ヤクルト(★4対10☆)阪神 =リーグ戦11回戦・明治神宮=
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阪神
30010 0015 10111
ヤクルト
20002 0000 4102
勝利投手:藤川 球児(2勝1敗1S)
敗戦投手:風張 蓮(1勝3敗0S)
  DAZN
◆阪神は初回、北條の適時打と福留の2ランが飛び出し、3点を先制する。その後5-4で迎えた9回表には、打者10人の猛攻で一挙5点を奪い、試合を決めた。投げては、3番手・藤川が今季2勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が精彩を欠き、連勝は7で止まった。

◆阪神福留孝介外野手(41)が初回に追加点となる8号2ランを放った。  「コースに逆らわずにコンパクトにスイングしようと考えていました。先制直後で、初回のうちに追加点を取ることができて良かったです」  初球打ちだった。ヤクルト先発石川の初球、135キロシュートを捉えた。打球はグンと伸びてバックスクリーンへ。主将の一振りで、神宮に集った虎党を沸かせた。

◆阪神北條史也内野手(24)が先制適時打を放った。  1、2番コンビがバットで虎を引っ張った。初回、1番糸原が左二塁打を放ってチャンスを作ると、2番北條が5球目の125キロシンカーを捉えた。  持ち味となりつつある勝負強さを発揮した。試合前までの得点圏打率は4割7分1厘。さらに7月の月間打率は4割を超えており、好調をキープしている。鮮やかな先制劇で11勝目を狙う、先発メッセンジャーを援護した。  北條は、この日が24歳の誕生日。自らのバットで祝福した。

◆阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が5回7安打4失点でマウンドを降りた。  ヤクルト打線に粘りを見せられ、119球を要する苦しい投球だった。"鬼門"とされている神宮球場での成績は、来日9年間で16試合に登板し、5勝6敗。防御率は5・03だった。  今季11勝目を目指したメッセンジャーが粘投を見せたが、勝ち星はつかなかった。

◆阪神は1回、北條の適時打と福留の8号2ランで3点。ヤクルトはその裏、青木の適時二塁打とバレンティンの犠飛で2点。阪神は4回に押し出し四球で1点を追加。ヤクルトは5回無死二、三塁、山田哲が中前に同点の2点適時打を放った。阪神は8回、中谷の適時打で勝ち越し。9回にも加点し逃げ切った。3番手の藤川が2勝目。ヤクルトの連勝は7で止まった。

◆阪神中谷将大外野手の一打でヤクルトを突き放した。4-4の同点で迎えた8回、1死二塁から左前に勝ち越し打。さらに打者一巡した9回は満塁で中前に連続適時打を放ち、途中出場ながら勝利に貢献した。  ヒーローインタビューでは神宮のファンから大歓声を浴びた。  -久しぶりのヒーローインタビュー  チームが勝つことができたんで、よかったです。  -8回チャンスで最初の打席、どんな気持ち  場面を読んで、チャンスで回ってきたら打ってやろうという気持ちが強かったですし、シンプルに打席の中で相手のピッチャー(風張)と勝負できたんじゃないかと思います。  -打った感触は  詰まってたんでよくなかったんですけど、落ちてくれてよかったです。  -9回、2本目のタイムリーは満塁で回ってきた  1打席でほっとして、回ってこなくていいなーと思ってたんですけど...、おいしい場面が回ってきてくれて、打ててよかったです。  -スタメンが少ない状況、日々どんな思いで  チャンスも少ないし、自分が打てなかったつけが今回ってきているので、そのつけを取り返せるように、途中から出たときは、必死でアピールしていきたいと思います。  -神宮にもたくさんのファン  どこの球場に行っても、温かいヤジのおかげで僕らも頑張れてると思う。  -次の打席での抱負  そんなにチャンスは多くないと思うので、少ないチ

◆阪神はやはり雨天中止ゲームの次戦に強かった。  1回表に3点を先制するも、中盤に追いつかれる展開。どちらに流れが傾いてもおかしくない状況で、救援陣の奮闘が光った。同点の6回は2番手桑原が3者凡退に仕留め、7回からマウンドに上がった38歳藤川はイニングをまたいで2回を3奪三振1安打無失点。打線の終盤猛攻を救援陣が呼び込む形となった。  金本知憲監督は「こっちは球児と桑原で流れをちょっと抑えてくれたかなというのは感じましたね。(藤川のイニングまたぎは)球数も少なかったので。打順も見ながらね。本来やっぱり、球児だったら8回くらいを任せられるので」と救援陣にねぎらいの言葉。前日28日ヤクルト戦は雨天中止となっており、これで今季は雨天中止ゲームの次戦成績が9勝2敗1分けとなった。

