阪神( -雨天中止- )DeNA =リーグ戦11回戦・阪神甲子園球場=
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DeNA
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆阪神の新助っ人ナバーロは左腕を苦にしない。今日6日から始まるDeNAとの3連戦では、石田、東と最初の2戦は左腕が並ぶ予定。  左への意識について「特に苦手だとも得意だとも思わない。右投手と同じで、自分の準備をしっかりして打席に入るだけさ」と話していた。

◆阪神岩貞が今日6日のDeNA戦(甲子園)にスライド先発する。雨で登板が流れるのは、なんと今季4度目。  翌日スライドは6月8日→9日のロッテ戦(甲子園)の1度で7回無失点の快投。しかもナイター→デーゲームの難しい変更もはねのけた。「今年は雨ばっかり。想定内ですね。(スライドは)苦手意識もないし、与えられた試合で全力で投げるだけ」と慣れたもの? だった。

◆阪神陽川尚将内野手が雨天中止となった6日、甲子園の室内練習場で打撃練習に取り組んだ。  糸井嘉男外野手の負傷もあり、1日ヤクルト戦(神宮)から3戦連続で4番を任されているが「普段通り変わらずやるだけです。打順も意識して打っているわけではないですし、やるべきことを変わらずにやっていきたい」と落ち着いて話した。  チームは前日5日の中日戦(甲子園)に続いて、6日DeNA戦(同)も中止。「天気には勝てないので、調子を崩さずに練習をしっかりやっていきたい」と話した。  陽川は6月3日西武戦の今季初昇格から22試合で打率3割5分4厘、3本塁打、23打点と好調をキープしている。

◆DeNAは豪雨の影響を受け、全体練習を取りやめた。  午後6時から行われる予定だった阪神戦が中止となり、投手による指名練習と野手の自主練習に切り替えた。アレックス・ラミレス監督をはじめ、選手は無事に宿舎入り。先発予定だった石田健大投手と7日に先発予定の東克樹投手は、前日に大阪入りしていたため、影響を受けることはなかった。  東は甲子園の室内練習場でメニューをこなし「疲れはまだ出ていない。リーグ戦で勝つ楽しみ、勝つ喜びを感じている。勝って自身貯金3でいけるようにしたい」と前半戦7勝(4敗)で締めくくる。

◆えっ、恐怖の20連戦!? 阪神は6日のDeNA戦(甲子園)も雨で流し、早くも今季11度目の雨天中止となった。交流戦中の4試合は消化したが、すでに7試合以上の未消化ゲームが9月下旬以降に組み込まれる方向に。今後も雨天中止が相次いだ場合、優勝やCSを争う佳境期の9月中旬から、20連戦を強いられる可能性も出てきた。  甲子園クラブハウスに続く通路。地面をたたく雨音が響き渡る中、金本監督は苦笑いした。早くも今季11度目の雨天中止。2日連続の雨天中止を「仕方がないです、はい」と割り切った後、シーズン終盤に詰め込まれるであろう日程を想像して再び苦笑い。「連盟がどこに入れるのか分からないけど。こっちは(長期連戦を避けて)幅広く入れてほしいけどな」と願うしかなかった。  今年は雨との共存を余儀なくされがちな虎。交流戦の雨天中止4ゲームは消化済みとはいえ、未消化の7試合は9月下旬以降に組み込まれる。シーズン開幕時点で9月下旬の空き日は7日間。すでに同21日には敵地広島戦が追加されている。今後も雨天中止ゲームが相次げば、10月上旬の空白日程を使ったとしても9月後半の空き日が未消化ゲームでパンパンになる可能性もゼロではなくなってきた。  例年、クライマックス・シリーズに参加する可能性が高いチームは、未消化ゲームが早めに組み込まれていく傾向がある。阪神は仮に9月下旬の空き日がすべて埋まった場合、11日中日戦から20連戦を強いられることになる。球団幹部の1人は「20連戦にも耐えうるだけの体を、去年の秋キャンプから作ってきましたからね」と力強いが、ペナントの行方を左右するシーズン終盤の20連戦は避けられるに越したことはない。  今季雨天中止の翌日は、9戦8勝1分けの好データだけが救いだが、今日7日、明日8日の甲子園DeNA戦も悪天候が予想される。虎党はてるてる坊主の制作を急いだ方がいいかもしれない。

