1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 2 | 0 |
中日 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 7 | 11 | 0 | 2 |
勝利投手:佐藤 優(1勝0敗0S) (セーブ:鈴木 博志(0勝0敗4S)) 敗戦投手:荒西 祐大(0勝1敗0S) 本塁打 |
◆中日は、先発・ロメロが5回5安打4失点。ローテーションの一角として期待される助っ人左腕は、課題を残す結果に終わった。対するオリックスは、大城が2安打1打点をマーク。シーズン開幕へ向けて、バットで存在感を示した。
◆オリックス佐野皓大外野手(22)がスタメン起用に応える同点適時三塁打を放った。 高卒5年目にして、2度目のスタメンに抜てきされ、1番中堅で出場。第1、2打席は三振に倒れ、1点ビハインドで迎えた5回。1死一塁から中日の左腕ロメロの外角への152キロ直球をたたき、右中間を破る同点打とした。続く福田の内野ゴロの間に勝ち越しのホームを踏んだ。 佐野は大分高から14年ドラフト3位で投手として入団。3年間で1軍での登板はなく、17年9月に育成契約となり、野手に転向。昨年7月31日に支配下登録を勝ち取った。50メートル5秒8の快足を生かすため、昨年からスイッチヒッターに挑戦。2月の春季キャンプでは脚力を期待され、途中から1軍に昇格。ここまでオープン戦で6盗塁を記録するなど、持ち味の走力を発揮し、アピールを続けてきた。
◆オリックス松葉貴大投手(28)が負傷により、5回途中で降板した。中日戦に先発。1点リードで迎えた5回1死一、二塁からビシエドに真ん中直球をとらえられ、打球が左すね付近に直撃。マウンド上でうずくまった。 治療のため自ら歩いてベンチに下がり、そのまま交代となった。アイシングを行い、様子をみている。 この日は4回1/3を投げ7安打3失点。開幕ローテーション入りが濃厚だっただけに、重傷となれば、チームにとっても痛いアクシデントだ。
◆中日の開幕ローテーション入りが内定している新外国人エンニー・ロメロ投手(28=ロイヤルズ)が5回5安打4失点に終わった。 来日最多の102球を投げたが、初ボークに三盗を含む2盗塁を許すなど、今後に課題を残す登板になった。「学ぶことが多かった。走者を出したときのクイックの精度を上げて開幕を迎えたい」と修正に励む。
◆かつてのドラフト1位が遊撃のレギュラー候補に浮上した。中日堂上直倫内野手(30)がオリックス戦の4回に1号2ランを放った。 「1打席目に差し込まれていた。ストレート1本でいった。最後の打席で、もう1点取らないと。ああいう場面で打ってアピールしたい」。7回裏1死満塁で浅い右飛に沈み、喜びも控えめだったが、首脳陣に存在感を示した。 巡ってきたチャンスだった。遊撃の大本命・京田が20日に緩慢プレーで懲罰交代。この日はスタメンから外れた。堂上は10日のロッテ戦以来となる遊撃先発で結果を残した。昨秋のキャンプから自ら打撃フォームを改造。バックスイングを後方に傾けて引くだけに変えた。村上打撃コーチは「あれでバットが外から出ず、内側から出るようになった。下半身も使えるようになった。ワンプレーン打法だね」と取り組みを称賛する。与田監督も「シーズンの中でもライバル争いをしてほしい。(レギュラーに)どっしりあぐらをかいてもらっては困る。これからも(レギュラー争いは)続く」と目を細めた。 堂上は06年の高校ドラフト1巡目で中日に入団。昨年の契約更改で、こう言い切った。「来季は遊撃1本です」。遊撃は京田が2年間レギュラーを務め、ドラフト1位の根尾も加入した。不屈の30歳が再び輝きを放つ。【伊東大介】
◆中日ビシエドがチームの本拠地1号を放った。2回にオリックス松葉の直球を芯で捉え、左翼3階席手前まで運んだ。 「いい感覚で打てたよ」と豪快アーチを自画自賛した。16日の楽天戦でオープン戦1号を放ったが、その後は3試合無安打だった。この日は3打数2安打と復調の兆しを見せた。試合前の村上、波留両打撃コーチ、リナレス巡回コーチとの意見交換の成果が出た。
◆オリックス高卒5年目の佐野皓大外野手(22)が起用に応える活躍で存在感を示した。 21日の中日戦に、左腕対策で西浦に代わって1番中堅でスタメンに抜てき。1点を追う5回1死一塁、中日ロメロの外角高め152キロの直球を右中間に運び、1軍初打点となる適時三塁打を放った。 田口野手総合兼打撃コーチから「(2打席目まで)開きっぱなしになっているのから閉じてみたらどうか」とアドバイスを受け、「フォームを変えて、コンパクトに打てました」と振り返った。 50メートル5秒8の快足を発揮した。続く福田の打席で「ギャンブルスタートだった」と前進守備をかいくぐり、二ゴロの間に一時勝ち越しのホームを踏んだ。佐野は14年ドラフト3位で投手として入団。17オフに育成契約となり、野手に転向した。昨年7月末に支配下登録され、足を生かすため両打ちに挑戦。春季キャンプ途中から1軍に昇格し、ここまでオープン戦で6盗塁を記録している。苦労人が持ち味を発揮し、アピールを続けている。