◆ヤクルトは終盤に勝ち越しを許し、連勝は7で止まった。4-4の8回に4番手風張が中谷に決勝適時打。9回には失策も絡んで5失点を喫した。  小川淳司監督は「メッセンジャー相手に簡単にはいかないけど、あそこ(無死満塁で無得点だった4回)で何とかしてほしかった。また新たな気持ちで臨んでいくしかない」と、31日からの首位広島との3連戦(神宮)に切り替えた。

◆24歳の誕生日を迎えた阪神北條史也内野手が、攻守で光った。  初回、無死二塁。ヤクルト石川の外角に沈むシンカーを捉え、先制の中前適時打とした。  守備でみせたのは1点リードの8回2死一、三塁。一打同点の危機だった。ヤクルト川端の三遊間へのライナーに飛びついて好捕し、窮地を脱した。これにはマウンドの藤川も満面笑みで指を差し、好プレーをたたえた。  「三遊間にファウルが飛んでいたので、そっちに飛ぶと思った。1歩目のスタートが良かった。チームが勝ったので、そこは良かった」と落ち着いた表情のまま振り返った。

◆7連勝中と好調ヤクルトの勢いを食い止めたのは阪神藤川だった。同点の7回から登板し、タイトゲームの勝ち運を引き寄せた。2番青木からの好打順。遊直に仕留めると、脅威のスラッガーとの対戦が続いた。山田哲には1-1からの3球目。150キロ外角速球で空振りを奪うと、フォークも交えた。最後は外角高めの147キロで空振り三振。7月の月間打率4割超で7本塁打を量産していた絶好調男を「火の玉ストレート」で抑え切った。  奪三振ショーは続く。4番バレンティンも7月は6本塁打とバットが光る。しかし、ホップする速球で押した。追い込むと最後は沈むフォークを外角低めへ。2者連続の空振り三振で3者凡退だ。2イニング目の8回は2死一、三塁の同点機を招くが、代打川端のライナーを遊撃北條が好捕。藤川も「最後は自分の負けですけどね。いい反省をして、またあさってです」と苦笑いした。  それでも、修羅場に耐える粘投は光った。金本監督も「ちょっと(ヤクルト)星に抑えられた。こっちは球児と桑原で流れをちょっと抑えてくれたと感じた。30球くらいでバテよるけどな」と冗談も交えた。不調の桑原も6回を3者凡退。最近は救援陣の必勝継投を敷けず、前日28日、指揮官は「ちょっと(勝ち)パターンを作れていない」と話していたが、懸念を振り払うリレー。藤川の今季2勝目は、方程式の答えになりそうだ。【酒井俊作】

◆ヤクルトは7シーズンぶりの8連勝はならなかった。  難敵メッセンジャーを5回4失点で降板させたものの、4-4で迎えた8回以降に計6失点で万事休す。小川監督は「メッセンジャー相手に簡単にはいかないけど、あそこで何とかしてほしかった」と、無死満塁で無得点だった4回の攻撃を悔いた。4月16日以来の貯金1とはならず、再び借金生活に突入した。

◆阪神ロサリオは渋く追加点をもぎ取った。1点リードの4回2死満塁でフルカウントから押し出し四球を選んだ。  3回と9回には左前打を決め、6試合ぶりのマルチ安打。特に9回は先頭でこの回5得点の猛攻を呼び込み、「チームが勝てて良かった。自信を持って打席に入れているので続けていきたい。どうしても自分には変化球が多くなると思う。状況を見て、しっかり対応していきたい」と納得顔だった。

◆阪神梅野は貴重な適時打で猛打賞を決めた。2点リードとした直後の9回1死満塁で右前に転がし、この回、2点目をたたき出した。  4回1死では右中間二塁打を放ち、3番ロサリオの押し出し四球でホームイン。「積極的にいこうと思っていました。(9回は)1点でも多く、という気持ちでした」と大粒の汗をぬぐった。

