中日(★4対5☆)阪神 =オープン戦2回戦(2019.03.12)・ナゴヤドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
01012000151220
中日
0010001024500
勝利投手:藤浪 晋太郎(1勝1敗0S)
(セーブ:飯田 優也(0勝0敗1S))
敗戦投手:山井 大介(0勝2敗0S)
  DAZN
◆中日は、先発候補の山井と又吉が登板。山井は5回4失点、又吉は3回無失点と明暗が分かれる結果となった。対する阪神は、2番手・島本が2回無失点3奪三振の好投。開幕一軍へ向け、首脳陣に好アピールを見せた。

◆阪神藤浪晋太郎投手(24)が先発した。1回は15球で3者凡退。先頭の京田を2球で投ゴロに仕留めると、続く遠藤と大島から連続で空振り三振。内角に落ちるカットボールが効果的に決まった。 2回も併殺などで3人で終わらせた。迎えた3回、先頭の藤井に四球。1死一塁から、低めの変化球が抜けて亀沢の左足を直撃し死球となった。1点を失った直後の2死一、二塁では、大島への初球が外角高めに抜けて暴投。2死一、三塁とピンチを広げたが、最後は遊ゴロで切り抜けた。 中日は、1番から9番までオール左打線で挑んでいる。

◆阪神高山俊外野手(25)が2打席連続タイムリーを放った。この日から1軍に合流し7番右翼でスタメン出場すると、2回、無死一、三塁で巡ってきた第1打席。中日山井の初球スライダーを強振し、ライト前に運んだ。 一塁上で両手を突き上げてガッツポーズすると、阪神ベンチも大盛り上がり。直後には二盗も成功させた。 4回には無死一、二塁から高め直球をはじき返して中堅ファンス直撃の適時二塁打を放った。

◆阪神藤浪晋太郎投手(24)が先発した。1回は15球で3者凡退。先頭の京田を2球で投ゴロに仕留めると、続く遠藤と大島から連続で空振り三振。内角に落ちるカットボールが効果的に決まった。 2回も併殺などで3人で終わらせた。迎えた3回、先頭の藤井に四球。1死一塁からは、低めの変化球が抜けて亀沢の左足を直撃し死球となった。1点を失った直後の2死一、二塁では、大島への初球が外角高めに抜けて暴投。2死一、三塁とピンチを広げたが、最後は遊ゴロで切り抜けた。 4回にも1死から四球を与えたが後続を仕留め、4回無安打1失点4四死球で降板した。 試合後は「全然ですね。コントロールだったり、思った通りに投げられなかった」と話した。 中日は、1番から9番までオール左打線で挑んでいる。

◆阪神ドラフト3位の木浪聖也内野手(24)がオープン戦で初めて遊撃先発し、5回までに3安打の固め打ちを決めた。 6番遊撃で先発。2回に当たり損ねのゴロを一塁内野安打にすると、4回は一塁強襲安打を記録。5回1死二、三塁ではライナーで右前2点打を決めた。 遊撃レギュラーを争う鳥谷、北條が試合前時点で打率1割台と苦しむ中、一気に開幕遊撃スタメンの有力候補に名乗り出そうな情勢だ。

◆阪神藤浪晋太郎投手(24)の2軍降格が決まった。制球難克服を目指す先発登板だったが、4回で打者16人に71球を投げ、安打こそ許さなかったものの3四球1死球で1失点。けん制悪送球もあり、乱れる結果に終わった。 試合後の一問一答は以下の通り。 -やりたかったことは 藤浪 いや全然ですね。思った通りのピッチングが全然できていなかった。 -コントロールの面か 藤浪 コントロールだったり、もうちょっと思った通りに投げられる感じは自分自身にありましたし。 -死球のところからバランスを気にするような感じが 藤浪 死球というより、立ち上がりのときから自分の中で感触がよくなかった。それを戻せたらいいんですけど、それを今日はできなかったので、はい。 -結果は4回1失点だが 藤浪 単純に失点数だけ見れば自責(点)はついてないですし、いいと言えばそうかもしれないですけど、昨日も結果出したいって言ったんでそれがちょっと相反することになります。あまりにも自分の中で内容が悪すぎるというか、自分のなかで勝負できる状況ではなかったなという投球でした。 -ナゴヤドームのマウンドというより自分の状態が悪かった 藤浪 どうですかね、いろんな要素があると思うので、マウンドの感じもあるでしょうし、どっちにしろそんなことは、シーズンに入ってから結局投げるので言ってられないでしょうし。合わせていかなければいけないところで合わせられないというのは力不足だと思います。 -腕の位置など試行錯誤が続いている 藤浪 いい感じの球もあるのでいかに再現性を高くやるかというところです。試行錯誤と言えば試行錯誤ですし、固めるといえば固めるという感じですし。 -開幕に向けて 藤浪 これからどうなるか分からないですけど、まずしっかり再現性高く。自分がもっともっといい感覚で投げられるように。いっぱいいっぱいになっているようじゃ、シーズン入っても苦しいと思うので。そうならないようにしっかり形作っていくなり、しっかり練習するしかないと思っているので。いちから作り直すとかそういうことじゃなくて、いいボールをより多く出していける練習を毎日毎日一生懸命やっていきたいと思います。

