DeNA(☆4対1★)中日 =リーグ戦23回戦・横浜スタジアム=
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中日
00000 0010 160
DeNA
00400 000× 470
勝利投手:東 克樹(9勝5敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(2勝4敗28S))
敗戦投手:吉見 一起(4勝5敗0S)
  DAZN
◆DeNAは3回裏、宮崎の内野ゴロの間に先制する。さらに2死一二塁の好機から筒香の3ランが飛び出し、この回計4点を奪った。投げては、先発・東が7回4安打無失点の好投で今季9勝目。敗れた中日は、先発・吉見が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆大記録に迫る中日ダヤン・ビシエド外野手(29)がまずはクロマティに並んだ。 2回の第1打席、DeNA先発東から左前打。4回の第2打席で三塁に内野安打を放ち、8月の月間安打数を45に伸ばした。86年8月にクロマティ(巨人)が記録した外国人月間最多安打に並んだ。 セ・リーグ最多は13年8月の村田修一(巨人)の46。2リーグ制後、最多記録は96年8月のイチロー(オリックス)の48。8月はこの試合と31日巨人戦(ナゴヤドーム)を残す。

◆大記録に迫る中日ダヤン・ビシエド外野手(29)がセ・リーグタイ記録となる月間46安打目を放った。 2回の第1打席にDeNA先発東から左前打。4回の第2打席で三塁に内野安打。続く7回の第3打席で右翼へ安打を放った。8月の安打数を46に伸ばした。13年8月に村田修一(巨人)が記録したセ・リーグ月間最多安打に並んだ。 2リーグ制後、最多記録は96年8月のイチロー(オリックス)の48。8月はこの試合と31日巨人戦(ナゴヤドーム)を残す。

◆DeNA筒香嘉智外野手が3回、31号3ラン本塁打を放った。 1点を先制して、なお2死一、二塁の場面で打席が回ってきた。カウント3-1から外角へのフォークボールを強振。左中間スタンドへ運び4点リードに広げた。中日吉見一起投手との対戦成績は試合前時点で、7打数4安打1本塁打と打率5割7分1厘を誇っていた。 相性の良さがそのまま結果に出た。筒香は「コースに逆らわず、いいポイントでしっかりと打つことができました。東が頑張っていたので、援護できてよかったです」と先発の東を後押しした。

◆DeNA東克樹が7回無四球無失点で、9勝目を挙げた。 「ブルペンでコンディションはよくなかった」というが、初回から3者凡退。3回、4回、6回も3人で抑えた。 前々回の登板から16イニング連続無失点を継続し、目標の2桁勝利まであと1つ。お立ち台では主砲の筒香嘉智と上がり「昨日、筒香さんから前日のリラックス方法を教えてもらい、今日臨むことができた」と明かした。 その内容を問われると「これは2人の内緒です」と言い、筒香も「ダメです」と口をふさいだ。それでも投打2人の活躍で、チームは前夜の最下位転落から1日で5位浮上した。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手(29)が3打席連続安打で、8月の月間安打数を「46」に伸ばした。 外国人月間最多のクロマティ(巨人)を抜き、セ・リーグトップの村田(巨人)に並んだ。「良かったけど、チームが勝利できるように、明日も頑張る」。DeNA戦のシーズン負け越しが決定し、再び最下位に転落。試合後の表情は硬く、手放しで喜べなかった。 2リーグ制後の月間最多安打は48本でイチロー(オリックス)が96年8月に記録した。ビシエドは残り2本に迫った。「誰もが知っている野球殿堂に入れるような素晴らしい選手だ。(来日3年目で)シーズン通して出場するのは初めて。いい張りはあるけど、疲れはない」。月間の猛打賞も8度目。2リーグ制後の最多タイ記録となった。 本拠地ナゴヤドームで行われる31日の巨人戦。8月の最終戦で、猛打賞を記録すれば、イチロー超えと合わせて、ダブルの快挙達成となる。【伊東大介】

