オリックス(★8対9☆)楽天 =リーグ戦20回戦・ほっともっとフィールド神戸=
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楽天
12002020291123
ORIX
41010002081001
勝利投手:青山 浩二(4勝1敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(4勝7敗3S))
敗戦投手:増井 浩俊(1勝5敗30S)

本塁打
【楽天】銀次(4号・1回表ソロ),山下 斐紹(2号・2回表2ラン),島内 宏明(8号・7回表2ラン)
【オリックス】中島 宏之(4号・1回裏3ラン)

  DAZN
◆楽天が連敗を8で止めた。楽天は1点を追う7回表、島内の2ランで逆転に成功する。その後は再び1点リードを許すも、9回に島内の適時打などで2点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、6番手・松井が今季3

◆ 楽天田中和基外野手(24)は現在19盗塁。楽天の選手で20盗塁すると、13年の聖沢以来。2年目以内では07、08年の渡辺直に次いで球団2人目となる。 今季カード別最多の4盗塁しているオリックス戦で、20盗塁に乗せるか。

◆ 楽天は初回に銀次の4号ソロで先制。オリックスは1回、中島の4号3ランなどで4得点。楽天は2回に山下の2号2ランで反撃。 オリックスは4回に吉田正の犠飛でリードを広げた。楽天は5回にウィーラーの2点適時二塁打で1点差に縮めた。 楽天が連敗を「8」で止めた。1点を追う9回に島内の適時打などで逆転した。青山が4勝目。松井は3セーブ目。オリックス増井は救援に失敗し、今季5敗目。

◆ 楽天が"再逆転勝ち"し、引き分けをはさんで続いていた連敗を8で止めた。 エラーをした若手のためにも絶対に負けるわけにはいかなかった。 7-6とリードした8回裏1死一、二塁。オリックス吉田正のゴロを捕球した二塁手の村林一輝は、併殺を狙って遊撃へバックトス。これが頭の上を抜ける悪送球となり、同点とされてしまった。さらに安達に適時打を打たれ、楽天は7-8と逆転を許した。 20歳の村林に敗戦の責任を背負わせるわけにはいかないと、9回表に打線がさらに奮起した。代打今江年晶の中前打と2番銀次の右前打で1死一、三塁の好機をつくると、3番島内宏明が右前へ同点適時打。さらに相手守護神・増井の暴投で決勝点を奪った。 島内は試合後「村林のエラーもあったんで何とかあいつのためにもと。僕もエラーすることありますし、そういう時にチームが勝ってくれたらすごい救われるんで」と話した。 平石監督代行も村林の失策の場面を振り返り「バックトスを『軽い』と言う人もいると思う。でも僕はそう思わない。アウトにする選択肢の1つとしてバックトスはありますから。日本では昔から逆シングルでエラーすると『正面に入れ』とか言われたり。でもあのプレー(を選択したこと)が悪いわけじゃない。本人があのプレーで良いと思えば、今度もやればいい。今度は絶対にアウトにしないといけないですけど。負けていれば本当に痛いことですけど、彼にとってはさらに1歩も2歩も前進する糧になると思う」とプレー選択自体は間違っていないと強調した。

◆オリックス福良淳一監督の非情采配も実らなかった。 2点リードの5回表2死一、二塁で先発松葉に降板指令。勝利投手の権利獲得は目前だったが、精彩を欠く内容に決断した。 「松葉は全体的に緩かった。あれではキツイ」と厳しかった。代わった比嘉がウィーラーに同点の適時二塁打を浴び、継投は裏目に出た。打線の粘りで8回に逆転に成功したが、守護神増井が3本の被安打と暴投で2点を失い、万事休す。自力でのCS出場が消滅した後、2連勝していたが、投手陣の乱調が勢いを止めた。

◆オリックス投手陣がリードを守れなかった。最終回に守護神増井が3安打され、同点に追いつかれると、暴投で決勝点を許した。福良監督は「フォークが高めに抜けたのは珍しかった」と首を傾げた。 先発松葉も精彩を欠き、勝利投手目前の5回2死一、二塁で降板指令を受けた。「松葉は全体的に緩かった。あれではキツイ」と指揮官。3連勝ならず、奇跡のCS出場が遠のく1敗となった。

