ヤクルト(★1対4☆)DeNA =リーグ戦25回戦・明治神宮=
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DeNA
0003100004801
ヤクルト
0000010001601
勝利投手:三嶋 一輝(7勝2敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(2勝4敗37S))
敗戦投手:館山 昌平(0勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(41号・5回表ソロ)
【ヤクルト】大引 啓次(5号・6回裏ソロ)

  DAZN
◆DeNAは4回表、嶺井の適時二塁打などで3点を先制する。続く5回には、ソトのソロで追加点を挙げた。投げては、先発・平良が5回途中無失点。その後は5人の継投でリードを守りきった。敗れたヤクルトは、先発・館山が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆ヤクルト山田哲人内野手(26)が、日本初となる3度目のトリプルスリー達成を決めた。 「2番二塁」で先発出場し、2打数無安打で7回でベンチに退いた。打率3割1分5厘、34本塁打、33盗塁で今シーズンを終了した。3度のトリプルスリーは日本初で、米大リーグでもバリー・ボンズしか成し遂げていない。 試合終了直後には、球団マスコット「つば九郎」から花束が贈呈された。

◆ヤクルト山田哲人内野手が2年ぶり自身3度目となるトリプルスリーを達成した。 この日、最終戦となるDeNA戦に先発し2打数無安打だったが、打率3割1分5厘、34本塁打、33盗塁で今季を終了した。 すでに2年ぶり3度目の盗塁王をほぼ確実としている。

◆ヤクルトが75勝66敗2分けの2位で今シーズンを終了した。昨季は3年ぶりの最下位に沈み、4年ぶり2度目の指揮を執った小川淳司監督のもと見事にチームが浮上した。 最終戦セレモニーに臨んだ小川監督は以下の通りあいさつした。 「今年のレギュラーシーズンは今日で終了となりました。ファンの皆さま、たくさんの声援をありがとうございました。開幕から143試合、チーム一丸となって、勝利への執念を持って戦ってきました。優勝はできなかったが、2位でCSを勝ち取った。選手の後ろを押ししてくれ、CS進出の原動力となりました。(CSは)相手がジャイアンツとなりました。改めてチーム一丸となって勝ち進み次のステージにいけるように頑張ります」と意気込みを口にした。 CSファーストステージは13日から本拠地神宮で3位巨人(午後6時開始予定)を迎え撃つ。 ◆CSファーストステージ(3試合制) ※リーグ戦2位と3位が対戦。2勝した球団がファイナルステージへ進出。引き分け含め勝敗で並んだ場合はリーグ戦2位の球団が進出する。

◆ヤクルト山田哲人内野手(26)が、日本初となる3度目のトリプルスリー達成を決めた。 「2番二塁」で先発出場し、2打数無安打で7回でベンチに退いた。打率3割1分5厘、34本塁打、33盗塁で今シーズンを終了した。3度のトリプルスリーは日本初で、米大リーグでもバリー・ボンズしか成し遂げていない偉業達成。試合終了直後には、球団マスコット「つば九郎」から花束が贈呈された。 山田哲の主な一問一答は、以下の通り。   -今の心境 山田哲 シーズン前から個人的目標にしていた。素直にうれしい。去年は全然ダメだったので、続けることの難しさを学びました。 -得点もシーズン歴代3位となる130得点 山田哲 自分の役割は次の塁を狙うこと。得点は自分だけの力じゃない。(後ろを打つ)バレンティンや雄平さんのおかげ。チーム一丸となって戦えた。 -クライマックスシリーズに向けて 山田哲 とにかく短期決戦なので、勝ちにこだわって広島にいけるようにしたい。目の前の試合に集中したい。 -青木が離脱中 山田哲 みんなでカバーしあって全員野球で勝ちたい。 -盗塁 山田哲 緊張感がある中で盗塁できた。ここぞという場面で走れた。 -去年のモチベーション 山田哲 去年はモチベーションという面で勉強になった。反省を生かして1試合1試合、1打席1打席、1球1球、集中してプレーできたと思う。 -今後の目標 山田哲 頑張って続けていけるようにしたい -相手の研究が厳しくなった中での達成 山田哲 相手よりも自分のスイングをすることだったり、配球を考えることとか、自分自身しっかりできれば活躍できると思っていた。