◆金本阪神が苦しんで長期ロード初星をもぎ取った。攻守に光ったのが、この日24歳の誕生日を迎えた北條史也内野手だ。打っては先制タイムリーにダメ押し犠飛。守っては4回の悪送球を取り返す、8回のスーパーキャッチで勝利に貢献した。順位は変わらず5位ながら、連勝を7でストップさせた2位ヤクルトとの差を2・5ゲームに詰めた。  飛びついた北條は勢い余って倒れ込んだ。つかんだボールは決して離さなかった。  1点リードの8回2死一、三塁。一打同点の場面だった。ヤクルト川端のライナーが三遊間を襲う。誰もが「抜けた」と覚悟したその時、北條が体を目いっぱい伸ばしてジャンピングキャッチした。  北條 三塁側にファウルが飛んでいたので、そっちに飛ぶと思っていた。1歩目のスタートが良かったと思います。  4回には先頭バレンティンのゴロを一塁へ悪送球していた。何とか無失点で切り抜けたが、ベンチに帰る際には一目散にメッセンジャーに駆け寄った。メッセンジャーには"気にするな"とお尻をポンとたたかれたが、表情には悔しさがにじんだ。この日は24歳の誕生日。8回の「バースデー好捕」でマウンド上の藤川から笑顔で声をかけられると、今度は白い歯を見せながらベンチへ戻った。  バットでも自らを祝っていた。初回無死二塁。ヤクルト石川の外角低めシンカーに両腕を伸ばす。中前へ抜ける先制打。青木が打球処理をもたつく間に二塁を陥れる好走塁も加え、虎党から贈られたバースデーソングに応えた。  5月31日に今季初昇格も、無安打のまま6月12日に2軍落ち。それでも腐らなかったから今がある。矢野2軍監督は「ジョーは1軍でも2軍でも、やることが変わらんのよ。誰が見ていても(手を)抜くことはしない」と評価する。  変わらない態度は敵軍のファンに対しても同じだ。6月の敵地ウエスタン・リーグ広島戦後のこと。「北條さぁ~ん」。選手を見送る虎党に交じり、ペンと色紙を手にした赤い帽子の少年から叫ばれた。バスに足を向けていた北條は、引き返してサインに応じた。  6月22日の再昇格以降、勢いは増すばかりだ。これで9試合連続安打。スタメン試合に限れば19試合連続安打と絶好調だ。7月の月間打率は4割に迫り、恐怖の2番打者として猛アピールを続けている。  前日28日、金本監督から「(チャンスを)つかむか、放すかは彼次第。ポジションは渡すものじゃない。ある程度はコイツでいこうかなというものを見せてくれたら少々は我慢する」とハッパをかけられていた。指揮官の熱い思いに結果で応え、向上心はより一層高まるばかりだ。  北條 その後(2打席目以降)も打ちたかったですけど、内容は悪くない。チームが勝ったし、そこは良かったです。  1つ年を重ねた背番号2は、また頼もしくなった。【吉見元太】

◆阪神福留は特大アーチ&値千金の適時二塁打で、3打点の大暴れだった。  1点先制直後の1回2死二塁でバックスクリーン直撃の8号2ラン。1点リードの9回無死一、三塁では左越え適時二塁打も記録した。「できる時もできない時もあるけど、常にみんながそういう(つなぐ)意識を持っていければいい」。キャプテンらしい働きでチームを勝利に導いた。

◆邪念を捨てて、振り切った。阪神中谷将大外野手(25)が決勝打を放った。  「チャンスで回ってきたら打ってやろうという気持ちが強かったですし、シンプルに打席の中で相手のピッチャーと勝負できた」  同点の8回1死二塁。ヤクルト風張が投じた内角142キロ直球をつかまえた。やや詰まり気味だったが、振り抜いた打球は左翼線に落ちた。「チャンスも少ないですし、打席も多くない。なんとか結果を出せるようにと思って」。一振りに執念がにじみ出た。  今季で8年目。中核を担うべき世代に入ってきた中谷が"先輩"を感じた瞬間があった。昨季、新人だった大山がバットのモデルを尋ねてきた。「後輩に聞かれて。それは、すごいうれしかったです」。喜んでバットを渡した。そして、大山は"中谷モデル"のバットでプロ初本塁打を放った。記念に保管していると聞き「どっちかというと、自分は結構(先輩に)ついていくタイプなので、本当にうれしい」と喜んだ。  今季から選手会副会長にも就任。遠征先の食事会などで、後輩の面倒を見る立場にもなった。それでもグラウンドでは「どの立場でも必死にやっていくだけ。まずは自分のこと」と、1軍生き残りに懸命だ。「必死なんで。後輩とか、正直かまってられないぐらい...」。昨季20発を放ったが、今季は2軍スタート。昇格後もベンチを温めることが多い。悔しさを味わいながら、目前の1球に食らいつく。  金本監督は「見え見えでインサイドを投げられて、それを打てない状態が続いていた。(内角球を)狙っていけば向こうも変化球を投げてくる。中谷が一番得意な抜け球、半速球なんだから」とうなずいた。  中谷はお立ち台で誓った。「自分が打てなかったつけが今、回ってきている。そのつけを取り返せるように、必死でアピールしていきたい」。その覚悟が、背中からにじみ出た。【真柴健】  ▼今季の中谷は得点圏で打率3割6分1厘(36打数13安打)の好相性。得点圏で40打席以上の阪神打者では、陽川4割(35打数14安打)に次ぎ2位。満塁では3打数3安打、1犠飛で6打点とチャンスに無類の強さを誇る。20本塁打とブレークした昨季だったが、得点圏では打率2割3分8厘(101打数24安打)、満塁では9分1厘(11打数1安打)と苦しんだ。勝負強さを増した打撃が今季の持ち味だ。