◆阪神金本監督は、2日連続で今季11度目の雨天中止を「仕方がないです、はい」と割り切った後、シーズン終盤に詰め込まれるであろう日程を想像して再び苦笑い。「連盟がどこに入れるのか分からないけど。こっちは(長期連戦を避けて)幅広く入れてほしいけどな」と願うしかなかった。  交流戦の中止4試合は消化済みとはいえ、未消化の7試合は9月下旬以降に組み込まれる。仮に9月下旬の空き日がすべて埋まった場合、11日中日戦から20連戦の可能性もある。

◆DeNAは悪天候による交通機関の乱れも考慮し、野手を全体練習から自主練習に切り替えた。7日の阪神戦は石田がスライド登板せず、東が先発する。甲子園での5月16日の前回対戦でプロ初完封したサウスポーは「前向きに考えながら明日(7日)を迎えられると思う」と話した。  球宴にも選出されたルーキーは6勝4敗と奮闘が光る。「貯金3で後半戦を迎えられたら一番いいかなと思う」と話した。

◆またも雨天中止となった阪神の金本監督は、残る前半戦に総力を挙げて挑む考えを示した。  4番を務めていた糸井の負傷離脱で、休養を挟みながらプレーしている41歳の福留が担う役割は増した。監督は「本当はもっと休ませたい」と言いつつも「孝介には前半戦までは、糸井が出られない間は頼むぞと言ってあるからね。全部行くでしょう」と厚い信頼を口にした。

◆阪神は早くも今季11度目の雨天中止。シーズン終盤へずれ込む試合は、現時点で7試合も積み重なっている。9月に大型連戦が組まれる可能性が浮上し、金本監督は「うーん、どうなるか。連盟がどこに入れるのか分からないけど、幅広く入れてほしい」と頭を痛めた。  シーズン終盤に1つも落とせないゲームが毎日続くとなれば重大事。だが一方で球団幹部は「20連戦に耐えられる体力をキャンプから作ってきた。(日程消化は)なるべく早くというのはあるでしょう」とも。鍛え抜いてきた虎のタフさが功を奏すか、果たして-。

◆  --中継ぎも残り5試合、勝利の方程式をつぎ込める  金本監督 「(勝利の)方程式、ないからなあ、あんまりなあ。去年みたいに桑原、マテオ、ドリスっていうのは。今年でもマテオがああいう状態やし、左も岩崎というか、能見はいってくれているけど。桑原も去年みたいなアレもなあ、慣れてきたんやな、(相手)バッターが。落ちる球を使わないと」  --その辺りの投手を総動員していく  「状況をみながらね。調子とか、何連投しているとか」  --最後はドリス  「今のところはね」  --球宴に中継ぎがいかないのは、思い切って使えるということ  「あと5試合か。そうやな。それならもう総動員、全然。勝ちパターンはないけど(笑)」

◆悪天候による交通機関の乱れも考慮し、野手を全体練習から自主練習に切り替えた。7日の阪神戦は石田がスライドせず、D1位・東(立命大)が先発する。甲子園での5月16日の前回対戦でプロ初完封した新人左腕は「前向きに考えながら明日(7日)を迎えられると思う」とポジティブ。チームトップの6勝(4敗)を挙げ、球宴にも選出されており「貯金3で後半戦を迎えられたら一番いいかなと思う」と視線を鋭くした。

◆前日5日に阪神・金本知憲監督(50)から4番起用継続を明言された陽川尚将内野手(26)は6日、甲子園の室内練習場で行われた全体練習で汗を流し「自分のやるべきことをやって、結果を出すだけ」と改めて気を引き締めた。  強い雨が屋根に打ちつける室内練習場で、陽川は汗をぬぐった。金本監督の「4番起用の継続」を受けて、力を込めた。  「打順は気にしていない。自分のやるべきことをやって、結果を出すだけです」  前日5日、指揮官は「4番が右(打者)というのは、打線を組みやすかったから」と右腓骨骨折で登録抹消中の糸井が復帰しても、陽川を4番で起用する可能性を口にした。改めてその発言を聞かされても、悠然。自然体でチームを背負っていくことを誓った。  数字が勝負強さを物語る。現在、打率・354(79打数28安打)だが、うち2ストライク後に打率・362(47打数17安打)を記録する。ときにはバットを短く持ち、普段は上げる左足をすり足に変えるなど、工夫を重ねる。「何とか粘って食らいつくというのを意識しています。タイミングを早めに取って、対応できるように」。この日もフリー打撃で、入念に感覚を確かめた。  「天気には勝てない。調子を崩さずにやっていきたい」と2日連続の雨天中止にも前を向く。絶好調の大砲が、打線の中心にどっかり座る。 (竹村岳)