◆DeNAが試合には勝ったが、終戦を迎えた。5回までにネフタリ・ソトの41号ソロなどで4点のリードを奪った。失点は1点にとどめ、主導権を握り続けながら、甲子園で巨人が阪神とのシーソーゲームに勝利。DeNAの3位は消滅し、3シーズンぶりのBクラスが決定した。 アレックス・ラミレス監督は「みんなベストを尽くしてこの結果。誰が足りないとかは言うべきではない。この1年間学んだことはある。責任があるのは監督。選手の責任にするつもりはない。すべての決断の責任は取る」と、結果を受け入れた。 来季の去就については球団首脳陣と話し合いの場を設ける見込みで「今年について総括を話し合う。まだ試合は終わっていないので、その後に球団が私についてどう考えるのか、話があると思う」。10日阪神戦(甲子園)前後に、南場智子オーナーらと話し合う。

◆ヤクルト山田哲が、日本初の3度目のトリプルスリーを決めた。今季最終戦に「2番二塁」でスタメン出場し、2四球の2打数無安打。7回で交代し、打率3割1分5厘、34本塁打、33盗塁で今シーズンを終了した。3度のトリプルスリーは米大リーグでもバリー・ボンズしか成し遂げていない偉業だ。「個人的目標にしていた。素直にうれしい」とほおを緩めた。 2年ぶり3度目の盗塁王もほぼ手中におさめ、得点もシーズン歴代3位タイの130得点。2位躍進に貢献したが、満足していない。13日からは3位巨人とのCSファーストステージに臨む。「勝ちにこだわって(ファイナルステージの)広島に行けるように、目の前の試合に集中したい」と切り替えた。「プレーで引っ張っていくのを意識していた」という背番号1にとって、偉業達成は通過点にすぎない。

◆ヤクルトが借金51の昨季から貯金9と大躍進でシーズンを終えた。 連勝は6で止まったが、昨季96敗の最下位から2位とV字回復。主催試合の観客動員数も192万7822人と、05年の実数発表後では球団最多となった。CSファーストステージの相手が巨人に決まったが、小川監督は「どこが相手でも、どんな格好でも、勝つしかない」と力を込めた。

◆DeNAが1試合を残し終戦した。自力でのクライマックスシリーズ(CS)出場がない中、絶対条件の勝利を収めたが、巨人が勝ち4位が確定した。2年連続でチームをCSに導いてきたアレックス・ラミレス監督(44)は、就任3年目にして初のBクラス。球団は続投要請を行う方針で4年目の指揮は決定的だ。 右手を振る顔に笑みはなかった。試合には勝ったが、4位で終戦。スタンドから惜しみない拍手を浴びても、ラミレス監督は笑えなかった。「プレッシャーがかかる試合で勝つことはできたが、連敗でのダメージが大きかった」。6日の阪神戦で3連敗を喫し、自力CSが消滅。奇跡を起こすことができなかった。 夏までの低迷が悔やまれる。9月14日以降は12勝6敗。強力打線を生かすため「マシンガン継投」を始めた途端、勝率が上がった。今季最大借金14。一時は最下位に転落したが、急浮上し3位争いに食い込んだ。投打がようやくかみ合いだしたが、遅きに失した。 同監督は「多くの決断をした中で、後悔した決断もあったが責任を取るのが監督。選手の責任にするつもりはない。すべての決断の責任は取る」。Bクラスの責任を一身に背負った。ただ、球団は昨季までの2年連続Aクラス入りの手腕を買い、来季の続投要請をする方針を固めている。 今日10日の阪神戦(甲子園)に南場オーナーが来場予定。試合後にも直々に4年目を託す見込み。「球団も考えることがあるし、僕の考えもある。みんなで決めることになる」。今季届かなかった優勝を狙うため、万全を期し引き受ける模様。去就には慎重な姿勢のまま明言を避けた。【栗田成芳】