◆阪神藤浪晋太郎投手(24)の2軍降格が決まった。 制球難克服を目指す先発登板だったが、4回で打者16人に71球を投げ、安打こそ許さなかったものの3四球1死球で1失点。けん制悪送球もあり、乱れる結果に終わった。「全然(ダメ)ですね。コントロールだったり、感触と内容が悪かった。思った通りに投げられなかった。きのう(11日)結果を出したいと言っていたんですけど、ちょっとそれと相反することになりました」と気落ちした様子で話した。 試合後、矢野監督は「いったん2軍で。もう1回つかむまで。時間が掛かってもいい」と2軍落ちを明言。さらに開幕ローテーションに間に合わない状況も覚悟していることを示した。 右打者方向に球が抜けてしまうことが多い藤浪に対し、この日の中日打線は9番まで左打者を並べた。その左打線を相手に立ち上がりは15球で3者凡退に切った。2回も併殺を取って結果的に3人で終わらせた。 しかし3回に様子が変わった。先頭藤井に四球を出すと1死一塁から9番亀沢にはカットボールを引っ掛け、左足に当ててしまった。四死球に味方失策もあって1点を失った直後の2死一、二塁で大島へ投げた初球は外角高めに抜ける暴投に。4回にも暴投を記録し、課題の制球難を露呈する登板となってしまった。

◆阪神ドラフト3位の木浪聖也内野手(24=ホンダ)が初の3安打猛打賞で、オープン戦初勝利に貢献した。この日は初めて遊撃で先発し、持ち味のユーティリティーぶりも発揮した。 2-1で迎えた5回1死二、三塁。3ボールから真ん中高めに入った直球を、迷うことなく振り抜いた。リードを広げる右前2点適時打。「真っすぐだと思ってそれを信じて打ちました。点を取りたいという気持ちでした」。2回の第1打席では一塁への内野安打。4回には一塁強襲安打を放ち、3安打2打点の活躍だった。 プロで初めての遊撃での先発にも、浮いた様子はなかった。3回2死二、三塁のピンチで大島の打球を難なく遊ゴロにさばいた。「守備は集中していたので、打球が1回飛んできたんですけど、しっかりアウトに取れて良かったです」。連日の活躍に加えて、内野をどこでも守れる頼もしさで、開幕レギュラーにまた1歩近づいた。

◆遊撃争いの本命ながら不調に苦しむ阪神北條史也内野手が「19年本土初安打」を放った。 途中出場で2打席目だった9回に祖父江から中前打を放つと盗塁もマーク。結果的に貴重なホームを踏んだ。2月24日中日戦(北谷)で安打して以来、これがオープン戦2安打目だ。「ヤバいっす。うれしいッス。乗っていきたい!」。笑顔で話していた。

◆阪神福留孝介外野手(41)は貫禄の2打数2安打でオープン戦打率を5割に乗せた。 5番左翼で先発。まずは2回、先頭で山井の外角高め141キロを難なくミートし、右中間後方への大飛球で二塁打とした。4回も先頭で1ボール2ストライクと追い込まれながら、内角低めスライダーを巧みに右前へ。納得の2打席でベンチに退いた。 2打席ともファーストスイングで仕留める熟練の技。「それは全然悪いことじゃないから続けていきたい」とサラリ。「(今は)しっかりタイミングを取って、どうやって振るかだけを考えているから」と余裕の表情で振り返った。若虎勢がオープン戦に入って状態を落とす中、開幕へ着々と準備を進める主砲の打棒が頼もしい。

◆阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)は特長を発揮した。 1回1死、フルカウントから山井の直球系をミートして中前へ。続く糸原の打席で二盗を決めた。ドラフト3位木浪が3安打する中、負けじと躍動。「追い込まれてから粘ることを考えている。自分もやるべきことを得意なところでアピールしていきたい」と充実感を漂わせた。

◆阪神島本浩也投手(26)は2イニングを完全投球し、開幕1軍へ1歩前進した。 5回から2番手で登板し、3三振を奪う快投。「真っすぐも変化球もしっかり腕を振れた。(今後も)一発勝負なので。結果を出していくだけです」と力を込めた。

◆阪神の新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が5回、左前に3戦連続となる安打を放った。 3回には自らのエラーで1点を失っていただけに、木浪の2点適時打につながる貴重な一打ともなった。「ああいう流れで嫌だったので1本出たのはよかった。これからも集中してやっていきたい」と話した。

