阪神(雨天ノーゲーム)DeNA =リーグ戦18回戦・阪神甲子園球場=
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DeNA
13- 451
阪神
10 120
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆阪神は劣勢の展開に陥っていたが、降雨とグラウンド状態不良のためノーゲームになった。 3連敗中で今季最多の借金9を背負って迎えたこの日、先発秋山が1回、ロペスに先制ソロ本塁打を浴びた。その裏、同点に追いついたが、2回にはソトに勝ち越しソロ本塁打を被弾し、大和に左翼線2点適時二塁打を許し、3点のビハインドになった。3回1死二塁で秋山がソトに対して4球目を投げ終わったところで雨が強くなり、この日、3度目の中断。そのままノーゲームになった。 追う展開だったが金本知憲監督は「まだ2回、3回か。先が分からんかったから。浜口も今日、あまりよくなさそうだった」と振り返った。今季17度目の中止で、シーズン終盤の日程がさらに過密になるのが確実になった。指揮官も「きつくなるわね。しょうがないわね、これもう...。天気だから」と渋い表情だった。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督は最後まで納得いかない表情だった。 3点リードの3回攻撃中に雨天による3度目の中断に入り、そのままノーゲームが決定。この時点では雨はやんでおり「スタンドの4万人の人たちもビックリしたと思う。(雨が)振り続けているなら(審判団の)決断も分かるが、もう降っていなかった。なぜこういう決断をしたのか、ちょっと分からない」と不満顔だった。 審判団からの理由説明も「何もなかったですね」とし、「ファンの方々にも、アンパイアからの説明が必要じゃないかと思う」と話した。

◆雨か汗か、阪神秋山拓巳投手は額をぬぐいながらマウンドに立った。 試合前からナイター照明がつけられ、小雨が降り続けたコンディション。1回先頭の大和を遊ゴロに打ち取り、宮崎も中飛。無難に立ち上がったかに見えたが、2死からロペスに左翼スタンドに運ばれた。同点に追いついてもらった後の2回は先頭のソトに変化球を左中間スタンドへ。その後も安打と四球などでピンチを招き、大和に三塁線を破られた。 「初球からどんどん振ってきて、それをうまく利用出来なかった。どうしてもストライクゾーンに集まってしまった。同じ打者に繰り返してしまいました。(雨は)土も大丈夫だったし、僕のときはそこまで降ってなかったので」 初球から積極的に振ってくるDeNA打線。くらった2発はいずれも甘い球ではなかったが、かわしきれなかった。香田投手コーチも「もう少し用心するとか。弱点から入る、勝負球から入るとかね」と苦言を呈した。得点直後の失点にも「セオリーを大事にしてほしい」と続け、2カ月以上白星から遠ざかる右腕に「こういう投球をしていると、なかなか次というのは出てこないでしょうから」と厳しかった。 前を向くしかない。雨天によりノーゲームが宣告され、3回途中4失点も、記録は残らない。練習ではいい感覚を取り戻しつつあるが、なかなか結果として出ない状況。秋山は「これが続いているので、今を乗りこえないといけないと思う。記録には残らないので、また練習したいと思います」と自分に言い聞かせた。金本監督も「甘いところに行ったわけではないんだけどね。踏み込まれて打たれているというイメージは受けますけどね」と語った。柱として期待される存在。このまま終わるわけにはいかない。壁を乗りこえるだけだ。

◆DeNAラミレス監督は不満を隠せなかった。 雨天による3度目の中断に入り、そのままノーゲームが決定。この時点では雨はやんでおり「降っているなら(審判団の)決断も理解できるが、降っていないのにこうなって。ちょっと分からない。アンパイアからの説明があると思ったが、それもなかった」。ロペス、ソトの本塁打などで3点のリードを奪い、優位な展開に持ち込んでいたが全て幻に。「誰が何点取ろうが、アンパイアにノーと言われては...」と、最後まで納得いかない表情だった。

