巨人(☆10対0★)中日 =リーグ戦19回戦・東京ドーム=
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中日
00000 0000 022
巨人
00610 201× 10150
勝利投手:菅野 智之(10勝7敗0S)
敗戦投手:山井 大介(3勝6敗0S)
  DAZN
◆巨人は3回裏、マギーと阿部の2ラン、長野のソロなど、打者一巡の猛攻で6点を先制する。その後も、6回に岡本の2ランが飛び出すなど、終わってみれば15安打で10得点を挙げた。投げては、先発・菅野が完封で今季10勝目。敗れた中日は、先発・山井が試合をつくれなかった。

◆今季の中日山井大介投手(40)は巨人戦3試合に登板して0勝3敗。山井が巨人戦で投げている時の中日打線は、合計23イニングを攻撃して援護は0得点。好投しながらも援護に恵まれず、今季巨人戦での白星がまだない。

◆巨人長野久義外野手が"100万円弾"を放った。3回、3番マギーの17号先制2ラン、5番阿部の7号2ランで4点を奪うと、6番長野も続いた。  1ボールから中日山井の甘く入った141キロ直球を強振。打球は左翼上部にある株式会社インターネットイニシアティブの小型看板を直撃。推定飛距離130メートルの特大弾で、賞金100万円獲得となった。  この1発が、東京ドームの看板直撃ホームランの通算100本目となった。第1号は、90年5月25日に当時オリックスの松永浩美がキリンビールの看板へ放った推定140メートル弾。

◆今季3度目の4連勝を託され、8月5日以来の先発マウンドに立った山井大介投手だったが、3回持たずにKOされた。  3回1死一塁からマギー17号2ラン、四球の岡本を挟んで、阿部、長野にわずか10球の間に3本塁打を浴びた。「イニングを重ねながら修正しようと思ったが、そうする前に捕まった。ビッグイニングを作って、味方の攻撃の勢いを止めてしまった。申し訳ない」。2回は無死満塁のピンチを切り抜けたが、山井は3回途中5安打5失点の内容にこうべを垂れた。  打線も菅野の前に平田の2安打のみと沈黙。17日までの3連勝中は、全て2ケタ安打を放ったつながりは見られなかった。  15年8月22日のヤクルト戦以来の1試合5被弾。今季8試合目の完封負けで、巨人戦だけ5度目と突出する。「1-0でも10-0で負けても、負けはいっしょ。頭の上を(球が)越されたら、この球場じゃ勝ち目はない。まして菅野が相手ならな。ずるずる行って、完封されることはそうない。明日に集中してもらわないと」と森監督も完敗劇をさばさばと振り返った。  今季の山井の巨人戦登板成績はこれで4戦4敗。打線も登板中26イニング無得点になった。16日に投げた松坂大輔投手が5勝目を挙げた際は、14安打11得点。「大輔」と「大介」と読みは同じだが、1文字違いで結果は大きく変わってしまった。

◆巨人長野久義外野手が"100万円弾"を放った。3回、3番マギーの17号先制2ラン、5番阿部の7号2ランで4点を奪うと、6番長野も続いた。  1ボールから中日山井の甘く入った141キロ直球を強振。打球は左翼上部にある株式会社インターネットイニシアティブの小型看板を直撃。推定飛距離130メートルの特大弾で、賞金100万円獲得となった  この1発が、東京ドームの看板直撃ホームランの通算100本目となった。「インコースのボールをうまく体を回転させて打つことができました。(直撃弾は)9年目で初めてなのでうれしいです」と振り返った。  第1号は、90年5月25日に当時オリックスの松永浩美がキリンビールの看板へ放った推定140メートル弾。

◆巨人が今季初の1試合5本塁打を放ち、快勝した。3回に打線が爆発した。  1死一塁からマギーが先制の17号2ラン。なおも1死一塁から阿部が右翼席上段へと7号2ランを放ち、続く長野が左翼スタンドの看板に直撃する特大の11号ソロを放った。一挙6点を奪うと、6回には岡本が左翼席へと23号2ラン、8回には陽岱鋼がバックスクリーン右へと9号ソロを放った。  17年5月10日の阪神戦(東京ドーム)以来の5発快勝に高橋由伸監督は「みんながそれぞれ、いいバッティングをしてくれました。序盤に、マギーと阿部にホームラン。長野もね。1イニングに3本出たところで、かなりいい形で進められたのかなと思います」と振り返った。

