DeNA(☆7対3★)ヤクルト =リーグ戦22回戦・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
10002000031112
DeNA
30103000X71102
勝利投手:平良 拳太郎(3勝2敗0S)
敗戦投手:石川 雅規(6勝6敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(31号・1回表ソロ),山田 哲人(32号・5回表2ラン)
【DeNA】宮﨑 敏郎(25号・3回裏ソロ),嶺井 博希(5号・5回裏3ラン)

  DAZN
◆DeNAは1点を追う1回裏、宮崎と筒香の適時打などで3点を挙げて逆転に成功する。4-3で迎えた5回には、2死一三塁の好機から嶺井の3ランが飛び出し、追加点を奪った。投げては、先発・平良が今季3勝目。敗れたヤクルトは、先発・石川が試合をつくれなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、14試合ぶりの1発を放った。 1回2死、DeNA平良のスライダーを左翼席へ運んだ。8月24日DeNA戦以来となる31号先制ソロを「いい形で入ることができました。先制点がとれて良かったです」と振り返った。

◆ヤクルトは山田の31号ソロで先制も、DeNAは直後の1回に宮崎、筒香の適時打で勝ち越し。その後は宮崎と嶺井の本塁打でリードを広げて逃げ切った。ヤクルトは借金生活に逆戻りした。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、今季2度目の1試合2本塁打を決めた。 1回2死の第1打席、DeNA先発平良のスライダーを左翼席へ運んだ。8月24日DeNA戦以来となる14試合ぶりの31号先制ソロを「いい形で入ることができました。先制点がとれて良かったです」と振り返った。 1-4で迎えた5回2死一塁の第3打席では、中堅右に32号2ランを放った。5打数3安打3打点の活躍も、チームは完敗。山田哲は「1本目も2本目も風に助けられたかなというのはあるけど、芯にも当たっているし振り切れていたから入ったと思う。今の状態はそこまで良くないので、次につながるかは分からない。1打席1打席、集中してやっていく。負けたのが悔しいし、20試合ぐらいあるので、いつも通りに切り替えて、東京ドームから頑張りたい」と11日からの3位巨人との3連戦に向け切り替えた。

◆ヤクルト小川淳司監督が5回の3失点を悔やんだ。山田哲のこの試合2本目の1発で1点差に迫った直後、2番手の大下が2死一、三塁から6番嶺井に痛恨の3ランを浴びた。 小川監督は「あれが一番痛い。追い上げにかかった時に。クリーンアップに打たれるのとは訳が違う」と厳しい表情だった。

◆DeNAがヤクルト戦今季初のカード勝ち越しを決めた。 初回に先制を許すも、直後に宮崎、筒香の適時打などで3点を奪い逆転。1点差に迫られて迎えた5回には、2死一、三塁から嶺井が5号3ランを右翼席に運び、突き放した。 先発平良は山田に2発を浴びながらも5回を3失点にまとめる粘投。6回から5投手でつなぎ、ヤクルトの反撃をかわした。 アレックス・ラミレス監督は「それぞれが勝利のためにプレーしてくれた。チーム一体の勝利だと思う」と笑顔。「沖縄の2人のコンビネーションが非常によかった」と、3勝目を挙げた平良、貴重な1発を放った嶺井の沖縄出身バッテリーの頑張りに目を細めた。 6回からの4イニングを無失点でつないだリリーフ陣も「よくやってくれた」と評価。6回に三嶋→エスコバーと2人をつぎ込んだ継投については「三嶋は昨日も2イニングを投げて、かなり使っている。今日は三嶋、エスコバーそれぞれ打者4人くらいと考えていた。うちのベストのリリーバー。本当によくやってくれている」と話した。

