中日(☆5対4★)巨人 =リーグ戦8回戦(2019.05.19)・ナゴヤドーム=
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巨人
2000001014901
中日
10002101X51400
勝利投手:清水 達也(2勝0敗0S)
(セーブ:鈴木 博志(0勝1敗13S))
敗戦投手:山口 俊(4勝2敗0S)

本塁打
【巨人】大城 卓三(1号・9回表ソロ)

  DAZN
◆中日は1点ビハインドの5回裏、ビシエドが2点適時打を放ち、逆転に成功する。その後は6回に代打・堂上の適時打、8回には大島の適時打が飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・清水が今季2勝目。敗れた巨人は、打線が終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が、先制の適時打を放った。 1回無死二塁、中日清水の初球の145キロ直球を中前にはじき返した。先頭の山本が5球目の直球を打ち返し、中越え二塁打で出塁。わずか6球で先制点を奪った。「先制点を取れて良かったです」とコメントした。なおも、2死三塁から、亀井善行外野手(36)が左翼線への適時二塁打を放ち、2点目を挙げた。「打ったのはカーブ。いい追加点になりました」とコメントした。

◆中日は清水、巨人は山口が先発。巨人は初回、坂本勇の中前適時打などで2点先制。中日もその裏、1点を返した。 中日は5回、ビシエドの適時打で3-2と逆転。6回にも1点追加した。中日清水は5回2失点で、勝利投手の権利を持ち降板。 巨人は7回に1点を追加したが、中日も8回に1点加点。中日は継投で逃げ切り連敗を止めた。清水は2勝、鈴木博は13セーブ。 巨人山口が2敗目。

◆中日は1-2の5回、ビシエドの2点中前打で逆転。6回は堂上の適時打、8回も大島の二塁打で加点した。清水が5回2失点で2勝目、鈴木博は13セーブ目。巨人は山口が5回 1/3 で4失点し、終盤に2点を返す反撃も及ばなかった。

◆巨人大城卓三捕手が特大の今季1号ソロを放った。2点を追う9回無死から代打で出場。 1ボールからの148キロ直球を右翼席最上階の5階席にたたき込んだ。「ファーストストライクから振っていこうと決めてたんで、点につながって良かった。次につなげたいです」と前を向いた。

◆巨人が逆転負けで3連勝を逃し、2位広島にゲーム差なしまで肉薄された。 1回に2点を先制するも先発山口が5回1/3で4失点。3回以外は毎回走者を得点圏まで進める苦しいマウンドだった。1点リードの4回無死一、三塁のピンチでは、決め球のフォークを多投。3者連続三振で切り抜け「それは僕の配球なので。渋って打たれるよりも自信のあるボールを投げようと思った」と踏ん張った。 だが5回に2失点で逆転を許すと、6回には1死二塁から堂上に甘く入った直球を痛打されて降板。4月23日ヤクルト戦を最後に勝利から遠ざかっているが「全然(調子は)悪くないです。もう1回それを考え直して、配球だったり考えてやっていきます」と前を向いた。原監督も「しっかりローテーションを守って投げてくれている。次回、微調整というところでしょうね」とした。

◆中日与田剛監督が就任後初めてマウンドに向かった。1点差に詰め寄られての9回1死一、三塁。一打同点の場面で、ベンチから飛び出した。「みんな後ろで守ってくれている。やられるか、抑えるか。2つに1つ。思い切ってやってこい」と、鈴木博と松井雅の肩をたたいて鼓舞。直後に巨人の主砲岡本を二ゴロ併殺に打ち取り、勝利をもぎ取った。 溝脇を今季初スタメン、福田もプロ入り初2番起用など今季最多タイの14安打。封印を解いた指揮官もヒーローの1人だった。