◆阪神は、29日は岩貞がスライドせず、メッセンジャーが先発する。「自分の仕事がしっかりできれば、勝てると信じています」。今季、雨天中止の次の試合に先発すれば5戦5勝。4月25日のヤクルト戦(松山)では3連敗、5月15日のDeNA戦(甲子園)では4連敗を止めた。今回も悪い流れを断ち切る。「(雨天中止の次戦で無敗は)いいことだけど、自分の試合の日に自分の仕事をしていきたいというだけ」と28日、自然体を強調した。

◆阪神はヤクルトに快勝し、連敗を2で止めた。同点の八回に途中出場の中谷将大外野手(25)が勝ち越しの適時打を放つなど、終盤に得点を重ね競り勝った。敗れたヤクルトは連勝が7で止まり、2011年以来となる8連勝はならなかった。  阪神は一回、無死二塁から北條が中前適時打を放ち先制した。さらに二死二塁で福留がバックスクリーンへ8号2ランを放ち3-0とした。ヤクルトはその裏、無死一塁で青木が右翼線適時二塁打を放ち、1点をかえした。さらに一死三塁としてバレンティンの中犠飛で1点差とした。  阪神は四回、二死満塁でロサリオが押し出しの四球を選び4-2とした。ヤクルトは五回無死二、三塁から山田哲が中前2点打を放ち、同点とした。  阪神は八回、一死二塁から中谷が左翼線適時打を放ち、5-4と勝ち越した。九回にも一死三塁から福留の左越え適時二塁打で追加点。さらに一死満塁から梅野の右前適時打などで4点を入れ、10-4とした。その裏をドリスが抑え、連敗をとめた。

◆阪神はヤクルトに快勝し、連敗を2で止めた。同点の八回に途中出場の中谷将大外野手(25)が勝ち越しの適時打を放つなど、終盤に得点を重ね競り勝った。敗れたヤクルトは連勝が7で止まり、2011年以来となる8連勝はならなかった。以下は中谷の試合後の一問一答。  --途中出場で2安打2打点  「とりあえず勝つことができてよかった」  --八回の適時打  「場面を読んでチャンスで打ってやろうという気持ちが強かった。その中でシンプルに打席の中で投手との勝負ができた。あたりは詰まっていたので、よくなかったが、落ちてくれてよかった」  --九回の2本目の適時打  「もう(前打席で打って)ホッとして回ってこなくていいと思ったが、チャンスで打ててよかった」  --途中からの出場が続いている  「チャンスは少ないし、これまでに打てなかったつけが回ってきているので、とにかく出たときはアピールしていきたい」  --ファンの声援  「温かいヤジのおかげで頑張れている。これからも声援をお願いします」

◆ヤクルトは投手陣が踏ん張れず、連勝が7で止まった。小川監督は「四球が多くて、失点に絡んだのもあった」と、6人で計9四球の内容に苦言を呈した。  先発の石川は4回4失点と試合をつくれなかった。2-3の四回は二死二塁から3連続四球で追加点を与え「何とか粘りたかった。チームの勢いを止めてしまって申し訳ない」とうなだれた。同点の八回は風張が先頭打者への四球をきっかけに勝ち越しを許し、九回は失策も絡んだものの、ウルキデスが崩れた。  31日から首位広島を本拠地に迎えての3連戦が待つ。小川監督は「新たな気持ちで臨むしかない」と切り替えに努めた。 ヤクルト・田畑投手コーチ(石川に) 「状態は良くなかったと思う。経験がある投手だけに修正してほしかった」

◆ヤクルトの山田哲は五回に2点適時打を放つなど、敗戦の中でも気を吐いた。好調を維持し、9試合連続安打で8戦連続打点とした。  2-4の五回無死二、三塁で「コンパクトに、ヒットを打ちにいった」と大振りせずにメッセンジャーの直球を中前にはじき返した。九回にも左前打が出た。チームは8連勝を逃したものの「切り替えてまた頑張る」と気合を入れ直した。 青木(3安打1打点) 「しっかり結果を出せているのはいいこと。(連勝が止まったが)仕切り直していく」

◆阪神の福留が一回に6月27日以来の8号2ランを放った。北條の中前適時打で先制した後、二死二塁の場面で「コースに逆らわずにコンパクトにスイングしようと考えていた」と石川のやや甘く入った135キロを捉えた。打球はバックスクリーンを直撃、「先制直後で一回のうちに追加点を取ることができた」と話した。  5-4の九回無死一、三塁では左越えの適時二塁打で、この回5得点の猛攻につなげた。2本の長打はどちらも初球を打っただけに「積極的にいけるときはいこうというのはできた」と語った。

