1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 |
0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 6 | 12 | 0 |
ORIX |
0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 |
勝利投手:宋 家豪(3勝2敗0S) (セーブ:ハーマン(1勝1敗13S)) 敗戦投手:吉田 一将(3勝3敗0S) |
◆楽天は2-4で迎えた8回表、茂木の適時打と今江の押し出し死球で2点を挙げ、試合を振り出しに戻す。さらに、無死満塁の好機から銀次が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・宋家豪が今季3勝目。敗れたオリックスは、4番手・吉田一が誤算だった。
◆オリックスは31日、イベント「冷やしドーム、はじめました」をスタート。イベントを盛り上げるため、歌ネタで知られるお笑い芸人AMEMIYAが、この日の楽天戦の試合前に登場。自身の歌ネタ「冷やし中華、はじめました」にひっかけた「冷やしドーム、はじめました」を披露した。 「名字が吉田の選手が多い」「他球団グッズのほうが陳列多め」など、オリックスや京セラドーム大阪をジョークで包んだ歌詞をちりばめて歌い、観客を喜ばせた。AMEMIYAは「楽しんでもらえるいい曲ができたと思います。雰囲気もよかったです」と笑顔で話した。この日は披露しなかったが、もっと刺激的なネタもあったようだ。同イベント(8月19日までの主催試合で実施)はカーリング体験や冷やし飲食メニューなど「涼しいこと」「冷たいこと」を多数用意している。
◆これが、絶好調の力だ! 最下位楽天が、5位オリックスに逆転勝ちを収め、ゲーム差を3・5とした。後半戦12戦で10勝2敗と、強さが際立つ。 2点を追う8回に、その好調ぶりを見せた。先頭の代打山下から3連打で1点を返すと、さらに勢いづいた。四球を挟み、無死満塁から今江の押し出し死球で同点。次打者の銀次が勝ち越しの2点適時打。この回、打者一巡の猛攻で4点を奪った。平石監督代行は「本当に見事です」と最敬礼だった。 全員で勝利に向かっている。決勝打の銀次が「常に何とかしよう、そういう気持ちがある。絶対に勝つという気持ちがある」と証言するように、1つにまとまっている。先発のエース則本が6回8安打4失点でKOされても2番手の宋家豪、3番手の青山が「0」で耐え忍び守護神のハーマンも9回を無失点。ベンチ一丸で助け合い、諦めない姿勢で勝ちを量産している。
◆オリックスは勝ちパターンが崩れて逆転負けした。 2番手の元阪神岩本が6回1イニングを無失点に抑えると、その裏に3点を奪いいったんは逆転。そのまま勝利すれば岩本に阪神時代以来3年ぶりの勝ち星が転がり込むところだったが、8回に4番手吉田一が4失点してひっくり返された。両リーグ最多48試合登板の吉田一は「球がちょっと高かった。指にかかってなくて低めにいかなかった」と悔やんだ。7月は6勝13敗1分と大きく負け越して終わった。
◆オリックスの金子は5回2失点で勝敗が付かなかった。6安打、6四球と精彩を欠き「四球が多く、走者を背負う時間が長くなってしまった」と反省した。 二回は2死二、三塁で茂木に初球の変化球を左中間に運ばれ、2点を失った。その後は踏ん張ったが、球数が100球を超えて5回で降板。今季わずか4勝の大黒柱は「いいリズムで投げることができなかった」と力なく話した。
◆オリックスは2点リードの八回、吉田一が一つもアウトを取れずに4失点で降板し、逆転負けした。それでも福良監督は「(吉田)一将、増井でいかれたら仕方ないっていったらおかしいけど、うちの(勝ち)パターンだから。ボールは悪くなかったと思う」と責めなかった。 打線は昨年から6連敗していた則本に対し、8安打4得点と振れていた。投打がかみ合わず、福良監督は「いい攻撃ができたんですけどね」と渋い表情だった。 福良監督(金子に) 「四球が多かった。(本塁打を)やられたくないのか、何なのか」 西野(六回に2点三塁打) 「追い込まれていたので、必死に食らいついた」 安達(六回に適時二塁打) 「西野がタイムリーを打ってくれたので、楽に打席に入ることができた」
◆楽天の茂木が二回に先制の2点二塁打を放った。2死二、三塁で金子の初球のフォークボールを捉え、左中間フェンスに直撃させた。5日以来の打点で、後半戦に入ってからは初めてとなり「久しぶりにタイムリーを打つことができた。早い回に先制できて良かった」と喜んだ。 後半戦は好調な打線の中で、茂木は元気がなかったが、これで3試合連続安打。俊足強打の2番打者の状態が上がってくれば、さらに得点力が増しそうだ。 平石監督代行(八回に4得点で逆転勝ちし) 「最後までよく粘ってくれた。本当に見事だった」 則本(六回に逆転を許し、6回4失点) 「調子自体は悪くなかった。でもあそこで粘れないと駄目」
◆セットアッパーの吉田一が4-2の八回に登板したが、1死も奪えず、0/3回を4失点で今季3敗目(3勝)。チームは逆転負けで借金「5」となった。右腕は「ボールが高かった」と反省。福良監督は「(吉田)一将や増井でいかれたら仕方ない。うちの勝ちパターンですから」とかばった。チームは7月を6勝13敗1分けと大きく負け越し。最下位の楽天には3・5ゲーム差まで詰め寄られた。
◆八回に4点を奪って逆転勝ち。7月を勝利で締めくくり、後半戦連敗なしを保った。精彩を欠いていた茂木が2安打3打点。二回に2点二塁打で7月5日以来の打点を記録すると、八回は右前適時打で1点を返した。打線はこの後、押し出し死球で同点。決勝の2点二塁打を放った銀次は「みんな必死につないでくれた。一人一人、俺がやってやるという気持ちが強い」とチームの姿勢を代弁した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 53 | 35 | 1 | 0.602 (↑0.004) | 0 (-) | 54 | 499 (+7) | 422 (+4) | 119 (+5) | 96 (-) | 0.276 (↑0.001) | 4.42 (↑0.01) |
2 (-) |
日ハム | 51 | 39 | 1 | 0.567 (↑0.005) | 3 (-) | 52 | 407 (+14) | 358 (+1) | 101 (+1) | 59 (+2) | 0.25 (↑0.003) | 3.57 (↑0.04) |
3 (-) |
福岡 | 43 | 44 | 1 | 0.494 (↓0.006) | 9.5 (↓1) | 55 | 389 (+4) | 389 (+7) | 125 (+1) | 56 (-) | 0.256 (↑0.001) | 4.24 (↓0.04) |
3 (-) |
ロッテ | 43 | 44 | 3 | 0.494 (↓0.006) | 9.5 (↓1) | 53 | 362 (+1) | 381 (+14) | 45 (-) | 90 (-) | 0.257 (↓0.001) | 3.87 (↓0.11) |
5 (-) |
ORIX | 42 | 47 | 4 | 0.472 (↓0.005) | 11.5 (↓1) | 50 | 349 (+4) | 364 (+6) | 72 (-) | 62 (+1) | 0.241 (↑0.001) | 3.7 (↓0.03) |
6 (-) |
楽天 | 39 | 51 | 1 | 0.433 (↑0.006) | 15 (-) | 52 | 342 (+6) | 370 (+4) | 87 (-) | 47 (+1) | 0.246 (↑0.001) | 3.82 (-) |
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