◆今季最多の借金9を背負う阪神は8月31日、DeNA18回戦(甲子園)が降雨とグラウンド状態不良のため、ノーゲームになった。3連敗中の悪い流れはこの日も変わらず。序盤から点の取り合いで2回に3点を勝ち越される苦しい展開になった。3回1死二塁の守備中、豪雨になり、この日3度目の中断の末にノーゲーム。敗戦なら、借金2桁に達していただけに「救いの雨」だった。9月末以降は最長13連戦になる可能性も浮上するが、ともかく仕切り直して9月に向かう。 阪神が陥っていた苦境は雨で流れた。3点のビハインドも、先発秋山が食らった2被弾も、すべて豪雨とともに消えた。3回途中のノーゲーム。この日も劣勢に立たされていた金本監督は「悪い展開だったけど流れだからね。気分が変わってくれたらいい。選手がまた気分を変えてね。流れも変えられるようにしたいですね」と前を向いた。 プレーボール直前から、甲子園の上空を灰色の雲が覆う。断続的に雨が降り、再三の中断を強いられたが「救いの雨」になった。序盤から旗色が悪い。先発秋山が1回、ロペスに先制アーチを浴びるとその裏、すかさず同点に追いつく。だが2回はソトのソロ弾、大和の三塁線を破る2点二塁打で再び3点のリードを許した。秋山は3回も1死二塁のピンチを背負う。ソトに4球目を投げ終えたところで3度目の中断だ。 20分近く天候の回復を待ったが、グラウンド状態も悪化し、ノーゲームが決まった。金本監督は「まだ2回、3回か。先が分からんかったから。浜口も今日、あまりよくなさそうだった」と闘志満々だったが、前日8月30日までのヤクルト3連戦は合計3得点にとどまるなど打線は下降線で、不利な状況は雨で消えた。 試合前まで長期ロード明け3連敗中で今季最多の借金9に膨れ上がっていた。敗れていれば大台の「10」に達する危機的状況だったが一難は去った。ただ、指揮官の表情は晴れない。 「きつくなるわね。しょうがないわね、これ、もう...。天気だから」 今季、雨天などで試合を見合わせたのは実に17度目だ。9月下旬以降の日程はさらに過密になる。雨天中止だった7月28日ヤクルト戦(神宮)の代替日も未定。2試合を追加する必要があり、球団関係者によれば10月6、8日の試合開催が濃厚だという。最長13連戦になる可能性が高まった。 先行きは読めないが、ともあれ、水入りとともに仕切り直す。今季、中止の次戦は9勝2敗1分け。好相性を生かし、新たなツキを呼びたい。【酒井俊作】

◆阪神江越が快音と好走塁で、6月1日西武戦以来のスタメン起用に応えた。2回先頭で迎えた第1打席。DeNA浜口が投じた低めの136キロ変化球に食らいつき、しぶとく中前に落とした。「先頭だったので、なんとか出塁しようと思っていました。追い込まれていたので、詰まってでもヒットになって良かった」と振り返った。 持ち前の俊足も光った。1死後、梅野の左前打で一塁から一気に三塁へ激走。「グラウンドが外野手からしたら最悪の状況だったので、思い切っていきました」。得点にはつながらなかったが、好判断で相手バッテリーに圧力をかけた。 金本監督は「どちらかと言えば外野の守り、守備範囲とかで起用した。ちょっと俊介がパッとしないしね。ヒットが出て自信にしてくれればいい」と抜てきの意図を説明。この日の安打は幻となったが、シーズン終盤の切り札となるべく、江越が猛アピールする。【吉見元太】

◆甲子園でのカード初戦は三回途中降雨ノーゲームとなった。  3連敗中の阪神は秋山、DeNAは浜口が先発。DeNAは一回、二死走者なしからロペスが左翼席へ19号ソロを放って先制。阪神はその裏、二死一、三塁で相手投手が一塁へのけん制を悪送球。その間に走者が生還し1-1とした。DeNAは二回、先頭打者のソトが左翼席へ28号ソロを放ち再び勝ち越すと、二死一、三塁から大和の左翼線二塁打でさらに2点を追加。DeNAが4-1とリードしたが、三回表に雨が強くなり、ノーゲームとなった。

◆甲子園に戻って3連敗中の阪神は、1-4の三回1死二塁のピンチでノーゲームとなり、救われた格好となった。  金本監督は「悪い展開だったが、流れだから。選手が気分を変えて、流れも変えられるようにしたい」と前向きに話した。大型連戦が待ち受ける秋の日程がさらに過密になるが「天気だからしょうがないね」と語った。  2本塁打を浴びるなど、精彩を欠いた先発の秋山は「記録には残らないので。課題も多いし、練習したい」と次回登板を見据えた。

