1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 10 | 13 | 1 | 2 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:涌井 秀章(1勝1敗0S) 敗戦投手:ニール(0勝1敗0S) 本塁打 |
◆ロッテは、先発・涌井が5回1失点の好投。要所を締める投球で、順調な仕上がりを見せた。対する西武は、先発・ニールが5回10安打7失点と乱調。開幕ローテーション入りが有力視される助っ人右腕が、結果を残せなかった。
◆ロッテが1点リードの4回に打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。 無死一塁、角中が右中間への2ランを放つと続くレアードも左前打で出塁。オープン戦打率3分8厘と苦しむバルガスが右中間へ2ランで続いた。さらに2死二、三塁から中村奨の右翼線への2点適時二塁打でリードを7点に広げた。 ロッテ先発の涌井は4回まで5安打1失点と粘りの投球を続けている。
◆ロッテ藤原恭大外野手(大阪桐蔭=18)が、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。 6点リードの6回一死満塁、1ボールから西武相内の外角の直球を逆らわず、左中間へ運んだ。二塁ベースを回ると一気に加速し三塁を陥れた。 守備につく際には、右翼スタンドからの「藤原コール」に帽子を取り応えた。 ここまでのオープン戦では22打数5安打3打点、打率2割2分7厘。井口監督もオープン戦終了までは1軍同行を明言しており、開幕1軍に向けアピールを続ける。
◆実力でつかみ取る。ロッテ・ドラフト1位の藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が19日、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。6点リードの6回1死満塁、西武相内の直球を左中間へ。調子が上向いてきた打撃はもちろん、走塁でもアピールに成功した。ここまでオープン戦で23打数5安打3打点、打率2割1分7厘。開幕1軍へ、勝負の日々が続く。6点リードの6回1死満塁、1ボールからの相内の2球目。藤原は外角の143キロの直球を逆らわず、左中間へ運んだ。「満塁というより、自分のスイングをしようという意識で打席に立ちました。調子もよくなっているので、1球目から振っていこうという意識でしっかり1球で仕留められたのでよかった。打ち損じが減ってきた」。二塁ベースを回ると一気に加速し、三塁を陥れた。 動画を見直し、自分のフォームが崩れているのに気づいた。転機となったのは16日の日本ハム戦だった。最終打席で右飛に倒れたが、凡打の中にも好感触を得た。「『打ちたい』と思って前のめりになっていたのに気づいた。自分のフォームがわかってきて、自信というか1球目から打っていけてる」と好調の要因を分析する。 外野の定位置はこの日2ランを放った角中は当確だが、実績のある荻野の調子が上がってこない。この日3安打の加藤、1番の起用の多い岡、途中出場が大半ながら打率3割8分5厘と結果を残すベテラン清田と混戦状態だ。井口監督は「外野手はいい競争をしている。一番調子のいい人をと思っています」と横一線を強調。藤原については「(三塁打の打席は)左中間ですけど三塁まで走って、足の速さが出ましたね。しっかり振れてるし守備も含めてしっかり動けている」と評価した。"ドラ1ルーキー"ということを抜きにしても実力で定位置争いに食い込んでいる。 オープン戦は残り4試合。1軍に同行しながら、試合のない日には経験を積むためファームの試合に出場する可能性もある。「残りたいという気持ちも強いですし、もっとやらなきゃという気持ちもある。1打席、2打席の勝負だと思うので、そこに100%を持って行けるように練習からやっていきたい」。藤原がその手で1軍をつかみ取る。【久永壮真】
◆新定位置に座って定位置確保! 西武金子侑司外野手が19日、今季ホーム初戦となるロッテ戦に「1番左翼」で先発。 7回に左中間へ三塁打を放ち、悪送球の間に一挙に本塁を陥れた。「1本出てよかった。明日以降もしっかりやっていきたい」。ベンチでは昨季まで浅村が座っていた場所に腰を下ろした。「場所を変えたくて探していたら、そこしか空いてなかった。思いきっていかせてもらいました」と笑顔。他選手も遠慮した? 主力の「定位置」をゲット。試合でも秋山に代わる新1番として、不動の地位を確立していく決意だ。
◆右足首痛で戦列を離れていた西武中村剛也内野手(35)が2安打1四球と活躍した。 「6番三塁」で先発。2回無死、ロッテ先発涌井から中堅右に二塁打を放ってホームのファンを沸かせた。「思いのほか寒くなかったので良かった。(打撃も走塁も)問題なくできたし、もう少し上げていければ」。本拠でしっかり調子を整え、万全な状態で開幕へ臨む。
