巨人(☆11対3★)ロッテ =交流戦3回戦(2019.06.09)・東京ドーム=
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ロッテ
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巨人
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勝利投手:菅野 智之(6勝3敗0S)
敗戦投手:石川 歩(3勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】鈴木 大地(8号・5回表2ラン)
【巨人】亀井 善行(5号・3回裏ソロ),若林 晃弘(2号・4回裏ソロ),阿部 慎之助(2号・8回裏3ラン)

  DAZN
◆巨人が大勝。巨人は2回裏、陽の適時打などで2点を先制する。その後、両軍得点を取り合い6-3で迎えた8回には、代打・阿部の3ランなどで一挙5点を加え、試合を決めた。投げては、先発・菅野が6回2失点で今季6勝目。敗れたロッテは、投打ともに精彩を欠いた。

◆ロッテ石川歩投手(31)は17年6月13日DeNA戦から交流戦5連勝中。 連勝中のV打を見ると、17年6月13日DeNA戦は角中、18年5月29日ヤクルト戦は鈴木が記録したが、その後は中村奨が6月5日中日戦で勝ち越し打、同12日DeNA戦で先制打、同19日阪神戦で先制打を放ってV打をマーク。 また中村奨が石川を援護する打点を挙げられるか。

◆巨人陽岱鋼外野手(32)が、先制の適時三塁打を放った。 0-0の2回1死二塁、左翼への飛球はダイビングキャッチを試みたロッテ菅野のグラブの先にポトリと落ちた。ボールがフェンスまで転々とする間に三塁を陥れた。 「打ったのはストレート。いいところに落ちてくれた」とコメントした。8日の同戦ではソロ本塁打を含む4安打をマークするなど、好調をキープする。

◆ロッテ先発の石川歩投手(31)が4回6失点で降板。自身3連勝とはならなかった。 初回、1番亀井、2番坂本に対し6球連続で直球を投じ、2者連続3球三振。3番丸からも自己最速の153キロの直球で空振り三振を奪い、完璧な立ち上がりを見せた。 しかし2回に大城、陽岱鋼に連打を浴び先制を許すと内野ゴロの間に2点目を与えた。3回からは球威も落ち、3回先頭の亀井に5号ソロ、4回先頭の若林にも2号ソロを浴びるなどなど4回9安打6失点で5回に代打を送られた。 石川は「ボールが全部高かったです。それだけです」とうつむいた。17年6月13日から続いた交流戦の連勝も5で止まった。

◆巨人は2回に陽岱鋼の適時三塁打などで2点先制。3回に亀井の5号ソロ、大城の適時二塁打で2点追加した。菅野は3回無失点。 巨人は4回に若林の2号ソロと坂本勇の適時二塁打で2点を追加。ロッテは5回に鈴木の8号2ランで2点を返した。 ロッテは8回に中村の適時二塁打で1点を返した。巨人は8回に亀井、丸の適時打、阿部の3ランで5点を追加。貯金6とした。菅野が6勝目。ロッテ石川は3敗目。

◆巨人阿部慎之助捕手(40)が金字塔をうち立てた。8回2死二、三塁、代打で登場し、ロッテ田中靖洋と対峙(たいじ)。 1ボールから高めの145キロシュートを完璧に捉え、右翼席中段に運んだ。ダメ押しの今季2号3ランは、自身プロ通算401号。通算229人目からの本塁打は、近鉄などで活躍したローズを抜いて、歴代最多記録を更新した。 ▼阿部が代打で今季2号。田中からは初アーチで、これで阿部が本塁打を打った投手は229人。228人で並んでいたローズ(オリックス)を抜いて本塁打を打った投手数の新記録となった。阿部の代打本塁打は13年4月19日広島戦以来3本目で、巨人で40代選手の代打本塁打は57年7月25日南村(40歳3カ月)15年6月20日高橋由(40歳2カ月)に次いで3本目。

◆巨人は2回に陽岱鋼の適時三塁打などで2点を先制。その後も亀井、若林、阿部の本塁打などで着実に加点した。菅野が6回3安打2失点で、5月8日以来の6勝目を挙げリーグ最多に並んだ。ロッテは石川が4回6失点と誤算だった。