◆DeNA嶺井はバットを放り投げ、確信を持って打球の行方を見つめた。1点差に追い上げられた直後の5回2死一、三塁。初球の外角141キロを右翼席にたたき込んだ。流れを引き戻す5号3ラン。「平良が粘って投げてくれていたので、何とかランナーをかえそうと食らい付いていきました。いい感じでスイングできました」とうなずいた。 2日阪神戦以来の先発マスク。開幕から捕手は併用が続くが「自分にできることは同じ」と準備を欠かさない。この日も試合開始5時間前にグラウンドに出て、伊藤らと汗を流した。打率は1割台と高くないが、努力の積み重ねが1発の土台となった。守っては同じ沖縄出身の平良を懸命にリード。リリーフ陣も必死に引っ張った。負ければ最下位転落の危機を救い、今季初のヤクルト戦カード勝ち越しも決めた。巻き返しへ正念場の9月。「1点でも少なく抑えられるように、バッテリーで頑張ります」と力強く誓った。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(26)が一回に31号ソロ、五回に32号2ランを放った。山田は一回二死走者なしでDeNAの先発、平良から左翼席へ31号ソロ。先制点を挙げ「打ったのはスライダー、いいカタチで入ることが出来ました。先制点がとれて良かったです」と振り返った。  3点を追う五回には二死一塁でバックスクリーン右に32号2ランを放ち1点差とした。

◆ヤクルト先発の石川は4回6安打4失点で6敗目を喫した。試合後に出場選手登録を外れることが決まり、「このままでは駄目。これが今の実力と思ってやらないと」と悔しそうに話した。  1-0の一回に先頭打者の桑原に二塁打を許し、続く宮崎に適時打を浴びて瞬く間に追い付かれた。さらに捕手の井野の失策も絡んでこの回計3失点。三回にも宮崎にソロを浴び、五回の打席で代打を送られた。「球が高かった。先発が試合をつくれないと、こういう展開になる」と反省した。 小川監督(五回に嶺井に許した3ランに) 「あれが一番痛かった。中軸に打たれるのとは話が違う」 ヤクルト・田畑投手コーチ(石川に) 「緩い球の制球が高かった。本人にももどかしい部分があるだろう」

◆DeNAは効果的に点を重ね、本拠地で快勝した。先発の平良は5回6安打3失点ながら3勝目(2敗)を挙げた。  先制したのはヤクルト。一回、山田哲が31号ソロを放った。DeNAはその裏、無死二塁から宮崎の左前適時打で同点とすると、無死二、三塁から筒香の中前適時打で勝ち越し、続くソトのニゴロの間にさらに1点を追加した。DeNAは三回、先頭の宮崎が25号ソロを放ち、1点を追加。    ヤクルトは五回二死一塁から、山田哲がこの日2本目となる32号2ランで1点差に迫るが、DeNAはその裏、二死一、二塁から嶺井が5号3ランを放ち再び突き放した。投手陣は平良から三嶋、エスコバー、三上、パットン、山崎とつないだ。  ヤクルトは、山田哲が2本の本塁打を放ち、チームの全得点を叩き出す活躍も、投手陣が踏ん張れず。先発の石川は4回を6安打4失点で6敗目(6勝)。ヤクルトが敗れ、首位・広島の優勝マジックは「9」に減った。 5号3ランを放った嶺井の話 「なんとかランナーを還そうと思って必死に食らいつきました」

◆ヤクルトの山田哲が7月20日以来となる2本塁打を放った。0-0の一回に平良のスライダーを捉えて左翼席へ8月24日以来、14試合ぶりのソロを運ぶと、1-4の五回にはバックスクリーン右へ32号2ラン。ともに「しっかり芯に当たったし、振り切れたので入った」と振り返った。  ただ、チームはこの3点だけで敗れ「悔しい」とため息。クライマックスシリーズ(CS)進出を争う終盤戦へ「(自分の)状態は今はそんなに良くない。一打席ずつ集中してやっていくしかない」と話した。

◆DeNAの宮崎が2安打2打点で勝利に貢献した。0-1の一回無死二塁で内角球を引っ張って左前への同点打とすると、3-1の三回は先頭打者で外角の変化球を右翼席へ運ぶ25号ソロで追加点を生み「しっかりと引きつけて打つことができた」と喜んだ。  3位巨人とは4ゲーム差で、残り22試合。8月下旬から2番に入って打線を引っ張り「投手陣を助けられるように、しっかりと打ちたい」と意気込んだ。ラミレス監督は「いい状態。得点を稼いでほしい」と目を細めた。 平良(5回3失点で3勝目) 「直球も良く、変化球の曲がり幅も良かった。もう少し長いイニングを投げられるように、調整したい」 筒香(一回に適時打、入団時から慕う村田の現役引退表明に) 「いつかは村田さんを超えられる選手になりたい。いろいろな話を聞いて、財産になっている」

