DeNA(★1対7☆)巨人 =リーグ戦16回戦・横浜スタジアム=
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巨人
01030 0012 7100
DeNA
01000 0000 170
勝利投手:吉川 光夫(4勝3敗0S)
敗戦投手:濵口 遥大(1勝3敗0S)
  DAZN
◆巨人は2回表、亀井のソロで先制する。直後に同点を許すも、4回に岡本の3ランで勝ち越しに成功すると、8回には岡本が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・吉川光が7回5安打1失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、打線がつながりを欠いた。

◆巨人吉川尚輝内野手が負傷交代した。6回無死、一塁へのゴロでヘッドスライディング。  内野安打としたがベースと左手が接触し、そのまま倒れ込んだ。メディカルスタッフに付き添われてベンチに引き揚げ、そのまま代走に吉川大が送られた。

◆巨人に投打で圧倒されて連敗。首位広島がヤクルトに勝ったため、自力優勝の可能性が消滅した。  先発浜口遥大は8三振を奪うも、亀井の先制ソロ、岡本の勝ち越し3ランの2発に泣いた。  さらにDeNAにとって痛いのは、6番右翼で先発した梶谷隆幸が2回に右手付近に死球を受けて交代したこと。ラミレス監督によると腫れがひどく、プレー続行不可能と判断したという。2日に登録抹消され、精密検査の結果を受けて今後の復帰プランを模索する。  ラミレス監督は「勝ったり負けたりも野球のうち。自力優勝がなくなっても、まだ優勝の可能性はある。優勝がなくなったとしても2位、それがダメなら3位と、最後の最後まであきらめずに戦う」と語気を強めた。

◆巨人が攻守がかみ合い、2位に浮上した。主砲岡本和真内野手(22)が4回に3ランを放つなど、4打点の活躍で打線をけん引。約2カ月ぶり先発の吉川光夫も7回5安打1失点と好投し、4勝目を挙げた。  高橋監督は「和真の本塁打も良かったですし、その後の重信だったり、あとは光夫が良く投げてくれたと思います」と、たたえた。

◆巨人吉川尚輝内野手が負傷交代した。6回無死、一塁へのゴロでヘッドスライディング。内野安打としたがベースと左手が接触し、そのまま倒れ込んだ。メディカルスタッフに付き添われてベンチに引き揚げ、そのまま代走に吉川大が送られた。  試合中に球場を離れ、病院で検査を受け、左手骨折と診断された。長期離脱は必至。坂本勇の離脱後、遊撃手を務めていた好調な若手を失い、チームはセンターラインの再構築を余儀なくされる。

◆巨人岡本和真内野手(22)が4打点の活躍で2位浮上に貢献した。  同点の4回無死一、二塁から勝ち越しの19号3ランを左翼席中段へと放ち、8回2死三塁からは左翼前へ点差を広げるタイムリーを打った。  4打数2安打4打点で連勝に導き「残り試合が少ないので、出せる力を全部出せるようにやっていきたい」と8月に白星を積み上げていきたいと話した。

◆横浜の空高く、4番の証しをかっ飛ばした。巨人岡本和真内野手(22)が特大の1発を放り込んだ。同点の4回無死一、二塁。DeNA浜口のチェンジアップに必死に食らいついた。追い込まれてから外角低めを2球、何とかカット。粘りながら形勢をひっくり返した。8球目。わずかに中へ沈んだ球を逃さなかった。体勢を崩されながらも、粘り腰ですくい上げた。「体が開かずに粘れた。奇跡です。全く合っていなかったチェンジアップに引っかかってくれた」と19号3ランを左翼席中段へと運んだ。  近未来を予感させるアーチだった。東京オリンピック(五輪)まで2年となった7月24日。侍ジャパン稲葉監督が三塁にコンバートしても岡本を使ってみたいという記事を見た。「リップサービスだと思いますが光栄なこと。うれしいです」と受け止めた。侍ジャパンに名を連ねるにはチームの主力となることが最低条件だと分かっている。だから「あと2年間しかない。どれだけ成長できるか」と意気込む。五輪会場の横浜スタジアムでの1発を積み重ねることも、日の丸へのステップとなる。  期待を受ける背中が、日増しに大きくなってきた。この日、前巨人でBC栃木・村田が区切りの会見を行った。憧れの先輩がつけた背番号25を今季から継承。開幕前に2ケタ本塁打を指令され、4番に座って迎えた後半戦開始前には「まだまだこれからだぞ。がんばれよ」と激励された。かけられた言葉の数々を思い出し「背番号に恥じないようにやりたい」と思い切りバットを振った。  8回にも適時打を放ち4打点でチームを連勝に導き、2位に浮上させた。「残り試合は少ない。出せる力を全部出せるように」。侍ジャパンの前に見据えるのは巨人の勝利。期待のかかる勝負の8月に、岡本が1発回答を示す。【島根純】

