ORIX(★4対6☆)楽天 =リーグ戦15回戦・大阪ドーム=
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楽天
02000 0040 6120
ORIX
00001 3000 4100
勝利投手:宋 家豪(3勝2敗0S)
(セーブ:ハーマン(1勝1敗13S))
敗戦投手:吉田 一将(3勝3敗0S)
  DAZN
◆楽天は2-4で迎えた8回表、茂木の適時打と今江の押し出し死球で2点を挙げ、試合を振り出しに戻す。さらに、無死満塁の好機から銀次が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・宋家豪が今季3勝目。敗れたオリックスは、4番手・吉田一が誤算だった。

◆オリックスは31日、イベント「冷やしドーム、はじめました」をスタート。イベントを盛り上げるため、歌ネタで知られるお笑い芸人AMEMIYAが、この日の楽天戦の試合前に登場。自身の歌ネタ「冷やし中華、はじめました」にひっかけた「冷やしドーム、はじめました」を披露した。  「名字が吉田の選手が多い」「他球団グッズのほうが陳列多め」など、オリックスや京セラドーム大阪をジョークで包んだ歌詞をちりばめて歌い、観客を喜ばせた。AMEMIYAは「楽しんでもらえるいい曲ができたと思います。雰囲気もよかったです」と笑顔で話した。この日は披露しなかったが、もっと刺激的なネタもあったようだ。同イベント(8月19日までの主催試合で実施)はカーリング体験や冷やし飲食メニューなど「涼しいこと」「冷たいこと」を多数用意している。

◆これが、絶好調の力だ! 最下位楽天が、5位オリックスに逆転勝ちを収め、ゲーム差を3・5とした。後半戦12戦で10勝2敗と、強さが際立つ。  2点を追う8回に、その好調ぶりを見せた。先頭の代打山下から3連打で1点を返すと、さらに勢いづいた。四球を挟み、無死満塁から今江の押し出し死球で同点。次打者の銀次が勝ち越しの2点適時打。この回、打者一巡の猛攻で4点を奪った。平石監督代行は「本当に見事です」と最敬礼だった。  全員で勝利に向かっている。決勝打の銀次が「常に何とかしよう、そういう気持ちがある。絶対に勝つという気持ちがある」と証言するように、1つにまとまっている。先発のエース則本が6回8安打4失点でKOされても2番手の宋家豪、3番手の青山が「0」で耐え忍び守護神のハーマンも9回を無失点。ベンチ一丸で助け合い、諦めない姿勢で勝ちを量産している。

◆オリックスは勝ちパターンが崩れて逆転負けした。  2番手の元阪神岩本が6回1イニングを無失点に抑えると、その裏に3点を奪いいったんは逆転。そのまま勝利すれば岩本に阪神時代以来3年ぶりの勝ち星が転がり込むところだったが、8回に4番手吉田一が4失点してひっくり返された。両リーグ最多48試合登板の吉田一は「球がちょっと高かった。指にかかってなくて低めにいかなかった」と悔やんだ。7月は6勝13敗1分と大きく負け越して終わった。

◆オリックスの金子は5回2失点で勝敗が付かなかった。6安打、6四球と精彩を欠き「四球が多く、走者を背負う時間が長くなってしまった」と反省した。  二回は2死二、三塁で茂木に初球の変化球を左中間に運ばれ、2点を失った。その後は踏ん張ったが、球数が100球を超えて5回で降板。今季わずか4勝の大黒柱は「いいリズムで投げることができなかった」と力なく話した。

◆オリックスは2点リードの八回、吉田一が一つもアウトを取れずに4失点で降板し、逆転負けした。それでも福良監督は「(吉田)一将、増井でいかれたら仕方ないっていったらおかしいけど、うちの(勝ち)パターンだから。ボールは悪くなかったと思う」と責めなかった。  打線は昨年から6連敗していた則本に対し、8安打4得点と振れていた。投打がかみ合わず、福良監督は「いい攻撃ができたんですけどね」と渋い表情だった。 福良監督(金子に) 「四球が多かった。(本塁打を)やられたくないのか、何なのか」 西野(六回に2点三塁打) 「追い込まれていたので、必死に食らいついた」 安達(六回に適時二塁打) 「西野がタイムリーを打ってくれたので、楽に打席に入ることができた」

◆楽天の茂木が二回に先制の2点二塁打を放った。2死二、三塁で金子の初球のフォークボールを捉え、左中間フェンスに直撃させた。5日以来の打点で、後半戦に入ってからは初めてとなり「久しぶりにタイムリーを打つことができた。早い回に先制できて良かった」と喜んだ。  後半戦は好調な打線の中で、茂木は元気がなかったが、これで3試合連続安打。俊足強打の2番打者の状態が上がってくれば、さらに得点力が増しそうだ。 平石監督代行(八回に4得点で逆転勝ちし) 「最後までよく粘ってくれた。本当に見事だった」 則本(六回に逆転を許し、6回4失点) 「調子自体は悪くなかった。でもあそこで粘れないと駄目」

◆セットアッパーの吉田一が4-2の八回に登板したが、1死も奪えず、0/3回を4失点で今季3敗目(3勝)。チームは逆転負けで借金「5」となった。右腕は「ボールが高かった」と反省。福良監督は「(吉田)一将や増井でいかれたら仕方ない。うちの勝ちパターンですから」とかばった。チームは7月を6勝13敗1分けと大きく負け越し。最下位の楽天には3・5ゲーム差まで詰め寄られた。

◆八回に4点を奪って逆転勝ち。7月を勝利で締めくくり、後半戦連敗なしを保った。精彩を欠いていた茂木が2安打3打点。二回に2点二塁打で7月5日以来の打点を記録すると、八回は右前適時打で1点を返した。打線はこの後、押し出し死球で同点。決勝の2点二塁打を放った銀次は「みんな必死につないでくれた。一人一人、俺がやってやるという気持ちが強い」とチームの姿勢を代弁した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
533510.602
(↑0.004)
0
(-)
54499
(+7)
422
(+4)
119
(+5)
96
(-)
0.276
(↑0.001)
4.42
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
513910.567
(↑0.005)
3
(-)
52407
(+14)
358
(+1)
101
(+1)
59
(+2)
0.25
(↑0.003)
3.57
(↑0.04)
3
(-)
福岡
434410.494
(↓0.006)
9.5
(↓1)
55389
(+4)
389
(+7)
125
(+1)
56
(-)
0.256
(↑0.001)
4.24
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
434430.494
(↓0.006)
9.5
(↓1)
53362
(+1)
381
(+14)
45
(-)
90
(-)
0.257
(↓0.001)
3.87
(↓0.11)
5
(-)
ORIX
424740.472
(↓0.005)
11.5
(↓1)
50349
(+4)
364
(+6)
72
(-)
62
(+1)
0.241
(↑0.001)
3.7
(↓0.03)
6
(-)
楽天
395110.433
(↑0.006)
15
(-)
52342
(+6)
370
(+4)
87
(-)
47
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.82
(-)