1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 10 | 0 | 3 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
勝利投手:濵口 遥大(2勝1敗0S) 敗戦投手:高梨 裕稔(4勝3敗0S) 本塁打 |
◆DeNAが同一カード3連勝。DeNAは4回表、ロペスの3ランと石川のソロで4点を先制する。5-0で迎えた9回には、筒香が2ランを放ち、試合を決めた。投げては、先発・濱口が9回無失点の快投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、先発・高梨が試合をつくれず、打線も沈黙した。
◆ヤクルト青木宣親外野手(37)は通算1500安打まで残り1本。1500安打のスピード記録は11年松井(楽天)の1233試合だが、青木は昨日までで通算1153試合。大幅な記録更新での達成が目前となっている。
◆ヤクルト先発の高梨裕稔投手は試合の流れを作れなかった。5回を被安打6の5失点で降板した。 課題として気をつけていたはずの四球から、崩れてしまった。3回までは伸びのある直球とストライクをとれるフォークを効果的に使い、被安打1の無失点に抑えていた。しかし4回、先頭のソトをカウント1-2と追い込んでから3球続けて変化球が外れ、この日2つ目の四球を与えた。続く4番筒香に右前打を許し、無死一、二塁でロペスに甘く入ったフォークを左翼席に運ばれ3ラン。マウンド上で、顔をゆがめた。さらに1死から7番石川にもバックスクリーンへのソロ本塁打を浴び、一気に4失点。肩を落としてベンチへ戻った。 前回先発した12日巨人戦(東京ドーム)では、5回を被安打1の1失点で4勝目を挙げた。しかし6四球が反省点だった。今週の練習では、キャッチボールから丁寧に投げることを意識して取り組んでいた。「DeNAは1発がある打者がそろっているので、無駄な四球を出さないようにしたい。なんとか最少失点で抑えられれば」と話していたが、先発の役割を果たせなかった。
◆ヤクルトは高梨、DeNAは浜口の両先発が、安定した立ち上がりを見せた。3回まで、どちらも被安打1の好投。 DeNAは4回、ロペスの9号3ラン、石川の2号ソロで4点を先制。5回にもソトの適時打で1点追加。高梨は5回で降板。 ヤクルトは今季初の5連敗。高梨は3敗目。DeNAは3連勝。浜口は完封で2勝目。
◆DeNA打線が2日連続で2桁安打を放ち、大勝した。4回のロペスの先制弾となる9号3ランに始まり、石川にも2号ソロ、9回には筒香が10号2ランを放った。 ラミレス監督は「この勝利はチーム一体となっての勝利。いい勝ち方だった」と評価した。
◆ヤクルトはDeNA先発浜口を打ち崩せず、今季初の5連敗を喫した。9回先頭で西田がチーム2安打目となる左前打を放ち、さらに2四球で1死満塁の好機もいかせず。 今季5度目の完封負けで、貯金はゼロになった。小川淳司監督は「何もできなかったというか、(浜口の)出来がよかった。切り替えてやるしかない」と話した。
◆DeNA先発浜口遥大投手は、あと少しで偉業のところから、ヒヤヒヤの勝利となった。 1安打無失点で迎えた9回。先頭の西田に1回以来2安打目を許し、72年江夏(阪神)以来の1シーズン2度の1安打完封はお預けとなった。そこからだった。連続四球で1死満塁のピンチ。「記録は意識していなかった。9回まで投げさせてもらった。1人1人を集中して」と後続を断ち、今季2勝目も再び完封で彩った。 復帰登板だった。4月17日の中日戦(ナゴヤドーム)で、打球が右ふくらはぎを直撃。打撲と診断され、同19日に出場選手登録を抹消された。2軍でリハビリの日々。しばらくは投球練習も休まざるを得なかった。「悔しいというか、もどかしい気持ち。もどかしかった」と、1カ月ぶりの1軍のマウンドをかみしめ、思いをボールに込めた。 エース今永が初戦で勝利し、ドラフト1位ルーキー上茶谷が初勝利と勢いに乗った先発陣に、浜口が戻ってきた。三浦投手コーチも「完封することは難しい。よくやってくれた」とうなずいた。これでチームは、今季初の同一カード3連勝。ラミレス監督は「まだシーズンは長い。これから一戦、一戦戦っていく」と手綱を締め、先を見据えた。【栗田尚樹】
◆DeNA・石川雄洋内野手(32)が19日、ヤクルト9回戦(神宮)の四回に2号ソロを放った。ロペスの先制3ランで3-0とリードして迎えた場面でヤクルト先発・高梨の直球をバックスクリーンに運んだ。 「バックスクリーンに入ると思わなかったので、センターフライかと思って走っていました。チャモさん(ロペス)が打ってくれたので楽な気持ちで打席に向かうことができました」と石川。 この日は「7番・二塁」で5月12日広島戦(マツダ)以来となる先発出場。今季1軍に初昇格した4月29日巨人戦(東京ドーム)でチームの連敗を「10」で止める劇的な勝ち越し2ランを放ち、以降4試合先発出場していたが、その後5試合は出番なしが続いていた。久々の出番に奮起したチームの日本人野手最年長の一発に、出迎えた筒香も満面笑みでハイタッチ。ベンチは大いに盛りあがった。
◆ヤクルトの高梨は粘れずに5回5失点で3敗目を喫した。悪い流れを止められず、チームは5連敗となり「先制を許すとこういう流れになってしまう」とうなだれた。 四回、先頭打者のソトに四球を与えるなど無死一、二塁としてロペスに甘く入ったフォークボールを左翼席に運ばれた。1死を奪ったが、石川にもソロを許し「先頭への四球が一番やってはいけないこと。一球の怖さを感じた」と反省した。 この5連敗中、チームは計40失点で勝率も5割まで落ち込んだ。小川監督は「切り替えてやるしかない」と唇をかんだ。