◆眠っていた虎に春が来た! 矢野阪神がオープン戦8試合目で待ちに待った初勝利を挙げた。1軍に再合流した高山俊外野手(25)が2回に先制の右前適時打を放つなど2安打2打点と活躍。触発されるように打線も12安打5得点と爆発した。引き分け1試合を挟んで6連敗中だった阪神がようやくお目覚めだ。反骨の男が勝利の使者だった。2回無死一、三塁。7番高山が、山井の初球スライダーを捉えて右前へ先制打を放った。一塁ベース上で両手を突き上げてガッツポーズ。4回には中堅フェンスにぶち当てる決勝のタイムリー。「今日はすごく、うまくいきました」。チームを乗せたのは、背番号9のバットだった。 沖縄・宜野座キャンプを終えて2軍行き。教育リーグ5試合で打率3割8分1厘と打ちまくり、今回の名古屋遠征から1軍に復帰した。矢野監督も「やっぱりあいつの気持ちが出てたと思うし、ただ単に上がってきただけじゃなく結果出すという」と称賛。キャンプから競争を掲げて高山の打撃を辛抱強く見守ってきただけに目尻を下げた。中堅争いではルーキー近本に差をつけられていたが、16年新人王が待ったをかけた。 この日はヒットを打った高山が、木浪が、福留までもがベース上で両手を突き上げた。矢野監督は「なんかメキシコの選手がそういうのいいよな、って(ミーティングで)話してくれて。でも、やっぱりプロで楽しむって究極。今日みたいにどんどんやればいい」と説明。侍ジャパンのコーチとしてメキシコ戦を戦った清水ヘッドコーチが、ラテンのエキスを注入したのだ。チーム打率1割8分3厘と低迷していた打線が12安打と活性化した。 2月下旬からスタートしたオープン戦。12球団で最後に白星を手にした矢野監督は「みんなに責められるんでね。意識してましたけど。オープン戦とはいえ、勝つのは大変なんで」と笑った。3回には一塁のセーフ、アウトを巡って就任初のリクエストも要求するなど勝利への執念も見せた。高山は「おごらずにまた明日、いい準備をしたい」と表情を引き締めた。オープン戦残り9試合。矢野阪神は激しい競争を続けながら本番に突き進む。【桝井聡】

◆阪神・藤浪晋太郎投手(24)が12日、オープン戦・中日戦(ナゴヤドーム)に先発登板。両打ちを含めて左打者9人を並べた相手に対し、4回無安打4四死球1失点2暴投で交代した。  一回は2番・遠藤、3番・大島から連続三振を奪う上々の立ち上がり。しかし三回、先頭の藤井に四球を出すと、亀沢の足に当てるデッドボールを出すなどして二死一、三塁。ここで遠藤の一ゴロを一塁・マルテが弾く失策。微妙なタイミングで矢野監督がリクエストしたが判定は覆らず、1点を献上した。藤浪は安打こそ許さなかったものの、大きく抜けるボールが目立つなど2暴投も出す不安定なピッチングで終了。開幕ローテ入りに向けて、課題が残る投球となった。  試合は阪神が五回までに10安打して4-1とリード。オープン戦8試合目にして初勝利を引き寄せている。

◆阪神は新人木浪が3安打2打点と好調ぶりを示し、定位置獲得へ大きくアピール。藤浪は4回を投げ、4四死球と制球に苦しんだ。中日は又吉が3回無失点と順調な仕上がり。先発枠入りを狙う山井は5回4失点と不安を残した。 与田監督(1点差負けに) 「序盤になかなか藤浪から点が取れなかったが、終盤は野手陣の非常に良い粘りがあった」 京田(日本代表戦を経て2安打) 「(代表は)良い経験になった。もやもやがあったが、光が見えてきた」 矢野監督(三回の守備で初めてリクエストも、判定は覆らず) 「きわどいプレーだった。俺もいい勉強になる」 福留(中越え二塁打を含む2安打) 「続けていければ」 高山(2安打2打点) 「今日はうまくいき過ぎた。明日もいい準備をしていく」

◆阪神・藤浪晋太郎投手(24)が2軍で再調整することが12日、決まった。この日のオープン戦・中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、4回無安打1失点(自責0)だったものの、4四死球2暴投など制球に苦しむ姿が目立ち、矢野燿大監督(50)が決断した。ルーキーイヤーだった2013年から入り続けていた開幕ローテーションから外れることは確実となった。  両打ちも含めて左打者9人が並んだ中日打線に対し、一回は2三振を奪うなど三者凡退で上々の立ち上がり。しかし三回先頭に四球を出したところから崩れ初め、死球とエラーも絡んで無安打ながら1失点。大きく抜ける球が目立ち、修正できないままマウンドを降りた。  試合後、矢野監督は「自分と戦っている。相手と勝負できていない感じがあったんでね。一度、2軍に行かせようかなと」と再調整させることを明言。「このまま、こっち(1軍)にいて何か次の登板にプラス(の部分が)望めるかというと、やっぱりもう一回。開幕に間に合わなかったとしても、それよりも何かつかんで帰ってきた方が、晋太郎のためやし、チームのためだと思う」と期限を設けずに完全復活の道を探らせることを決めた。