◆巨人吉川尚輝内野手(23)が左手骨折で長期離脱することになった。  1日のDeNA戦(横浜)で6回無死、一塁内野安打を放ち、一塁へのヘッドスライディング時に左手を強くベースに接触。プレー続行不可能で代走が送られた。試合中に球場を離れて病院で検査を受け、左手骨折と診断された。前日7月31日の同戦で猛打賞で4打点を記録し、この日も18試合連続安打まで伸ばしていた。坂本勇の離脱後は遊撃手を務めていたが最低でも1カ月以上の離脱が濃厚。ヤングマン、マシソンも離脱中で村田ヘッドコーチは「メチャメチャ痛い。次の手を考えないと」と話した。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が1日、DeNA16回戦(横浜)に「5番・左翼」で先発出場。二回一死から右翼席へ先制の10号ソロを放った。  きれいなアーチを描いた。相手先発・浜口が投じた直球をとらえ、スタンドイン。自身にとっては2009年に25本塁打を記録して以来、9年ぶり2度目の2桁本塁打となった。

◆巨人・岡本和真内野手(22)が1日、DeNA16回戦(横浜)に「4番・一塁」で先発出場。1-1と同点の四回無死一、二塁から、左翼席への19号3ランをたたき込んだ。  うまく捉えた。相手先発・浜口が投じた124キロのチェンジアップに反応。打球は大きな弧を描き、スタンドではねた。今季から背番号は「25」に変更。昨年限りで巨人を退団し、独立リーグのルートインBCリーグ・栃木でプレーしている村田修一内野手(37)から受け継いだ番号だ。  村田はこの日、栃木・小山市内で、今季限りでの引退を示唆する会見を開いた。かつて自主トレにも同行した先輩の背中を追う若き大砲が、チームを勢いづける。

◆巨人が2連勝。4番・岡本和真内野手(22)が四回に19号3ランを放つなど2安打4打点の活躍。先発の吉川光夫投手(30)は7回を投げ5安打1失点で4勝目(3敗)を挙げた。  巨人は二回一死、亀井が相手先発の浜口から右翼席へ先制の10号ソロを放った。DeNAは二回、一死から宮崎が右中間二塁打を放ち、梶谷の死球で一、二塁。伊藤は中飛に倒れたが、投手の浜口に中前適時打が飛び出し、1-1の同点とした。  巨人は四回無死一、二塁から岡本が左翼席へ勝ち越しの19号3ラン。4-1と。岡本は八回、二死三塁から左前適時打を放ち、1点を加えた。巨人は九回にも2点を奪い、突き放した。

◆DeNAの浜口は6回で2本塁打を浴び4失点で3敗目を喫した。前回7月25日に今季10度目の先発でようやく初勝利をつかんだが、2連勝はならず「調子は悪くなかっただけに、もっと大胆に投げる必要があった」と悔しがった。  1-1の四回無死一、二塁で岡本にフルカウントから連投した得意のチェンジアップを左翼席へ運ばれた。「カウント不利な状況をつくり、ストライクを取りにいってしまった」と反省した。

◆巨人が2連勝。4番・岡本和真内野手(22)が四回に19号3ランを放つなど2安打」4打点の活躍。先発の吉川光夫投手(30)は7回を投げ5安打1失点で4勝目(3敗)を挙げた。4番の仕事を果たした岡本はヒーローインタビューで充実感を漂わせた。  --まず、最初の3ランから振り返っていただきたいんですが。3-2というなかで粘って粘ってのホームランでした。どんなバッティングでした  「チャンスだったので、なんとか粘っていこうと思っていたので、それが最高の結果になってよかったです」  --八回にも貴重な追加点となる適時打が出ました  「そうですね、追加点がやっぱりあの、ほしいところだったので、なんとか。チャンスだったので、還せてよかったです」  --勝負の8月を良いスタートで切られたんじゃないですか  「はい。ありがとうございます」  --これから8月、4番バッターとしてどんなバッティングを  「勝利に貢献できるバッティングをしていきたいと思います」  --Aクラスを争うDeNAに連勝となりました。チームを代表してファンにメッセージをお願いします  「明日も勝てるようにがんばります!応援よろしくおねがいします」