◆巨人菅野智之投手が完封勝利で2年連続の10勝目を挙げた。  初回を3者凡退で立ち上がると、その後も危なげなく中日打線を抑える。直球、スライダー、カーブと多彩な変化球をコースに投げ分け、許した安打は平田に2安打のみ。9奪三振の力投で三塁を踏ませなかった。今季最多の138球を投げ、マウンドを守り抜いた。  7月6日の広島戦以来、5試合ぶりの白星をつかみ「中継ぎの方を休ませたかった。どんな勝利でもうれしい」とうなずいた。

◆看板役者に襲名だ! 巨人長野久義外野手(33)が「メモリアル看板弾」を放った。中日戦の3回1死、山井の直球を捉え左翼席上部の看板にぶち当てた。賞金100万円ゲットの11号ソロは、東京ドーム看板直撃ホームランの通算100本目。チームにとって昨年5月以来の1試合5本に"1発芸"で加勢した。大量援護を受けた先発菅野智之投手(28)は、2安打完封で2年連続の2桁10勝をマークした。  名優の目の前で主役を張った。4点リードの3回1死。長野がバットを振り回し、山井が制球し損ねた内角甘め141キロを左翼席上部の看板に直撃させた。小走りにダイヤモンドを周回し「うまく体を回転させて打つことができました」。通算100本目の東京ドーム特別スポンサー賞(ビッグボード賞およびオーロラビジョン賞)に認定され「9年目で初めてなのでうれしいです」と遠慮がちに目録を手中に収めた。  俳優の阿部サダヲが、テレビ中継の副音声ゲストで来場していた。感性豊かな演技で人気を集める巨人党の個性派と、球界きっての個性派。5月10日阪神戦後に食事した。死球を受けた左腕を心配され「大丈夫ですか?」と触られると「痛ったたた!」と迫真...には程遠い演技を披露。貴重な時間を過ごした。  別れ際に固い握手を交わし、約束した。  「僕は阿部サダヲさんのようにたくさんの人を魅了することができないので、単純かも知れませんが、打って、勝って、ファンを喜ばせられるように頑張ります」  "1発芸"だけで終わらせなかった。4回2死三塁で左翼フェンス直撃の適時二塁打。8回にも中前打で猛打賞、2打点。時に見せるビッグプレーは健在。台頭する若手の波にのまれるのはまだ早い。  プロ9年目、中堅やや上の長野だって、まだまだ主役を張れる。高橋監督は「(看板直撃弾は)距離も大事ですけどね、数をもっと打ってほしいですね。ホームランは、やっぱりチーム、球場の雰囲気を変える」とさらなる精進も期待した。舞台上の戦いは大詰めに差し掛かる。【為田聡史】

◆巨人菅野智之投手(28)が今季4度目の完封で10勝目を挙げた。  やっと勝った。菅野はゲームを締めた瞬間、白い歯を光らせた。7月6日広島戦以来、5戦ぶりの白星。何度も経験したお立ち台で「緊張しています」とこぼすほど喜びが込み上げた。  マウンドの独占を使命とした。9点リードの7回1死。大差でも8月の月間打率4割超えのビシエドに注意を払った。低めの変化球で追い込むも、フルカウントからの151キロはショートバウンド。「本塁打の確率は低いけど(打たれたら)悔いが残る。1点でも取られたら意味がない」とリスクを避け、後続を断ち切った。138球を要すも「これだけ点をもらって最後まで投げないわけにはいかない」と2安打で完封した。  白星は1人でつかんだものじゃない。坂本勇、吉川尚らが負傷離脱。主力を欠くが3年目の山本、新人の田中俊の二遊間コンビが仕事をこなした。「山本にもいいプレーがあったり、みんながチャンスだと思って必死にやっている」と若手にも乗せられた。チームが波に乗れない中「僕1人の力じゃどうにもできない。任されたところを投げきることが一番」と任務の遂行が次につながると信じた。  自身5度目の2桁勝利となる10勝目には「1勝に大も小もない」と重きを置かなかった。「体の状態は良かった。それが心の支えだった。自分自身を疑うことはしなかった」。エースがまた1つ歩みを進めた。【桑原幹久】
 ▼菅野が今季4度目の完封で10勝目。菅野は昨年も4完封しており、2年連続4完封以上は94~96年斎藤雅(巨人)以来、22年ぶりになる。これで菅野はプロ6年間で5度目の2桁勝利。同じ13年入団の則本(楽天)がプロ入り5年連続で2桁勝利を記録しているが、巨人でプロ6年間で2桁勝利を5度以上は99年入団の上原以来となり、ドラフト制後はチーム5人目。