◆巨人菅野智之投手(29)が腰の違和感から25日ぶりの復帰登板を6回3安打2失点でまとめ、今季6勝目を挙げた。 立ち上がりは力みからか制球を乱す場面も見られた。初回先頭のロッテ荻野に二塁打を打たれ、四死球も絡み2死満塁とピンチを招いた。それでも東海大相模の後輩の菅野を空振り三振に抑えた。 2回以降は初コンビの炭谷の好リードもあり、立ち直った。最速152キロの直球には力があり、スライダー、カーブ、フォークを組み合わせ、的を絞らせなかった。 5回1死からロッテ荻野に内野安打、続く鈴木にスライダーを右翼席へ2ランとされたが、98球で6回を投げ終えた。 久々のお立ち台に「時間がかかりましたけど、ホッとしています。自分だけの力だけじゃなくていろんな人の思い、協力をもらって今日の日を迎えられた。本当に感謝しています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。大量援護で復帰戦を祝い、ベンチでも何度も気にかけてくれた味方に「(野手が)みんな声をかけてくれますし、たくさん点を取ってくれたので6回まで投げることができたと思います」と頭を下げ「今日はベストではないですけど、今日やれるピッチング、やれることは全部やったと思います。また頑張ります」と締めた。 原監督は「今日は100球前後の投球という中で、98でしたかね。しっかり投げられたし、勝ちがついたことに価値があるでしょうね」とエースの復帰を喜んだ。

◆ロッテは交流戦2カード連続の負け越しとなった。 先発石川が初回、自己最速の153キロの直球を軸に3者連続の三振を奪う完璧な立ち上がりを見せたが、2回から連続失点し4回6失点で降板。中継ぎ陣も打ち込まれ今季ワーストタイの11失点となった。 井口監督は石川について「初回は素晴らしい立ち上がりだったけど、点を取られてから逃げるピッチングになってしまった」と指摘した。

◆巨人阿部慎之助捕手が、史上最多"229人斬り"となる特大3ランをたたき込んだ。 8回2死二、三塁から代打で登場し、ロッテ田中と対戦。1ボールから高めに入った145キロのシュートを、右翼席中段に運んだ。「振ったところにボールが来た」と言った通算401号が、229人目の投手から放った本塁打になり、近鉄などで活躍したローズ氏を抜いて歴代最多を更新した。 原監督は「ほぉー。もう、僕の語るところではないですね。かしわ手打たないといかんね」と祝福。前日8日は6回1死一、三塁のチャンスで二飛に倒れ「昨日のストレスもたまっているかもしれないし」と1日で払拭(ふっしょく)した結果を評価した。阿部の代打本塁打は13年4月19日の広島戦以来6年ぶり3本目。11日からは西武、日本ハムと敵地6連戦で、DHでの先発チャンスが続く。「また明後日から」と、引き締めて球場をあとにした。   ▼阿部が代打で今季2号。田中からは初アーチで、これで阿部が本塁打を打った投手は229人。228人で並んでいたローズ(オリックス)を抜いて本塁打を打った投手数の新記録となった。阿部の代打本塁打は13年4月19日広島戦以来3本目で、巨人で40代選手の代打本塁打は57年7月25日南村(40歳3カ月)15年6月20日高橋由(40歳2カ月)に次いで3本目。

◆巨人炭谷銀仁朗捕手が菅野と初バッテリーを組み、6回2失点の勝利に貢献した。 「初回終わって、ワインドアップはバラツキあるので、セットで投げますと。さすがですよね。まだベストではないと思いますが、勝負どころではさすが」と言った。原監督は「最善策です。小林もリード面において勉強してます。しかし、銀ちゃんの方が1枚、2枚まで言わないけど、1枚半上回っている」と説明した。

◆ロッテ細谷圭内野手(31)が今季2度目の昇格で初安打を放った。 4点を追う7回1死、代打で登場。カウント1-1から巨人宮国のフォークボールを中前にはじき返した。「(開幕当初、イースタン・リーグでともに戦ってきた)他のやつらもみんな打ってたんで、柿沼も打ったし俺もいったろうと思った」と前日にプロ初安打を放った後輩の勢いに続いた。 今季は開幕1軍こそ逃したものの、2軍で打率3割7分1厘の成績を残し4月16日に1軍昇格。しかし正捕手田村がケガで離脱すると、内外野どこでも守れ、太田商2年時に捕手経験があったことから、有事の際の「第3捕手」に指名された。「捕手細谷」はあくまでも捕手がケガした場合などの最終手段だったため、最後の1人までベンチに残る必要があった。 そのため、1軍で打席に立ったのは7打席と少なく安打が出ないまま、ベテラン捕手細川を登録する関係で、5月20日に抹消された。「そういう中で打たなきゃいけないので、そう(打席数が少ない)は言ってられない」と言い訳はなかった。 2軍降格後は「打席の中で力まず、焦らないように取り組んできた。1軍に向けてしっかりやる。それだけでした」と10試合に出場し30打数12安打、打率4割の成績を残し、3週間たたず再昇格をつかみ取った。チームは巨人に3-11と大敗したが、ケガ人が相次ぐ中でのユーティリティープレーヤーの昇格即安打は大きな収穫だった。