◆DeNAの梶谷が二回の打席で右手首付近に投球を受け、交代した。2日以降に病院で検査を受ける。ラミレス監督は「かなり腫れていてプレーを続けられる状況じゃなかった」と説明し、出場選手登録から外すことを明言した。

◆巨人の吉川光が7回1失点で4勝目を挙げた。5月30日の日本ハム戦以来、約2カ月ぶりの先発登板で力投し「真っすぐでしっかりファウルが取れた。一人一人、しっかり勝負していけた」とうなずいた。  ヤングマンの負傷離脱で先発陣のやりくりが苦しくなっていただけに、チームにとっても大きな好投だ。次回の登板へ向け「言われたところでしっかり投げるように、準備したい」と意気込んだ。 亀井(二回に先制の10号ソロ) 「いい角度で上がってくれた」

◆DeNAは52試合を残し、自力優勝の可能性が今季初めて消えた。前日7月31日に内海に4年ぶりの完封を許した打線はこの日も投手の浜口の適時打による1点止まりと振るわなかった。ラミレス監督は「1~4番の4人で2安打では厳しい」とため息をついた。  就任3年目でリーグ制覇を目指してきたが、首位広島とのゲーム差は12・5に開いた。「まだ優勝のチャンスはあるし、もし駄目になっても2位、Aクラスとシーズンは続いていく」と話した。

◆巨人・吉川尚輝内野手(23)が1日、DeNA15回戦(横浜)の六回、一塁へのゴロで一塁にヘッドスライディング(記録は内野安打)した際、左手を痛めて交代。病院で検査を受けた結果、左手の骨折が判明した。

◆投打がかみ合わずに完敗し、52試合を残して自力優勝の可能性が消滅。借金は今季ワーストタイの「7」まで膨らんだ。2試合で1得点だがラミレス監督は「1-5番はいい打線で信頼している」とテコ入れはしない。二回に右手首付近への死球で交代した梶谷については「プレーできないと思い、交代すべきと判断した」と説明。骨折はしていないもようだが、2日に出場選手登録から外す意向を示した。 6回4失点で3敗目(1勝)のDeNA・浜口 「(許した)2本塁打はカウント不利な状況を作り、ストライクをとりにいってしまいました」

◆巨人・吉川尚輝内野手(23)が1日、DeNA16回戦(横浜)の六回、一塁への打球で一塁にヘッドスライディングした際、左手を痛めて途中交代。試合中に病院で検査を受け、左手の骨折が判明した。  吉川尚はこの打席で内野安打を記録し、試合連続安打を18に伸ばしたが、長期離脱は避けられないもよう。2年目の今季は92試合で打率・253、4本塁打、29打点。

◆吉川光が今季最長の7回を投げ、5安打1失点で5月16日以来の4勝目(3敗)。二回に投手の浜口に中前適時打を浴びたが、先頭の出塁は1度も許さなかった。「直球でしっかりファウルをとれた。(捕手の小林が)いい球を投げさせてくれた」。7月下旬の1軍再昇格後は中継ぎを務め、左手骨折のヤングマンに代わって先発。「ペースは考えず、いけるところまでいこうと思った」と103球を振り返った。

◆亀井が二回、右翼席へ先制の10号ソロを放った。143キロの直球を捉え「2ボールだったので思い切り振りました。打球がいい角度で上がってくれました」と満足げ。25本塁打した2009年以来、9年ぶりの2桁本塁打。高橋監督は「見事でした。完璧でしたね。調子とコンディションの維持が課題だが、今は外せない選手」と36歳をたたえた。

