1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 12 | 0 | 0 |
ロッテ | 2 | 0 | 2 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 11 | 13 | 0 | 3 |
勝利投手:シェッパーズ(1勝3敗1S) 敗戦投手:松本 裕樹(1勝1敗0S) 本塁打 |
◆ロッテは初回、角中の2ランで先制する。その後は3回裏に鈴木の2ラン、続く4回には井上と鈴木の適時二塁打が飛び出すなど、終わってみれば13安打で11得点を挙げた。投げては、先発・シェッパーズが来日初勝利。敗れたソフトバンクは、投手陣が精彩を欠き、連勝は4で止まった。
◆ ロッテは1回に角中の6号2ランで先制した。2回に1点を失ったが、3回に鈴木の5号2ランで突き放した。 ロッテは4回に4点を追加すると、5回は平沢の2号3ランで突き放した。先発シェッパーズは5回8安打3失点で降板した。 ロッテは6回以降、唐川、益田、チェンとつなぎ連敗を4で止めた。シェッパーズが来日初勝利。ソフトバンクは先発松本裕が3回4失点で初黒星を喫した。
◆ ソフトバンク栗原陵矢捕手(22)が、プロ4年目で初安打を放った。 6回1死二塁で代打として登場。1ストライクから2球目の139キロカットボールを左前へ運んだ。「来た球を打った。うれしかった。これからです」。今季3打席目、プロ通算6打席目での初安打となった。 二塁から本塁を狙った中村晃は本塁憤死となり、適時打にはならなかった。本塁でのクロスプレーが終了すると、次打者の上林がロッテの捕手田村に歩み寄ってボールをもらい、三塁ベンチへ投げた。記念球は、吉鶴バッテリーコーチから栗原へ手渡された。「(一塁)ベース上から上林さんがもらってくれているのを見ていました。ボールは親にあげます」と喜んだ。
◆ ソフトバンクがZOZOマリンの強風に苦しみ、連勝は4でストップした。前日4日は風速20メートル以上の強風で試合中止となったが、この日も常に10メートルから14メートルの風が吹き荒れた。先発松本裕は球を操れず、3回4失点でKO。先発に黒星がつくのは8月16日楽天戦の武田以来だ。 4回2死満塁の守りでは、井上の左翼への本塁打性の打球が、風速11メートルの風に強烈に戻された。左翼の長谷川勇が打球めがけて飛び込んだが、グラブの前で落ち、走者一掃の適時二塁打。試合の流れを決められた。中堅の柳田も「打った瞬間、当たりは本塁打。上空で(打球が)止まった。ここ以外だったら本塁打だった」と驚いた。工藤監督も「同じ条件でやっている。試合前に飛球の練習もしていた。難しい(打球)判断だった」と長谷川勇を責めなかった。 先手を取ろうと工藤監督は初回から動いた。2死一、三塁で柳田が二盗を試みアウトとなったが、工藤監督の作戦は重盗だった。「意図がうまく(三塁走者に)伝わっていなかった。しっかりサインを出しておくべきだった」。2回は1点差で1死三塁から甲斐にスクイズを命じたが、見破られて捕邪飛併殺に。 首位西武が負け、ゲーム差は4・5のまま。ZOZOマリンではあと5試合。連覇のために、風も攻略しなければならない。【石橋隆雄】
◆ロッテは5日、8月31日の日本ハム戦で行われた「ビール半額デー」の売り子ペナントレース1位に、397杯を売り上げた、なつきさんが輝いたと発表した。 参加88人の売り上げベスト5は以下の通り。 1位 なつきさん(397杯) 2位 まりなさん、ゆきさん(ともに387杯) 4位 みこさん(304杯) 5位 まなみさん(296杯) 売り子ペナントレースは、3月30日の本拠地開幕戦から実施し、ZOZOマリン主催ゲーム55試合(東京ドーム、富山は除く)を終えた時点での途中経過は以下の通りになった。 1位まりなさん1万1820杯、2位まなみさん9792杯、3位ゆきさん9313杯、4位みこさん9296杯、5位なつきさん9076杯。 ビール半額デーで奮闘した、なつきさん(5年目 アサヒビール販売)は「ビール半額デーはお祭りのようで、楽しくビールを売ることができました。ペナントレース参加者で上位5位の中で1番、ビールを販売したと聞いてうれしかったです。今年のビール半額デーは400杯を目標に挑みましたが3杯足らず397杯でした。