◆阪神・福留孝介外野手は12日の中日戦(ナゴヤドーム)が「5番・左翼」で出場し、貫禄の2打数2安打。二回先頭で外角直球を中越え二塁打、四回先頭では内角スライダーを右前にはじき返し、ともにホームを踏んだ。  「この時期なので、タイミングを取ってどうやって振れるかが大事。続けていければ」。これでオープン戦は打率5割(6打数3安打)。4月で42歳となるベテランは、頼もしい限りだ。

◆今季から指揮を執る矢野監督が、オープン戦8試合目で待望の初勝利を手にした。九回は1点差に詰め寄られたが何とか逃げ切り「オープン戦とはいえ勝つのはもちろん大事。きっかけにしていきたい」とほっとした表情を浮かべた。  試合前までチーム打率1割台と低迷していた打線は、12安打5得点と復調の兆しを見せた。それでも「あと一本やね。(点を)もっと取れた部分はあると思うから」とさらなる奮起を求めた。

◆先発枠入りを狙う中日の山井は、5回10安打4失点と打ち込まれた。左打者に多くの安打を許し、変化球も高めに浮いた。「打者のペースに入ってしまった。自分のペースで投げることができなかった」と残念がった。  今季から硬くなったナゴヤドームのマウンドにはまだ慣れていないようで「対応できるよう練習していきたい」と気を引き締めた。

◆阪神のドラフト3位新人、木浪(ホンダ)の勢いが止まらない。「6番・遊撃」で先発出場し、3安打2打点。五回は直球を右前に運んで2点適時打とし「真っすぐだと思って信じて打った。点数が取りたいところだったので」と胸を張った。  この日はオープン戦で初めて遊撃手として先発。北條、鳥谷が苦しむ中、定位置争いに名乗りを上げた。矢野監督は「あれだけの結果を出せばレギュラーも近づいてくるだろう」とルーキーの活躍に目を細めた。

◆高山らと外野の一角を狙う阪神のドラフト1位・近本光司外野手(大阪ガス)が12日の中日戦(ナゴヤドーム)に「2番・中堅」でスタメン出場。一回1死、フルカウントから低め141キロ直球に合わせ、中前打を放ってみせた。  「自分のやるべきことを頭に入れて、必死でやっています。チャンスを生かすために、出られた場所で必死でという感じです」。さらに続く糸原の4球目に二盗にも成功。「走れて結果が出て、よかったです」と振り返った。

◆阪神は12日、ナゴヤドームで中日に5-4と競り勝ち、オープン戦8試合目で初勝利。初めて遊撃で先発起用したドラフト3位・木浪聖也内野手(ホンダ)は五回1死二、三塁で山井から右前2点打を放つなど、4打数3安打の大暴れ。「よかったと思います」。これでオープン戦打率・455としたが、この日のポイントは本職ながら、プロ初の遊撃でのスタメン出場だ。  三回2死二、三塁。大島の三遊間への当たりを正面で捕球し、正確な送球で仕留めた。「(遊撃は)久しぶりだったので緊張しました」。  就任1年目の矢野燿大監督は待望の1勝に「オープン戦とはいえ勝つのは大変」と安堵の表情。「きょうよかったのに明日(13日)外すってことはない」と、13日の中日戦(ナゴヤドーム)も遊撃で先発させることを明言した。

◆開幕センターはオレ!! 前日11日に1軍に合流した阪神・高山俊外野手が12日の中日戦(ナゴヤドーム)に即「7番・右翼」で出場。2安打2打点といきなり結果を残した。  「きょうはすごく、うまくいきすぎたので。またあした、しっかりやりたいです」  まずは二回無死一、三塁で打席に入ると山井のスライダーを強引に引っ張ると、打球は力強いライナーで右前へ。先制点を奪うと、四回無死一、二塁でも1ボールからの直球を真っすぐ押し込んだ。中堅フェンスを直撃する適時二塁打で追加点。本人は謙遜したが停滞していた打線に風を吹き込み、オープン戦初勝利を呼び込んだ。