◆DeNAのラミレス監督は、31日の阪神戦(甲子園)で雨による中断後、雨がやんだかに思われた状況での中止決定に不満げな表情を浮かべた。  「雨が降り続けているなら理解できるけど、やんでいるのになぜ中止になったのか分からない。スタンドにいる4万人のファンもびっくりしているのでは。審判からは何の説明もなかった」  一回に2度の中断があったが、いずれもすぐにやんだために試合は再開。その後も霧雨のような天候の下で試合は続き、DeNAが4-1でリードし、三回一死二塁で打席にソトという場面で3度目の中断。約10分後に雨は弱まったが、そのまま試合中止となった。  リードしている展開で、雨がやみ始めたにもかかわらず中止。ラミレス監督は何の説明もなかったことに不信感を募らせていた。  一回の先制弾が幻となったロペスも「去年のCSはもっと雨が降っているなかでやっていた。みんなビックリしている。いつもは(決定まで)30分くらい待つのに...」と首をひねった。青山ヘッドコーチも「勝っているチームには説明しないといけない。こんなことは初めて」と突然の中止発表に怒りを押し殺していた。

◆3点リードしていたDeNAのラミレス監督はノーゲームの判断に怒り心頭だった。雨は収まっていただけに「この決断は分からない。自分たちだけでなく、スタンドの4万人もびっくりしたと思う」と、宣告後もしばらくベンチにとどまり、目を丸くした。  甲子園での高打率から3番に移したロペスの先制ソロなどで、思惑通りに試合は進んでいただけに「(審判団から)中止の理由を言ってくると思ったが、彼らはノーゲームとしただけでバイバイした」と不満をぶちまけた。

◆「6番・中堅」で6月1日の西武戦(メットライフ)以来、今季9度目の先発出場となった江越がハッスルする。二回先頭で浜口の直球を中前へ落とすと、一死後、梅野の左前打で一気に三塁を陥れた。「外野手からしたらグラウンドが嫌な状況だった。何とかアピールしてと思っています」。金本監督は「向こうは長打力がある打者多いからね。外野の守備というのが一番のアレ(スタメン起用の理由)です」と説明した。

◆この「三回表一死降雨ノーゲーム」は、みんなの願いがちょっとずつかなったということなのでしょうか。  甲子園に戻ってきたのにヤクルトに3連敗して借金が9に増え、阪神はAクラスより最下位の方が近くなっていました。  「打ってくれないかなあ。投手は頑張っていますから。打線が点を取ってくれれば」  投手陣を担当しているトラ番箭内桃子です。先日、箭内が時々、金縛りになるという悩みを紹介しましたが、阪神打線も最近は金縛りになったかのように点が取れなくなり、0-1、2-4、1-3で3連敗。箭内が言う通り、打線が奮起してくれれば、状況は変わるはずなのです。  「青柳投手がきょう1軍練習に合流しました。2軍で6連勝、16イニング無失点中と好調ですから動きもはつらつとしていました。日曜日(9月2日)に先発予定です。新しい風を吹き込んでくれるはずです」  その試合に向けて勢いをつける意味でも勝ってほしいと願っていたのです。ちなみに、箭内個人の悩みはすっかり解消したらしい。  「カフェインを摂り過ぎないように気をつけたら、ぐっすり眠れるようになりました」  タイガースより一足先に金縛りから脱出しています。  「俺は来週の火曜日、9月4日の広島3連戦(マツダ)の初戦に向けて、なんとか調子を上げてほしいんや。ええ試合をしてほしい」  こちらはベテラン編集委員上田雅昭です。上田とはいつも"きょうは何の日"みたいな話になりますが、今回はなぜその日にこだわったのか。上田らしい理由がありました。  「きょう8月31日は野茂英雄の誕生日なんや」  日米で活躍した野茂も50歳。近鉄担当時代に新人だった野茂を取材して以来、会えば今でも話が弾み、彼のスケジュールも把握している上田によると、9月4日の広島-阪神で、久々に地上波(テレビ大阪)の解説をするのです。  「一緒に解説をするのが江夏豊さんなんや。2人の解説が聞けるのを楽しみにしてんねん」  首位広島とぶつかるそのときに、阪神のチーム状態が現状のままでは解説を聞く楽しみも半減するというわけです。  「大丈夫ですよ。糸井さんは元気だし、原口選手は出てきた瞬間に周りの空気まで変える。『絶対打つ』という雰囲気になります。僕は今年、ファームも見せてもらうようになって、板山選手や江越選手が上がってきて活躍してくれるとつい力が入ります。きょうは6番で出ている江越選手が打ってくれます」  打者担当の竹村岳の願いも、少しかないました。降雨ノーゲームで記録には残りませんが、江越は二回先頭の第1打席で中前にクリーンヒット。何より、チームにとっては1-4の劣勢がノーゲームになったのですから。  「ラッキー、負けなかった」  当番デスク堀啓介も正直な感想をもらしていました。あとは、これがきっかけになって、きょうの試合に、青柳が先発する日曜日に、そしてレジェンド2人が解説する広島戦にいい形でつながってくれれば。