◆8月5日以来の先発となった中日山井が、3回持たずにKOされた。  3回1死一塁からマギーに2ラン、さらに阿部、長野にも被弾した。後続の投手も2発浴び、打線も平田の2安打のみで、巨人戦今季5度目の完封負け。森監督は「1-0でも10-0で負けても、負けは一緒。明日に集中してもらわないと」と完敗をさばさばと振り返った。

◆巨人のケーシー・マギー内野手(35)が18日、中日19回戦(東京ドーム)に「3番・三塁」で先発出場。三回一死一塁から左中間席へ先制の17号2ランを放った。  なおも攻撃の手を緩めない。続く岡本が四球で出塁し、5番・阿部が右翼席上段への7号2ラン。さらに続く長野が左翼席上部の看板に当てる特大の11号ソロを放つなど、1イニングで3本のアーチをかけた。  その後も小林の二塁内野安打、菅野の中前打、重信の中前適時打など打者一巡の猛攻で、この回一挙6点を奪った。

◆巨人・長野久義外野手(33)が18日、中日19回戦(東京ドーム)に「6番・右翼」で先発出場。4点を奪った直後、三回一死から左翼席上部「インターネットイニシアティブ」の看板に当たった11号ソロは、東京ドームの看板に直撃した本塁打の通算100号だった。  大きな放物線を描いた白球は看板めがけて一直線に飛んでいった。自身初となった東京ドームの看板への直撃弾は1990年5月25日に、松永浩美(オリックス)が、看板直撃弾第1号を放ってから、通算100本目のメモリアルとなった。

◆巨人・岡本和真内野手(22)が18日、中日19回戦(東京ドーム)に「4番・左翼」で先発出場。7点リードの六回無死一塁から、バックスクリーン左へ23号2ランを放った。  鋭いライナーがスタンドに突き刺さった。この回から代わったばかりの中日・浅尾が投じた、139キロの直球をフルスイング。リードをさらに広げる一発となった。

◆巨人・菅野智之投手(28)が中日戦に先発し、9回、138球を投げ2安打無失点、9三振を奪う圧巻の投球で節目の10勝目(7敗)を完封で飾った。攻撃陣は三回にマギー、阿部、長野が本塁打で5点を挙げるなど先発全員安打、計5本の本塁打で2桁得点。チームの連敗を2で止めた  夏休み、満員の東京ドームは"大花火大会"となった。中日の先発は山井。先制したのは巨人だ。三回、一死一塁からマギーが左中間スタンドへの17号2ラン。さらに一死一塁から阿部が右中間へ7号2ランを放つと、続く長野も左翼席へ11号ソロを放ち5-0とした。なおも二死一、三塁から、重信の前方への飛球に突っ込んだ中日・大島が捕球できず、巨人がさらに1点を追加した(記録は二塁打)。  巨人は四回、二死三塁から長野が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、7ー0。さらに六回、無死一塁で岡本が左中間23号2ランを放ち、リードを広げた。八回には一死から陽岱鋼がバックスクリーン右に9号ソロを運び、10-0と突き放し、試合を決めた。中日打線は、菅野の前にわずか2安打に封じられた。

◆巨人・菅野智之投手(28)が中日戦に先発し、9回、138球を投げ2安打無失点、9三振を奪う圧巻の投球で節目の10勝目(7敗)を完封で飾った。菅野はお立ち台で快投におごることなく課題を口にするとともに、味方の援護に感謝した。  --2安打完封  「ありがとうございます」  --お立ち台に上がった気分は  「久しぶりのお立ち台なので緊張しています」  --約1カ月半ぶりの勝利  「やることは変わらなかったので、しっかりゼロに抑えることだけを考えて投げました」  --中盤は5イニングにわたり被安打ゼロ  「でもフォアボールを出してしまったので。自分の中では無四球で行くつもりだったので、また次の課題にします」  --今季最多の球数ながら最後まで投げきった  「最近なかなか先発ピッチャーが長い回を投げていなかったので中継ぎの人を休ませてあげられたらいいなという思いで、最後まで腕を振りました」  --打線も援護  「はい、毎回お願いします!」  --今日のピッチングで良かったところは  「正直あまり良くなかったですけど、途中から球数を減らしていきながら、中盤、終盤と攻められたので、修正できたところが良かったと思います」  --明日以降にも好影響  「まだまだ試合数はありますし、誰ひとり諦めていないと思うので、最後まで頑張って戦い抜きたいなと思います」