◆DeNAはヤクルトに4-1で競り勝ったが、3位の巨人が阪神戦(甲子園)に9-4で勝利したため、DeNAのBクラスが確定。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出はならなかった。  重要な一戦の先発を任されたのは23歳右腕平良。対するヤクルトは館山が先発した。  一回、DeNAは3者凡退に倒れた。その裏、平良は一死から2番・山田哲に四球を与えるも後続を断った。  二回、先頭のロペスは空振り三振に倒れたが佐野、桑原の連打で一死一、二塁とし、続く柴田の遊ゴロで二走・佐野が三進。一、三塁で先制の好機となったが、平良は空振り三振に倒れた。その裏、平良は3者凡退に抑えた。  三回、先頭の嶺井は死球。続く筒香が四球を選び無死一、二塁としたが、ソトは一ゴロ併殺打、宮崎は二ゴロに倒れ、得点には至らなかった。その裏、平良は二死一塁で山田哲を打席に迎えたが三ゴロに打ち取った。  四回、DeNAは四球と連打で無死満塁とすると、柴田が押し出しの四球を選び先制。続く平良は一ゴロ併殺打に倒れたが、二死二、三塁から嶺井が右中間へ適時二塁打を放ち、さらに2点を追加した。この場面でヤクルト・館山は降板となり、2番手・カラシティーがマウンドに上がった。平良はその裏、バレンティンの左前打などで一死一、二塁とされたが無失点でしのいだ。  五回、先頭のソトが右中間スタンドへ41号ソロを放り込み1点を追加した。その裏、平良は二死一、二塁で打席に迎えた山田哲に四球を与えた場面で降板となった。2番手・三上がバレンティンを一邪飛に打ち取り、無失点でしのいだ。平良は4回2/3を投げて4安打無失点。  六回、この回から登板のヤクルト3番手・ハフの前にDeNAは3者凡退。その裏、DeNAは3番手・砂田がマウンドに上がったが、一死から大引に左翼席への5号ソロを被弾。続く川端に四球を与えたところでDeNAベンチは4番手・三嶋を投入。三嶋が後続を断った。  七回、ヤクルトは4番手・星を投入。DeNAは二死一、三塁としたが、追加点はならず。八回も両軍得点には至らなかった。九回裏は守護神・山崎が3人で締めた。4番手・三嶋が1回2/3を1安打無失点で7勝目(2敗0S)。  DeNAの試合終了より先に、阪神-巨人戦が巨人の勝利で終了。DeNAのシーズン4位が確定した。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(26)が、DeNAとのレギュラーシーズン最終戦(神宮)に「2番・二塁」で先発出場し、2打数無安打2四球。打率を・315とし、プロ野球史上初で自身3度目となるトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)達成した。山田哲は、今季34本塁打を放っており、盗塁数は33。  山田哲は、一回一死走者なしで迎えた第1打席は四球を選んだ。三回二死一塁の第2打席は三ゴロ。4点を追う五回二死一、二塁で迎えた第3打席は四球。1-4の七回一死一塁の第4打席は右飛に倒れた。山田哲は八回の守備から退いた。  チームは先発の館山が四回に無死満塁から先制の押し出し四球を献上。さらに二死二、三塁から嶺井に右中間へ適時二塁打を浴び、四回途中3失点で降板。五回には2番手・カラシティーがソトに41号ソロを被弾した。4点を追う六回に大引が5号ソロを放ち、1点を返したが、及ばなかった。チームの連勝は「6」でストップしたが、山田哲が今季最終戦で史上初の偉業を達成。13日に開幕するクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへ、弾みをつけた。  山田哲は2015年に自身初のトリプルスリー(打率・329、38本塁打、34盗塁)を達成。翌16年も、打率・304、38本塁打、30盗塁で2年連続のトリプルスリーを達成した。米大リーグでも過去にトリプルスリーを3度達成したのは、バリー・ボンズ(ジャイアンツ)のみ。

◆DeNAのソトが41号ソロを放ち、本塁打王をほぼ手中にした。五回にカラシティーの速球を右中間席へ運び「前の2打席は凡退していたので、結果を出せて良かった」と笑顔。38発のバレンティン(ヤクルト)は全日程を終え、同僚でライバルの筒香に3本差をつけた。  来日1年目での41本塁打は2003年のウッズの40本を抜く球団新記録。ロペスや宮崎の故障を見越し、推定年俸3500万円で獲得したプエルトリコ出身の29歳が大ブレークした。 平良(4回2/3を投げて無失点) 「初回から全力で投げた。5回を投げ切れずに悔しいが、三上さんがピンチを抑えて救われた」 嶺井(四回に2点二塁打) 「みんなの思いを背負って打席に向かった」

◆ヤクルトはレギュラーシーズン最終戦を落としたものの、小川監督はリーグ2位になったチームについて「最後まで諦めず、勝利への執念を持って戦い続けた」と誇った。  昨季は球団歴代ワーストの96敗を喫し、最下位に沈んだ屈辱のシーズンだった。昨季の借金51から今季は貯金9。米球界から7年ぶりに青木が復帰し、宮本ヘッドコーチ、石井打撃コーチ、河田外野守備走塁コーチらを迎えたことでチームは変わった。今季のテーマでもある「再起」を実現した。 近藤(球団タイ記録となる74試合登板) 「まさかここまで投げられるとは」 大引(六回に5号ソロ) 「甘い球をしっかり打つことができた」 坂口(8年ぶりの打率3割以上) 「数字として残せたのは良かった。少しはチームの勝利に貢献できたのかな」 ヤクルト・宮本ヘッドコーチ(2位となったチームに) 「全力でやった結果。これ以上の成績を残すには若手の底上げが必要」