◆  --ノーゲーム。展開を考えると...  金本監督「まだ二回か、三回?(三回表) まだわからん。浜口、きょうあんまりよくなさそうやったしな」  --秋山は立ち上がりから  「高さはいい高さにいってるんだけどな。低めに。2本とも低めでしょ? ホームラン。スライダーと真っすぐか。そんなに甘いところにいってるわけじゃないんだけどな。踏み込まれて打たれているというイメージは受けますけどね」  --秋山の次回は  「いやいや、それは投手コーチに」  --鳥谷が二回に三塁線を抜かれた。反応しきれなかった  「どうかな。それは本人に...。下が悪かったのかもわからんしな。ポジショニングはちょっと俺も...守備コーチに任せているからさ。俺も分からない」  --江越がスタメンでいい働きをした  「ヒット1本だけどね。どちらかといえば守り、守備範囲とかで起用したんですけどね。俊介もパッとしないしね。ま、自信にすればね」  --2軍からの上がり目  「それは...打撃に関してはないですけどね。きょうちょっとアレかな、と。外野の、向こう長打力ある打者多いからね。外野の守備というのが一番のアレ(スタメンの理由)ですよね」  --日程がまた...  「きつくなるわね。でも、しようがないわね、天気だから」  --1試合、1試合  「そうですね。悪い展開だったんですけど、流れたからね。また気分も変わってくるだろうし。選手も気分変えてね。流れも変えるようにしたいですね」

◆3点リードの三回の攻撃中に降雨ノーゲームとなった。小雨の状態での中止決定にラミレス監督は「雨が降り続けているなら理解できるけど、やんでいるのになぜ中止になったのか分からない。4万人のファンもびっくりしているのでは。審判からは何の説明もなかった」と不満をぶちまけた。選手やスタッフも不可解な決定に首をひねるばかりだった。

◆主砲の糸井は右翼守備でみせた。二回に秋山が4点目を奪われ、なお二死二塁のピンチ。ここで宮崎が放った前方のライナーに猛ダッシュ。最後は水しぶきをあげながらスライディングキャッチした。バットでは0-1の一回一死一、二塁の好機で二ゴロ。試合後は前を歩く球団トレーナーに「マッサージ」とケアを頼んでいた。