◆阪神は七回の守備から出場した中谷の適時打で勝ち越した。4-4の八回一死二塁で、風張の内角の142キロを捉えて左前にはじき返した。九回一死満塁の場面でも中前打を放ち、点差を広げた。終盤の猛攻に貢献し「チームが勝つことができて良かった」と話した。  16日の巨人戦を最後に10試合続けて先発を外れていたが、好機を生かして起用に応え「途中から出たときは必死にアピールしていきたい」と意気込んだ。 北條(一回に先制の中前打) 「その後も打ちたかったけど、内容は悪くなかった。(八回の好捕は)1歩目のスタートが良かった」

◆神宮は台風一過で結構涼しかった。それだけに阪神の練習もノリノリで陽川は右手にハンマーを持ってスイングの練習。最近は若手がよくしているそうだ。ただキャップ阿部祐亮は少し声のトーンが低くて「試合前の打撃練習ではナバーロが絶好調で、それにくらべてロサリオはあまりよく感じなかった...。ところが、そのナバーロがスタメンにはいない...。逆にロサリオが3番でスタメンです。エッと思いましたけど、右、左の違いでしょうか...」という。  練習は練習。それほど単純なものでもないだろうが、阿部の言葉には長くタイガースを追いかけているから、ちょっぴり肩に力が入っていた。  その点、投手担当の箭内桃子記者は「きょうはメッセンジャーですから、まぁ私は安心して神宮名物の五回の花火大会を楽しみますヮ」と余裕しゃくしゃくだ。  そして一回、いきなり石川から糸原、北條の長短打で先制。福留が初球のシュートをバックスクリーンに2ラン...。  この日、台風12号の接近で広島-DeNA(マツダ)は早々と中止となった。一方、東京ドームでは阪神がまだ宿舎をやっと出発した頃(午後3時)には、4、2、1、2点...と中日が電話番号みたいに巨人から点を取ってワンサイド。それで大急ぎで阿部に電話して「阪神ナインは練習で巨人の大敗で気分が盛り上がっただろう?」と電話をかけてみた。すると阿部は「先輩、今の若虎たちは巨人戦なんてフツーのカードなんです。気にとめてませんョ...とにかく目の前の敵デス」。  トラ番の古参兵としては、昔の阪神の監督や主力は何時いかなる場合でも「巨人は勝ったか?」と強烈に意識していたのを思い出すのだ。  すると、かつて散々な"阪神暗黒時代"を体験した編集委員上田雅昭が神宮の記者席からこう言ってきた。  「中村勝広監督が成績不振で休養した今頃(1995年7月)やったかなぁ、ベンチで当時の小林治彦広報部長がシミジミとこんなことを言うてはったのを思い出すヮ。『新庄(剛志)に最も意識するライバルはどのチームか? と聞いたらヤクルトと言うんや。昔はどんな状況下でもウチの選手は"巨人"とみんなが口をそろえたもんやが...』と。もっともその年は野村克也監督のヤクルトに中村阪神が苦戦したこともあるが、すでに我々の思う『伝統と誇りに満ちたTG戦』というのはどこかにぶっ飛んでしまっとるのか...。小林さんはそれを嘆いてはったんや...」  巨人の動向よりヤクルトが気になる...実は、その1995年7月、中村監督に代わって指揮をとることになった藤田平監督は、真夏の鳴尾浜での練習で、炎天下で45度まで上昇した"炎熱地獄"の中でダッシュを50分やらせた。  それでついたニックネームが"鬼平"のしごき...なぜ? きまじめに伝統のTG魂が骨の髄までしみこんだ藤田平はあえて『温故知新』(原点に返って忘れていたものを取り戻す)という手術を試みたのだが...ソフトタッチの中村流のやさしさになれた選手にはたんなる"鬼"となって...性急な鬼平の改革は成功しなかったのだ。あの真夏の光景を思い出した...。  しかしこの夜はヤクルトの救援陣を相手に、若虎とベテランが終盤にかみあって7連勝のヤクルトに一矢を報いた。

◆中谷が途中出場で八回に決勝打、九回にもタイムリーだ。アリガトウ!!  41歳の福留もこの真夏に2ランとタイムリー。もう、あなたは「人間虎宝」で表彰するのだ!!  しかし、九回に5点奪うなら、もっと早くしてくれ~! 蒸し風呂のような神宮のスタンドで4時間17分の観戦は、おっさんにはしんどいわ...。  それも、すべては途中に試合を決められる者がいないからに他ならない。  よっしゃ! トレード期限の7月31日まで、まだ2日あるぞ。阪神タイガースが野球ファンをアッと言わせる世紀のトレードをやったろうやないか!! そして、俺は考えたのだった。それが、このメンバーだ。  1番・捕手、金沢(ロッテ)。2番・二塁、本多(ソフトバンク)。3番・右翼、オコエ(楽天)。4番・三塁、堂上(中日)。5番・遊撃、上本。6番・中堅、矢野(日本ハム)。7番・一塁、デスパイネ(ロッテ)。8番・投手、阪口(DeNA)。9番・左翼、神里(DeNA)。  どーです、このメンバー!? スコアボードの名前の上を並べれば、「金本オ堂上(堂上げ)矢デ阪神」。とりあえず、話題では広島を逆転やろ?