◆ヤクルト・青木宣親外野手(36)が9日、背中の張りのためにDeNA22回戦(横浜)を欠場した。小川淳司監督(61)は「(11日の巨人戦は)出られる方向だけれど、その日にならないと分からない」と説明した。

◆筒香が一回に中前適時打を放つなど2安打で勝利に貢献した。試合前には入団時からかわいがられ、背番号25を受け継いだBCリーグ・栃木の村田が現役引退を発表。「まだやってほしいし、一緒に野球やりたかったのが正直な気持ち」と惜しんだ。野球の取り組み方や準備の大切さなど教わることも多かった。「成績もまだ全然追いつけていないが、いつか村田さんを超えられる選手になりたい」と誓った。

◆石川が4回6安打4失点で6敗目(6勝)を喫した。一回に先頭から4連打を浴びるなど、いきなり3失点。三回にも宮崎に被弾し、「ボールが高く入ってしまった。前回と同じことをやってしまった。このままじゃいけないと思う」と肩を落とした。再調整のため、10日に出場選手登録を抹消される見込みだ。

◆セ・リーグ2位のヤクルトはDeNAに3-7で敗れ、再び借金生活に突入。山田哲人内野手(26)が2本塁打も、空砲になった。  「風に助けられたところもある。でも芯で捉えられて、振り切ることができた」と山田哲。試合前の時点で9月は打率・259で本塁打なしと下降気味だったが、一回、先制弾となる14試合ぶりの31号ソロを左翼席へ。五回には完璧に捉えた当たりで中越えの32号2ラン。「調子はそこまでよくないけれど、一打席一打席集中していきたい」と先を見据えた。  11日からは敵地・東京ドームで、1ゲーム差に迫られた3位・巨人との3連戦。トリプルスリー男のバットに、さらなる期待がかかる。 (横山尚杜)

◆DeNAは9日、ヤクルト22回戦(横浜)に7-3で快勝。2番に定着した宮崎敏郎内野手(29)が一回に左前適時打で打線に着火し、三回には25号ソロを放つなど、今季初のこのカード勝ち越しに貢献した。  「宮崎には自分を犠牲にするのではなく、点を稼いでほしいと思っている。きょうは走者を進ませようと逆方向に打つのでなく、自分のスイングで引っ張ってくれた」とラミレス監督。一回は無死二塁から石川の直球を強振して左前へ運び、『攻撃的2番』としての面目躍如。2番で先発時の得点圏打率は・429と、勝負強さを発揮している。  チームは敗れれば最下位転落という試合を勝ちきり、3位・巨人に4ゲーム差でCS進出へ望みをつなぐ。「残り試合は少ないけれど、投手陣の助けになれるようにしっかり打ちたい」と宮崎。上位打線が火をつけ、打ち勝つ展開で最終盤の激戦をものにする。(佐藤春佳)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
72492 0.595
(↓0.005)
M9
(↑1)
20632
(+3)
565
(+4)
163
(+2)
77
(-)
0.266
(-)
4.16
(↑0.01)
2
(-)
ヤクルト
60611 0.496
(↓0.004)
12
(-)
21572
(+3)
601
(+7)
117
(+2)
63
(-)
0.269
(↑0.001
4.44
(↓0.01)
3
(-)
巨人
60633 0.488
(-)
13
(↑0.5)
17566
(-)
521
(-)
132
(-)
58
(-)
0.261
(-)
3.93
(-)
4
(-)
阪神
54611 0.47
(-)
15
(↑0.5)
27474
(-)
506
(-)
72
(-)
61
(-)
0.255
(-)
3.97
(-)
5
(-)
DeNA
54652 0.454
(↑0.005)
17
(↑1)
22487
(+7)
567
(+3)
151
(+2)
68
(-)
0.253
(↑0.001
4.33
(↑0.02)
6
(-)
中日
57692 0.452
(↑0.004)
17.5
(↑1)
15546
(+4)
581
(+3)
86
(-)
56
(+2)
0.265
(-)
4.34
(↑0.01)