ORIX(★0対9☆)ソフトバンク =リーグ戦16回戦・大阪ドーム=
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福岡
02000 1204 9130
ORIX
00000 0000 060
勝利投手:千賀 滉大(9勝4敗0S)
敗戦投手:西 勇輝(6勝11敗0S)
  DAZN
◆ソフトバンクが快勝。ソフトバンクは2回表、松田宣の2ランで先制する。その後は3点リードの7回に柳田の2ランで加点すると、9回には福田の2ランなどで4点を加えた。投げては、先発・千賀が9回無失点の快投で今季9勝目。敗れたオリックスは、打線がつながりを欠いた。

◆パ・リーグの佐藤純一審判員(58)がオリックス-ソフトバンク16回戦(京セラドーム大阪)で、通算2000試合出場を達成した。  5回終了時に花束を贈られ、スタンドからは拍手が送られた。  佐藤審判員は83年から90年まで近鉄に所属し、外野手や代走要員として活躍。仰木近鉄の悲運の試合として語り継がれる88年10月19日のロッテとのダブルヘッダー(川崎)にも出場した。引退後にパ・リーグに入局し、審判員となった。

◆オリックス西勇輝投手(27)が松田、柳田に2ランを浴び、7回5失点で11敗目を喫した。  2回無死一塁で松田に先制2ランを許し、0-3の7回2死三塁では柳田に推定飛距離140メートルの特大2ランを打たれた。味方が好守でもり立てるも、投球を立て直せず。「ゲームをつくることができず、申し訳ないです」と肩を落とした。

◆ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(32)が駆けつけ3安打で快勝に貢献した。  この日、出場選手登録を抹消されたデスパイネに代わって、左手薬指を骨折した5月末以来の昇格。ファーム施設の福岡・筑後で練習中に知らせを受け、荷物をまとめて大阪へ移動。球場入りしたのは試合開始直前の午後5時15分頃だった。ブルペンで軽く打撃練習を行い即スタメン。3回に投手の股を抜く中前打。6回には一、二塁間を破って右前打。7回にも中前ポテンヒットを打ちいきなり猛打賞の活躍だ。「(先発は)来る途中で言われました。感触はいいです。まだ優勝できるチームだと思っている」。  負傷以降は7月に中米カリブ大会でキューバ代表として実戦復帰。8月にチームに戻ってからは、2軍で5試合18打数8安打5本塁打と絶好調だった。藤本打撃コーチは「(2軍からは)一番状態がいい、今しかないという報告。いいチャンスやから、しっかり働いてもらう」と話していたが、期待通りの活躍。工藤監督も「報告通り、すばらしい対応を見せてくれた」と喜んだ。

◆ソフトバンク上林誠知外野手(23)が三塁打2本を放ったが、悔しそうな表情を見せた。  7回1死で右中間フェンス直撃の三塁打。しかし塁上では納得のいかない顔で、スイングのまねをするなど不満そう。  「なんで入らないんだ、と思った。入った感覚だったので...」。8月はここまで打率2割2分6厘と不調で、15日には代打も送られていた。9回にも右翼線へ適時三塁打を放ったが、自身の追い求める姿はもっと上にある。試合後は藤本打撃コーチから「三塁打、打ったんやから笑えよ」とほぐされていた。