◆なんとなく"息苦しさ"がございました。  ナゴヤドームの阪神のゲームはスコアをごらんになるだけで...ある程度、想定内の切羽詰まった感じで展開しました。  だけど皆さま、それは考えすぎです。土壇場まで実にハラハラドキドキでもはやそれはどこか志賀直哉の名作『暗夜行路』のような陶酔感さえございました。  またおまえはそんなややこしいことを言いだして、とにかく阪神は勝ったんだからいいじゃねぇか...と思われるでしようが、そんないい加減な"心"ではタイガースという魔性のチームとは長く、しかもここちよくつきあうことは無理ダス。  ま、勝ちました。楽勝するに越したことはない。だけど"悟り"というものはそんな生半可な修行では開けるわけがない。虎は我々を鍛えてくれているんです。とにかく...私はうれしい。  試合前、ナゴヤドーム記者席のベテラン編集委員上田雅昭と大阪・難波のサンスポ編集局の「悟り損なった虎ソナ爺ィ」とのやりとりはこうです。  おい、こんなに左打者ばかり並べてなんだョ。「もちろん藤浪対策でもありますが、とにかく少しは揺さぶりをかけておかないと...という中日サイドの思惑もある。それだけの力をもった投手なんだから...一種の陽動作戦ではないか...」と電話の向こうの上田。  勝負事は過剰に意識したほうが苦しむ。最終回に満塁で1点差。はっきりいって、この試合でひっくり返されてサヨナラ負けとなっていたら...矢野阪神はシャレにならなかったのか? といえば違う。世の中には「毒を食らわば皿まで」というではないですか。  藤浪晋太郎の試合前の表情も取材した新里公章は「意外と元気でさっぱりしてましたョ」という。いくら新里に保証されてもなぁ...といったら「だって藤浪は冷静そのものでしたから」という。  キャップ大石豊佳はナゴヤドームにはこれまでなじみがなかったので、上田に連れられて関係者食堂で...悩んだ末に結局「日替わり定食」で腹ごしらえをして「ま、とりあえず今日こそ1勝してもらわないと...」とそわそわしてた。藤浪よりウチのキャップ大石のほうが「ハァハァ!」としてたのだ。  そして...ゲーム内容はサンスポの紙面で楽しんでくださいませ。  昨年もこの頃に6連敗して金本監督(当時)がこめかみピクピクでした。だが、昨年は3月11日の甲子園での巨人戦、中谷の勝ち越し打で6-3で初勝利をあげています。思い出しましたか。これからなんですよ、これから...。  もう一つ特筆しておきたいのは、この19年の3月12日は奈良・東大寺二月堂のお水取り。実は若手トラ番の織原祥平は「僕は今年は厄年(1995年生まれ)なので13日は休みなので奈良の春日大社までいって"厄払い"と、東大寺のお水取りもまとめてこようと思ってます。これは以前から決意してたことなので...休みをもらいました!」とすごくいれこんでいた。  彼は埼玉県が故郷だが"厄払い"にどこかいいところはないかと必死でさがしたら、春日大社に行きついたらしい。それでこの猛虎1勝を胸に貴重な休みを春日大社に足をはこび、東大寺のお水取りも祈ってくるのだそうだ。  春日大社は志賀直哉邸が近い。できれば虎の『暗夜行路』もどこかに吹き飛ばしておいてもらいたい。そのぐらいの交通費の伝票には部長大澤もハンコを押すに違いないのだ。イヒヒッ。  火が痩せて 痩せて修二会の駆け回る...(山口誓子)

◆--藤浪は  矢野監督「一度、2軍に行かせようかなと。それは俺も積極的というか。このまま、こっち(1軍)にいて何か次の登板にプラス(の部分)が望めるかというと、やっぱりもう一回ね。結果ばかりにこだわってしまっているから。晋太郎とも話をして前向きなね。『何かつかもうぜ』ということで一度、そういうことにしようかと」  --左打者ばかり  「(自分たちで)変えられないことを考えたって仕方ない。左だったら左を抑えたらいいし、(右がくれば)右を抑えたらいいだけ。あいつにとって関係ないというか。自分自身がやることやからね。相手がやることだからということで受け止めとかないと」  --再調整の期間は決めない  「もちろん。つかむために行くのに『2週間で』とか言うこともない。ちょっと時間かかってでも、しっかりしたものがあれば晋太郎のためになるやろうから。開幕ってみんな目指してるところ。逆算していくと、ここらへんで結果を残しておかないとって。俺もそういう発言しているからだけど、本人的にもあると思う。1回それを取っ払って。自分が本当にどういう投球をしたらいいのかっていうのを、考えた方がいいから」  --藤浪も前向き  「もちろん。『晋太郎、何かつかもうぜ』って、そういう結論に達したっていうか。俺らが『行って来い』っていうだけのものじゃない気持ちで行けると思う」  --高山は  「最後(九回)の先頭(高橋の飛球をキャッチ)もすごい、いいプレー。安全にヒットにしてというのは普通なんだけど、チャレンジしにいって捕れたというのは大きい。バッティングも内容はすごくいい打席が多かったし楽しみ」  --木浪が3安打  「なぁ、すごいな」  --遊撃スタメンは  「強みやからね。こっちはほんと、ありがたい。全部(のポジションが)出来るから。使えるオプションが、あいつがいる中で増えているし、あれだけの結果を出せばレギュラーというのも近づいて来るやろうし」  --北條は  「ずっとよかって、ちょっとあかんくなって本人も焦り気味になりかけたけど、練習もよくなりつつあって今日の1本で落ち着くというか、気持ちの部分でね。そういうライバル争いっていうのは、激しくなっていけばチームとしてはすごくいいことなんで。競争してもらいたいね」  --打った選手が意図的にガッツポーズ  「今日みたいにどんどんやればいいと思っている。俺らが盛り上がって。ただ選手にもさっき言ったんやけど、わぁーって喜んだまんまランナーしてもアカン、守りに行ってもアカンと。わぁーって喜んだ後に、次はこうするぞってスイッチがポンポン入れ替わるのがプロ」