◆ヤクルトの山田哲人内野手(26)が9日、同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークするトリプルスリーを達成した。2015、16年にもマークしており、2年ぶり3度目。トリプルスリーを達成した10人の中でただ一人、複数回達成している。  2年ぶり3度目のトリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲は充実感を漂わせた。  --率直な気持ちは。  「シーズン前から個人的な目標としてきた数字をクリアできて素直にうれしい」  --昨季は3年連続での達成を逃した。  「去年は自分自身全然駄目だった。続けることの難しさを学んだ」  --昨季との違いは。  「モチベーションの部分で勉強になった。反省を生かしてその一試合、一打席、一球に集中してプレーできた」  --再建中のチームで中心選手として活躍した。  「プレーでみんなを引っ張っていくことは意識している。結果にこだわって1年間やってきた」  --来季以降も活躍が期待される。  「続けていけるように頑張りたい」

◆ヤクルトは今季主催した71試合での観客動員が192万7822人となり、実数発表となった2005年以降で最多だったと発表した。これまでの最多は昨季の186万2731人だった。

◆DeNAの山崎が九回に登板して三者凡退に抑え、新人だった2015年の自己最多に並ぶ37セーブ目を挙げた。タイトルを争っていた石山(ヤクルト)が35セーブで全日程を終えたため、初のセーブ王を単独で獲得することが確定した。  それでもチームは3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出にあと一歩届かず「みんなでAクラスを目指してやってきた。悔しい思いが強い。もっと力を付けないと」と笑顔はなかった。

◆CSファーストステージで巨人と対戦することが決まり、小川監督は試合後のセレモニーで「チーム全員が一丸となって勝ち進めるよう、明日から準備して戦う」と約束した。昨季は96敗したチームを再生した。交流戦で最高勝率に輝くなど選手に求めた「執念」が次第に実を結び、75勝66敗2分けの2位で終了。「選手の頑張りが素晴らしかった。精神的にタフさが出てきた」とナインをたたえた。

◆山崎が九回を無安打無失点で締めて37セーブ目。15年のプロ1年目に並ぶキャリアハイの数字で、自身初の最多セーブのタイトルを単独で獲得した。登板時には既にCS進出の可能性が絶たれる展開となり、「タイトルがついてくるのはいいけど、悔しい思いが強い」と唇をかみ、「これも勝負の世界。自分自身は夏場の低迷を強く感じている」とさらなる飛躍を誓った。

◆セ・リーグ2位のヤクルトは9日、DeNA最終戦(神宮)に1-4で敗れ、レギュラーシーズンを75勝66敗2分けで終えた。最後は飾れなかったが、山田哲人内野手(26)は打率・315、34本塁打、33盗塁の成績を収め、プロ野球史上初となる3度目のトリプルスリー(同一年に打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した。  球史に新たなページを刻み、山田哲は充実感をにじませた。全日程を終え、3度目となるトリプルスリーを確定させた。  「シーズン前から個人的な目標としていた数字だったので、達成できて素直にうれしいです」  140試合に出て打率・315、34本塁打、33盗塁(失敗4)。だが決して順風満帆なシーズンとはいえなかった。  6月12日の西武戦(大宮公園)の守備で一塁走者と接触し、左肘付近を痛めた。翌13日は先発を外れ、代走で出場も連続試合出場が225でストップ。記録には「こだわっていない」と語ったが、翌14日の試合後、メットライフドームの階段を上りながら「やっぱり試合、出たいな...」とつぶやいた。スタメンから4試合離れた。記録より、試合に出て勝利に貢献する-。だからこそ、こだわってきた。  「達成すればチームのためにもなっているということ。ヒットを打って、本塁打も打って、盗塁も決めて勝利に貢献する。だからトリプルスリーを掲げている」  理想の形という2016年の打撃を求めて苦しんだ末、過去だけを追っても先が見えないと気づいた。「新しいことを発見しないと」。感覚だけの打撃をやめ、投手の特徴、配球、状況把握...。1%でも成功する確率を上げようと求めてきた。  冷え性で春先は「寒すぎ」とぼやき、夏は「しんどい」とグラウンド外では弱音を吐いた。それでも試合に入れば、本塁打を打っても笑顔を見せずダイヤモンドを一周し、好機で凡退しても失策しても、悔しさを表に出さない。プロフェッショナルな姿勢を貫いた。  走攻守すべてで最高峰を求め、たどり着いた3度目の偉業。山田哲の存在をさらに際立たせた。 (横山尚杜)