◆巨人の大城が自身初の代打本塁打を放った。九回に鈴木博の内角直球を完璧に捉え、広いナゴヤドームの右翼席上段に打ち込む特大の1号ソロ。「真っすぐが速い投手なので、少しタイミングを早く取った。1本出てよかった」とうなずいた。  試合には敗れたが、1点差に迫って中日を慌てさせ「自分にとってもチームにとっても次につなげられた」と胸を張った。

◆巨人・大城卓三捕手(26)が19日、中日戦(ナゴヤドーム)の九回に今季1号ソロを放った。  3-5の九回先頭で代打で起用された強打の左打者は、中日の守護神・鈴木博が投じた内角の148キロ直球をコンパクトに振り抜き、右翼ポール際の5階席へほうり込んだ。持ち味の打力でアピールした大城は「初球を振りいくと決めていた。自分にとってもチームにとっても次につなげられたらいいなと思います」と語った。  敵地・名古屋が静まりかえるほどの特大アーチで1点差に迫ったが、チームはそのまま4-5で敗れ、3連勝を逃した。

◆中日の2年目清水が2勝目を挙げた。一回、先頭からいきなり連打を浴びて2点を失った後は立ち直った。5四球を出しながらも、二回以降は何とか無失点。「初回は何点取られるのだろう、と。2失点ですんで良かったなというくらい」と苦笑いした。  2軍では直球で押すことを意識して準備してきた。プロ初勝利を手にした12日の阪神戦は「きれいに打ち取ることを意識し過ぎていた」と反省。ボール先行ながら変化球でアウトを取る泥くさい投球で攻め、本拠地での自身初勝利をつかんだ。

◆2年目捕手の大城に今季初アーチが飛び出した。3-5で迎えた九回に代打で登場すると、中日の守護神・鈴木博の直球をフルスイング。右翼スタンド上段に届く特大の1号ソロで、「ファーストストライクは振りにいくと決めていた」と胸を張った。小林、炭谷との併用が続き、代打出場も多いが、「自分にもチームにも次につなげられたらいい」と前を向いた。

◆岡本が3試合連続の適時打を放った。2点ビハインドの七回2死一、三塁で中日3番手、R・マルティネスの153キロの直球を左前に弾き返した。今月上旬に・231まで下がっていた打率は、この日の5打数2安打で・256まで回復。それでも九回1死一、三塁では二ゴロ併殺打に倒れ、「まだまだなので。もっと打てるようにやりたい」と巻き返しを誓った。

◆巨人・山口俊投手(31)は、5回1/3で112球を投げて10安打4失点。巨人移籍後初めて中日戦で黒星を喫し「粘り切れなかった。流れが来そうなところで点をやってしまった。反省してやっていきます」と肩を落とした。  見せ場はあった。1点リードの四回無死一、三塁のピンチ。京田、遠藤、松井雅を全てフォークボールを決め球に「狙った中で取れた」と3連続の空振り三振に仕留めた。  しかし、五回に2安打と死球で1死満塁とされると、4番・ビシエドに低めの148キロの直球を中前に運ばれ、逆転の2点打を許した。六回1死二塁で代打・堂上に手痛い中前適時打を浴びたところで降板。三者凡退は三回だけと苦しい内容だった。  エースの菅野が、8日のDeNA戦(新潟)で勝利投手となったものの6回5失点、15日の阪神戦(東京ドーム)は六回途中10失点で黒星と苦しんでいる。山口も4月23日のヤクルト戦(神宮)を最後に白星から遠ざかっており、この"二枚看板"の復調は5年ぶりのV奪還へ不可欠な要素といえる。  それでも原監督は「粘り強く放っている。本人の中で反省しているところがあれば、訂正していけばいい。ローテーションを守って投げてくれている」と負けなしの4勝で3、4月の月間MVPに輝いた山口を責めなかった。チームは勝率4厘差で首位を守ったが、2位・広島とのゲーム差はなくなった。今こそ、先発陣の奮起が期待される。(谷川直之) 山口とバッテリーを組んだ巨人・小林 「悔しい。いいボールもあった。次につなげたい」 山口について巨人・宮本投手総合コーチ 「波に乗れなかった。きょうの投球は、いい方向に向かっている」