◆「4番・一塁」で出場したマルテが、3試合連続安打だ。五回無死一塁で、三遊間を抜く左前打。好機を広げ、木浪の適時打で生還した。しかし一塁守備では失策も。三回2死一、三塁で遠藤の打球を弾き、一度見失ってから急いでベースを踏むも判定はセーフ。矢野監督がリクエストも覆らず、助っ人は「これからも集中してやるだけ。シーズンに向けてしっかりやっていきたい」と前を向いた。

◆矢野監督が初めてリクエストした。三回2死一、三塁で遠藤の一ゴロをマルテが弾き、ベース横に転がるボールを少し見失ってからベースタッチし、走者と微妙なタイミングとなったがセーフの判定。リプレー検証の結果は変わらなかったが「きわどいプレーやったと思うし、俺自身も勉強になるから」と振り返った。

◆「6番・遊撃」の木浪は五回1死二、三塁で、3ボールから山井の直球を右前2点打するなど4打数3安打。「よかったと思います」。オープン戦打率・455としたが、この日のポイントは本職の遊撃での、プロ初のスタメン出場だ。  「きょうは守備に集中していました。打球が飛んできたのは1回だけでしたが、アウトにできてよかったです」  三回2死二、三塁。大島の三遊間への当たりを正面で捕球し、正確な送球で仕留めた。「(遊撃は)久しぶりだったので緊張しました」。矢野監督は「きょうよかったのに、あした外すってことはない」と、13日の中日戦も遊撃で先発させることを明言した。 木浪の遊撃守備について阪神・久慈内野守備走塁コーチ 「キャンプから一番守っていなかったポジションだけど、動きは全く問題なかった。もともと本職だし。守備に関しては何も心配していません」

◆開幕センターはオレ!! 前日11日に1軍に合流した阪神・高山俊外野手(25)が中日戦に「7番・右翼」で出場。2安打2打点といきなり結果を残した。ルーキーイヤーから続ける開幕スタメンの座は、絶対に譲らない。  ここが自分の勝負所。だからこそ初球から迷いなく振った。1軍に合流した高山が、いきなり2打席連続タイムリーと躍動。遅れてきた男が打線の新しい風となり、センター争いに殴り込みだ。  「きょうはすごく、うまくいきすぎたので。またあした、しっかりやりたいです」  まずは二回無死一、三塁。初球からいった。山井の123キロのスライダーを強引に引っ張ると、打球は力強いライナーで右前へ。先制点をたたき出すと、四回無死一、二塁でも1ボールからの直球を押し込んだ。中堅フェンスを直撃する勝ち越しの適時二塁打。本人は謙遜したが停滞していた打線を起爆し、オープン戦初勝利を呼び込んだ。  「結果的にはよかったですけど、それもうまくいきすぎなので」  春季キャンプの実戦では20打数3安打(・150)と苦しんだ。3月に入ると2軍へ。本来の積極的な打撃を取り戻し、ファームでは21打数8安打(・381)と結果を出した。託された期間でしっかり復調。矢野監督も「あいつの気持ちが出ていたと思う。ただ単に上がってきただけじゃなく、結果を出すという」とギラついた姿勢に目を細めた。  オープン戦も残り9試合。福留、糸井を除けば外野の空席は中堅だけだ。この日「2番・中堅」で出場したD1位・近本光司外野手(大阪ガス)も安打に盗塁と猛アピール中。中谷らも含めたデッドヒートが、さらに熱を帯びてきた。  2016年のルーキーイヤーから3年続けている開幕スタメンへ、地に足をつけ、高山がヤル。「おごらず、あしたもまたいい準備をしていきたい」。競争の真ん中にいるべき男が帰ってきた。新人王の追い上げが、名古屋から始まった。 (竹村岳) 高山、木浪について阪神・浜中打撃コーチ 「(高山は)2球続けてファーストストライクを捉えた。本人も気合が入っていた。期待通り。(木浪は)3ボールから一発で仕留めるのは木浪の思い切りのよさ。(普通は)手を出しにくい。レギュラーに近づいている」