◆腰の違和感で戦列を離れていた巨人菅野智之投手(29)が、復帰初戦を白星で飾った。「日本生命セ・パ交流戦」ロッテ戦で、5月15日阪神戦以来、25日ぶりに先発。6回3安打2失点でリーグトップタイの6勝目を挙げた。 公式戦初コンビの炭谷の好リードに導かれ、打線も11得点とチーム一丸で援護。交流戦2カード連続勝ち越しを決めた。チームを支えるエースが周囲に支えられ、白星に感謝の思いを込めた。菅野はお立ち台の上から、周囲への感謝の思いを込めた。「自分だけの力だけじゃなくて、いろんな人の思い、協力をもらって、今日を迎えられた。本当に感謝しています」。腰の違和感で登録を抹消された19日間。状態が上がらず、不安や焦りとも闘った。それでも、多くの人に支えられ、復帰初戦で白星。スタンドで見守った母詠美さんは息子の姿に感極まった。 責任感の強さから、当初は最短10日での復帰を目指した。ジャイアンツ球場でのリハビリ中は「1分、1秒でも惜しいので」と練習開始2時間前に球場入りし、練習を始めた。練習後には病院でケア。酸素カプセルにも入って、少しでも回復を早める努力を重ねた。早期復帰を後押しするように、球団側もサポートを強化。腰の権威とされる医師の治療も受けた。 首脳陣からは復帰時期を任された。阪神戦が中止された5月28日の夜、宮本投手総合コーチから着信が入った。「本当にすみません」と謝罪すると「もう謝るな。どれだけ、ジャイアンツを背負って戦ってくれたんだ」と言われた。再び謝罪すると「100%になってから考えるから」と焦る気持ちを抑えるように諭された。 サポートを受け、たどり着いた復帰戦。チームメートから、強力な援護を受けた。打線が4回までに6点。守備では原監督から「智之の景色を変えてやってくれ」と公式戦で初コンビを組んだ炭谷に、全球種を絶妙に配したリードで支えられ、6回3安打2失点と好投した。 マウンドでは「その日その日のベストを尽くす」と試行錯誤を重ねながら、最善を求めた。2回からは無走者でもセットポジションで投球。プレートの位置も、三塁側から真ん中に変えた。「探り探りは覚悟してましたし、少しでもチームの力になりたいと思った」。次回予定は中6日で16日の日本ハム戦。挫折を乗り越えたエースが、チームを支える。【久保賢吾】

◆巨人・陽岱鋼外野手(32)が9日、ロッテ3回戦(東京ドーム)に「6番・右翼」で先発出場。二回1死二塁から、左翼への先制適時三塁打を放った。  「いいところに落ちてくれました」  相手の先発右腕・石川が内角高めに投じた147キロの直球を振り抜いた。打球はロッテの左翼手・菅野の前に落ち、スライディングキャッチをしようした菅野の横を抜けて、転々。陽はすきをついて三塁まで進んだ。  続く、若林の一ゴロで三走から好スタートを切り、生還。バットと足で2点をもぎ取った。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が9日、ロッテ3回戦(東京ドーム)に「1番・左翼」で先発出場。2点リードの三回先頭で、右翼席への5号ソロを放った。  「うまく打てました」  相手の先発右腕・石川が投じた133キロのシンカーを一閃。5月10日のヤクルト戦(東京ドーム)以来、約1カ月ぶりの一発で、先発のエース・菅野を援護した。

◆巨人・大城卓三捕手(26)が9日、ロッテ3回戦(東京ドーム)に「5番・一塁」で先発出場。3点リードの三回2死二塁から、右翼線への適時二塁打を放った。  相手の先発右腕・石川が高めに投じた128キロのシンカーを捉えた。この日は、東海大相模高と東海大の先輩でもある菅野が1軍に復帰。先発したエースを援護する一打となった。