◆オリックスT-岡田外野手が1軍に復帰した。6月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)でホームに滑り込んだ際に右脇腹を痛め、翌30日に出場選手登録を抹消。以来、回復に努めてきた。首脳陣は得点力アップに向け、この日の昇格を決めた。  「5番・左翼」で先発したT-岡田は、そこまで完全投球を続けていた相手先発のソフトバンク千賀から第2打席でチーム初安打。宮崎も安打で続き、1死一、二塁の攻略機をつくるも得点できず、今季10度目の完封負けを喫した。  T-岡田は「勝ちたかったです。いい投手なんで、チームで打ち崩したかったけれど、難しかった。でもきょうやられた分は明日やり返します」と語った。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(25)がオリックスを6安打無失点に抑えプロ初完封を飾った。チームトップタイの9勝目は、先発67試合目で初めての完封となった。  5回1死までは完全投球。「ずっと0(安打)だったので、早くヒットを打ってくれと思った。モヤモヤした感じだった。そんなこと(完全試合やノーヒットノーラン)をやっている人たちはすごい。僕には無理ですね」と、T-岡田に中前安打、続く宮崎にも左前に連打を許しても、むしろ記録のプレッシャーから開放されたと考え後続を抑えた。  9回2死から連打を浴び、一、二塁。「記録」には興味を示さなくても「完封」は狙いにいった。最後はT-岡田を三ゴロに仕留め、捕手の甲斐とマウンドで抱き合って喜んだ。「初めての完封。最後も0で抑えられてよかった。すごい心強い打線。あれだけ点を取ってくれると、投手も負けられないと思った」と9点の援護をしてくれた打線に感謝した。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)が超特大の140メートル弾を放った。7回2死三塁で、右中間の5階席中段へ26号2ラン。「十分、芯を食いましたね」。  それまで2三振、1死球だったが「ちょっと力みをなくそうかなと思って。あとはかち上げるだけです」と修正が実った。  試合前の打撃練習では思ったように打球が飛ばず、不満顔。「引退やな」とジョークをもらしていた。「移動ゲームで体がしんどかった」と振り返ったが、試合に入れば関係なかった。

◆ソフトバンク千賀が、9勝目をプロ8年目で初の完封を果たした。9回を無四球の6安打。あと1死からが難産だった。9回2死から連打を許し一、二塁。最後はT-岡田を148キロ直球勝負で三塁ゴロに仕留めた。「最後、ゼロで抑えられて良かった。疲れたの一言。野球って長いんだな、とあらためて実感した」と笑みを浮かべた。  先発通算67試合目でのプロ初完封。「高校の時も記憶がない。最後は三振を狙ったが、なかなか取れず、大宮の時を思い出した」。本格的に先発転向した16年、4月13日大宮での西武戦では、9回2死から連打で1点を失い完封を逃した。あれから2年。同じく育成出身の捕手甲斐が「今日のフォークはエグかった」と話す決め球を武器に、ついに完封の快感を知った。  素直な性格で、気持ちが表面に出てしまう。6月1日のDeNA戦では6回途中に交代を告げられると、自分への怒りからか2番手寺原が来るのを待たずにベンチへ戻った。この時の行動を愛知でテレビ観戦していた父直伸さんは激怒。「あんな態度ではダメだ。監督にも寺原さんにも、見ている人にも失礼」と電話で一喝。千賀は「怒られました」と反省した。25歳の今でも本気で怒ってくれる父へ贈る、感謝の「完封」だった。【石橋隆雄】

◆オリックスは今季10度目の完封負けで、ロッテと入れ替わりで5位に落ちた。  先発の西が2回に松田に先制2ランを浴び、0-3の7回には柳田に推定飛距離140メートルの特大2ランを打たれてダメを押された。11敗目を喫した先発右腕に、福良監督は「きょうは(球の)キレもコントロールも本来の西ではなかった」と厳しい表情。Aクラス入りを争うソフトバンクとのゲーム差は3・5に開いた。

◆早くも8月5度目の「熱男!」だ。ソフトバンク松田宣が今月5本目となる23号決勝2ランを左翼席にたたき込んだ。  2回無死一塁で、オリックス西の甘く入ったチェンジアップを逃さなかった。「入らないかと思いましたが、入ってくれて良かった」。8月は試合前の時点で4割4分4厘と絶好調。今季通算でも初めて2割5分5厘まで上昇してきた。

◆ソフトバンクの松田宣が二回に23号の先制2ランを放った。西の甘いチェンジアップを強振。滞空時間の長い打球で左越えに運び「入らないかと思ったが、入ってくれて良かった」と喜んだ。  8月に入って5発目の本塁打で連続試合安打を11に伸ばし、九回には二塁打も記録した。「8、9月の暑い時期に頑張れるか頑張れないかだと思っている」と気合が入っており、シーズン前半の不調がうそのようだ。

