1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
西武 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3× | 5 | 12 | 0 |
勝利投手:伊藤 翔(2勝0敗0S) 敗戦投手:ハーマン(2勝3敗18S) |

◆西武が逆転サヨナラ勝ち。西武は2点を追う9回裏、秋山の2点適時打が飛び出し、試合を振り出しに戻す。さらに2死二塁の好機をつくると、山川が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、3番手・伊藤が今季2勝目。敗れた楽天は、4番手・ハーマンが誤算だった。
◆西武榎田大樹投手(32)が初の2桁勝利を目指す。 阪神でプレーした昨年の榎田は3試合に登板して0勝。前年0勝投手が移籍1年目に2桁勝利を挙げると、09年に巨人で0勝、10年にオリックスで10勝の木佐貫以来になる。
◆5年目の楽天内田靖人内野手が、規格外のパワーを見せつけた。同点で迎えた7回1死一塁。西武榎田の低め137キロ直球を左翼スタンドの上段まで運んだ。5月23日のオリックス戦以来となる5号2ラン。 1軍昇格した前日28日に「夏なのに冬眠していました」と冗談を言っていた和製大砲候補。「田中さんや西巻が出てきて、2軍でも同じ右の岩見がいる。アピールしないといけない。完璧な当たりでした」と話したが、チームは9回に逆転サヨナラ負けを喫した。
◆キッチリとひっくり返した。西武が楽天にサヨナラ勝ちし、今カードを連勝した。2点を追う9回1死二、三塁で、秋山翔吾外野手(30)が同点2点適時打。なお2死二塁で、山川穂高内野手(26)が右中間を破るサヨナラ打を放った。主力がキッチリ仕事を果たし、今季7度目のサヨナラ勝ち。2位ソフトバンクとの6差を守り、10年ぶりリーグ優勝に向けてひた走る。 ウオーターシャワー用のタンクを促しながら、栗山はグラウンドに駆けだした。今季7回目の歓喜の輪。殊勲打の山川を、満面の笑みとハイタッチでたたえた。「今年は2点差、3点差をワンチャンスで何度もひっくり返してきた。いけると思って声を張ってました」と力強くうなずいた。 この男のバットが、サヨナラ劇への序章となった。2点を追う9回1死走者なしで代打で登場。頭は冷静に、心は熱く、打席に向かった。「2点差だったので、まず塁に出る。代打なんで打てる球は思い切っていく」。カウント2-2から甘く入った145キロを逃さず振り抜き、右越えの二塁打。打線に点火し、秋山の同点打、山川のサヨナラ打につながった。何が何でも優勝したい。プロ17年目。期するものがある。7月中旬。入団1、2年目の日記を何げなく読み返した。打撃の課題などが書き連ねられたノートをめくりながら実感したのは、時間の経過だった。栗山 プロの世界に入って、こんなにたっているんだなと。これだけ時間がたっているなら優勝せなあかん。優勝争いをしている今の状況を、面白いと思わないと損なんですよ。勝つために打席に立ち、悔しい思いも重ねてきた。「自分の成績だけに目がいってしまうと、正直しんどい部分もある」とこぼしたこともあった。前カードのソフトバンク戦で3タテを食らった後は、2010年が脳裏をよぎった。優勝目前の9月中旬に福岡で3連敗を喫してV逸した苦い記憶。それでも「今年はあと1カ月ある。目の前の試合に集中すればいい」と悔しさを糧に、前だけを見据えた。最短で9月2日にマジック19がともる。栗山は力を込めて言った。「全員が1つになって戦って、1つ1つ勝っていくだけです」。こんな骨太な男が支えるから、今の西武は強い。【佐竹実】
◆楽天の今江が0-0の三回二死一、三塁で適時打を放ち、16日以来の打点を挙げた。内角の速球を左前にはじき返し「何とか走者をかえせて良かった」とほほ笑んだ。 前日の28日には一回に三重殺を喫するなど、3打数無安打に終わっていた。「昨日はことごとくチャンスをつぶしていたのでね」と名誉挽回の一打に一息ついた。
◆西武が逆転サヨナラ勝ちを収めた。2-4の九回、秋山の2点適時打で追い付き、なおも二死二塁で山川が右越えに適時打を放って試合を決めた。伊藤が1回無失点で2試合連続で白星を挙げた。楽天は抑えのハーマンが誤算で5連敗。
◆楽天は4-2の九回に抑えのハーマンが崩れ、逆転サヨナラ負けで5連敗を喫した。平石監督代行は「それまでは勝つならこの形、というイメージ通りに運べていたけど」と落胆した。 ハーマンは制球が定まらなかった。暴投などで1死二、三塁のピンチを招いて秋山に同点の2点適時打を浴びると、なお2死二塁で山川にサヨナラ打を許し「何を言っても言い訳になる。自分の仕事ができなかった」と悔やんだ。 辛島(6回1失点の好投でも白星付かず) 「六回の場面で粘り切れなかったことが悔しい」 田中(七回に2試合連発の16号ソロ) 「追い込まれていたので変化球も頭にあったけど、直球に体が反応してくれた」
◆楽天の内田は1軍に再昇格して2試合目の試合で、5月23日以来の本塁打を放った。1-1の七回一死一塁で左越えに特大の5号2ランを運び「完璧でした」と喜んだ。 榎田のクイックでの投球にタイミングが合わず、速球に差し込まれていた。狙い通りに直球を捉えた一発に「対応できたので良かった。試合の中で修正できたのが大きい」と手応えを口にした。