◆巨人は1日、DeNA16回戦(横浜)に7-1で勝ち、セ・リーグ2位に浮上した。岡本和真内野手(22)が、1-1の四回に左翼席へ決勝の19号3ランを放つなど4打点の活躍。チームを4カードぶりの勝ち越しに導いた。昨年までの3年間でともにプレーした独立リーグのルートインBCリーグ・栃木の村田修一内野手(37)がこの日、記者会見で今季限りでの現役引退を示唆。背番号25を受け継いだ若き大砲が"区切りの日"に見事、4番の務めを果たした。  横浜の夜空に、大きなアーチを描いた。1-1の四回無死一、二塁で岡本が3ラン。目を丸く見開きながら、ダイヤモンドを1周した。  「自分でもビックリというやつです。(体が)開かずに粘れたので」  ファウルで粘った後のフルカウントからの8球目。124キロのチェンジアップに体勢を崩されながら、泳ぎ気味に拾った。打球は左翼席中段へ。「反応というか、奇跡です」と振り返る技ありの一打だった。  八回二死三塁では駄目押しの左前適時打を放ち、4打点目を挙げた。「けがをしている人の穴は大きいので、何とか試合に出ている以上は、そういうところを見せないように」。坂本勇ら主力が離脱する中、若き大砲が試合を決定付けた。  背中を追ってきた先輩の"区切り"の日だった。この日、昨季限りで巨人を自由契約となった村田が、今季限りでの現役引退を示唆。奈良・智弁学園高時代から憧れ、プロ入り後はオフの自主トレーニングにも同行した巨人の元4番が大きな決断を下した。  「ずっと憧れていた選手だったので、その人とできてうれしかったという思いが強い。背番号に恥じないよう、しっかりやろうと思っています」  今季からつける背番号25は、昨季までの村田の番号。村田が2年連続の本塁打王に輝いた横浜の地で"魂"を受け継ぐかのように鮮烈な輝きを放った。  「まだまだこれからやぞ。頑張れよ」  後半戦突入後、村田からLINEで、そんなメッセージが届いた。栃木の地で必死になって汗を流す37歳からの言葉に、奮い立たないはずがない。シーズンの目標を開幕前の「2桁本塁打、50打点」から「20本塁打、80打点」に上方修正して臨んだ後半戦で、19本塁打、60打点に到達。さらなる目標の引き上げも視野に入る。  「残り試合の方が少ない。出せる力を出し切るつもりで」と岡本。主砲の活躍で2位に浮上した巨人。「男・村田」の後継者が、力強くチームを引っ張る。 (赤尾裕希)
岡本について巨人・高橋監督 「いいホームランでした。下半身でよく粘ったと思う。きっちり捉えられている」 ★夏でも鍋  岡本は"夏男"も受け継ぐ。村田といえば、巨人時代の2013年に8月のセ・リーグ新記録となる46安打を記録。翌14年には8月に通算300本塁打を達成するなど夏に強かった。そんな真夏に岡本の力となるのが熱々の鍋だ。「夏の方が、よく食べる。冬に食べるよりもおいしい」と、最近ではスーパーマーケットで1回分に小分けされたパックの出汁を購入し、自宅で鍋をつつく。中でも寄せ鍋が好物だ。

◆岡本は確実にひと皮むけた。投手目線でいうと、タイミングを外せば大丈夫...という打者では、なくなっている。  低めのチェンジアップを、豪快に左翼へ運んだ四回の3ランが、まさにそう。スイングが緩くなったり、軌道が変わったりしない。下半身で我慢して、しっかり振り切れている。だから、どのボールにも対応できる。  タイミングを外した上で、コースも高さもきっちり決めないと、打ち取れない。厄介な打者だ。  春先に「ついに覚醒か」とささやかれたときは正直、半信半疑だった。ところが、6月末から7月上旬にかけて、32打席連続無安打だったとき、「ほお」と感心させられた。ブレずに4番で使い続けた首脳陣もえらいが、同じくブレずに、当てにいく打撃をしなかった岡本もすごい-と。  その期間が、さらなる成長をもたらしたのだろう。八回二死三塁での左前タイムリーなどは、ヒットが欲しい場面でありながら、やはり当てにいっていない。内角ストレートに詰まることなく、強く振り切っている。  ただでさえ、打者有利になる夏本番。ブレない打撃を続けられれば、ますます、手ごわい打者になるはずだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
533510.602
(↑0.004)
0
(-)
54459
(+13)
387
(+7)
114
(+6)
54
(+1)
0.262
(↑0.001)
3.99
(↓0.03)
2
(↑1)
巨人
464910.484
(↑0.005)
10.5
(-)
47433
(+7)
392
(+1)
93
(+2)
47
(-)
0.26
(-)
3.91
(↑0.03)
3
(↓1)
ヤクルト
434610.483
(↓0.006)
10.5
(↓1)
53405
(+7)
438
(+13)
85
(+2)
51
(-)
0.264
(-)
4.37
(↓0.09)
4
(-)
DeNA
414820.461
(↓0.005)
12.5
(↓1)
52355
(+1)
413
(+7)
108
(-)
55
(-)
0.247
(-)
4.18
(↓0.03)
5
(↑1)
中日
435110.457
(↑0.005)
13
(-)
48394
(+8)
431
(+5)
64
(+2)
47
(+1)
0.261
(↓0.001)
4.38
(-)
6
(↓1)
阪神
394710.453
(↓0.006)
13
(↓1)
56338
(+5)
387
(+8)
52
(+1)
45
(-)
0.245
(-)
3.99
(↓0.04)