◆一塁コーチャーのテコ入れをした。これまで中村外野守備走塁コーチが務めていたが、この日から久慈内野守備走塁コーチに。金本監督は「別に何にも意図はない」と笑いながら手をくるくる回し、「ちょっと感じを変えようかな、というだけの話で」と流れを変えるためだったと説明した。31日の中日戦(ナゴヤドーム)からも久慈コーチが任される。

◆糸井は「4番・右翼」でスタメン出場したが、四回二死満塁で空振り三振に終わるなど、4打数無安打。打席内容も悪く、まだ同点の七回の攻撃終了後にベンチに下がった。金本監督は「足(右腓骨骨折)もあったし。バッティングの状態も、やっぱ足が...。守りの面もあるし。人工芝だしね」と説明。主砲の状態は、チームの浮沈にかかわるだけに、心配だ。

◆  --中谷は出番が少ない中で結果を出した  金本監督「みえみえでインサイドに投げられて、それが打てない状況が続いていたから。きょうは2ストライクからだけど、思いきって狙ったんじゃないかな。なかなか1軍の投手でインサイドの球(を打つの)は厳しい。その中である程度、頭に入れながら狙って打つとか。そうやって少しずつ克服していけって、一昨年からいっているんだけど(笑)」  --糸井を七回の守備からベンチに退けた  「足(右腓骨骨折)もあったし。バッティングの状態も、やっぱ足が...。守りの面もあるし。人工芝だしね」  --北條が八回に好捕  「あれでもし同点になったら、九回に石山が出てくるわけだから。大きく違いますわね」  --ナバーロがスタメン落ちしたが  「石川には慣れてないのかな、というのがあって。見たことないだろうから」

◆青木が2本の二塁打を含む3安打で2得点に絡む活躍を見せた。今季10度目の猛打賞で打率・319に上昇。それでも、チームの敗戦に「しっかり結果が出せているのはいいこと。(五回に)追いついたけれど、その後が続かなかった」と唇をかんだ。31日からは首位・広島との3連戦(神宮)。「仕切り直していく」と前を向いた。

◆初めて3番に入ったロサリオは、自身5試合ぶりとなるマルチ安打。三回一死で石川から詰まりながらも左前に運ぶと、九回先頭ではウルキデスから左前打。一挙5得点につなげた。「自分に対しては変化球が多くなる。状況をみながら対応していきたい」。四回二死満塁で、フルカウントから押しだし四球を選んだことにも「チームが勝てたことが大きい」と笑顔。まだまだ本調子とはいえないが、復調へのきっかけとしたい。

◆シマッタ! 数知れない修羅場をくぐり抜けてきた藤川が、叫び、表情をゆがめ、同点を覚悟した。その視線の先で奇跡が起きた。北條のスーパーダイビングキャッチ。背番号「22」は、マウンド上で拍手で称えた。  「最後は自分の負けやから」  試合後。かつての球界No.1守護神は、冷静に振り返った。1点を勝ち越した直後の八回二死一、三塁。134キロ渾身のフォークも、川端にうまく拾われた。抜けていれば当然、同点。あの打球自体を打たれるのは、球児の辞書では「負け」。でも、試合は勝った。  そう、同点の七回から登板し、八回もゼロに抑えた38歳に、4月10日の広島戦以来、今季2勝目が転がり込んできたのだ。七回の登板直後には絶好調の山田、バレンティンを連続空振り三振に仕留めた。鳥肌が立った。そして、6度目のイニングまたぎ。さすが球児! 誰もがうなった。  金本監督も「球児と桑原とで流れを抑えてくれたかな。(七回の藤川投入は)打順もみながら。30球近くなったらバテよるけど」と笑顔で絶大な信頼感を口にした。  灼熱の夏。ベテランには堪える。でも、イニングまたぎも辞さない。それが投手陣リーダーとしての覚悟だから。  「いい反省をして、また、あさってから頑張ります」  視線の先には、虎の8月反攻がはっきり見えている。 (上田雅昭) 5回7安打4失点で11勝目を挙げることができなかった阪神・メッセンジャー 「確かに不運な当たりはいっぱいでした。きょうは5回を投げただけです」