◆ロッテのケニス・バルガス内野手(ツインズ3A)がオープン戦1号となる2ランを放った。 4回無死一塁、135キロのチェンジアップを右中間へ。三本間では自身の代名詞でもある「ゴリラ」ポーズを決めナインに迎えられた。「練習の成果が出た。力みすぎないで、当てることを意識している」と日本の野球に適応してきた。
◆開幕2カード目の西武3連戦の初戦に内定しているロッテ涌井秀章投手が、順調な仕上がりを見せた。 5回6安打1失点で5奪三振。毎回走者を背負いながらも最少失点でまとめた。これまでのオープン戦では3回3失点、4回4失点と満足いく結果を残せておらず「そろそろ結果を出さないとと思っていた。後はテンポとスライダーを修正するだけ。(初戦の相手だから)隠す球は隠した」と話した。
◆実力でつかみ取る。ロッテ・ドラフト1位の藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が19日、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。6点リードの6回1死満塁、西武相内の直球を左中間へ。調子が上向いてきた打撃はもちろん、走塁でもアピールに成功した。ここまでオープン戦で23打数5安打3打点、打率2割1分7厘。開幕1軍へ、勝負の日々が続く。 6点リードの6回1死満塁、1ボールからの相内の2球目。藤原は外角の143キロの直球を逆らわず、左中間へ運んだ。「満塁というより、自分のスイングをしようという意識で打席に立ちました。調子もよくなっているので、1球目から振っていこうという意識でしっかり1球で仕留められたのでよかった。打ち損じが減ってきた」。二塁ベースを回ると一気に加速し、三塁を陥れた。 動画を見直し、自分のフォームが崩れているのに気づいた。転機となったのは16日の日本ハム戦だった。最終打席で右飛に倒れたが、凡打の中にも好感触を得た。「『打ちたい』と思って前のめりになっていたのに気づいた。自分のフォームがわかってきて、自信というか1球目から打っていけてる」と好調の要因を分析する。 外野の定位置はこの日2ランを放った角中は当確だが、実績のある荻野の調子が上がってこない。この日3安打の加藤、1番の起用の多い岡、途中出場が大半ながら打率3割8分5厘と結果を残すベテラン清田と混戦状態だ。井口監督は「外野手はいい競争をしている。一番調子のいい人をと思っています」と横一線を強調。藤原については「(三塁打の打席は)左中間ですけど三塁まで走って足の速さが出ましたね。しっかり振れてるし守備も含めてしっかり動けている」と評価。"ドラ1ルーキー"ということを抜きにしても実力で定位置争いに食い込んでいる。 オープン戦は残り4試合。1軍に同行しながら、試合のない日には経験を積むためファームの試合に出場する可能性もある。「残りたいという気持ちも強いですし、もっとやらなきゃという気持ちもある。1打席、2打席の勝負だと思うので、そこに100%を持って行けるように練習からやっていきたい」。藤原がその手で1軍をつかみ取る。【久永壮真】
◆西武の新外国人投手のニールが5回を投げて10安打7失点と打ち込まれた。4四球を与え「これまであんなに四球を出したことがない。何かがおかしい。高くなった球を打たれたし、次回までに修正したい」と首をひねった。 四回は角中とバルガスに2ランを浴びるなど6長短打で6点を失った。第1ストライクを見事なまでに捉えられ、辻監督は「あれだけ積極的に振って来られたら考えるでしょう。球威がある方ではないのだから」と注文を付けた。
◆ロッテの涌井は101球と球数を要したものの、5回を6安打1失点にまとめた。過去2試合は打ち込まれていただけに「結果をそろそろ出さないといけないと思っていた」と安堵感をにじませた。 直球の精度が上がらずにいたが、遠投を行うなど修正して、球に強さが出てきた。井口監督は「球はかなり走っていた。走者を背負ったが、しっかり試合をつくってくれた」と評価した。
◆涌井が先発し、5回を6安打1失点。オープン戦は不振が続いていただけに「そろそろ結果を出さないと、と思っていた」と静かに振り返った。5三振を奪ったが、101球を要したことに「あとはテンポと、スライダー(の修正)」と課題を掲げた。開幕4戦目の先発を務める右腕を、井口監督は「球が走っていて、しっかりゲームを作った」と評価した。
◆新外国人右腕のニールが四回に2本の2ランを浴びるなど、5回10安打7失点と炎上。「かなり高めに球がいってしまい、それを捉えられてしまった」と反省した。開幕2カード目となる4月2~4日のロッテ戦(メットライフ)での先発が有力。「投げてみて相手のことも分かった。2週間後に投げることがあれば、きょうの自分とは違う姿を見せたい」と誓った。