◆巨人・若林晃弘内野手(25)が9日、ロッテ3回戦(東京ドーム)に「7番・二塁」で先発出場。4点リードの四回先頭で、右中間席へのプロ2号ソロを放った。  相手の先発右腕・石川が投じた143キロの直球を一閃。父・憲一さん(66)は1972-81年に大洋、横浜に所属した外野手で、本塁打は77年に記録した1本のみ。7日の同戦で2007年の中日・堂上剛裕以来、史上7組目の"親子弾"を達成していたスイッチヒッターが、父と作り上げた左打席で"父超え"を成し遂げた。

◆ロッテの鈴木大地内野手(29)が9日、巨人3回戦(東京ドーム)に「2番・一塁」で出場。6点を追う五回の第3打席で、巨人先発・菅野のスライダーを捉え、右翼席に飛び込む8号2ランを放った。  「まだ負けているので、昨日みたいにひっくり返せるように最後まであきらめないで全力で頑張るだけです」  頼れる選手会長が、2試合連続の一発。昨季全143試合に出場して記録した8本塁打に、今季は58試合目で並んだ。

◆巨人・菅野智之投手(29)が9日、ロッテ3回戦(東京ドーム)に先発。腰の違和感で戦線離脱していたエースが、6回98球を投げ、3安打2失点7奪三振と好投した。  1軍復帰登板で、ロッテ打線を寄せ付けなかった。一回、先頭の荻野にいきなり左中間二塁打を浴び、三盗、清田への四球などで1死一、三塁のピンチを招く。2死後、中村に死球を与え、満塁としたが、最後は東海大相模高の後輩・菅野を151キロの外角直球で空振り三振に抑えた。  二回以降は安定した投球を披露。五回1死から、荻野に遊撃内野安打とされ、鈴木に右越え2ランを浴びたが、失点はその2点のみ。後続を抑え、追加点を与えなかった。  菅野は5月20日のブルペン投球中に腰の違和感を訴え、翌21日に出場選手登録を抹消され、ファームで調整を続けてきた。2軍戦では実戦登板をせず、5月15日の阪神戦(東京ドーム)以来、25日ぶりの実戦マウンドで仕事を果たした。

◆ロッテの石川歩投手(31)が9日、巨人3回戦(東京ドーム)に先発。今季ワーストタイの4回9安打6失点で、マウンドを降りた。  「ボールが全部高かったです。それだけです」  一回は先頭の亀井、続く坂本に対してオール直球で2者連続の3球三振斬り。3番・丸も空振り三振に仕留め、3者三振スタート。自己最速に並ぶ153キロを4度も計測した。  しかし、二回1死から大城に左中間を破る二塁打で初めての出塁を許すと、続く陽のつまった左前への飛球が左翼手・菅野の前に弾み、後逸。三塁打となり先制され、続く若林の一ゴロの間にさらに1点を失った。  三回には亀井に、四回には若林に本塁打を浴びるなど、6失点を喫し、五回の打席で代打を送られた。  石川は昨季の交流戦で3戦3勝をマークしパ・リーグの日本生命賞を獲得するなど、2017年から5連勝中の"交流戦男"だったが、今季1戦目は厳しい結果に終わった。

◆ロッテの石川は一回に150キロ台の直球を連発して3者三振で立ち上がったが、二回以降は別人の投球だった。亀井、若林にソロ本塁打を浴び、4回6失点で3敗目を喫し「ボールが全部高かった。それだけです」とうつむいた。  井口監督は「素晴らしい立ち上がりだったが、点を取られてから変化球が多くなった」と指摘。四回に捕手を江村から柿沼に交代させても、復調の兆しは見えずじまいだった。開幕投手まで任せたが、防御率は5・12にまで悪化し「逃げたような投球ではつかまってしまう」と苦言を呈した。

◆湿りがちだった巨人打線がつながった。5月10日以来となる2桁得点で快勝。大城が3安打をマークし、若林が本塁打を放つなど若手が活躍すれば、八回にはベテランの阿部が代打で3ラン。原監督は「久しぶりにいい形でつながった」とご満悦だった。  3点差に迫られた八回には2四球で好機をつくり3長短打で5点を奪った。ダメ押しの口火を切る適時打を放った亀井は「追加点が欲しいところ。いい当たりじゃないが、点につながって良かった」とほっとした様子だった。