◆巨人は今季最多の5本塁打で大勝した。三回にマギー、阿部、長野のアーチが出て一挙6点を奪うと、六回には岡本が「いい角度で飛んでくれた」と23号2ラン。八回も途中出場の陽岱鋼がソロ本塁打を打った。  菅野が完封し、主力打者が次々と一発を放って快勝。高橋監督は「きっちりやってくれないといけない選手が、きっちりやってくれた」と上機嫌だった。 阿部(三回に7号2ラン) 「うまく前でさばくことができた」 長野(三回に左翼後方の看板に当てる本塁打を放ち、賞金100万円を獲得) 「9年目で初めてなのでうれしい」

◆中日は今季8度目、巨人戦は実に5度目の零敗を喫した。菅野の力のある速球と切れ味鋭い変化球に沈黙し、わずか2安打に封じられた。  これで今季山井が巨人戦に先発した4試合全てで、チームは1点も取れずに負けた。打線がジンクスを打ち破れず、森監督は「0-1でも0-10でも負けは一緒。明日(19日)に集中してもらわないと」と切り替えていた。 平田(チームの全2安打を放ち) 「いい形で打てていると思う」

◆山井は三回に3本塁打を浴び、5失点で降板。3連勝中のチームに水を差した40歳右腕は「全部が良くなかった。ビッグイニングをつくられ、攻撃の勢いを止めてしまった」と下を向いた。立ち上がりから制球が定まらず、4四球。三回は高めに球が浮いたところを痛打された。山井の1試合3被弾は7月20日以来、今季2度目。被本塁打は7戦連続となった。 チームでただ一人、安打を放った中日・平田 「いい形で打てていると思う」 今季8度目、巨人戦は5度目の零敗に中日・森監督 「0-1でも0-10でも負けは一緒。明日(19日)に集中してもらわないと」

◆得点を祝う、巨人ファンのバンザイが止まらなかった。先発全員の15安打、今季最多の5本塁打に、高橋監督の口調は滑らかだった。  「マギーと阿部、長野の本塁打が1イニングに3本出たので、かなりいい形でゲームを進められた。球場の雰囲気を変える、効果的なホームランが多く出たね」  序盤で、がっちりと主導権を握った。三回一死一塁でマギーが左中間席へ先制の17号2ラン。岡本が四球で歩いた後、阿部が右越えに7号2ランを放った。長野も左翼席上方の広告看板を直撃する特大11号ソロで続き、今季チーム初の1イニング3発。一挙6得点は、菅野に十分すぎる援護となった。  東京ドームの広告看板を直撃した打者に贈られる「ビッグボードスポンサー賞」は、これが通算100本目。長野はスポンサーの「株式会社インターネットイニシアティブ」から贈られた賞金100万円の目録を手に、「(看板直撃は)9年目で初めてなので、うれしい」と笑顔で球場を後にした。 (谷川直之) 六回の23号2ランに巨人・岡本 「大振りにならないように、気をつけた。いい角度で、いい方向に飛んでくれた」 七回の守備から出場し、八回の打席で9号ソロを放った巨人・陽岱鋼 「こういう打撃ができたらいいなと思っていた打撃ができた。試合に出たら結果を出さないと」 三回の7号2ランに巨人・阿部 「うまく前でさばくことができた」