◆日本野球機構(NPB)の佐藤純一審判員(58)が17日、オリックス-ソフトバンク16回戦(京セラドーム大阪)で一塁塁審を務め、通算2000試合出場を達成した。NPB審判員として史上67人目、現役では9人目となる。

◆ソフトバンクは千賀が6安打無四球でプロ初完封を果たし、9勝目を挙げた。二回に松田宣の23号2ランで先制。3-0の七回は柳田の26号2ランで突き放し、九回に4点を追加した。オリックスは投打で精彩を欠いた。

◆ソフトバンクの柳田が七回に特大の26号2ランを運んだ。西の内寄りの球に「力みなく打とう。あとはかち上げるだけ」とスイングし、右中間席上段に放り込んだ。  京セラドーム大阪では今季7試合で31打数14安打の打率4割5分2厘、5本塁打と相性がいい。内川、デスパイネが相次いで故障などで離脱し、負担も大きくなるが「みんな(調子が)上がってきている。乗り遅れないようにしたい」とマイペースだった。 グラシアル(デスパイネ離脱のため1軍に緊急昇格。3安打) 「球場に着いたのは(試合開始45分前の)午後5時15分だった。感触はいい」 ソフトバンク・福田(九回に4号2ラン) 「僕にとって大きなホームラン。これを機に頑張りたい」

◆今季10度目の完封負けで5位に後退。得点圏に走者を進めたのは3度だけというありさまに、福良監督も「(千賀は)よかったと思いますけどね」と渋い表情だ。右脇腹痛で2軍調整中だったT-岡田を昇格させ「5番・左翼」で起用したが、4打数1安打。指揮官は「きょう見る限りは(状態は)まだ分からない」と最後まで表情は険しかった。

◆ソフトバンクは17日、オリックス16回戦(京セラ)に9-0で快勝した。千賀滉大投手(25)が、9回を無四球、6安打に抑えてプロ8年目で初完封。「(九回のマウンドには)完封するつもりで上がりました。無四球がうれしい」と捕手の甲斐と抱き合った。  150キロ前後の剛速球に得意のフォークボールがさえ渡り、五回一死まで走者を許さなかった。T-岡田に中前へ初安打を許しても表情一つ変えず、意外なことに「高校でも記憶がない」という完封勝利を2年ぶりの完投でつかんだ。  この日は最初の1巡目で9人中8人が初球ストライク(ファウルを含む)と好スタート。試合を通して3ボールもなく、制球が安定していた。殊勲の右腕は「まだ優勝は諦めていない」と頼もしく言い切った。 (安藤理)
デスパイネ離脱で1軍に緊急昇格し3安打を放ったソフトバンク・グラシアル 「球場に着いたのは(試合開始45分前の)午後5時15分だった。感触はいい」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
614120.598
(↓0.006)
0
(-)
39580
(+3)
486
(+5)
147
(+2)
104
(+1)
0.273
(↓0.001)
4.31
(-)
2
(-)
日ハム
574620.553
(↑0.004)
4.5
(↑1)
38452
(+5)
422
(+3)
116
(+2)
69
(+1)
0.25
(↑0.002)
3.67
(↑0.01)
3
(-)
福岡
514910.51
(↑0.005)
9
(↑1)
42455
(+9)
434
(-)
146
(+3)
62
(-)
0.26
(↑0.001)
4.13
(↑0.04)
4
(↑1)
ロッテ
485130.485
(↑0.005)
11.5
(↑1)
41395
(+1)
415
(-)
50
(-)
95
(+2)
0.253
(-)
3.74
(↑0.04)
5
(↓1)
ORIX
495450.476
(↓0.004)
12.5
(-)
35400
(-)
427
(+9)
80
(-)
71
(-)
0.239
(-)
3.68
(↓0.05)
6
(-)
楽天
455920.433
(↓0.004)
17
(-)
37380
(-)
414
(+1)
96
(-)
51
(-)
0.242
(↓0.001)
3.64
(↑0.03)