◆阪神園芸がファインプレー! 兵庫・西宮市の甲子園球場も6日、記録的な大雨に見舞われた。グラウンドは排水が追いつかないほどの大雨が降ったが、阪神園芸スタッフらがゲリラ豪雨時の対策を取り入れて、対応。昨年のDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでも抜群の雨対策を披露したが、今回も手腕を発揮した。 水浸しどころではなく水があふれていた。列島を襲った豪雨は甲子園球場にも激しく打ちつけた。だが、今回も阪神園芸スタッフらが迅速かつ適切な対応を披露した。  阪神園芸・金沢健児甲子園施設部長(51)が「そもそも2日続けて(大雨)警報が出たことが、なかなかなかった」と驚きを隠せなかったほどの雨。外野も内野も水に覆われた。前日まで強風の心配もあったため、マウンド以外の内野部分はシートを敷けなかった。この雨量ではシートの下に雨水が流れ込むことも懸念されたため、やむを得ない判断だった。  だが、"被害"は最小限に食い止めた。同部長は、先手を打っていたことを明かした。  「排水を促すことができるように(グラウンド端の)側溝のふたを開けておいたり、ベンチの入り口の前には『止水板』を設置したりしました。これは夏場のゲリラ豪雨対策でも行います。ベンチ奥の施設などは、現状では問題はありません」  それでも、排水が追いつかないほどの猛烈な雨が降った時間帯もあったようで、ベンチ内にも水が流れ込んだ跡があったいう。水がたまったとみられるグラウンドの端では「到達水位」を示すかのように、足元から50センチほどの高さのフェンスに芝生が付着...。想像を絶する雨量であったことは間違いなかった。 DeNAを本拠地に迎えた昨年のCSファーストステージで、阪神園芸は雨のなかで行われた第2戦、雨上がりの第3戦で素晴らしい整備技術を披露。今回もノウハウを駆使して、記録的豪雨にきっちりと対処した。  甲子園では7日、8日にもゲームが控える。日本で最も汗と涙が似合い、あふれる場所だ。これ以上の雨があふれないことを、誰もが祈っている。 ★昨年のCSファーストステージ・VTR  10月15日の第2戦は朝から雨で、1時間3分遅れの午後3時3分に開始。雨は降り続きグラウンドに水が浮き、内野に転がった打球が止まるほどだったが、阪神園芸がグラウンドを硬めに整備していた効果などもあって、4時間35分かけて九回まで戦った。阪神は6-13で敗れて1勝1敗となった。16日は雨天中止。17日も昼まで雨が降り続いたが、試合開始前には完璧なコンディションに仕上げた。6-1で制したDeNAがファイナルステージへ進んだ。