◆筒香が5点リードの九回に右翼席に運ぶ10号2ラン。入団5年目の2014年から6年連続で2桁本塁打に到達した。主砲も「自分のスイングで、しっかりと捉えることができました」と満足の一発が出て、ヤクルト3連戦は計29安打22得点で3連勝。ラミレス監督は「チームが一体となった勝利」と手応えを口にした。 四回に先制3ランを放ったDeNA・ロペス 「フォークボールをしっかり捉えられた。浜口が頑張っていたので援護できてうれしい」 四回、中越えに2号ソロを放ったDeNA・石川 「バックスクリーンに入ると思わなかった。センターフライかと思って走っていました」
◆DeNA・浜口が被安打2の完封勝利。完封勝利は4月10日の阪神戦(被安打1、甲子園)に次いで今季2度目。シーズン2度以上の被安打2以下での完封は昨季、巨人の菅野智之(被安打2=2度)と山口俊(無安打無得点、被安打2=各1度)、ソフトバンク・武田翔太(被安打1、被安打2=各1度)が記録。DeNA(前身球団を含む)では1970年の平松政次(被安打2=2度)以来49年ぶりで、左腕では62年の鈴木隆(被安打1=1度、被安打2=2度)以来57年ぶり。
◆5度目の零敗で今季初の5連敗。4月2日のDeNA戦(神宮)以来の勝率5割となった。14-19日の5試合で計40失点と投壊は深刻で、この日も先発の高梨が5回5失点で降板した。四回に先頭への四球からピンチを招き、ロペスに3ラン、石川にソロを浴びた右腕は「先頭の四球から一発というのは、一番やってはいけない失点だった」と猛省。打線もわずか2安打に終わった。
◆逆襲への復活投だ。DeNA・浜口遥大投手(24)が右ふくらはぎ打撲から復帰し、9回2安打で今季2度目の完封勝利。チームを7-0での快勝、今季初の同一カード3連戦3連勝に導いた。 八回を92球で投げ終え、1安打無失点。圧巻の投球を続けてきた浜口だが、九回のマウンドでわずかに心を乱した。西田に左前打を許すと「走者を出して変に考えすぎた」と青木、山田哲に連続四球で満塁。そこから「一人一人丁寧に」と集中力を高め、バレンティンを見逃し三振、川端を左飛に仕留めた。 完封勝利は、プロ初だった4月10日の阪神戦(甲子園)に続く2度目。1972年の江夏豊(阪神)以来となるシーズン2度の1安打完封こそ逃したが、2安打以下でのシーズン2度達成は、球団では70年の平松政次以来49年ぶりの快挙だ。「出来すぎの部分もある」と謙遜するが、防御率1・20と抜群の安定感を見せている。 4月17日の中日戦(ナゴヤドーム)で右ふくらはぎに打球が当たり、約1カ月の離脱を強いられた。チームは、そのカードから10連敗を喫し「悔しいというのと、もどかしい思いと...」。使命感を抱え、コンディションを整えてきた。 今季5勝の今永、出遅れていた昨季新人王の東が15日に今季初勝利を挙げ、続いて浜口も戻ってきた。三浦投手コーチは「先発で、しっかり試合を作って戦っていけたら。そろってきましたから」とニヤリ。自慢の『左腕トリオ』が、ここからチームを上昇気流に乗せる。(佐藤春佳) 浜口とバッテリーを組んだDeNA・伊藤光 「スライダーとフォークボールを合わせられるようになったのがよかった。相手は直球とチェンジアップというのが頭にあると思うので」 ★先発左腕事情 昨季4勝だった浜口の復活で"左腕王国"DeNAが、ようやく本領を発揮し始めた。同じく昨季4勝の今永が開幕投手を務めた今季は絶好調で防御率1・37、5勝、60奪三振、勝率・833と投手の主要4部門でリーグトップ。昨季11勝を挙げて新人王に輝いた東は左肘の違和感で出遅れていたが、今季2戦目となる15日の中日戦で6回1失点と好投し初白星。昨季まで2年連続開幕投手を務めた石田は、救援で存在感を見せている。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
23 | 17 | 1 | 0.575 (↓0.015) | - (-) |
102 | 212 (+4) | 159 (+5) | 52 (+1) | 24 (+2) |
0.266 (-) | 3.540 (↓0.04) |
2 (-) |
広島 |
24 | 18 | 1 | 0.571 (↑0.01) | 0 (↓1) |
100 | 170 (+5) | 165 (+1) | 40 (-) | 25 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 3.040 (↑0.05) |
3 (-) |
ヤクルト |
21 | 21 | 2 | 0.500 (↓0.012) | 3 (-) |
99 | 213 (-) | 217 (+7) | 50 (-) | 18 (-) |
0.245 (↓0.004) | 4.410 (↓0.06) |
3 (-) |
阪神 |
21 | 21 | 2 | 0.500 (↓0.012) | 3 (-) |
99 | 171 (+1) | 193 (+5) | 31 (-) | 26 (-) |
0.243 (↓0.002) | 3.800 (↓0.03) |
5 (-) |
中日 |
19 | 23 | 0 | 0.452 (↑0.013) | 5 (↑1) |
101 | 149 (+5) | 162 (+4) | 27 (-) | 27 (-) |
0.262 (↑0.004) | 3.780 (↓0.01) |
6 (-) |
DeNA |
17 | 25 | 0 | 0.405 (↑0.015) | 7 (↑1) |
101 | 165 (+7) | 184 (-) | 50 (+3) | 9 (+1) |
0.238 (-) | 3.990 (↑0.1) |
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