◆巨人のチーム力が、もう1段も2段も上がるために、欠かせないのは岡本の完全復調だよ。  そりゃ確かに、3戦連続で打点は挙げている。この日も七回には、左前適時打。それでも本人は浮かない表情だった。  それもそのはず、真っすぐのシュート回転で、ホームランボール。安打は出ても、一発からは遠ざかっているんだから。  エモトがみるに、原因は打撃フォームだよ。悪いときの癖が、ずっと続いている。右膝がホームベース寄りに折れすぎて、腰がスムーズに回転しない。しかも、体が沈む分、目線が低くなり、低めでもバットが届くと思って、膝下に落ちるボール球にやられる。  逆に高めに来ると、ふんぞり返って、アッパースイングになる。打球はフェンス手前で失速する。その悪循環。  スイングは速いんだから、仁王さまのように悠然と、スックと構えたら、どうかな。その方が、バットの出はよくなるし、ヘッドも立って、打球は飛んでいくよ。  修正点は、ちょっとしたところ。4番に一発が戻らないと、チームも乗りきれない。切り替えと奮起を期待したいね。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆巨人・山口俊投手(31)は、5回1/3で112球を投げて10安打4失点。巨人移籍後初めて中日戦で黒星を喫し肩を落とした。  元巨人監督の堀内恒夫氏(71)は20日、ブログで山口について「体を横に回すのはそのままで腕がどんどん下がってきてる。前回は上に近いスリークォーターみたいに投げていたけど昨日は横に近いスリークォーターのようだ」と指摘。「あれじゃあスピンの効いたボールは投げられないし コントロールもままならないだろう。それに加えて気持ちが動く ヒット連打されてデッドボールが出た時には『もう今日はこれでダメなのか...』 そう思ってしまったよ」と嘆いた。  山口は1点リードの四回無死一、三塁のピンチ。京田、遠藤、松井雅を全てフォークボールを決め球に「狙った中で取れた」と3連続の空振り三振に仕留めたが、五回に2安打と死球で1死満塁とされると、4番・ビシエドに低めの148キロの直球を中前に運ばれ、逆転の2点打を許した。六回1死二塁で代打・堂上に手痛い中前適時打を浴びたところで降板。三者凡退は三回だけと苦しい内容だった。  堀内氏は「あの内容でよくぞ4点で抑えられた そう前向きに捉えてさ落ち込み過ぎずにな。ただ、繰り返すけどフォームの乱れ これを直さないことには次もやられるぞ」とエールを送った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
23171 0.575
(↓0.015)
-
(-)
102212
(+4)
159
(+5)
52
(+1)
24
(+2)
0.266
(-)
3.540
(↓0.04)
2
(-)
広島
24181 0.571
(↑0.01)
0
(↓1)
100170
(+5)
165
(+1)
40
(-)
25
(+1)
0.243
(↑0.001)
3.040
(↑0.05)
3
(-)
ヤクルト
21212 0.500
(↓0.012)
3
(-)
99213
(-)
217
(+7)
50
(-)
18
(-)
0.245
(↓0.004)
4.410
(↓0.06)
3
(-)
阪神
21212 0.500
(↓0.012)
3
(-)
99171
(+1)
193
(+5)
31
(-)
26
(-)
0.243
(↓0.002)
3.800
(↓0.03)
5
(-)
中日
19230 0.452
(↑0.013)
5
(↑1)
101149
(+5)
162
(+4)
27
(-)
27
(-)
0.262
(↑0.004
3.780
(↓0.01)
6
(-)
DeNA
17250 0.405
(↑0.015)
7
(↑1)
101165
(+7)
184
(-)
50
(+3)
9
(+1)
0.238
(-)
3.990
(↑0.1)