◆中日ビシエドが、3打席連続安打。月間46安打で13年8月の村田(巨人)のセ・リーグ記録に並んだ。きょう31日の巨人戦で、2リーグ制後最多となる月間48安打を記録したイチロー超えに挑む。ビシエドが3安打を放ち、今月に入って46安打。月間46安打は13年8月村田(巨人)に並ぶセ・リーグタイ記録で、右打者では64年5月広瀬(南海)前記村田と並び、2リーグ制後最多タイとなった。今月は4安打が2度、3安打が6度で猛打賞が8度。2リーグ制後、月間8度の猛打賞は、15年6月秋山(西武)以来11人目の最多タイ記録だ。今日の巨人戦でも3安打だと、安打数と猛打賞の両方で月間新記録となる。

◆DeNA投手の要・東克樹投手(22)が、ゼロ行進でチームを最下位脱出に導いた。先頭の中日平田を直球で空振り三振に仕留め、始まった。「ブルペンではコントロールが最悪だった」。コンディション不良の不安は日本人トップの打率を残す強打者を抑えて吹き飛ばした。「積極的に振ってきてくれたから、球数も楽にできた」。終わってみれば7回100球で4安打無四球無失点。目標の2桁に王手をかける9勝目だ。 勝利の法則にはまった。チームは3回まで相手に得点を与えなければ勝率7割を誇る。この日も無失点で乗り切った直後の3回の攻撃で先制点を奪った。1点を取ってなお2死一、二塁の場面。東は打席に立つ筒香を見て「打つんじゃないかというオーラが見えました」という。予感通り、援護射撃の3ランが出た。 東は真顔でいう。「実は変な話ですが、そういうオーラが見えることがある。そういう第六感を大事にしている」。この日でいえば最大のピンチを迎えた5回2死二、三塁の場面だ。カットで粘る大野奨に対し「正直、終わらないんじゃないかと思った」と危機察知能力を発揮。内を見せた後の外角へのチェンジアップで、空振り三振で乗り切った。 前回登板から16回連続無失点を続けている。「数字はあまり気にしていない」というが、防御率はリーグ3位。秋の逆襲へ、新人左腕が欠かせない存在になっている。【栗田成芳】

◆DeNA打の要・筒香は決定機でオーラを放った。3回2死一、二塁。3ボールから外角へのシュートをファウル。5球目、同じコースへのフォークを振り抜き、逆方向への31号3ラン。4点差に広げ、中日を大きく突き放した。「東がテンポよく投げていたので、守っている人にも伝わる。そういうリズムが自然とできて、いい攻撃につながる」。新人左腕のリズムが、バットに乗り移った。 試合前日、東にリラックス方法を伝授した。その方法は「絶対に内緒です。口は割りません」と最重要の機密事項だが、ピンチでは「バナナ食ってんだから頑張れ」と声を掛けるなど、新人ながら奮闘する左腕をグラウンド内外で気に掛けている。チームを支える主将が、打の主役を張った。

◆中日高橋がプロ初の2ケタ本塁打を記録した。 8回にパットンのスライダーを右中間スタンドに運んだ。完封負けを阻止する10号ソロ。「ヒットを打ちにいった結果、本塁打になって良かった」。8月は打率3割3分3厘、6本塁打と好調だが、チームの敗戦に表情は渋かった。

◆前夜は一打逆転の好機で併殺打に倒れたDeNAの筒香が、主砲の意地を示した。二回に左前打で4試合ぶりの安打を記録。1-0の三回は左翼席へ31号3ランを放った。ともに力みの抜けた逆方向への一打で「コースに逆らわず、良いポイントで打つことができた」とうなずいた。  試合前まで得点圏打率は2割3分4厘。今季は本塁打の数ほど打点が伸びず、ラミレス監督が「残り試合、彼がチャンスで打ってくれれば」と上位進出の鍵に挙げていた直後の一打だった。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手(29)が30日、横浜スタジアムで行われたDeNA23回戦で3安打を放ち、月間安打数を46として2013年8月に巨人の村田修一がマークしたセ・リーグ記録に並んだ。  29日まで43安打だった入団3年目のビシエドはDeNAの東から二回に左前打、五回に内野安打、七回に右越えの安打を打った。

