃の3点適時二塁打で逆転。 1点を追う巨人は4回、炭谷の2点適時打などで逆転し2点リード。西武はその裏、1点を返しなお満塁で山川が空振り三振。 巨人が8回、亀井の3点適時二塁打などで4点を奪い、試合を決めた。西武は5回以降、打線が沈黙。十亀が今季2敗目を喫した。巨人高木は今季2勝目

◆西武十亀剣投手が元女房役の炭谷に決勝打を許した。援護を受けた直後の4回無死二、三塁の場面で炭谷に2点適時打を喫し逆転された。 この回だけで3失点。警戒していた打者だっただけに、十亀は「もったいない。勝てる試合を自分のミスで不意にしてしまった。あの3点。ここからというときにやられてしまった」と悔やんでいた。

◆巨人亀井善行外野手が、先頭打者本塁打を含む2安打4打点の活躍で勝利に貢献した。 1回無死、11年6月11日のオリックス戦以来、8年ぶりの先頭打者アーチで初戦の完封負けのムードを払拭(ふっしょく)。1点リードの8回2死満塁では走者一掃の適時二塁打で試合を決めた。「最近、得点圏イップスやったから、打てて良かった」とホッとした。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が12日、セ・パ交流戦の西武2回戦(メットライフ)に「1番・右翼」で先発出場。一回先頭で、右中間席への6号ソロをたたき込んだ。  「いい先制点になりました。昨日(11日)は完封されていたので、早い回で点がとれて良かった」  相手の先発右腕・十亀が投じた2球目、143キロの外角直球を捉え、先頭打者弾。前日11日は、4投手の前に零封負けを喫していただけに、ベテランが悔しさを晴らす一撃を見舞った。

◆巨人・岡本和真内野手(22)が12日、セ・パ交流戦の西武2回戦(メットライフ)に「4番・三塁」で先発出場。1点リードの三回2死一塁から、右中間への適時二塁打を放った。  「うまく逆方向に打ち返すことができました」  相手の先発右腕・十亀がカウント2-2から投じた5球目、135キロの直球を捉え、追加点をもたらした。

◆12日の巨人2回戦(メットライフドーム)の一回の第1打席。2死二塁の好機で迎えると、田口の初球を満身の力でフルスイング。136キロの外角へ落ちるフォークに空振りとなったが、背中は反り返り、右ひざをつくほどの豪快なスイングにスタンドからは思わずどよめきが起こった。  山川はどんな打席でも「基本的にはホームランを狙っていく」と常々話す。三回2死満塁の好機には、スライダーを左翼線に引っ張り走者一掃の適時二塁打を放った主砲。昨季本塁打キングが交流戦でも自身の哲学を貫きファンを沸かせた。

◆巨人・炭谷銀仁朗捕手(31)が12日、セ・パ交流戦の西武2回戦(メットライフ)に「9番・捕手」で先発出場。逆転され、1点を追う四回無死二、三塁の好機で中前2点打を放った。  「(点を)取られた後に、すぐに取り返せてよかった」  昨年までバッテリーを組んでいた、相手の先発右腕・十亀が投じた136キロの直球をうまく運んだ。昨オフ、フリーエージェント権を行使して巨人に入団した炭谷。平安高(現龍谷大平安高)から2006年の高校生ドラフト1位で入団し、13年間自身を育ててくれた西武や、西武ファンの前で恩返しの一打を放った。

◆西武の十亀は踏ん張れず、7回5失点で2敗目を喫した。味方が3-2と逆転した直後の四回に先頭打者から連打で無死二、三塁とされて、昨季まで同僚だった炭谷に速球を中前へ運ばれて2点を失った。「内角の悪い球ではなかったけど、もったいない」と悔やんだ。  2死後に丸に適時打を許したが、五回以降は立ち直って無安打に封じた。「その後しっかり投げられるなら、さっさとやれよと、自分へのいら立ちはある」と唇をかんだ。

◆沖縄・那覇市出身の2人が、埼玉・所沢市であいさつを交わした。試合前、巨人・大城と西武・山川が打撃ケージの後ろで数分間の野球談義。2人は中学時代の硬式野球チームが同じで、山川が1学年先輩だ。  大城は「(山川は)当時からすごかった。めっちゃ練習していましたね。練習時間内にしっかりやっていたイメージですね」と明かし、「今の成績も、めっちゃすごいじゃないですか」と刺激を受けた様子だった。

◆「1番・右翼」の亀井が一回、右中間席へ6号ソロ。2011年6月11日のオリックス戦(京セラ)以来8年ぶりの先頭打者弾に、36歳のベテランは「昨日(11日)は零封されていたので、早い回で点が取れてよかった。一番いい結果になった」とうなずいた。八回には左翼線へ走者一掃の3点二塁打を放ち、5打数2安打4打点と打線を引っ張った。

◆辻監督は四回にゲレーロ、若林にいずれも初球を連打された場面を挙げ、「逆球になったあの2球が全て」と十亀の不用意な投球に苦言を呈した。相手捕手は昨季まで在籍した炭谷。三回に一度は逆転した際の炭谷のリードについて「(西武打線が)怖いから変化球が多くなって打たれていた。さらに1点取れていれば」と一気に突き放せなかったことを悔やんだ。