◆金本虎3年目で、主催試合の観客動員がワースト危機だ。31日のDeNA戦(甲子園)は降雨ノーゲームとなり、4万人以上が入っていたと見られるこの日のチケットは払い戻しとなった。シーズン終盤に組み込まれる方向だが、今のチーム状況が続けば閑古鳥が鳴くことも...。290万人を下回る可能性も出てきた。  晩夏特有の突然わき上がる雲、激しい雨。ズブぬれになった虎党にとって、ビハインドが消えると同時に、入場料が返ってくるのがせめてもの救いだが...。悲鳴をあげたのは球団営業部だ。  「チームがこういう状況ですからね。やっぱり本拠地である甲子園で勝たないと。勝ってくれることがすべてです」  関係者が嘆願した。この日のDeNA戦は金曜日ということもあり、バックネット裏、一塁全席、三塁内野席は前売り段階で完売。4万超の観衆が見込まれていた。ところが三回途中でノーゲームとなり成立せず...。1日から払い戻しとなる場内アナウンスがすぐに流れていた。  代替日は9月中か、10月上旬の最終戦付近か。後日、追加日程が発表されるが、最下位中日と2ゲーム差の4位という今のチーム状態を考えると、痛すぎる順延と言わざるを得ない。  親会社の電鉄本社サイドも戦々恐々だ。前日8月30日に行われた坂井オーナーへの報告会でも、営業報告は楽観視できないものだった。京セラドーム、倉敷を含めた今季の主催試合の観客動員数は現時点で224万3428人。残りは甲子園での17試合。電鉄関係者は「チームが好転すれば290万人に届くか、というところ」と説明したが、現時点での試算は280万人台だという。  昨季は球団史上7年ぶりの300万人超となる303万4626人を集めた。主催試合が1試合少ない上、交流戦での中止が多かった今季は苦戦が予想されていたが、金本監督就任1年目の291万0562人を割り込む可能性が出てきた。  チームへの期待感が薄くなれば、ファンの足は遠ざかる-。今季、甲子園では16勝28敗1分けで借金12。しかも六回でリードを許していれば0勝26敗と散々な成績だ。先制され、追撃も届かずの連発。行ったら負ける。だから、もうやめる。ファン心理を考えると当然の流れでもある。この日のお客さん、またきてください! その願いを届かせるためには、チームが魅力ある戦いをし、最後までクライマックスシリーズ進出争いをしてくれるしかない。  「勝って、ファンの方に甲子園にきてもらうしかない」と力説する球団首脳。特効薬は白星。誰もが分かっている。

◆ここからの過密日程、乗り切れる!? 阪神・秋山拓巳投手(27)が今季3度目の登録抹消となることが31日、分かった。今季5勝10敗と苦しむ右腕は、降雨ノーゲームとなった同日のDeNA戦(甲子園)で先発も2回1/3で4失点。昨季チーム最多の12勝を挙げたローテの柱の再離脱-。貧打で借金9を抱える中、頼みの先発陣が大ピンチだ。   虎投に非常事態だ。三回一死二塁のピンチ。ここまですでに4失点の秋山が、二回に一発を浴びたソトと対峙しているときに、またも雨が強まった。3度目の中断。厳しい表情でマウンドを降りると、そのままノーゲームに-。そして試合後、2軍降格が決まったことが、明らかになった。  「体をきょうにもってきていたんですけど、それをうまく利用できなかったです。ストレートが真ん中に集まってしまって、同じパターンを繰り返してしまいました」  6月7日のオリックス戦での5勝目から、7試合、白星から遠ざかっている右腕。一回裏の攻撃前と攻撃中、そして三回と度重なる中断も言い訳にはせず、「練習ではいい方向に向かっていると思っていたんですけど、試合になると続かない。それを乗り越えないといけないと思います」と猛省の言葉を続けた。  金本監督は「踏み込まれて打たれているというイメージは受けますけどね。次回? それは投手コーチに」と言葉を濁したが...。試合後のコーチ会議で、来週は3連戦、2連戦という変則日程ということもあり、断が下された模様だ。  この日に限れば、負けの展開を流してくれた"恵みの雨"。ただ、12球団最多の33試合を残し、今月末には10連戦も控えている今後の過密日程を考えれば、秋山の調子が一向に上がらない状況は、痛すぎる。  先発投手の頭数がどうしても足りない。先日には「しんどいな。春先は余っとったんやけどな。(先発は)何人おってもいいというのはこのことやな」と金本監督が嘆いたように、先発ローテ6枚が固定できない。藤浪が2軍調整中で、ベテランの岩田、ルーキーの馬場、トレード移籍の飯田も打たれた。2日には青柳を今季初先発させる予定だが、投げてみないとわからない。  だからこそ昨季チームトップの12勝を挙げた秋山は、メッセンジャーとともに投手陣の柱として計算したい投手なのだが...。今季ここまで5勝10敗。6月30日にリフレッシュを兼ね、1度目の抹消。復活を期待したが、再昇格した7月20日のDeNA戦(横浜)で4回6失点。一旦投げ抹消され、8月9日に昇格も、以降3試合で0勝2敗。そして、この日も...。  チームで最後に先発投手に白星がついたのは8月22日の中日戦(ナゴヤドーム)。打線が低迷する中で先発陣は好投しても白星がつかない厳しい戦いを強いられている。3連敗で借金9、4位。いまは投手陣がなんとか踏ん張らないといけない状況で"2本柱"の3度目の抹消という危機を、どう乗り越えるか-。反攻を期す9月。虎が正念場に立たされた。 秋山をリードした阪神・梅野 「こういうチーム状況のなかで守り勝たないといけない。(ノーゲームを)いい方向にとらえて、また明日しっかり気持ちを切り替えてやっていきたい」 ★多くの投手を先発起用も  今季の阪神の開幕ローテは変則日程もあって、まずはメッセンジャー、藤浪、秋山、小野の4人でスタート。4月の2週目から能見、3週目からD2位・高橋遥、岩貞が加わり、以降は"投げ抹消"の形で多くの投手を起用してきたが、岩貞以外は定着せず。藤浪、能見が不振(能見はその後、中継ぎへ)で外れたところに才木が台頭してきたが、ベテランの岩田やD1位・馬場らは結果を残せなかった。