◆さすが、福留だ。これぞ、主将だ。北條の適時打で1点を先制した直後の一回二死二塁。石川の初球シュートを狙った。  「コースに逆らわずにコンパクトにスイングしようと考えていた。初回のうちに追加点を取ることができて、よかった」  福留らしい弾丸ライナーでバックスクリーン直撃。6月27日のDeNA戦(横浜)以来、およそ1カ月ぶりの8号2ランをブチかました。さらに5-4の九回無死一、三塁では右腕ウルキデスの初球チェンジアップをとらえ、左越え適時二塁打。積極打法でリードを2点に広げて、虎を安全圏に導いた。  「(初球狙いは)自分の状態もある。どんどん振っていこうと思った」  さすが、夏男だ。普段から「暑いのは嫌いじゃない」と話すが、実際、7月を打率・362(47打数17安打)、1本塁打、10打点と状態を最高潮にもってきた。秘訣もある。「俺、半袖のときって珍しいやろ?」。どんな季節でも福留は練習中から長袖のアンダーシャツを愛用している。強い日光を直接肌に浴び、体力を奪われることを避けるため。一度、球宴期間中の練習でTシャツ姿を披露したことがあったが、それは激レア。コツコツとした、猛暑対策が今、生きているわけだ。  「(九回の猛攻は)できるときもあるし、できないときもある。みんなが、常にそういう気持ちでやっていけばいい」  41歳ながら、最後まで守備固めを出されることなく、フル出場。汗だくで帰りのバスへと向かった。31日から中日戦(ナゴヤドーム)。"Mr.ジュライ"が、またしてもやってくれるはずだ。 (阿部祐亮)

◆ヤクルトは29日、阪神11回戦(神宮)に4-10で敗れ、連勝が7で止まった。4-5の九回、無死一塁でバントシフトを敷いたが、ゴロを処理した三塁・藤井が二塁へ悪送球。一、三塁とピンチが広がり、福留に左越えの適時二塁打を浴びるなど5点を失った。小川淳司監督(60)は「最後の最後でミスが出てしまった」と悔やんだ。  打線は五回までメッセンジャーに119球を投げさせて7安打4得点。しかし八回、二死一、三塁で代打・川端の左前へ抜けようという当たりも遊撃・北條に好捕されるなどツキもなかった。  ただ、山田哲は五回に同点となる2点適時打を放ち、これで8試合連続で打点を挙げた。「ヒットを狙ってコンパクトにいきました。読みや状況判断がうまくいっている」とうなずいた。  勝てば4月16日以来の貯金生活だったが、再び勝率5割を下回った。31日からは首位・広島と、本拠地・神宮での3連戦。山田哲は「切り替えて、また頑張ります」と前を向いた。 (横山尚杜)

◆思い切り大地を蹴り上げ、背中に翼が生えたかのように空中をぐんぐん上昇していった。打球が頭を越えれば試合は振り出しに戻る。そんな窮地に北條がジャンプ一番、三遊間へのライナーに体を目一杯伸ばして飛びつき、チームを救った。  「(左打者の川端が)追い込まれていたので、そっち(三遊間方向)に飛ぶかと思っていました。一歩目のスタートが良かったです」  ヒーローの座は中谷に譲ったが、働きぶりは負けていなかった。三塁側内野席を埋めた虎党の大声援を浴びながら、チームバスへと引き揚げた。代打・中谷の勝ち越しタイムリーが飛び出し、1点をリードした直後の八回。藤川が二死から四球と安打で一、三塁のピンチを背負い、代打・川端をカウント1-2と追い込んでからの4球目だった。  外角134キロフォークを、川端にうまく拾われて逆方向へ。万事休す-。誰もが息をのんだ瞬間、この日24歳の誕生日を迎えた若虎が大仕事をやってのけた。  バットでも一回無死二塁で先発・石川の125キロのシンカーを中前へ弾き返す先制打を放ち、九回にはダメ押しの右犠飛で1安打2打点。連続試合安打も9に伸ばし、打率・371と絶好調の夏を過ごしている。  誕生日に野球で活躍した思い出は「いや、別にないですね」とそっけなかったが、きょうからは違う。攻守で躍動した神宮の夜はプロ人生の中でもかけがえのないものになったはずだ。四回にバレンティンの遊撃へのゴロを一塁悪送球したが、ここぞの場面で取り返した。すべての経験を成長への糧にする。  前日28日の練習後、定位置奪取を期待していた金本監督も「きょうは暴投(悪送球)放っていたりしよったけどね。あれもナイスプレーですね。あれでもし同点になったら、九回に(抑えの)石山が出てくるわけだから。大きく違いますわね」と称えた。  北條は「その(先制打)あとも、もっと打ちたかったんですけど」とどこまでもどん欲だ。節目の一戦で得た自信を胸に、さらなる高みへと飛翔する。   (新里公章)