◆西武の秋山が2-4の九回一死二、三塁でハーマンの高めの速球を右前にはじき返し、貴重な2点適時打を放った。チームを救う同点打に塁上で珍しく大きなガッツポーズが飛び出した。 さらに2死後、山川の打席で二盗に成功し、右越えの安打でサヨナラのホームを踏んだ。「ハーマンの足が1球目から上がっていたので。いいタイミングで走れた」と胸を張った。 伊藤(新人でプロ初勝利から2日連続で白星) 「勝てたのでうれしい。2点差なら、すぐ追い付いてくれると思っていた。テンポよく、追加点を与えないようにと思っていた」 辻監督(サヨナラ勝ちに) 「最後の山川の一打は、全員が一丸となって打たせた」
◆逆転負けの中で、1番を打つ田中が3安打と気を吐いた。三回は左前打で出塁後、今江の適時打で先制のホームイン。五回は中前打、七回には右越えに16号ソロを放った。2試合連続弾に「変化球も頭にあったが、直球に体がうまく反応してくれた」と胸を張った。打率は・294に上昇し、ここまで19盗塁をマーク。立大から入団2年目ながら、新人王候補に浮上した。
◆前日に救援でプロ初勝利を挙げたD3位・伊藤(四国IL・徳島)が九回に登板。「追加点をやらないようにテンポよく投げた」と3者凡退に仕留め、その裏の逆転サヨナラ勝ちで2勝目を手にした。「逆転して勝ったのが一番うれしい。今のチームは2点差ぐらい、すぐに追いついてくれる」。新人がチームの2試合連続で勝利投手となるのは、2004年の山崎敏以来14年ぶり。強運の19歳に辻監督は「持っているね」と笑顔だった。
◆パ・リーグ首位の西武は29日、楽天22回戦(大宮公園)に5-4で今季7度目のサヨナラ勝ちを飾った。2点を追う九回に"新2番"の秋山翔吾外野手(30)が同点の右前2点打、4番・山川穂高内野手(26)が右中間に今季2度目のサヨナラ打を放ち、試合を決めた。負ければ2位・ソフトバンクに再び5ゲーム差に迫られる状況で連夜の逆転勝ち。勢いを取り戻した獅子が、リーグ優勝へ一気にギアを上げる。 一塁ベースを回った山川が、右拳を突き上げた。 「2回振って当たらなくて帰りたかった。当たったのは超まぐれです」 殊勲の主砲は、お立ち台でジョークを飛ばし、レオ党と劇的勝利の味をかみしめた。 2点を追う九回、恐怖の「獅子おどし打線」が楽天の守護神・ハーマンに襲いかかった。一死から代打・栗山が中越え二塁打で出塁すると、前日28日からの新オーダー「1番・源田、2番・秋山」が機能。源田が四球を選んでチャンスを広げると、秋山が「ファウルを打ちながら合ってきた。抜けてよかった」と右前に2点打を放ち、まず同点に追いついた。 この間、ベンチで集中力を高めていたのが4番・山川だ。「必ず回ってくると思っていた」と、バットに念を送りながら頭を整理。「(この日の2)三振は高めを振っていたので、低めの球を打とうと思っていた」と狙いを定め、二死二塁から外角低めのスライダーを右中間にはじき返した。 前カードのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)では13打数無安打に終わり、チームも3連敗。「本来はつなぐことが西武の得点力につながっている。でも、最近は自分が止めてしまっていた。ふがいない」と責任を痛感していた。 前日28日にチームは連敗を止めたが、山川は前橋から帰京する車中でも思い悩んだ。「バットを持っていないときは、いいイメージを持つしかない」と芯に当たる感覚を思い返し、この日の劇打につなげた。 今季2戦2敗だった"鬼門"の大宮公園でのサヨナラ勝ち、連夜の逆転勝利に、辻監督は「見事に逆転してくれた。山川の一打は全員が打たせてくれたような気がする」とうなずいた。優勝へのマジックナンバー点灯は最短で9月2日。お立ち台で、山川は「必ず優勝します!!」と誓い、力強く"復活"へののろしを上げた。 (花里雄太)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 67 | 45 | 2 | 0.598 (↑0.003) | 0 (-) | 29 | 632 (+5) | 536 (+4) | 159 (-) | 107 (+2) | 0.272 (↑0.001) | 4.35 (↑0.01) |
2 (-) |
福岡 | 60 | 50 | 1 | 0.545 (↑0.004) | 6 (-) | 32 | 523 (+7) | 466 (-) | 161 (-) | 68 (+2) | 0.263 (-) | 4.01 (↑0.04) |
3 (-) |
日ハム | 60 | 51 | 3 | 0.541 (↑0.001) | 6.5 (↓0.5) | 29 | 493 (-) | 467 (-) | 124 (-) | 74 (-) | 0.253 (-) | 3.75 (-) |
4 (-) |
ロッテ | 52 | 57 | 3 | 0.477 (↓0.004) | 13.5 (↓1) | 31 | 426 (-) | 465 (+7) | 52 (-) | 103 (+1) | 0.252 (↓0.002) | 3.82 (↓0.02) |
5 (-) |
ORIX | 52 | 59 | 5 | 0.468 (-) | 14.5 (↓0.5) | 27 | 430 (-) | 461 (-) | 83 (-) | 76 (-) | 0.239 (-) | 3.69 (-) |
6 (-) |
楽天 | 47 | 65 | 3 | 0.42 (↓0.003) | 20 (↓1) | 28 | 412 (+4) | 457 (+5) | 105 (+2) | 55 (-) | 0.241 (-) | 3.7 (↓0.02) |
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