少し悔しい思いをしましたが、私が5年間売り子として販売した過去最高記録を出すことができて達成感と満足感でいっぱいです。今シーズンのホームゲームも残りわずかですがファンの皆様はビールを片手に千葉ロッテマリーンズを全力で応援していただき野球観戦を楽しんでいただけたらうれしいです。私も千葉ロッテマリーンズの9月の大マクリを信じて笑顔で頑張ります」と喜んだ。 売り子ペナントレースは、開幕~ホーム最終戦までで競われる。参加者は立ち売り販売のドリンクメニュー(ソフトドリンクも含む)を販売している売り子経験5年以内で、参加を希望した88人。 販売杯数NO・1には優勝賞品として「ハワイアン航空 成田-ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。
◆強風による3年ぶり5度目の中止から一夜明けても、ZOZOマリンには相変わらずの風が吹き荒れていた。ロッテ練習時には16メートル、試合開始時には左翼から本塁方向へ14メートルの強風が吹く中、1回1死二塁から3番角中勝也外野手(31)が右翼席に先制2ランを放った。 1死一塁からボークで二塁に進んだ直後、122キロのスライダーをとらえた。 「相手のミスもあってランナー二塁に行って、まずは先制点というところだったので、コンパクトに振ることを意識していきました。しっかりとらえることができました」と喜んだ。 1点差に迫られた3回には、1死一塁から鈴木大地内野手が右翼席に5号2ランを放った。
◆ロッテ福浦和也内野手(42)が「8番DH」で先発し、第2打席で中前打を放ち、2000安打まで残り7本とした。 1ボールから、ソフトバンク中田の内角への146キロ直球を中前に運んだ。 安打は8月29日のソフトバンク戦以来で、「FUKU METER」は「1993」とカウントされた。
◆ロッテの4番井上晴哉内野手(29)が、本拠地特有の強風を生かした走者一掃の「レフト前二塁打」を放った。 4回2死満塁から、142キロの直球を芯でとらえると、左翼スタンドへの満塁本塁打かと思いきや、高く上がった打球は左翼から本塁方向へ吹く11メートルの逆風に押し戻された。 フェンス際まで追ったソフトバンク長谷川が慌てて前進し、最後はダイブしたが届かない。3人の走者がホームに返り、井上は二塁に到達した。 「風がなければ? 自分の感触では入っていたと思います」と笑った。 井上は、13メートルの強風が吹いた6月27日の楽天戦でも、1回2死一、三塁から高く打ち上げた打球がポテンヒットになる漫画「ドカベン」の「通天閣打法」を披露。地の利を生かした打法で得点を重ねている。
◆2番平沢大河外野手(20)が5回に2号3ランを放つなど、13安打で11点を奪い、連敗を4で止めた。1回には角中の先制2ラン、3回は鈴木の2ランと3本塁打が飛び出した。 井口資仁監督(43)は「クリーンアップが今日はしっかりと打ってくれた。角中の初回のホームランも大きかったし、中押しもできた。(平沢は)ずっといい感じでバッティングしている。それが結果につながった。打線のつながりとしてはしっかりとあった。チャンスでなかなか1本が出なかったが、今日はしっかりと出た」と評価した。 先発のシェッパーズは5回3失点で初勝利。 井口監督は「何とか5回投げ切ってほしい中で、3点取られましたけど、こういうタフな状況ですけどホームですから、勝てて良かった」と言った。
◆ソフトバンクの長谷川勇が三回の守備で、飛球を捕った際に左翼フェンスに衝突して右足を負傷した。七回の守備で退くまでプレーした。球団によると、千葉県習志野市内の病院でエックス線検査を受けた結果、骨に異常はなく右足親指の打撲と診断された。 四回2死満塁の守備でも痛恨のプレーがあった。左翼への飛球が強風で押し戻され、慌てて前進して飛び込んだが捕れず、3点二塁打としてしまった。工藤監督は「難しい判断だったと思う」と責めなかった。 鈴木(本塁打を含む4安打) 「久しぶりに仕事ができて良かった。甘い球をしっかり捉えられている」 中田(2番手で登板し、2回7失点) 「(強風が)久々の感じで、投げながら(修正を)やらないといけなかった」 栗原(六回に代打で左前打を放ち、プロ4年目で初安打) 「もちろんうれしかった」 牧原(3安打で6試合連続複数安打をマーク) 「甘い球を積極的に打って、いいところに飛んでくれた」