◆無期限、再調整-。開幕ローテ入りをかけて中日戦に先発した阪神・藤浪晋太郎投手(24)は4回無安打1失点(自責0)ながら、4四死球の乱調。矢野燿大監督(50)は試合後に本人と話し合い、期限を設けず2軍で再調整させる方針を決めた。2013年のルーキーイヤーから入り続けた開幕ローテからも、外れることが決定的となった。  歯車は最後までかみ合わなかった。求めた「結果」とはほど遠いことは、本人が一番わかっていた。藤浪が4回で被安打0ながら、4四死球1失点(自責0)の"怪投"-。試合後に無期限の2軍調整が決まった。  「感触と内容が悪過ぎる。勝負できる状況にはなかった。思った通りの投球が全然できていない。いっぱいいっぱいでした。ここまでいい感じで練習でやってきたので、それがやっぱり出せないというのは自分自身がっかりというか...」  冷え込むベンチ裏の廊下で、悔しさをにじませた。中日のスタメンは左打者のみ(両打ち含む)。中継ぎ登板で2回無失点だった2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に続き、課題の右打者との対戦はなかった。  前回結果を出したスリークオーター気味のフォームで、一回は2奪三振で三者凡退も「立ち上がりからあまり感触がよくなかった。探っている感じで、最後までハマらなかった」という。  三回は亀沢に死球。2死一、三塁からマルテの失策で失点した直後、大島への初球は梅野が目いっぱいミットを伸ばしても届かない大暴投となり、球場がざわめいた。  四回には一塁けん制球が右翼へ大きくそれた。4回71球、暴投2。すっぽ抜けたり、引っかけたりと制球はバラバラ...。試合後に本人と話し合った矢野監督は「自分と戦っている。相手と勝負できていない感じ。一度、2軍に行かせようかなと」と明言した。  「今はちょっと結果ばっかり出さなアカン、みたいな。(それよりも)『こうやってやっていくんだ』というものをつかんだ上で。開幕に間に合わなかったとしても、何かつかんで帰ってきた方が晋太郎(藤浪)のためやし、チームのためだと思う。前向きなね。『何かつかもうぜ』と。期間は別に決めてない」  7年目で初めて開幕ローテを外れることも決定的に...。西、ガルシアの加入で先発陣の層は厚くなったが、藤浪の復活は今季の大きなポイントだったはず。それでも指揮官は将来を見すえて、大きな決断を下した。  「一から作り直すとかそういうことじゃないですけど、いいものをより多く出していけるように練習を毎日、毎日一生懸命やっていきたいと思います」と藤浪。自らと向き合い、目の前の壁をブチ破っていくしか、ない。 (新里公章) 藤浪について阪神・福原投手コーチ 「結果はゼロでしたが、ちょっと内容というか、不安なところはありました。またしっかり練習していければいい」

◆や~っと勝った!! 阪神はナゴヤドームで中日に5-4と競り勝ち、オープン戦8試合目で初勝利。就任1年目の矢野燿大監督(50)は待望の1勝に「オープン戦とはいえ勝つのは大変」と安堵の表情だ。初めて遊撃で先発起用したドラフト3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が3安打2打点で勝利の立役者に。掲げる競争をさらにあおりながら、29日のヤクルトとの開幕戦(京セラ)に向けて、仕上げていく。  九回、3点差が1点差となり、なお2死満塁。大島の飛球が左翼ナバーロのグラブにおさまると矢野監督の顔に、ようやく笑みが広がった。12球団で唯一オープン戦勝ちなしだった虎が、待ちわびた1勝をつかんだ。  「みんな(報道陣)に責められるんでね、意識していましたけど。オープン戦とはいえ、勝つのは大変なんで。ヒット打ってピッチャーは抑えて勝って。いい顔で俺らも野球やりたいし、それをファンに見てもらいたいし。どんどんどんどん、そういうような感じでやっていける、きっかけにしていきたいです」  ここまで6敗1分け。競争を掲げ、あおってきた指揮官がさらに動き、選手が応えた。春季キャンプMVPに指名した北條と、ベテラン鳥谷の一騎打ちの様相だった遊撃に、結果を出し続けるルーキー・木浪を初めてスタメン起用。ショートが"聖域"ではないことを、ナインに采配を通してはっきりと伝えた。  キャンプ後に2軍調整させていた高山、板山も昇格即、スタメン起用。すると木浪は、自身はもちろんチームでも今年初猛打賞となる3安打2打点。開幕ショートをアピールすれば、センターを狙う高山も2打席連続タイムリーと大暴れだ。  今年初の2桁安打(12安打)で、5得点もオープン戦最多。ようやくの"春"にも「あと1本やね。もう1点、もっと取れたかな」と、注文も忘れなかった。  「まあ、こうやってヒットが出るというのは活気は出るし。オープン戦とはいえ、勝つというのは大事なこと。もっともっと打って、ワイワイワイワイやりたい」  雰囲気も変えた。四回に一塁内野安打で出塁した木浪は、塁上でベンチを見ると恥ずかしげに両手をあげた。指揮官もナインも、みんなそろって拳を突き出し、ガッツポーズ。これまでになかった光景だった。  9、10日の日本代表強化試合(京セラ)に外野守備走塁コーチとして参加した清水ヘッドコーチが、相手のメキシコ代表を見て発案したものだ。「やっぱりプロで楽しむのって究極やと思う。今日みたいにどんどんやればいい。軽い意味の楽しむじゃなくて、ワイワイやりながらでも締めるとこは締めるっていうのがプロ」と矢野監督。メンバーも変え、ムードも変えて結果も変わった。  一方で、4回無安打1失点ながら、相変わらず制球に苦しんだ藤浪には2軍再調整を命じた。競争に例外はない。目先だけでなく、先を見すえて、個々の能力、そしてチーム力の向上を目指す。  1軍監督として初のウイニングボールは「ないよ、そんなん。シーズンでいい」と本番までのお楽しみだ。オープン戦は残り9試合。開幕からド派手に「ワイワイ」暴れる準備を、整える。 (大石豊佳)

