1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 5 | 1 | 1 |
楽天 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
◆楽天は、先発・福井が5回3安打2失点。開幕ローテーション入りへ、好投を披露した。対するDeNAは、4番・ロペスがソロを含む3安打2打点をマーク。開幕に向けて、順調な仕上がりを見せた。
◆楽天福井優也投手(31)が開幕ローテ入りへアピールした。 広島からトレード移籍後、オープン戦初先発の立ち上がりは、先頭の神里へ四球。2番楠本の打球を一塁手の銀次が捕れず(記録は失策)一、三塁とされ、3番ソトに左犠飛。無安打であっさりと1点を失った。 4番ロペスの左翼線二塁打で2点目を奪われたが、ここから粘った。2、3回を3者凡退に仕留めると、4回は先頭ロペスに左前打も、続く宮崎を二ゴロ併殺。四球で走者を背負った5回も切り抜け、5回3安打2失点(自責0)でマウンドを降りた。最速142キロ、球数は57だった。 「初回は緊張もあったり、風も強かったり、なかなかいつも通りにいかなかった。2回以降、ストライク先行でテンポよく投げられた」と納得の表情。目標とするローテ入りへ「僕は四球を出したり、よく分かんないボールを投げたりすることもあるけど、ダブルプレーだったり(で切り抜けて)、結果としてまとめたなと言われるのが持ち味。立ち上がりを修正して、もっとアピールしていきたい」と話した。
◆DeNAのホセ・ロペス内野手(35)が志願のフル出場で、同点本塁打を含む4打数3安打2打点と気を吐いた。2-3の9回2死、楽天宋家豪のチェンジアップを捉え、左越えにオープン戦第1号を放った。 「完璧だったね。練習から状態が良くて『フルで出たい』と言ったんだ」と満足そうな表情。主砲筒香が左ふくらはぎの張りで戦列を離れる中、大きな存在感を示した。
◆DeNA浜口遥大投手が先発として最低限の役割を果たした。先月21日以来の実戦で5回5安打3失点。制球に苦しみ94球を要したが、最速は前回を3キロ上回る144キロを計測。「投げ切れたのは良かった。ボール自体は悪くないので、もっと精度を上げていきたい」。 ラミレス監督も「荒れていて球数は多かったけど、スピードは最後まで落ちなかったね」とまずまずの評価だった。
◆DeNA浜口遥大投手(23)が、開幕ローテーションの一角として及第点の結果を残した。先月21日以来の実戦に先発登板。5回を5安打3四球3失点で投げきった。 強風に加え、慣れない地方球場のマウンド。序盤から制球に苦しみ94球を要したが、最速は前回を3キロ上回る144キロをマーク。「(予定の5回を)投げ切れたのは良かった。ボール自体は悪くないので、もっと精度を上げていきたい」と冷静に自己分析。ラミレス監督も「荒れていて球数は多かったけど、スピードは最後まで落ちなかったね」とまずまずの評価だった。 「左腕王国」の一員として何とか踏みとどまった。侍ジャパンでも好投した今永が開幕投手候補筆頭となるが、過去2年連続で開幕投手を務めた石田が左肘の張りで開幕絶望。昨季新人王の東も調整が遅れている、苦しい状況だ。1年目に10勝を挙げた浜口だが、昨季は制球難に苦しみ4勝に終わっただけに、今季にかける思いは強い。「信頼を得ていかなければいけない。何をすべきか自覚を持ってやっていきたい」。開幕まで約2週間。きっちり精度を高めていく。【鈴木正章】
◆楽天の助っ人右腕3人が「2枠」を巡って火花を散らす。13日に静岡で行われたDeNAとのオープン戦にアラン・ブセニッツ投手(28=ツインズ)フランク・ハーマン投手(34)宋家豪投手(26)がそろって1イニングずつ登板。3者凡退に仕留めたブセニッツとハーマンに対し、宋は1点リードの9回2死2ストライクからDeNAロペスに同点弾を浴びた。 4つの外国人枠のうち、4番候補のブラッシュと実績十分のウィーラーという野手2人は外せない状況。残る2枠を救援3投手で争う構図となっている。平石監督は「(シーズンを通して考えれば)3人とも必要」とした上で「難しいですね。最後の最後まで悩む」と開幕に向けて思考を巡らせた。 9日の西武とのオープン戦で2失点したブセニッツは、前回登板で使わなかったチェンジアップを駆使して結果を出した。「野球をやっている以上(枠の問題は)ついてくる。みんながみんな、蹴落とすような関係ではないし、自分も最後まで残れるように一生懸命やるだけ」。高い次元のサバイバルとなれば、チーム力もおのずと上がっていく。【亀山泰宏】
◆楽天福井優也投手(31)が、新天地で開幕ローテ入りに前進した。 広島からトレード移籍後、オープン戦初先発で5回3安打2失点(自責0)。初回、先頭への四球から味方の失策も絡んで2点を失った。「終わったと思った。『オレ(再調整で)仙台行きだ』って」。初めて実戦でバッテリーを組んだ嶋に対しても「立ち上がりはリードもクソもなくて、大変だったと思う」と申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 それでも、2回以降は得意のフォークに加え、徐々に感覚を取り戻したカットボールを低めに集めて粘った。「僕は四球を出したり、よく分かんないボールを投げたりすることもあるけど、ダブルプレーだったり(で切り抜けて)、結果としてまとめたなと言われるのが持ち味」。そんな風に割り切れるのは、年を重ねただけでなく、環境の変化も影響しているのかもしれない。 「昔は自分も若かったし、人のことを(過剰に)ライバル視したり、もっとピリピリしていた」。投手に関して、自主性に任せられる部分も多いという楽天キャンプでは「自分は自分」と腰を据えて課題克服に取り組んだ。岸が食事に誘ってくれるなど、チームにとけ込むまで時間もかからなかった。「楽しいですよ」。笑顔は柔らかい。 平石監督も「先発候補の1人。やってもらわないといけない1人だと思っている」と期待を口にするように、開幕ローテに近づいた形だが「開幕ローテに入ったからといって、10勝できるわけじゃない。立ち上がりを修正して、もっとアピールしていきたい」。第2の野球人生を切り開く。【亀山泰宏】