◆中日の新外国人、エンニー・ロメロ投手(28)=前ロイヤルズ=が21日のオープン戦・オリックス戦(ナゴヤドーム)に先発して5回5安打4失点。直球は最速156キロをマークして6奪三振を奪ったが、走者を許してからの投球に課題を残した。 ロメロは「きょうは学ぶことが多かった試合。日本の選手はみんな走ってくる。もっとクイックの精度を高めないといけない」と振り返った。一回にはボーク。0ー0の二回1死二塁から三盗を許し、直後にマレーロに先制の中前適時打。なおも暴投で2死二塁とされ、大城に適時打を浴びた。五回にも二盗を与えた。 昨季チームトップの13勝を挙げたガルシア(退団して阪神に移籍)に代わる助っ人として期待されているが、与田監督は「(クイックは)じょじょにできるようになっているが、(状況によって)打者に意識がいってしまう」と指摘。公式戦初登板は4月4日の広島戦(ナゴヤドーム)が有力。昨季セ・リーグトップの95盗塁をマークした機動力のあるチームだけに気になるところだ。
◆中日は堂上がオープン戦1号となる2ランを左越えに放ち、阿部が2安打2打点で存在を示した。先発ロメロは直球を捉えられ、5回4失点だった。オリックスの先発枠入り濃厚な松葉は左脚に打球を受けて4回1/3、3失点で降板した。
◆先発枠入り濃厚な中日のロメロは102球を投げ、5回4失点と苦しんだ。自慢の直球に変化球を効果的に織り交ぜられず、制球も乱れた。納得いかない結果に「球数が多かったのが課題。学ぶことが多い試合だった」と不満げだった。 2失点した二回はボールの感覚が合っていなかったことから焦りが生じ、力んでしまったという。「制球ができなかった。ビデオを見て分析したい」と話した。
◆先発枠入りが濃厚なオリックスの松葉が五回途中、ビシエドの打球を左すねに受け、降板した。アイシングし、病院には行かなかった。 毎回の走者を背負い、四回には堂上に逆転の2点本塁打を許す苦しい投球だったが、3失点でしのいだ。西村監督は「しっかり抑えていた。左脚が心配」と話した。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
楽天 |
7 | 3 | 1 | 0.700 (↑0.033) | - (↓1) |
54 (+6) | 37 (+4) | 10 (+3) | 7 (-) |
0.257 (↑0.006) | 2.940 (↓0.11) |
1 (1↑) |
広島 |
7 | 3 | 3 | 0.700 (-) | 0 (↓0.5) |
58 (+7) | 47 (+7) | 11 (+4) | 6 (+1) |
0.239 (↑0.007) | 3.570 (↓0.29) |
3 (2↓) |
ソフトバンク |
8 | 4 | 0 | 0.667 (↓0.06) | 0 (-) |
47 (+4) | 43 (+6) | 12 (+2) | 6 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.500 (↓0.23) |
4 (1↑) |
巨人 |
9 | 5 | 0 | 0.643 (↑0.028) | 0 (↓1) |
65 (+13) | 53 (+2) | 14 (+4) | 10 (-) |
0.249 (↑0.013) | 3.660 (↑0.13) |
5 (1↓) |
ORIX |
7 | 5 | 2 | 0.583 (↓0.053) | 1 (-) |
54 (+4) | 47 (+7) | 8 (-) | 17 (+2) |
0.255 (↓0.007) | 2.100 (↓0.16) |
6 (2↑) |
ロッテ |
5 | 6 | 1 | 0.455 (↑0.055) | 2.5 (↑1) |
49 (+3) | 43 (-) | 7 (-) | 12 (+2) |
0.235 (↓0.003) | 3.400 (↑0.31) |
6 (-) |
DeNA |
5 | 6 | 4 | 0.455 (-) | 2.5 (↑0.5) |
50 (+2) | 60 (+2) | 13 (+2) | 5 (+1) |
0.252 (↑0.005) | 3.670 (↑0.12) |
8 (2↓) |
西武 |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↓0.038) | 3 (-) |
53 (+2) | 70 (+13) | 8 (+2) | 17 (+1) |
0.253 (↓0.001) | 4.240 (↓0.66) |
9 (1↑) |
中日 |
6 | 9 | 1 | 0.400 (↑0.043) | 3.5 (↑1) |
44 (+7) | 53 (+4) | 8 (+2) | 6 (-) |
0.213 (↑0.008) | 3.150 (↓0.06) |
10 (1↓) |
日本ハム |
3 | 5 | 3 | 0.375 (-) | 3 (↑0.5) |
46 (+2) | 40 (+2) | 14 (+1) | 8 (+1) |
0.274 (↑0.003) | 3.690 (↑0.18) |
11 (1↓) |
ヤクルト |
5 | 9 | 1 | 0.357 (-) | 4 (↑0.5) |
66 (+7) | 77 (+7) | 16 (+3) | 19 (+2) |
0.254 (↑0.005) | 4.590 (↓0.18) |
12 (-) |
阪神 |
4 | 9 | 1 | 0.308 (↓0.025) | 4.5 (-) |
43 (-) | 59 (+3) | 10 (-) | 14 (+1) |
0.228 (↓0.003) | 4.010 (↑0.04) |
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