◆DeNAは9日、ヤクルト最終戦(神宮)に4-1で勝って2連勝も、阪神に勝った巨人が3位を決めて4位が確定し、3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出はならなかった。来季の立て直しを図る球団は、2016年に現役を引退した元エースの三浦大輔氏(44)=DeNAスペシャルアドバイザー=を1軍投手コーチとして招聘(しょうへい)することが分かった。1998年の日本一を知る「ハマの番長」が、来季の優勝への切り札となる。  奇跡を信じて敵地・神宮を埋め尽くしたファンに、ラミレス監督は厳しい表情のまま手を振った。負ければ終戦の崖っぷちから2連勝したが、DeNAの3年連続CS出場の夢は途切れた。  「結果には責任を取らないといけない」  ラミレス監督は責任を背負い込んだ。それでも球団は、シーズン終了間際までデッドヒートを展開した手腕を評価。今季で1年契約満了となる指揮官へ、10日にも続投を要請する方針だ。  一方で球団は、ビッグネームを入閣させるべく動いていることが分かった。横浜一筋で25年間プレーし、2016年の現役引退後は球団のスペシャルアドバイザーを務めている三浦大輔氏を1軍投手コーチとして招く。  三浦氏はエースとして通算172勝を挙げ、1998年の日本一も、「暗黒期」と語られるチームの低迷期も、味わった。引退後は「外から野球を勉強したい」と国内外の野球視察や、イベントで野球の振興に尽力するなどしており、豊富な経験と知識を誇る。  人望も厚い。現役時代から若手とも積極的なコミュニケーションを図り、オフには裏方のためのゴルフコンペを開催するなど、マウンドを離れても"兄貴分"としてチームを支える存在だった。自主トレには山崎や石田らを同行させ、「打たれても絶対に下を向かない」「逃げる四球は出さない」などと"帝王学"をたたき込んだ。  今季はD1位・東(立命大)の加入で、球界屈指の投手王国誕生かと期待されながら、2桁勝利は東だけ。昨季10勝以上のウィーランド、今永、浜口はそろって不振に陥り、ラミレス監督からエースに指名された石田も3勝と苦しんだ。チーム防御率はリーグ5位の4・20。来季の優勝へ向けて投手陣の立て直しは必須で、今こそ「ハマの番長」の力が必要となる。  「将来的には指導者になって戻ってきたいという気持ちはあるけど、こればかりはタイミングもありますから」。引退直後にこう語っていた三浦氏。"タイミング"は、ついにやってきた。

◆昨季の借金51から今季は貯金9。数字以上に、選手全員で戦う姿勢が見えた1年間だった。  今春のキャンプはハードな日程と厳しい練習に驚いた。自分の監督時代でもやらなかったような内容。乗り越えた選手たちは、あれだけやったのだから勝てると、意識が変わったと思う。  小川監督の采配に加え、それをしっかり選手に伝えたコーチの存在も大きい。青木の復帰も大きく作用した。3度、首位打者を獲得して渡米したが、大リーグでは常にレギュラーというわけでもなく、移籍も繰り返し、多くの経験を積んで帰ってきた。青木の背中を山田やバレンティンが見ることで、連鎖反応も生まれたと思う。  投手陣では、勝ちパターンに入った近藤、石山が活躍するなど、決断と起用、選手の奮闘と全てがうまく回った1年だった。  一方でDeNAは、勝ち星を計算していた今永、石田、ウィーランドら先発投手の誤算が大きく響いた。打線も1、2番を最後まで固定できず、走者を置いたときの攻撃の形を作れなかったことが痛かったと思う。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
82592 0.582
(-)
優勝
(-)
0721
(-)
651
(-)
175
(-)
95
(-)
0.262
(-)
4.12
(-)
2
(-)
ヤクルト
75662 0.532
(↓0.004)
7
(↓0.5)
0658
(+1)
665
(+4)
135
(+1)
68
(-)
0.266
(↓0.001)
4.13
(-)
3
(-)
巨人
67715 0.486
(↑0.004)
13.5
(↑0.5)
0625
(+9)
575
(+4)
152
(+2)
61
(-)
0.257
(↑0.001)
3.79
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
67732 0.479
(↑0.004)
14.5
(↑0.5)
1571
(+4)
640
(+1)
181
(+1)
71
(-)
0.25
(-)
4.2
(↑0.02)
5
(-)
中日
63772 0.45
(-)
18.5
(-)
1596
(-)
651
(-)
97
(-)
60
(-)
0.265
(-)
4.38
(-)
6
(-)
阪神
60792 0.432
(↓0.003)
21
(↓0.5)
2572
(+4)
625
(+9)
84
(-)
75
(-)
0.253
(-)
4.08
(↓0.04)