◆「結果」は4回無安打自責点ゼロ。でも、これが藤浪が求めていた「結果」ではないだろう。登板後の本人も2軍調整は覚悟していただろうし、現状ではやむを得ない。  これだけ球がばらついては話にならない。リリースポイントが一定していないのが原因。途中からは直球だけでなく、変化球のリリースポイントも一定しなくなった。体が開いて腕が遅れて出てくるかと思えば、"持ちすぎ"で引っかける、の繰り返しだった。  腕をやや下げた新フォームの取り組みを否定はしない。試行錯誤もしていい。ただし、今季は比較的少なかった、引っかかって左打者の足元にいく球が急に増えてしまったことを考えると、現状ではこの新フォームにも「?」マークが付く。  しかも、この日の対戦相手は全員が左打者。右打者はすっぽ抜けの死球によるけがが一番怖いから、中日の事情は理解する。その結果、「右打者に全く投げていない」藤浪の正しい評価はできなくなっている。  確かに気持ちの部分は大きいのだろう。だからこそ、ほんの少しの修正で復活できるはず。期待して待ちたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
楽天
410 0.800
(↑0.05)
-
(↓1)
33
(+7)
16
(+1)
6
(+1)
2
(+1)
0.302
(↑0.003)
2.800
(↑0.7)
1
(-)
広島
411 0.800
(↓0.2)
0
(-)
36
(-)
28
(+13)
5
(-)
0
(-)
0.283
(↓0.03)
4.670
(↓1.67)
3
(2↑)
ORIX
520 0.714
(↑0.047)
0
(↓1)
38
(+7)
28
(+6)
6
(+1)
13
(+3)
0.299
(↓0.01)
2.430
(↓0.1)
4
(2↓)
ソフトバンク
420 0.667
(↓0.133)
0.5
(-)
22
(+2)
22
(+4)
5
(+1)
2
(-)
0.232
(↓0.001)
3.670
(↓0.07)
5
(2↓)
ロッテ
321 0.600
(↓0.15)
1
(-)
23
(-)
17
(+4)
3
(-)
7
(+1)
0.214
(↓0.014)
2.500
(↓0.1)
6
(-)
巨人
540 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
32
(+4)
35
(+2)
7
(+1)
6
(+1)
0.244
(↓0.005)
3.870
(↑0.24)
7
(3↑)
ヤクルト
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
34
(+4)
36
(-)
9
(+1)
7
(-)
0.233
(↓0.003)
3.380
(↑0.44)
8
(3↑)
日本ハム
232 0.400
(↑0.15)
2
(↑1)
36
(+13)
24
(-)
9
(+1)
4
(+1)
0.288
(↑0.021)
3.390
(↑0.59)
9
(2↓)
中日
351 0.375
(↓0.054)
2.5
(-)
23
(+4)
35
(+5)
4
(-)
2
(-)
0.190
(↓0.003)
3.890
(↓0.14)
10
(2↓)
DeNA
242 0.333
(↓0.067)
2.5
(-)
26
(+1)
38
(+7)
6
(-)
4
(+1)
0.254
(↓0.015)
4.630
(↓0.28)
10
(2↓)
西武
240 0.333
(↓0.067)
2.5
(-)
32
(+6)
36
(+7)
4
(-)
6
(+4)
0.266
(↓0.008)
3.760
(↑0.33)
12
(-)
阪神
161 0.143
(↑0.143)
4
(↑1)
17
(+5)
37
(+4)
3
(-)
8
(+3)
0.203
(↑0.02
4.840
(↑0.28)