◆楽天が接戦を制し、1分けを挟む連敗を8で止めた。7-8の九回に島内の適時打で同点とした後、暴投で勝ち越した。青山が4勝目、松井が4月19日以来の3セーブ目を挙げた。オリックスは抑えの増井がつかまった。

◆楽天の松井が4月19日以来の今季3セーブ目をマークした。150キロを超える直球を主体に若月、福田を空振り三振、大城は左飛と危なげなく1点差を守り「勝って終われて良かった」と笑みを浮かべた。  昨季まで3年連続で30セーブ以上を挙げたが、今季は開幕から不振が続き、抑えの座を失った。代わって主に抑えを務めてきたハーマンが左脚の炎症で出場選手登録を外れ、代役として巡ってきたチャンスで好結果を残した。これで通算99セーブとし、大台にあと一つと迫った。 辛島(4回6失点) 「とにかくボールが高かった。修正できなかった」 銀次(一回に先制の4号ソロ) 「完璧。いいスイングができた」 山下(二回に2号2ラン) 「追い込まれていたので、逆方向は意識していた。何とかしたいと思っていたので良かった」

◆今季ワーストの連敗を8で止め、8月21日以来の勝利をつかんだ。平石監督代行は「一つ勝つって大変ですね」とかみしめるように振り返った。立役者は島内。まず5-6の七回二死一塁。2ボールから右翼席へ逆転の8号2ランをたたき込んだ。九回一死一、三塁では同点打も放った。チームは若手中心の選手起用に切り替わったが、その中でも不動の3番に座る28歳の主力は「勝ったことが何よりです」と胸をなで下ろした。

◆オリックスの吉田正が0-1の一回に同点の二塁打を放った。1死一、三塁で初球の変化球を捉えて右越えに運び「最低でも外野フライを打とうと思っていたが、うまく芯に引っかかってくれた」とうなずいた。  5-3の四回には1死満塁から左飛で走者をかえした。これがチームトップの77打点目と、4番打者が仕事をこなしている。

◆オリックスは8-7の九回に登板した抑えの増井が誤算だった。先頭の代打今江に中前打で出塁されると、1死後に銀次にも右前打されて一、三塁となり、島内の右前打で同点。次打者ウィーラーのときに暴投で勝ち越しを許した。  56試合目の登板で5敗目を喫した守護神を、福良監督は「うちのパターンですから。フォークが高めに抜けるのは珍しかった」と責めなかった。 松葉(五回途中5失点) 「初回に先制されてしまったが、打線がすぐに逆転してくれたし、もっとリズムのいい投球をしなければいけなかった」 福良監督(打線に) 「これだけの粘りを見せるということは、状態は上がってきているということ」

◆打線が粘りを見せるも逆転負け。8-7の九回に守護神の増井が打たれ、シーソーゲームを落とした。福良監督は「勝ちパターンの黒木、(山本)由伸、増井が打たれたら(仕方ない)」と渋い表情。先発の松葉が4回2/3を5失点とゲームをつくれなかったことが響き、「全体的にボールがゆるかった。あれではキツイ」と指摘した。ただ、攻撃陣はつながりを見せ始め「上がってきている」と評価した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
69482 0.59
(↓0.005)
(-)
24649
(-)
558
(+4)
161
(-)
112
(-)
0.272
(↓0.002)
4.36
(-)
2
(-)
ソフトバンク
63511 0.553
(↓0.005)
4.5
(-)
28549
(+3)
481
(+11)
169
(-)
70
(+1)
0.266
(↑0.001)
4
(↓0.06)
3
(-)
日本ハム
64533 0.547
(↑0.004)
5
(↑1)
23515
(+4)
487
(-)
128
(-)
77
(-)
0.254
(↑0.001)
3.7
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
55615 0.474
(↓0.004)
13.5
(-)
22459
(+8)
481
(+9)
89
(+1)
82
(+1)
0.24
(-)
3.7
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
53603 0.469
(↑0.005)
14
(↑1)
27444
(+11)
482
(+3)
57
(+3)
105
(-)
0.252
(↑0.002)
3.82
(↑0.01)
6
(-)
楽天
48683 0.414
(↑0.005)
20.5
(↑1)
24425
(+9)
488
(+8)
110
(+3)
57
(+1)
0.24
(-)
3.81
(↓0.02)