◆主将も超人や! 阪神はDeNA戦(甲子園)が雨天中止となった6日、甲子園の室内で全体練習を行った。金本知憲監督(50)は、福留孝介外野手(41)を前半戦残り全5試合にスタメン出場させる意向。前日5日には右足を骨折した糸井嘉男外野手(36)が練習を再開して超人ぶりを発揮したばかり。もう一人の超人が5割以上ターンへ導く。 夏の過酷な9連戦のはずが、日本列島を襲った記録的な豪雨のため、2試合連続で雨天中止。福留にとっては、貴重な"48時間"となった。疲労を回復し、球宴までフル参戦。前半戦5割以上ターンを目指すチームの、原動力となる。  「(雨天中止は)体的にはいいけど、(試合日程が追加されるシーズンの)後のことを考えると、どうだろうね」  練習を終えた福留は、激しい雨音が響くクラブハウスへの通路で、シーズン終盤の大型連戦の可能性を考えて、複雑な表情を浮かべた。そんな主将に、金本監督は「あした(7日のDeNA戦が)あるかないかにもよるけど、基本的にはもう(福留)孝介には前半まではちょっと、『糸井がいない間は頼むぞ』ということも言ってあったので。まあ全部、行くでしょう」と、7日からの5連闘を依頼したことを明らかにした。  糸井が6月30日のヤクルト戦(神宮)で死球を受けて右腓骨を骨折し、戦線離脱。だが、前日5日に早くもトス打撃を再開していることが明らかになった。選手間投票で選ばれた球宴(13日=京セラ、14日=熊本)にも出る気満々で、早ければ球宴明け初戦の16日の巨人戦(甲子園)から復帰する可能性もある。それまでの前半戦残り5試合を、もうひとりの超人=福留がけん引する。 金本監督は41歳という年齢を考慮して、昨季から連戦のときには休養を挟んできた。今シーズンは73試合のうち、8試合でスタメンから外して休養させた。「本当はもっと休ませたいんだよ、本当は。去年もそうやけど」と指揮官は胸中を明かす。ただ、雨で残り5戦となり、その後に球宴休みを控えた今ならば、連闘は可能。GOサインにキャプテンも応えた。  不規則な試合日程でのコンディション調整について、福留は「大変」とこぼしたが、そこは国内外で培った20年ものキャリアの生かしどころ。前日5日の全体練習参加は免除されたが、クラブハウスなどで自主トレ。この日は全体練習に参加して、トスバッティングなどで汗を流した。蒸し暑く体力を消耗しやすい時期でも、さじ加減は誰よりも理解している。  チームは2位につけているとはいえ、借金「2」。金本監督が目指す5割ターンを実現するには、残り5試合で4勝1敗が必要だ。これまでの雨天中止直後の試合は、8勝1分けと不敗神話が続いている。雨上がりの試合を制して、サッサと借金完済。気持ちよく後半戦を迎えるために、百戦錬磨のキャプテンが先頭に立つ。 (新里公章)
★不在なら大敗も  福留は今季、8試合でスタメンから外れているが、うち5月19日の中日戦(ナゴヤドーム)と6月1日の西武戦(メットライフ)では代打で途中出場した。完全休養したのはここまで計6試合で、その内訳は4勝2敗。勝ち越してはいるものの、2敗した試合ではいずれも2桁失点で大敗した。やはり、スタメンでいてくれた方が引き締まる。

◆雨天中止が続く中で、残り5試合は投手陣総動員で戦うという。当然、あり得る作戦で、先発機会がなくなったルーキー馬場を中継ぎで投入する起用も、あっていい。  一点だけ、金本監督に要望したい。絶対に回の頭から投げさせてもらいたい。馬場を含めて、才木、望月の3人は、どうみても先発として大成させたい素材。中継ぎで経験を積むことは決して悪くないが、走者を背負って投げると、どうしてもピッチングが小さくなってしまう。  回の頭から思い切り投げさせて、大きく育つ環境を整えてあげてもらいたい。阪神首脳陣も分かっているだろうし、馬場を長期的に中継ぎで起用するとは思えない。  ただ、後半戦に向けて中継ぎの立て直しは必要だろう。昨季は盤石を誇った中継ぎ陣だが、私はキャンプ時から「若手の底上げがなければ厳しい」と指摘してきた。何年も続けて好成績が残せるほど甘くないのが中継ぎ。今年は特に高橋聡の調子が上がってこないのが響いている。  最大のキーマンは岩崎だ。左腕でワンポイントからロングリリーフまでこなせる。岩崎の調子を上げることが、優勝争いに踏みとどまる大きな分岐点だろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
423110.575
(↓0.008)
0
(-)
69370
(-)
322
(+4)
84
(-)
42
(+1)
0.263
(↓0.001)
4.09
(↑0.01)
2
(-)
阪神
353710.486
(-)
6.5
(↑0.5)
70280
(-)
309
(-)
42
(-)
43
(-)
0.244
(-)
3.77
(-)
3
(-)
ヤクルト
343710.479
(-)
7
(↑0.5)
71321
(-)
348
(-)
65
(-)
38
(-)
0.256
(-)
4.36
(-)
4
(↑1)
巨人
364010.474
(↑0.007)
7.5
(↑1)
66343
(+4)
312
(-)
71
(+1)
42
(+2)
0.26
(-)
3.88
(↑0.05)
5
(↓1)
DeNA
343820.472
(-)
7.5
(↑0.5)
69285
(-)
318
(-)
86
(-)
50
(-)
0.249
(-)
3.92
(-)
6
(-)
中日
334210.44
(-)
10
(↑0.5)
67301
(-)
355
(-)
47
(-)
39
(-)
0.258
(-)
4.47
(-)