オリックス(☆2対1★)西武 =リーグ戦8回戦(2019.05.18)・大阪ドーム=
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西武
1000000001420
ORIX
00020000X2610
勝利投手:K-鈴木(1勝1敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(0勝0敗13S))
敗戦投手:今井 達也(4勝4敗0S)
  DAZN
◆オリックスは1点ビハインドで迎えた4回裏、2死二三塁から相手失策の間に走者2人が生還し、逆転に成功した。投げては、先発・K-鈴木が6回途中3安打1失点でプロ初勝利。その後は4人の継投で逃げ切った。敗れた西武は、打線が1得点と振るわなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手(25)は開幕から40試合を消化して9本塁打。同選手が最も早くシーズン10号に到達したのは昨季のチーム61試合目で、今季はそれを上回る自身最速ペースとなりそうだ。 今季7戦4発と相性のいい西武から、節目の10号弾は出るか。

◆近鉄OBの梨田昌孝氏(65=日刊スポーツ評論家)がセレモニアルピッチに登場した。この日は「KANSAI CLASSIC 2019」と銘打たれたシリーズの2戦目。99年近鉄時代の背番号「73」のビジターユニホームを着て登場。打席にはオリックス吉田正尚外野手、若月健矢が捕手を務めた。 惜しくもワンバウンド投球となり、「ちょっと残念。コントロールには自信があったんだけど。同じ『マサタカ』同士でちょっと警戒してしまったのかもしれない」と笑顔で振り返った。 99年は近鉄の2軍監督として、このユニホームを着用していた。「僕はどっちかというと赤が好きだった。ビジターユニホームは奇抜な発想だったし、『OSAKA』と入っているのも大阪に1チームしかないということで作ったユニホーム。思い出深い」と感慨深げに語った。 現状最下位と苦しむチームについて、「ちょっと8回がね。山本が先発に回った分、ちょっと苦しんでるように見える。先発も含めて投手力はあると思う。8回をしっかりすればね」と言及。「打線も故障者が出たりしているけど、今年のパ・リーグは抜けているチームがない。交流戦くらいまでに(勝率)5割近くまでいっておけば、交流戦でなんとか(上位に)割り込んでいけると思う。5つ、6つ貯金があれば3位になれると思う」と今後の巻き返しを期待した。

◆オリックスK-鈴木投手(25)が6回途中3安打1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。 毎回走者を出しながらも、最速147キロの直球とキレのある変化球で打者を手玉に取り、何度も訪れたピンチを切り抜けた。6回2死一、二塁で球数がプロ最多125球に到達したところで降板。2番手小林が金子侑を遊ゴロに仕留め、この回を無失点で終え、ベンチで笑顔をみせた。1点リードをリリーフ陣が守り、プロ2年目でうれしい白星を手にした。 ★オリックスK-鈴木のプロ初勝利まで★ ◆18年シーズン ルーキーイヤーは4試合に登板。3試合救援登板した後、8月21日楽天戦でプロ初先発。4回7安打4失点だった。 ◆19年初登板 4月28日西武戦で、7回無失点と好投。交代した時点では勝利投手の権利があったが、8回に近藤、山崎福の2人で1イニング6与四球4失点と炎上。プロ初勝利が吹き飛んだ。観戦していた宮内オーナーが「(プロ初勝利を)つぶすのが得意なんだ、うちは!」と激怒する事態となった。 ◆大量失点 雪辱を期して登板した5月5日ソフトバンク戦だったが、今度は7回7失点。小刻みに失点を続け「勝負どころで制球が甘くなり、相手に流れを渡してしまった」と悔やんだ。 ◆再び初勝利が... 5月11日楽天戦で7回4安打9奪三振無失点の力投。6回に味方打線が1点を取り、交代時点では勝利投手の権利があったが、8回に救援陣が乱れて逆転を許してしまった。試合は打線のその後の奮起もあり、逆転勝利。

◆西武は散発4安打に封じられ、5割復帰はお預けとなった。オリックスK-鈴木にプロ1勝を献上し、辻監督は「あれよあれよでね。大したもんですよ」と素直に相手をたたえた。 4回2死二、三塁から、ルーキー山野辺の適時失策による2点が最後まで響いたが、指揮官は「結果論であって、それも経験だから」と責めなかった。