◆必死の一撃! 若虎の意地!! 阪神は同点の八回、糸井に代わって途中出場した中谷将大外野手(25)が勝ち越し打を放ち、ヤクルトに10-4で勝利。7連勝中だった燕を打ち落とし、チームの連敗を2で止めた。夏のロード2試合目で初勝利。さあ、ここから逆襲の夏が始まる!!  このチャンス、必ず打つ! 中谷が歯を食いしばって、内角速球を思いっきり振り抜いた。魂を込めた打球が左翼手の前で弾む。八回、値千金の勝ち越し打を放ったヒーローは、一塁ベース上で少しだけ頬を緩めた。  「チームが勝つことができて良かった。(自分の)チャンスも少ないし打席も多くないので、使ってもらったときにしっかり打てるように。何とか結果を出そうと思ってやっています」  七回、足の状態が万全ではない糸井に代わって守備から出場した。迎えた1打席目は、4-4の八回一死二塁という絶好機。カウント2-2から風張の内角142キロを振り抜いた。「詰まったので感触はよくなかったのですが、落ちてくれてよかった」。6月24日の広島戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりの適時打で7連勝中の燕を沈めた。  打者一巡の猛攻となった九回一死満塁でも、バットを折られながら中前へ2打席連続の適時打。「それ(2本出たこと)が一番大きかったと思います」とうなずいた。  金本監督も「みえみえでインサイドに投げられて、それが打てない状況が続いていたから。思いきって狙ったんじゃないか」と、成長の兆しに目を細めた。昨季20発の大砲候補。今季は5月中旬に1軍昇格し、一時はスタメンを張ったが、内角への速球という弱点を克服できず、徐々に出場機会は減っていった。  外野陣はナバーロが新加入し、糸井も右腓骨骨折から復帰。すでに定員オーバーだ。16日の巨人戦(甲子園)を最後にスタメン出場がなく、以降9試合で、この日までにもらえたのは、わずか4打席...。ナバーロが休養したこの日も、中堅は俊介がスタメンだった。  「自分が打てなかったツケが回ってきているので。ツケを取り返すために必死にアピールしたいです」。自業自得は重々承知。今は巡ってきたチャンスに死にものぐるいで結果を出すだけだ。  今季から新たに自身の応援歌ができた。甲子園でも敵地でも、打席に立てばファンが"中谷ジャンプ"で迎えてくれる。  「ジャンプしてるんですよね。(応援歌の中で打席に入るのは)最高に気持ちいいです。打ったら、もっとですね」  出場機会の減少とともに応援歌が聞こえる機会は減った。一方、打てなくて飛んでくるヤジは増えた。それでも、もう一度、大歓声の中で打つことだけを考えて、日々努力を続けてきた。  「どこの球場にいっても"温かいヤジ"があって、僕らもがんばれていると思う。温かい声援を、お願いします!」  ファンが自分を奮い立たせてくれる。だからこそ歓喜のジャンプを届けたい-。打ってチームを勝たせる。自分の居場所を、つかみとる。 (箭内桃子)

◆「2番・北條」の活躍が一番嬉しかった。一回無死二塁で、ベンチが強攻させる選手になってきたことも評価したいし、その期待に応えた。  そして八回の美技。川端のあの打球は、すぐにジャンプしたくなるものだが、ギリギリのところまで走ってジャンプした。タイミングもバッチリ。チームを救った。今の勢いは、ブレークした2年前を超えて、ホンモノに近づいている。2軍落ちを繰り返した苦労が実ろうとしている。  ただし、勝って万々歳とはいかない試合内容だった。まず指摘したいのは四回の守備。失点にはつながらなかったが、無死一、二塁から西浦が2球連続バント失敗した場面。当然、バスターも有り得る。ならば、なぜ様子見で1球ボール球を挟まないのか。まともにストライクゾーンに投げて打たれては話にならない。  九回、俊介の中飛を青木がダイビングキャッチして倒れ込んでいるのに、三走・岡崎は飛び出してタッチアップできなかったのも、見過ごせない凡ミスだ。  この先、接戦を勝ち抜くには、こんなミスは命取りになりかねない。肝に銘じてもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
513510.593
(-)
0
(-)
56440
(-)
377
(-)
106
(-)
52
(-)
0.26
(-)
3.97
(-)
2
(-)
ヤクルト
434410.494
(↓0.006)
8.5
(↓0.5)
55395
(+4)
419
(+10)
83
(-)
47
(-)
0.264
(-)
4.27
(↓0.05)
3
(-)
巨人
444910.473
(↓0.005)
10.5
(↓0.5)
49420
(+2)
391
(+9)
90
(+1)
47
(-)
0.258
(-)
3.98
(↓0.04)
4
(-)
DeNA
414620.471
(-)
10.5
(-)
54354
(-)
400
(-)
108
(-)
55
(-)
0.248
(-)
4.13
(-)
5
(-)
阪神
394510.464
(↑0.006)
11
(↑0.5)
58331
(+10)
372
(+4)
51
(+1)
44
(-)
0.245
(-)
3.91
(-)
6
(-)
中日
415110.446
(↑0.006)
13
(↑0.5)
50379
(+9)
424
(+2)
61
(-)
46
(+3)
0.26
(-)
4.4
(↑0.03)