◆楽天は新加入の福井が5回を3安打で失策絡みの2失点と開幕ローテーション入りに前進した。茂木、オコエは安打を放って得点に絡み、好調を維持。DeNAは打線がつながりを欠いた。先発を担う浜口は5回を3失点でまとめた。 ブセニッツ(中継ぎ候補で1回を三者凡退) 「直球とチェンジアップを軸にした。チェンジアップが有効だと分かったことは収穫」
◆DeNAの浜口は雨天中止が続いて約3週間ぶりに登板し5回5安打3失点と踏ん張った。時折、制球を乱して3四球を与え94球を要したが、試合途中で「体のぶれをなくすように」と右脚の上げ幅を小さくして安定させるなど、実戦不足を感じさせなかった。 ラミレス監督は「間違いなくローテーションには入る」と評価。先発は石田と東が故障で離脱し、2017年に10勝を挙げた浜口への期待は大きく「最後までスピードは落ちなかったが、荒れてボール球が多かった」と注文を付けた。
◆DeNAのロペスが2-3の九回2死無走者で宋家豪の浮いた変化球を捉えて左翼席へオープン戦1号となる同点ソロを放った。 一回には左翼線へ適時二塁打、四回には左前打をマークした。3安打2打点と低調な打線の中で孤軍奮闘し「練習から状態が良かったから、フルで出たいとお願いしたんだ」と上機嫌だった。 ラミレス監督(外国人投手の回をまたいだ起用に) 「彼らだけでなく、いろいろな投手に今年はそういう形が多くなる」
◆広島から新加入の福井が先発し、5回3安打3三振2失点(自責0)。一回1死から神里に四球を与え、味方失策も絡んで2点を許した。「二回以降は修正できて、ストライク先行でいけました。次回は立ち上がりに気をつけたい」と前を向いた右腕を、平石監督は「先発枠入りに前進した。やってもらわないといけない一人」と評価した。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
5 | 1 | 1 | 0.833 (↑0.033) | - (-) |
41 (+5) | 29 (+1) | 5 (-) | 4 (+4) |
0.280 (↓0.003) | 4.140 (↑0.53) |
2 (1↓) |
楽天 |
4 | 1 | 1 | 0.800 (-) | 0.5 (↑0.5) |
36 (+3) | 19 (+3) | 6 (-) | 3 (+1) |
0.289 (↓0.013) | 2.500 (↑0.3) |
3 (-) |
ORIX |
5 | 2 | 1 | 0.714 (-) | 0.5 (↑0.5) |
40 (+2) | 30 (+2) | 6 (-) | 13 (-) |
0.293 (↓0.006) | 2.380 (↑0.05) |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
5 | 2 | 0 | 0.714 (↑0.047) | 0.5 (-) |
25 (+3) | 24 (+2) | 5 (-) | 2 (-) |
0.226 (↓0.006) | 3.430 (↑0.24) |
5 (1↑) |
巨人 |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↓0.056) | 2 (↓1) |
34 (+2) | 38 (+3) | 7 (-) | 6 (-) |
0.239 (↓0.005) | 3.620 (↑0.25) |
5 (-) |
ロッテ |
3 | 3 | 1 | 0.500 (↓0.1) | 2 (↓1) |
28 (+5) | 26 (+9) | 3 (-) | 7 (-) |
0.218 (↑0.004) | 3.430 (↓0.93) |
5 (2↑) |
ヤクルト |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 2 (-) |
43 (+9) | 41 (+5) | 9 (-) | 8 (+1) |
0.241 (↑0.008) | 3.540 (↓0.16) |
8 (2↑) |
DeNA |
2 | 4 | 3 | 0.333 (-) | 3 (↓0.5) |
29 (+3) | 41 (+3) | 7 (+1) | 4 (-) |
0.246 (↓0.008) | 4.440 (↑0.19) |
8 (-) |
日本ハム |
2 | 4 | 2 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
37 (+1) | 29 (+5) | 10 (+1) | 5 (+1) |
0.279 (↓0.009) | 3.650 (↓0.26) |
8 (2↑) |
西武 |
2 | 4 | 1 | 0.333 (-) | 3 (↓0.5) |
34 (+2) | 38 (+2) | 4 (-) | 6 (-) |
0.263 (↓0.003) | 3.360 (↑0.4) |
8 (1↑) |
中日 |
3 | 6 | 1 | 0.333 (↓0.042) | 3.5 (↓1) |
25 (+2) | 39 (+4) | 4 (-) | 2 (-) |
0.190 (-) | 3.800 (↑0.09) |
12 (-) |
阪神 |
2 | 6 | 1 | 0.250 (↑0.107) | 4 (-) |
21 (+4) | 39 (+2) | 4 (+1) | 9 (+1) |
0.216 (↑0.013) | 4.500 (↑0.34) |
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