◆腰の違和感で離脱していた巨人・菅野智之投手(29)が9日のロッテ最終戦(東京ドーム)で、自己ワーストの10失点を喫した5月15日の阪神戦(東京ドーム)以来、25日ぶりの1軍登板。先発して6回98球を投げて3安打2失点、7奪三振で、5月8日のDeNA戦(ハードオフ新潟)以来、約1カ月ぶりの6勝目を挙げた。  「ちょっと時間がかかりましたけど、ホッとしています。自分だけの力じゃなくて、いろいろな人の思いとか、協力をもらってきょうの日を迎えられたので、本当に感謝しています」  一回、2四死球などで2死満塁とされたが、6番・菅野を151キロの外角直球で空振り三振に抑えた。捕手は炭谷。初のコンビで、失点は五回に鈴木に浴びた2ランのみだった。  「(炭谷)銀仁朗さんがピンチになってもうまく自分を引き出してくれたので、すごく感謝しています。初回ゼロで切り抜けられたのは、一つ自分の中で大きかった」  試行錯誤した。二回以降は走者なしでもセットポジションで投球。プレートに置く軸足の位置も通常の三塁側でなく真ん中にし、「その時のベストを尽くすと。今年は改めてそういう風に決めています。戦う姿勢というか、ベストを尽くせた」と胸を張った。  「いいと思うことはすべてやる」-。ファームでもベストを尽くしてきた。5月20日の投球練習中に異変を訴え、翌21日に出場選手登録を抹消された。発症直後は痛みが引かない日もあり、痛み止めの注射を打つなどの治療を受けた。「この時間を有効活用すればいい」と、腰と連動する胸郭(きょうかく)や股関節の可動域を広げるトレーニングも行い、復活だけでなくレベルアップを目指した。  離脱中、1軍の試合は全試合確認。責任感が人一倍強く、宮本投手総合コーチと電話した際には、「本当にすみません」ともどかしい思いを謝罪の言葉で伝えたこともあった。  「探り探りの部分があるというのは覚悟していました。その中でもチームの力になりたいという気持ちがあった」と菅野。チームは11-3で勝ち、3カード連続の勝ち越しでリーグ2位を死守。次は中6日で16日の日本ハム戦(札幌ドーム)に登板予定のエースの帰還は、V奪回への追い風だ。(赤尾裕希)

◆先発の石川が、今季ワーストタイの4回9安打6失点で3敗目を喫した。一回は最速153キロの直球を主体に3者三振でスタートした交流戦5連勝中の右腕だが、二回以降は亀井、若林に本塁打を浴びるなど6本の長打で沈み、「ボールが全部高かった」と猛省した。井口監督は「初回はすばらしかったが、変化が多くなって逃げる投球になると、つかまってしまう」と奮起を促した。

◆阿部が8-3の八回2死二、三塁でロッテの5番手、田中から右中間越えに2号3ランを放った。これで本塁打を打った投手が229人となり、同数で並んでいたローズ(オリックスなど)を抜いてプロ野球新記録を達成。1日に今季1号で通算400本塁打を達成した40歳は、「振ったところにボールが来た」とおどけた。

◆腰の違和感で離脱していた巨人・菅野智之投手(29)が、自己ワーストの10失点を喫した5月15日の阪神戦(東京ドーム)以来、25日ぶりの1軍登板。先発して6回98球、3安打2失点で、同8日のDeNA戦(ハードオフ新潟)以来、約1カ月ぶりの6勝目を挙げた。  9日深夜放送のTBS系「S☆1」に出演したサンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏(83)は、「菅野の状態は決して良くなかったが、悪ければ悪いなりの投球をする。それがエースたるゆえん。(復帰登板という)難関を突破したから、これからはますますよくなる」と復調に太鼓判を押した。  菅野は一回、2四死球などで2死満塁とされたが、6番・菅野を151キロの外角直球で空振り三振に抑えた。炭谷との初コンビで7三振を奪い、失点は五回に鈴木に浴びた2ランのみだった。