◆先発の田口は四回途中4失点で降板。「途中から変化球が抜けてしまった」と反省した。原監督は「逆転したんだから、四回はどんな状況でもゼロで帰ってこないと」。宮本投手総合コーチは13日に田口を出場選手登録から外すことを明言し、代役は3年目右腕の高田が有力となった。18-20日のオリックス3連戦(東京ドーム)での登板が見込まれる。

◆セ・リーグ2位の巨人は12日、西武2回戦(メットライフ)に9-4で逆転勝ちした。昨オフに西武からフリーエージェント(FA)権を行使して移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)が古巣相手に初出場。四回に逆転の2点中前打を放ち、八回には捕手のタッチをかいくぐる"神走塁"で生還。13年間プレーしたかつての本拠地で、恩返しの大活躍だった。  帰ってきた古巣の本拠地、メットライフドーム。球場全体からの歓声と拍手に迎えられた炭谷は「ありがたいですね」。逆転を許し、1点を追う四回無死二、三塁では中前2点打を放った。  「何とかしたいという思いがあったので。結果的にいいところにいってくれてよかったです」  長年バッテリーを組んできた、先発右腕・十亀の内角直球をうまく運んだ。八回2死一、二塁では四球で出塁。亀井の三塁線を破る二塁打で、一気に本塁へ突入。捕手・森のタッチをかいくぐるも判定はアウト。だが、原監督のリクエスト要求でリプレー検証の結果、判定が覆りセーフとなる"神走塁"となった。  守備では先発の田口が4点を失ったが、2番手以降は2安打しか許さない好リード。「試合をやる以上、西武は敵なので。何点あっても怖い打線。気は抜けない」と13年間プレーしてきたかつての"庭"でリーグ2位死守に貢献した。  小学校低学年の頃、初めて野球観戦に訪れたのが東京ドームでの巨人戦だった。当時は、背中に「8」と「HARA」の文字が入った現監督のファン。レプリカユニホームを着て声をからしていた少年は、20年以上の時を超えて伝統のユニホームに袖を通し、憧れの人を胴上げするべく汗を流している。  そのためには、努力は惜しまない。試合中にもブルペンに足を運び、積極的に球を受ける日々。リーグが変われば自軍の投手はもちろん、敵軍の打者の特徴も頭にたたき込む必要があるため、入団後は、書店で選手名鑑を購入。何冊かを読み比べ、選手を知ることから始めた。先入観が入らないように、昨年の成績など大まかな数字のみを確認。スマートフォンも併用しながら途中出場が多い選手もチェックした。  「これで1勝1敗。また明日全力でいきたい」と炭谷。恩返しを果たし、チームを4カード連続の勝ち越しに導く。(赤尾裕希)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
620 0.750
(↑0.036)
-
(↓0.5)
1033
(+2)
28
(+1)
6
(+1)
4
(-)
0.283
(↓0.002)
2.970
(↑0.28)
2
(1↓)
ソフトバンク
521 0.714
(↓0.119)
0.5
(↑0.5)
1033
(+2)
28
(+8)
14
(+1)
8
(-)
0.249
(↓0.015)
3.280
(↓0.65)
3
(-)
巨人
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1036
(+9)
27
(+4)
12
(+1)
6
(+1)
0.265
(↑0.003
3.340
(↓0.09)
4
(1↑)
DeNA
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1032
(+6)
30
(+5)
8
(+2)
3
(+1)
0.281
(↑0.003)
3.730
(↓0.19)
5
(1↑)
楽天
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1027
(+7)
28
(+4)
2
(-)
2
(+1)
0.241
(↑0.006)
3.300
(↓0.11)
6
(1↑)
阪神
431 0.571
(↑0.071)
1.5
(↑0.5)
1040
(+8)
31
(+2)
6
(+2)
9
(-)
0.263
(↑0.013)
3.000
(↑0.27)
7
(3↓)
西武
440 0.500
(↓0.071)
2
(↓0.5)
1036
(+4)
39
(+9)
7
(-)
9
(-)
0.278
(↓0.004)
4.680
(↓0.46)
8
(-)
ORIX
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓0.5)
1121
(+2)
26
(+6)
3
(-)
4
(+1)
0.235
(↓0.012)
3.770
(↓0.37)
9
(1↑)
中日
350 0.375
(↑0.089)
3
(↑0.5)
1034
(+6)
30
(+2)
4
(-)
2
(-)
0.251
(↑0.017)
3.650
(↑0.25)
10
(1↓)
ヤクルト
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓0.5)
1130
(+4)
29
(+7)
7
(+1)
3
(-)
0.212
(↓0.004)
3.560
(↓0.14)
11
(-)
広島
260 0.250
(↓0.036)
4
(↓0.5)
1028
(+1)
34
(+2)
6
(-)
3
(-)
0.207
(↓0.006)
3.680
(↑0.18)
12
(-)
ロッテ
260 0.250
(↓0.036)
4
(↓0.5)
1031
(+5)
51
(+6)
6
(+2)
5
(-)
0.239
(↑0.008)
6.210
(↑0.03)