◆巨人は18日、中日19回戦に10-0で快勝。菅野智之投手(28)が今季最多の138球を投げ、2安打完封で約1カ月ぶりの10勝目(7敗)を挙げ、2年連続の2桁勝利をマークした。打線は三回に長野久義外野手(33)が通算100本目となる東京ドームの広告看板直撃弾を放つなど、今季チーム最多の1試合5本塁打でエースを援護した。  最後の打者、ビシエドを二ゴロに打ち取り、菅野は捕手の小林と抱擁。ようやく笑みを浮かべた。三塁を踏ませない2安打完封で、7月6日の広島戦以来の10勝目。平田以外の打者には安打を許さなかった。  「どんな勝利もうれしい。これだけ点をもらって、最後まで投げないわけにはいかない」  序盤は際どいコースを見極めてくる中日打線に球数を要したが、斎藤投手総合コーチから「球数を少なく頼む」と言われて修正。ストライクゾーンで攻める投球に切り替え、五回は7球、六回も9球で終えた。「勇気がいることだけど、体現できたことはよかった」と試合中盤の"省エネ"が今季最多の138球を投げ抜けた要因だ。  自己最多に並ぶシーズン6完投目は「1点取られたら意味がない」と、こちらも自己最多に並ぶ今季4度目の完封で飾った。入団から6年間で5度の2桁勝利は、巨人では上原浩治(1999、2001-04年)以来14年ぶり。だが、「まだまだ完投数もイニング数も伸ばしていきたい」と通過点を強調した。  白星がなかった1カ月間に得たものがあった。前回登板(11日)の広島戦。三回先頭の菊池に二塁打を許した後、体の力を抜き、リリースの瞬間だけ力を入れるフォームを意識するよう脳内のイメージを変えた。  「多分、力んでいた部分があった。去年のいいときの感じが、その時に出てきた」。暗闇の中でも前に進み試行錯誤したからこそ、沢村賞を手にした昨季の感覚を取り戻し、好投につなげた。  「誰一人、(優勝を)諦めていない。最後まで戦いたい」。鯉の姿は遠くにかすんでいるが、菅野は前だけを見つめる。 (赤尾裕希) ★勝つため続ける!  菅野は白星がない中でも、重要視する「食事・入浴・睡眠」の質の向上を続けた。脱水症状を防ぐため、試合当日はカフェインの入っている食品を避けるなど、自身で工夫。「体の状態がよかった。それが心の支えというか、自己満足ではなく結果につながると思っていた」と振り返った。

◆巨人は18日、中日19回戦に10-0で快勝。  前日は守備の乱れで敗れた巨人が、この日は立ち上がりの好守でリズムを作り、大勝した。一回に二塁手の田中俊が、二回は遊撃手の山本が難しいゴロを2本さばいて、チームに落ち着きをもたらした。やはり野球は守備から。三回のビッグイニングも、尻上がりに調子を上げて完封した菅野の投球も、好守があったから生まれたと思う。  打線では阿部の存在感が際立った。真ん中低めの失投を捉えた一発は、すさまじい当たり。スイングスピード、飛距離ともに衰えはみられない。経験に裏打ちされた読みも加味され、勝負強さはすごみを増している。  体も切れている。一回の守備で京田の一、二塁間へのゴロを一度捕りに行こうとし、素早く一塁へ戻って田中俊の送球を受けた。一塁手として難しいプレーを難なくこなしたところに、体調の良さを感じる。  クライマックスシリーズ進出へ、負けられない試合が続く。阿部が先発するかしないかで、相手へのプレッシャーは天と地ほどの差がある。勝ち抜くにはベテランの存在が不可欠だ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

◆マギーが三回一死一塁から左中間席へ先制の17号2ラン。「(菅野が)いい投球をしても、勝ちを付けられなかった。先に点を取って楽に投げさせてあげたいと思っていた」と胸を張った。高めにきた128キロのスライダーを捉え、2試合連続の一発。今月5本目となり、「ここ何日か状態がいいので、維持できたら」と量産を誓った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
614120.598
(↑0.004)
0
(-)
39531
(+4)
455
(+1)
134
(-)
61
(+3)
0.265
(-)
4
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
505210.49
(↓0.005)
11
(↓1)
40472
(+3)
495
(+4)
96
(-)
55
(-)
0.267
(-)
4.38
(-)
3
(-)
巨人
535620.486
(↑0.005)
11.5
(-)
32496
(+10)
452
(-)
115
(+5)
50
(-)
0.26
(↑0.001)
3.88
(↑0.04)
4
(-)
阪神
485110.485
(↑0.005)
11.5
(-)
43398
(+4)
440
(+3)
62
(+2)
51
(+1)
0.249
(-)
3.99
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
465720.447
(↓0.004)
15.5
(↓1)
38414
(+1)
490
(+4)
125
(-)
59
(-)
0.25
(-)
4.35
(-)
6
(-)
中日
486010.444
(↓0.005)
16
(↓1)
34449
(-)
492
(+10)
69
(-)
51
(-)
0.262
(↓0.001)
4.34
(↓0.05)