◆オリックスK-鈴木投手(25)が"4度目の正直"でプロ初勝利を手にした。初回に先制点を奪われるなど、毎回走者を出しながらも、最速147キロの直球とキレのある変化球で打者を手玉に取り、何度も訪れたピンチを切り抜けた。 6回途中3安打1失点と好投。小林、近藤、沢田、増井の中継ぎ陣が踏ん張り、1点のリードを守りきった。K-鈴木は「素直にうれしいの一言です。今日はどうしても勝ちたい気持ちが強かった。チームが勝ててよかったです」とお立ち台で満面の笑みを浮かべた。 ★オリックスK-鈴木のプロ初勝利まで★ ◆18年シーズン ルーキーイヤーは4試合に登板。3試合救援登板した後、8月21日楽天戦でプロ初先発。4回7安打4失点だった。 ◆19年初登板 4月28日西武戦で、7回無失点と好投。交代した時点では勝利投手の権利があったが、8回に近藤、山崎福の2人で1イニング6与四球4失点と炎上。プロ初勝利が吹き飛んだ。観戦していた宮内オーナーが「(プロ初勝利を)つぶすのが得意なんだ、うちは!」と激怒する事態となった。 ◆大量失点 雪辱を期して登板した5月5日ソフトバンク戦だったが、今度は7回7失点。小刻みに失点を続け「勝負どころで制球が甘くなり、相手に流れを渡してしまった」と悔やんだ。 ◆再び初勝利が... 5月11日楽天戦で7回4安打9奪三振無失点の力投。6回に味方打線が1点を取り、交代時点では勝利投手の権利があったが、8回に救援陣が乱れて逆転を許してしまった。試合は打線のその後の奮起もあり、逆転勝利。

◆オリックスK-鈴木投手が"4度目の正直"でプロ初勝利をもぎ取った。 初回に先制点を与えるも、2回以降は毎回走者を背負いながら最速147キロの直球を軸にカーブやフォークを有効に使い、幾度もピンチを切り抜けた。6回途中3安打1失点。今季4試合に先発し、防御率1・69と抜群の投球を続けていたが、勝ち星に恵まれなかった。ようやく1勝目をつかんだ。 「素直にうれしいの一言です。今日は感覚的にも悪かったんですけど、しっかり高城がリードしてくれた。感謝したいですね」 プロ2年目の今季は投球時の基本動作を徹底的に見直した。バーを担いで横跳びを繰り返すなど、後ろ体重になりがちだったものを前に力を伝えるように改善。春季キャンプ後に、中垣育成統括ゼネラルマネジャー補佐兼パフォーマンスディレクターの指導のもと取り組んだ。4月20日ソフトバンクとの2軍戦で完封勝利を収めた頃、感覚の変化を感じたという。「最初の3試合くらいは全然ダメだったんですけど『これか!』という感じでしたね。そこからいい感覚だったので、今でも続けています」。 記念のウイニングボールは千葉・鎌ケ谷から今季の先発4試合全て観戦に訪れていた両親に試合後すぐに手渡した。「親に(初勝利を)見せられてよかった。4度目の正直ですね。自分が野球をできているのは親のおかげだと思うので、感謝の気持ちを最初に伝えたい。去年本当にふがいない成績で終わってしまったので、今年はやってやるぞという気持ちが強いです」。進化を遂げた右腕がこれから勝ち星を重ねていく。【古財稜明】

◆先発はオリックスK-鈴木、西武今井。西武は初回に森の適時打で先制。オリックスは3回1死満塁のチャンスを作るも無得点。 オリックスは4回、2死二、三塁から高城の三ゴロを西武山野辺が一塁へ悪送球した間に逆転に成功。西武は2回以降無得点。 西武は2回以降追加得点を奪えず。オリックスは5人の継投策で1点のリードを守りきり、連敗を2でストップした。K-鈴木はプロ初勝利。西武は5位に転落した。

◆オリックス・増井浩俊投手(34)が18日、西武戦(京セラ)の試合前に行われた宮崎市の特産品贈呈式に出席した。  この日とあす19日の試合は「キャンプ地 みやざきシリーズ」として開催され、「宮崎観光親善レディ」と「第34代宮崎サンシャインレディ」らが来場。2人からいま旬の完熟マンゴーを食べさせてもらった増井は「あまいです。おいしいです。最高です」と笑顔を浮かべた。  戸敷正宮崎市長は「完熟マンゴーをぜひ食べていただき、勝っていただきたい」とエールを送った。

◆近鉄OBの梨田昌孝氏(野球評論家)が18日、オリックス対西武で開催された特別イベント「KANSAI CLASSIC 2019」の企画でセレモニアルピッチに登場した。  1999年の近鉄ビジター用の復刻ユニホームを身にまとい、ワンバウンド投球。「ちょっと残念。コントロールには自信があったんだけど」と苦笑いした。苦しむチーム状況には「パ・リーグは抜けているチームがないから、交流戦までに5割近くでいければ」とエールを送った。

