ソフトバンク(★2対3☆)ORIX =リーグ戦14回戦・福岡ヤフオクドーム=
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ORIX
00000 0100 101380
福岡
00010 0000 1002101
勝利投手:岩本 輝(1勝0敗0S)
(セーブ:比嘉 幹貴(0勝2敗1S))
敗戦投手:笠谷 俊介(0勝1敗0S)
  DAZN
◆オリックスが連敗を4で止めた。オリックスは1-1で迎えた延長10回表、福田の適時打で勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、12回に1死一三塁の好機をつくると、武田の犠飛で再びリードを奪った。投げては、5番手・岩本がNPB復帰後初勝利。敗れたソフトバンクは、打線が好機を生かしきれなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手が16号ソロを放った。1点を追う7回1死走者なしの場面。ここまで無失点のソフトバンク松本裕のカーブを捉えて左中間のテラス席に運んだ。  試合を振り出しに戻す1発に吉田正は「いい感じでとらえることはできたんですが、どうかなというところでした。ローチがいいピッチングをしていますし、なんとか追いつくことができてよかったです」とコメントした。

◆独立リーグBC福井から移籍した元阪神のオリックス岩本輝投手(25)が1094日ぶりに勝利を挙げた。2-2の延長11回に5番手で登板すると、先頭柳田を強気の内角球で中飛。続くデスパイネを遊ゴロ、福田のバットをへし折って右飛と3者凡退に抑えた。延長12回、武田の決勝犠飛で阪神時代の2015年8月6日広島戦以来となる白星が転がり込んだ。  岩本は「1人1人、1球1球という感じでした。(柳田、デスパイネらとの対戦は)怖いと思ったら終わりなんで。(移籍後初勝利は)あまり実感はないです」と振り返った。ウイニングボールは「今までのも実家に飾ってあるんで。そこに行くと思います」と笑顔で話した。  岩本は10年に山口・南陽工からドラフト4位で阪神に入団。2年目に2勝をマークし、5年目の15年には開幕ローテーション入りも果たした。だがその後は登板機会に恵まれず16年10月に戦力外通告。17年から独立リーグのBC・福井でプレーしていた。紆余(うよ)曲折を経て手にした3年ぶりの白星。岩本は歩んできた道を振り返り「間違ってはいなかったのかなと思います」と話した。

◆ソフトバンクがまた借金1に逆戻りだ。野手全員、投手8人をつぎ込む総力戦で延長12回負け。7月28日に借金1となってから6試合。勝ち、負け、勝ち、負け、勝ち、負けとなり、連勝なしで貯金が作れていない。  初モノを打てない。オリックス・ローチに8回途中まで1点とてこずった。工藤監督も「ビデオではわからないところもある。スライダーの曲がりやツーシームの落ち方、見極めの難しさがあった」。今季は他にもオリックス田嶋、ロッテ・ボルシンガー、西武カスティーヨ、中日ガルシア、巨人鍬原ら新入団の投手に敗戦。藤本打撃コーチは「選手は初モノとかは思っていない。今日はピッチャーが良かったというところ」と話したが、上位をうかがうには目をそらせない課題となっている。  10回には1点差を1度追いつく粘りを見せたが、粘投してきた救援陣が12回に勝ち越された。その裏の攻撃でも好機をつくったが、最後はあと1本が出ず。工藤監督は「松本くんがいい投球をして、いいゲームになった。サヨナラのチャンスはつくってくれた」と前を向いた。だが、ここ13試合で1勝12敗だったオリックス相手に手痛い1敗となった。【山本大地】