◆エースが帰ってきた。腰の違和感で離脱していた巨人・菅野智之投手(29)が、自己ワーストの10失点を喫した5月15日の阪神戦(東京ドーム)以来、25日ぶりの1軍登板。先発して6回98球、3安打2失点で、同8日のDeNA戦(ハードオフ新潟)以来、約1カ月ぶりの6勝目を挙げた。  「ちょっと時間がかかりましたけど、ホッとしています。自分だけの力じゃなくて、いろいろな人の思いとか、協力をもらってきょうの日を迎えられたので、本当に感謝しています」  一回、2四死球などで2死満塁とされたが、6番・菅野を151キロの外角直球で空振り三振に抑えた。炭谷との初コンビで7三振を奪い、失点は五回に鈴木に浴びた2ランのみだった。  二回以降は走者なしでもセットポジションで投球。プレートに置く軸足の位置も通常の三塁側でなく真ん中にし、「その時のベストを尽くすと。今年は改めてそういう風に決めています。戦う姿勢というか、ベストを尽くせた」と胸を張った。  5月20日の投球練習中に異変を訴え、翌21日に出場選手登録を抹消された。発症直後は痛みが引かない日もあり、痛み止めの注射を打つなどの治療を受けた。腰と連動する胸郭(きょうかく)や股関節の可動域を広げるトレーニングも行った。1軍の試合は全試合確認。責任感が人一倍強く、宮本投手総合コーチと電話した際には、「本当にすみません」ともどかしい思いを謝罪の言葉で伝えたこともあった。  チームは11-3で勝ち、3カード連続の勝ち越しでリーグ2位を死守。次は中6日で16日の日本ハム戦(札幌ドーム)に登板予定のエースの帰還は、V奪回への追い風だ。 (赤尾裕希)  ◆菅野について巨人・原監督 「勝ち星もついたというところにね。価値はあると思いますね」  ◆巨人・宮本投手総合コーチ 「普通はちょっと不安な部分もあると思うんだけど、背中で引っ張っているエースだなという感じはしました。さすがの一言です」  ◆公式戦で菅野と初めてバッテリーを組んだ巨人・炭谷 「初回が終わってから『(制球に)ばらつきがあるのでセットで投げます』と(言ってきた)。さすがですよね」

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
510 0.833
(↓0.167)
-
(-)
1229
(+2)
18
(+3)
12
(-)
7
(-)
0.286
(↑0.001)
2.890
(↓0.09)
2
(3↑)
巨人
420 0.667
(↑0.067)
1
(↑1)
1227
(+11)
19
(+3)
11
(+3)
5
(+2)
0.282
(↑0.022
3.230
(↑0.04)
3
(1↓)
日本ハム
420 0.667
(↓0.133)
1
(-)
1226
(+3)
23
(+4)
5
(+1)
4
(-)
0.293
(↑0.007)
3.290
(↑0.04)
4
(1↓)
ORIX
320 0.600
(↓0.15)
1.5
(-)
1318
(+4)
18
(+9)
3
(-)
3
(+2)
0.271
(↓0.021)
3.680
(↓1.43)
5
(1↑)
阪神
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
1230
(+4)
27
(+3)
4
(-)
8
(+2)
0.272
(↓0.003)
3.670
(↑0.33)
6
(2↓)
西武
330 0.500
(↓0.1)
2
(-)
1228
(+4)
30
(+6)
7
(-)
9
(+2)
0.275
(↑0.003)
4.910
(↓0.31)
7
(-)
DeNA
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
1220
(+6)
22
(+4)
4
(+1)
2
(+1)
0.277
(↑0.01)
3.630
(↓0.07)
8
(1↑)
楽天
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
1217
(+5)
23
(+2)
2
(-)
1
(+1)
0.231
(↓0.005)
3.570
(↑0.32)
9
(1↑)
ヤクルト
230 0.400
(↑0.15)
2.5
(↑1)
1325
(+9)
19
(+4)
5
(+1)
3
(-)
0.221
(↑0.016)
3.430
(↑0.1)
10
(2↑)
広島
240 0.333
(↑0.133)
3
(↑1)
1223
(+3)
27
(+2)
5
(+1)
2
(-)
0.209
(↑0.011)
3.600
(↑0.31)
11
(3↓)
ロッテ
240 0.333
(↓0.067)
3
(-)
1223
(+3)
39
(+11)
3
(+1)
5
(+1)
0.239
(↓0.01)
6.280
(↓1.08)
12
(1↓)
中日
150 0.167
(↓0.033)
4
(-)
1226
(+2)
27
(+5)
4
(-)
2
(-)
0.245
(↑0.004)
4.410
(↑0.3)