◆オリックス・近藤大亮投手(27)が18日、西武戦(京セラ)で2-1の七回に登板。1回を1安打無失点とゼロでバトンをつないだ。  4月28日の西武戦(同)では2-0の八回に登板するも1死しか奪えず、4与四球4失点。今季初先発していたK-鈴木の初勝利の権利を消し、試合途中に強制退去を命じられていた。この日は同じくK-鈴木が勝ち投手の権利を手に降板しており、相手も西武。「同じシチュエーションだったんで。どうしてもK(-鈴木)を勝ち投手にしたかった。前と同じ失敗はしないように攻めた」と振りかえった。  2軍降格中は周囲から「切り替えよう」と声をかけられたが、「記憶からは消えない。1軍で、同じ相手を抑えないと、どうもモヤモヤする」とあの試合が頭から離れなかった。  この日はK-鈴木が西武から待望の初勝利を挙げ、自身も無失点。「やっと1歩踏み出せた。もう、大丈夫です」と笑みを見せた。

◆西武はK-鈴木を攻めきれずプロ初勝利を許した。一回に2四球から森の適時打で先制したが、なお2死一、三塁で栗山が一ゴロに倒れると、その後は毎回走者を出しながら得点できなかった。辻監督は「あれよあれよといかれた。でも制球がいいし大したもの」と相手をたたえた。  19日はドラフト1位ルーキー松本航が先発でプロ初登板する。辻監督は気持ちを切り替え「やっとこの世界でのスタートを切る。今できることを精いっぱいやってくれたらいい」と期待した。

◆今季4度目の先発でようやく笑った。オリックス・K-鈴木が5回2/3を3安打1失点でプロ初勝利。白星に恵まれなかった右腕がやっと、ウイニングボールを手にした。  「率直にうれしいです。内容的にはなんとか悪いなりに、という感じで。試合をつくれたのは(捕手の)高城のおかげです」  今季初先発の4月28日の西武戦(京セラ)から4度目で初星。お立ち台では「野球ができているのは親のおかげ」と声を上げ、試合後、観戦に来ていた両親に記念球を手渡した。  4人兄弟の末っ子。長男に影響を受け、対抗心を燃やしながら千葉明徳高、国際武道大で野球を続けた。中学時代には陸上部に所属。ただ、土日にはクラブチームでの野球があるため、「試合には出られません」と陸上部の顧問に伝え、すべてを野球に注いできた。  プロ2年目の今季はフォーム改良に着手。右足のタメをつくるべく、今年から球団本部育成統括GM補佐兼パフォーマンス・ディレクターに就任した中垣征一郎氏の指導を仰いだ。左足を上げ、右足1本で立つ動作を続け、「右足の外側が筋肉痛になった。歩くのが痛かった」と右足が使えていなかったことを実感。投球も見違えるほど進化した。  ついに1勝目。千葉・鎌ヶ谷市内の実家には少年時代からの野球道具や楯が飾られている。そこに1つ、記念のボールが増えた。 (西垣戸理大) ★記念球家に飾る  この日もスタンドで観戦していた父・春信さん(65)と母・百合子さん(61)は、今季初先発の4月28日の西武戦(京セラ)から息子の初勝利を見るまで追いかけてきた。百合子さんは「良かったです。皆さんのおかげで1勝できました」と笑顔。手渡された記念球については「家に飾りたい」とうれしそうに話した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
23172 0.575
(↑0.011)
-
(-)
101180
(+2)
154
(+1)
53
(-)
41
(+1)
0.259
(↑0.001)
3.220
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
20192 0.513
(↓0.013)
2.5
(↓1)
102167
(+1)
153
(+2)
25
(-)
14
(-)
0.252
(↓0.002)
3.470
(↑0.07)
2
(-)
ロッテ
20191 0.513
(↓0.013)
2.5
(↓1)
103171
(+4)
161
(+6)
46
(+2)
33
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.580
(↓0.01)
4
(-)
楽天
20201 0.500
(↑0.013)
3
(-)
102201
(+6)
198
(+4)
51
(+3)
14
(-)
0.258
(-)
4.580
(↑0.01)
5
(1↓)
西武
19211 0.475
(↓0.012)
4
(↓1)
102207
(+1)
222
(+2)
50
(-)
52
(+4)
0.249
(↓0.002)
4.710
(↑0.11)
6
(-)
ORIX
16223 0.421
(↑0.016)
6
(-)
102134
(+2)
172
(+1)
32
(-)
35
(-)
0.225
(-)
3.820
(↑0.07)