◆中日のビシエドは七回、強烈なライナー性の当たりで右翼手の頭上を襲う安打でセ・リーグ記録に並ぶ月間46安打を放ち「記録のことはよかったが、チームが勝てるように頑張るだけ」と話した。  3安打を重ね、今季17度目の1試合3安打以上をマーク。打率3割4分8厘と絶好調の主砲は31日、あと2本となったプロ野球記録の月間48安打に挑む。

◆筒香が1-0で迎えた三回二死一、二塁で左中間席へ、リーグ単独2位となる31号3ランを放った。左方向への打球に「入るとは思わなかったが、しっかり強くたたけたかなと思う」。8月25日のヤクルト戦(神宮)で30号を放ってから3試合無安打が続いていたが、この日は3安打3打点の爆発。ルーキーの東を力強く援護し「(東が)テンポよく投げていたので、リズムが自然にできて攻撃にもつながった」と持ち上げた。

◆DeNAは30日、中日23回戦(横浜)に4-1で勝利。ドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が、7回無失点で9勝目を挙げた。  はつらつとした無四球投球で、好調の恐竜打線をねじ伏せた。東は筒香とお立ち台に並んで大歓声を受け、「うれしいです」と白い歯を見せた。  ブルペンでは乱調だったというが、マウンドに上がるや豹変した。先頭の平田を内角直球で空振り三振にとるとギアが上がり、四回まで打者12人でテンポよくアウトを重ねた。ビシエドには3安打されたが「単打ならOK」と割り切って後続を寸断。七回一死一塁でアルモンテを併殺にとると、思わず「よしっ!」とグラブをたたいた。  23日の巨人戦(横浜)に続く連勝で、17日の広島戦(同)の六回から16イニング連続無失点。防御率2・63はリーグ3位で、タイトルを狙える数字まで上げてきた。  ハマスタで7勝目と強い秘密は、その"五感"にあると言う。「見慣れた景色や音。応援歌を聞くのも好きで試合中でも気分的に乗れるんです」  この試合後はさらに、"第六感"の存在も明かした。三回の攻撃時、ベンチ前でキャッチボールをしていると、打席の筒香が3ランを放つ「オーラが見えた」という。「変な話で、あんまり言いたくないんですけど...第六感的な部分でボク見えるんです」。マウンドでも時折、打者について「この球を投げたらこう打たれるのが映像で見える」ことがあるという。  チームは最下位を脱出し、東は新人王への"パスポート"となる2桁勝利に王手をかけた。「10勝まではあと1勝だけれど、もっと勝たないといけない」と東。スーパールーキーは五感をも超える感性をフル稼働し、白星街道を歩み続ける。 (佐藤春佳)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
684420.607
(↑0.003)
M19
(-)
29592
(+6)
513
(+2)
150
(+1)
73
(+2)
0.268
(-)
4.11
(↑0.02)
2
(-)
ヤクルト
575510.509
(↑0.005)
11
(-)
30529
(+3)
540
(+1)
107
(-)
62
(-)
0.269
(↓0.001)
4.35
(↑0.04)
3
(-)
巨人
576220.479
(↓0.004)
14.5
(↓1)
22533
(+2)
496
(+6)
122
(-)
53
(-)
0.261
(↑0.001)
3.9
(↓0.01)
4
(-)
阪神
505910.459
(↓0.004)
16.5
(↓1)
33424
(+1)
482
(+3)
66
(-)
51
(-)
0.25
(-)
3.98
(↑0.03)
5
(↑1)
DeNA
516220.451
(↑0.005)
17.5
(-)
28458
(+4)
533
(+1)
142
(+1)
66
(+1)
0.251
(-)
4.33
(↑0.03)
6
(↓1)
中日
536510.449
(↓0.004)
18
(↓1)
24493
(+1)
529
(+4)
79
(+1)
52
(-)
0.264
(↓0.001)
4.3
(-)