◆中断、再開を繰り返し、3度目の中断で降雨ノーゲーム。恵みの雨を残りシーズンに生かすためには...。阪神OBでサンケイスポーツ専属評論家の八木裕氏(53)は連日、目まぐるしく変わるスタメンについて「特定の選手は我慢して起用を」と訴えた。育てながら勝つということしの原点に戻れ! 熱き提言だ。  降ったりやんだり。中断したり再開したり。ただ、試合の方は一方的に攻められて、秋山の調子も上がらない。雨の中、このまま続行しても展開は変わらないのでは、と思っていただけに、ノーゲームはラッキーだったし、まさに恵みの雨だ。というより、恵みの雨にしなければならない。  ここ数試合の戦いぶりを見て気になることがある。それは「変わりすぎるスタメン」。選手個々の調子が悪いと首脳陣が判断しているからだろうし「その日一番いい選手を出す」という考え方は理解する。相性なども考慮しているのだろう。とはいえ、ちょっとスタメン入れ替えが多すぎだ。  残り試合も少なくなってきている(33試合)。その中で、クライマックスシリーズ圏内(3位以上)に入る戦いを求められるのだが、私は、もう一度、原点に戻ってもいいのではないか、と感じる。ことしのタイガースは「育てながら勝つ」という非常に難しいテーマを掲げてスタートした。ところが今、「育てる」部分が忘れ去られている気がする。  ある選手はシーズン最後まで使い切る、別の選手は10試合ぐらいの期間を与える-など、ある程度の期間でチャンスを与えてほしいのだ。若手の日々の成長を期待する起用。日替わりではなく、時間をもらったほうが選手にとってもプラスではないだろうか。  ある程度の固定メンバーで戦うことで、チームの方針も浸透する。選手もテーマを思い出せる。日替わりで戦うよりは、起用される選手も落ち着いて試合に臨めるはず。再びの雨天中止で追加日程はさらに過酷になるが、黒星が1つ消えて、先に望みがつながった、と考えればいい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
694420.611
(↑0.004)
M17
(-)
28598
(+6)
518
(+5)
152
(+2)
74
(+1)
0.269
(↑0.001)
4.11
(-)
2
(-)
ヤクルト
575610.504
(↓0.005)
12
(↓1)
29534
(+5)
546
(+6)
108
(+1)
63
(+1)
0.27
(↑0.001)
4.34
(↑0.01)
3
(-)
巨人
586220.483
(↑0.004)
14.5
(-)
21538
(+5)
499
(+3)
122
(-)
54
(+1)
0.26
(↓0.001)
3.89
(↑0.01)
4
(-)
阪神
505910.459
(-)
17
(↓0.5)
33424
(-)
482
(-)
66
(-)
51
(-)
0.25
(-)
3.98
(-)
5
(-)
DeNA
516220.451
(-)
18
(↓0.5)
28458
(-)
533
(-)
142
(-)
66
(-)
0.251
(-)
4.33
(-)
6
(-)
中日
536610.445
(↓0.004)
19
(↓1)
23496
(+3)
534
(+5)
80
(+1)
52
(-)
0.263
(↓0.001)
4.27
(↑0.03)