◆4時間を超える延長戦の末、工藤ホークスはオリックスに敗れた。1日でまた借金生活。あまりにも「もったいない」試合を落としてしまった。  今季初登板となった4年目松本裕が約1年ぶりの先発マウンドに上がって好投。不調のオリックス打線とはいえ、5回2安打で勝利投手の権利を手にしていた。6回もきっちり3者凡退。予想以上の投げっぷりにベンチも「欲」が出るのは当然か。6回を投げ終えた時点で球数は90球。スイスイ投げ込む若き右腕にさらなるマウンドを託したが、7回1死から吉田正に痛恨の同点ソロを被弾。7回111球で松本裕は降板となった。  今季は腰の故障などもあり、出遅れたが2軍でここ2試合は連勝。7月27日の中日戦(タマホームスタジアム筑後)では7回92球を投げ2失点で勝利投手。ファームではまだ3試合しか登板していない。92球が最多投球数だった。1軍初登板。それもチーム窮地の中、先発マウンドに上がった松本裕は100点の投球だったといえる。最も警戒しなければならなかった吉田正の1発は反省点だが、6回で交代していればどうなっていたのだろう。  投手の球数やコンディショニングに細心の注意を払う工藤監督だが、初登板で力投する右腕に「未知」の好投を期待したのか。残念ながら9回以降はすべて受け身の試合展開となった。打線の奮起で粘ったように思えるが、延長は押されっぱなしだった。結果論だが、あの1発で戦局はガラリと変わってしまった。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆オリックスが競り勝った。2-2の延長十二回に四球と安打などで一死一、三塁とし、武田の中犠飛で勝ち越した。比嘉がプロ初セーブ。ソフトバンクは1点を追う十回に代打長谷川勇の適時二塁打で追い付いたが、救援陣が力尽きた。

◆オリックスの岩本が加入後初勝利を挙げた。2-2の延長十一回に登板。3番柳田を中飛、4番デスパイネを遊ゴロ、福田を右飛と上位打線を3人で抑え、「一人一人、一球一球という感じだった」と息をついた。  山口・南陽工高から阪神入りし、2011年から16年まで在籍。戦力外通告を受けて17年からは独立リーグ、ルートインBCリーグ福井で腕を磨いた。今年7月にオリックス入りし、これで6試合連続無失点と貢献している。「1軍に残ることだけを考えて、抑えることを続けていけるように」と謙虚に話した。

◆オリックスの比嘉が9年目、35歳でプロ初セーブを挙げた。3-2の延長十二回に登板して無失点。「今まで何回か(セーブ機会が)あったけど、やらかしていたので良かった」とほっとした表情を浮かべた。  1死から代打川島に内野安打を打たれ、二盗を許した。続く高谷に右前に運ばれ一、三塁となったが、最後は変化球で今宮を併殺に仕留めた。チームは連敗を4で止め、「セーブというより、チームが一つでも勝てたこと」と言葉に実感を込めた。

◆今季初登板だったソフトバンクの松本裕は7回を無四球で3安打1失点と好投した。多彩な変化球や手元で動く速球を丁寧に投げ「いい緊張感をもって試合に入っていけた」と語った。  ただ、1点リードの七回は吉田正に左中間越えのソロを放り込まれ、マウンド付近でがっくり。「試合はつくることができたと思うが、もったいなかった。悔しいです」と猛省した。 長谷川勇(延長十回に代打で適時二塁打) 「来た球をぶった切るつもりでいった」 今宮(延長十二回の好機で二ゴロ併殺) 「狙い球だけを決めて打ちにいったら、正面にいってしまった」

◆元阪神の岩本が加入後初勝利を挙げた。同点の延長十一回に登板し、先頭の柳田を中飛に仕留めるなど、3者凡退に抑えた。山口・南陽工高から阪神入りし、2011年から16年まで在籍。戦力外通告を受けて17年からBCリーグ・福井で腕を磨いた。今年7月にオリックス入りし、6試合連続無失点。チームの連敗も4で止め、「1軍に残ることだけを考えて、抑えることを続けていけるように」と謙虚に話した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
553710.598
(↓0.006)
0
(-)
50522
(+3)
447
(+6)
124
(+1)
97
(-)
0.276
(-)
4.48
(↓0.02)
2
(-)
日ハム
534010.57
(↑0.005)
2.5
(↑1)
49424
(+6)
372
(+3)
106
(+2)
63
(+2)
0.251
(↑0.001)
3.59
(↑0.01)
3
(↑1)
ロッテ
454530.5
(↑0.006)
9
(↑1)
50374
(+3)
390
(-)
47
(+1)
90
(-)
0.256
(↓0.001)
3.84
(↑0.04)
4
(↓1)
福岡
454610.495
(↓0.005)
9.5
(-)
51412
(+2)
411
(+3)
129
(-)
59
(+1)
0.257
(-)
4.28
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
435040.462
(↑0.005)
12.5
(↑1)
46359
(+3)
378
(+2)
75
(+1)
65
(+1)
0.24
(-)
3.67
(↑0.03)
6
(-)
楽天
415310.436
(↓0.005)
15
(-)
48350
(-)
379
(+3)
89
(-)
48
(-)
0.242
(↓0.001)
3.73
(↑0.01)