◆ソフトバンク・長谷川勇也外野手(33)が5日、ロッテ16回戦(ZOZOマリン)の三回の守備で飛球を捕った際に左翼フェンスに衝突して右足を負傷した。七回の守備で退くまでプレーした。球団によると、千葉・習志野市内の病院でエックス線検査を受けた結果、骨に異常はなく右足親指の打撲と診断された。
◆松本裕は3回4失点でKOされ、今季4度目の先発で初黒星を喫した。プロ4年目で初登板となる球場の強風の影響で制球に苦しみ、2本の2ランを浴びた。チームの連勝は4で止まり「自分のバランス、タイミングで投げることができなかった」と悔やんだ。風速10メートル前後の風が吹き荒れる中、球が高めに上ずった。首位・西武を猛追する原動力になってきたが「修正できずチームに迷惑をかけてしまった」と反省した。
◆ロッテが連敗を4で止めた。一回に角中の2ランで先制し、三回に鈴木の2ラン、四回に井上の3点二塁打などで4点を加点し差を広げた。シェッパーズは5回3失点で来日初勝利。ソフトバンクは松本裕が崩れ、連勝が4で止まった。
◆角中が先制の6号2ランを放ち、勝利を呼んだ。一回1死二塁で松本裕のスライダーを右翼席へたたき込み「コンパクトに振ることを意識して、しっかり捉えることができた」と胸を張った。 前の試合から3番に座って2試合連続打点。低調だった打撃が8月下旬から上向き「伝わらない細かい部分だが、打ち方の感覚で思い出したことがある」と手応えを口にした。井口監督は「カク(角中)の本塁打が大きかった」と目尻を下げた。
◆13安打で11点を挙げて快勝し、連敗を4で止めた。鈴木が三回に右越え5号2ランを放つなど4安打3打点の活躍。三塁打が出ればサイクル安打だった第5打席は冷静に四球を選んだ。ここ4試合で3本塁打と気を吐くチームリーダーは「長距離打者ではない自分に本塁打が出ているのは、いい打ち方をしているからだと思う。ヒットの延長が本塁打なので"ホームラン病"にかからないようにしたい」と気を引き締めていた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
69 | 48 | 2 | 0.59 (↓0.005) | (-) |
24 | 649 (-) | 558 (+4) | 161 (-) | 112 (-) |
0.272 (↓0.002) | 4.36 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
63 | 51 | 1 | 0.553 (↓0.005) | 4.5 (-) |
28 | 549 (+3) | 481 (+11) | 169 (-) | 70 (+1) |
0.266 (↑0.001) | 4 (↓0.06) |
3 (-) |
日本ハム |
64 | 53 | 3 | 0.547 (↑0.004) | 5 (↑1) |
23 | 515 (+4) | 487 (-) | 128 (-) | 77 (-) |
0.254 (↑0.001) | 3.7 (↑0.04) |
4 (-) |
ORIX |
55 | 61 | 5 | 0.474 (↓0.004) | 13.5 (-) |
22 | 459 (+8) | 481 (+9) | 89 (+1) | 82 (+1) |
0.24 (-) | 3.7 (↓0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
53 | 60 | 3 | 0.469 (↑0.005) | 14 (↑1) |
27 | 444 (+11) | 482 (+3) | 57 (+3) | 105 (-) |
0.252 (↑0.002) | 3.82 (↑0.01) |
6 (-) |
楽天 |
48 | 68 | 3 | 0.414 (↑0.005) | 20.5 (↑1) |
24 | 425 (+9) | 488 (+8) | 110 (+3) | 57 (+1) |
0.24 (-) | 3.81 (↓0.02) |
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