◆1軍生き残りへ、猛アピールだ。ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が六回、西武の2番手・相内が投じた143キロの外角直球を左中間にはじき返した。 「前に比べたら打ち損じは少なくなった。あそこ(の場面)は、難しい球に反応できた」 五回に代走で出場し、六回1死満塁の好機にオープン戦10試合目で初打点となる3点三塁打。50メートル走5秒7の俊足を飛ばして、勢いよく三塁にスライディングすると、大阪桐蔭高の大先輩、中村と"接触"。ペコリと頭を下げた。 これが初長打だった。毎日、自身の打撃動画を分析し、打席の中で猫背になっていたことに気がついた。打ちたい気持ちが強く、前のめりになっていた体勢を修正した。 ロッテの外野争いはし烈を極めている。レギュラー候補の角中、岡、加藤や清田、荻野らと1軍枠を争っている。井口監督は「調子のいい選手を使う」といいつつも、18歳の活躍には「いい場面で回ってきて三塁打。足の速さが出た。何か持っているのかな」と目尻を下げた。 もちろん、藤原は置かれた立場を理解している。「1軍に残りたいけど、五回(途中出場)から、100%の力を出せるようにしたい」。残り4試合。サバイバルは開幕直前まで続く。 (広岡浩二)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
7 | 2 | 2 | 0.778 (↑0.028) | - (-) |
51 (+4) | 39 (+3) | 7 (+1) | 4 (-) |
0.238 (↓0.001) | 3.450 (↑0.05) |
2 (1↓) |
楽天 |
6 | 2 | 1 | 0.750 (-) | 0.5 (↑0.5) |
45 (-) | 29 (-) | 7 (-) | 6 (-) |
0.259 (-) | 2.670 (-) |
3 (-) |
ソフトバンク |
7 | 3 | 0 | 0.700 (-) | 0.5 (↑0.5) |
39 (-) | 34 (-) | 9 (-) | 6 (-) |
0.238 (-) | 3.400 (-) |
4 (-) |
ORIX |
6 | 4 | 2 | 0.600 (↓0.067) | 1.5 (↓1) |
48 (+1) | 40 (+4) | 8 (-) | 15 (-) |
0.268 (↓0.008) | 2.100 (↓0.19) |
5 (-) |
巨人 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (-) | 1.5 (↓0.5) |
46 (-) | 48 (-) | 9 (-) | 8 (-) |
0.232 (-) | 3.860 (-) |
6 (3↑) |
ロッテ |
4 | 5 | 1 | 0.444 (↑0.069) | 3 (-) |
45 (+10) | 40 (+3) | 6 (+2) | 9 (+1) |
0.241 (↑0.012) | 3.740 (↑0.2) |
7 (-) |
日本ハム |
3 | 4 | 2 | 0.429 (-) | 3 (↓0.5) |
41 (-) | 32 (-) | 12 (-) | 7 (-) |
0.279 (-) | 3.580 (-) |
8 (2↑) |
DeNA |
4 | 6 | 3 | 0.400 (↑0.067) | 3.5 (-) |
47 (+8) | 58 (+4) | 11 (+2) | 4 (-) |
0.246 (↑0.014) | 4.100 (↑0.09) |
8 (2↓) |
西武 |
4 | 6 | 1 | 0.400 (↓0.044) | 3.5 (↓1) |
48 (+3) | 56 (+10) | 5 (-) | 14 (+2) |
0.249 (↑0.006) | 3.820 (↓0.64) |
10 (2↓) |
ヤクルト |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 4 (↓1) |
58 (+3) | 60 (+4) | 13 (+2) | 16 (+1) |
0.255 (↑0.004) | 3.970 (-) |
10 (-) |
中日 |
5 | 8 | 1 | 0.385 (↑0.052) | 4 (-) |
37 (+4) | 47 (+1) | 6 (-) | 6 (+1) |
0.208 (↑0.004) | 3.240 (↑0.25) |
12 (-) |
阪神 |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↓0.027) | 5 (↓1) |
33 (+4) | 55 (+8) | 5 (-) | 13 (+2) |
0.224 (↑0.001) | 4.410 (↓0.39) |
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