阪神( -雨天中止- )中日 =リーグ戦14回戦・阪神甲子園球場=
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中日
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆阪神岩貞祐太投手(26)の先発登板がまた流れた。5日の中日戦(甲子園)は雨天中止。岩貞の登板日が中止になるのは実に今季4度目だ。  室内練習場で体を動かした左腕は「今年は雨ばっかりで...。まあ想定内ですね」と苦笑い。明日6日のDeNA戦(甲子園)にスライド先発する。4度中止のうち翌日のスライド先発は6月8日→9日のロッテ戦(甲子園)の1度で、そのときは7回無失点と好投した。「(スライドに)苦手意識はない。冷静に投げられるようにしっかり準備したい」と泰然自若としていた。

◆6月30日のヤクルト戦で投球を受けて右腓骨を折り、出場選手登録を外れた阪神の糸井について、金本監督はオールスター戦明けの復帰を見込んだ。  「みんなが思っているより早くいけると思う。腫れとかが引いて、痛みさえ我慢すればという箇所だったから」と説明。「本人もやる気満々やった。あと4、5日さえくれればという。天気も悪いし、かばってまた持病の膝痛がくるとかそっちを懸念した」と話した。

◆先発予定だった中日の笠原は、雨天中止を「仕方がない」と受け止めた。  今季は5月に出場選手登録を抹消されるなど、9試合に登板して0勝2敗。2年目の左腕投手は「勝ちがほしい」と語った。

◆--雨天中止が多い  金本監督「な...。交流戦のは交流戦で終わったからいいんやけど。9月がしんどそうやけど、しようがない。目先の連戦(9連戦)に関してはよかったけど。あと1回あるんやっけ? (7連戦が)9月にあるんか。ま、先発に頑張ってもらうしかない」  --打線がいい感じに  「できればもう少し早い仕掛けがね。先行、逃げ切りが理想だけどね。しんどいやろ、追いかける展開は」  --先発が打たれても打線がカバーしている  「その評価をするには、まだまだもう少し...ここ数試合だけだから。まだリーグ最低打率は変わらないんだから」  --ドリスは  「不安定やな。その分、能見と球児がカバーしてくれているというのもあるけど。今年は特にセ・リーグはどこもそう。そういう年回りってあるやん? なんとかドリスは『俺は違うぞ』というのを見せて欲しい」

◆6月30日のヤクルト戦(神宮)で7球で危険球退場し、中4日で先発予定だった岩貞は、6日のDeNA戦(甲子園)にスライド先発する。「雨ばっかりで...。切り替えていきたい。与えられた試合で全力で投げていくだけ。捕手と配球を考えて、しっかり準備していきたいです」。予定の試合が流れるのは今季4度目だが、6月9日のロッテ戦(甲子園)ではスライド先発で7回無失点と好投した。  ローテも再編。D1位・馬場皐輔投手(仙台大)の登板が飛び、才木が7日、小野が8日に、それぞれ1日ずつずれる。

◆マテオのドレッドロックヘアがパワーアップ!? 前日4日の中日戦(甲子園)では来場者に特製ウィッグ「虎ドレッド」がプレゼントされたが...改めてホンモノはすごい。練習終わりにはトレーナー陣から30分間のバイクトレを「3時間」とジョークを飛ばされ、ぽっこりお腹を抱えて笑っていた。

◆阪神は5日、午後1時に中日戦(甲子園)が雨天中止となった。金本知憲監督(50)は、3試合連続で4番を任せている陽川尚将内野手(26)を、6日のDeNA戦(同)以降も4番で起用していくことを明言。離脱中の糸井嘉男外野手(36)が戦列に復帰しても「そのまま(陽川が)4番でいってもいい」と大きな期待を寄せた。 どんな雨風にもへし折れない、太く強靱な柱になりつつある。甲子園室内練習場の屋根を激しく打つ雨音を耳にしながら、金本監督は揺るがぬ方針を口にした。陽川の4番固定-。しかも糸井が戻ってきても、だ。  「そのまま(陽川を)4番でいってもいいと思うしね。本来、4番が右というのはうちのチームに関しては打線を組みやすかったから。ロサリオ4番で前後を孝介(福留)と糸井というのは俺が思っていた理想の形。嘉男(糸井)3番、孝介が5番でもいいと思うしね、帰ってきても」  超人が抹消中という危機的状況の中で、結果を出し続けてくれる26歳。「陽川サマサマですよ」と持ち上げながら、大きな期待を寄せた。  6月3日に今季1軍初昇格すると、22試合で打率・354、3本塁打、23打点。得点圏打率は驚異の・483(29打数14安打)だ。今月1日のヤクルト戦(神宮)からは第103代4番に座り、全3試合でHランプを灯している。  この日は早々と中止が決定し、フリー打撃などで汗を流した本人は「打順は4番目ということだけ。自分は4番とは思っていません。(4番だから)力むとかではなく、しっかり自分のやるべきことをやるだけです」と静かに意気込んだ。 追い込まれると、上げていた左足をすり足に切り替えるなど、指揮官が求める打席での勝負強さを、"4番目の打者"の意識で体現してきた。  金本監督も「(本人は)他にいないから4番という感覚でいるんじゃない?」と話す。「俺も(広島での現役時代に)経験あるもん。江藤(智)が調子悪くて4番を打ったり、前田(智徳)が離脱して4番だったり。『俺、4番じゃないし』と思っていたから。何とも思わなかった」。  6日からはDeNAを甲子園に迎えて3連戦。今季、雨天中止の次の試合でチームは8勝1分けの無敗。陽川も打率・375(16打数6安打)と好調で「試合になれば集中してやるだけ」と力を込めれば、指揮官は「一番今、期待できるんですから」とうなずいた。不敗神話は、新4番の成長曲線と重なり合って、継続していく。 (新里公章)

◆高卒3年目の阪神・望月惇志投手(20)が5日、大記録の存在を聞き、目を輝かせた。  「(三振に)こだわっているつもりはありませんが、継続できるところは継続していきたいです。自分のボールを投げていけたら」  腰の手術から2年ぶりに1軍登板した3日の中日戦(甲子園)では2回無失点。最速155キロの直球とフォークで5連続三振を奪ってフィニッシュした。連続奪三振の球団記録は7で、2014年8月1日のDeNA戦(甲子園)での藤浪ら5人(2リーグ分立後)。セ・リーグ記録は8、プロ野球記録も9と、視界にとらえている。  「先のことを考えられる状況ではありませんが、1試合1試合、持っている力を発揮できるように、いろんなことを考えながら一日一日やっていきたいです」  この日はキャッチボールなどで調整。まずは目の前の1イニングを、全力で抑える。 (箭内桃子)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
423010.583
(-)
0
(-)
70370
(-)
318
(-)
84
(-)
41
(-)
0.264
(-)
4.1
(-)
2
(-)
阪神
353710.486
(-)
7
(-)
70280
(-)
309
(-)
42
(-)
43
(-)
0.244
(-)
3.77
(-)
3
(-)
ヤクルト
343710.479
(-)
7.5
(-)
71321
(-)
348
(-)
65
(-)
38
(-)
0.256
(-)
4.36
(-)
4
(↑1)
DeNA
343820.472
(↑0.007)
8
(↑0.5)
69285
(+6)
318
(+4)
86
(+2)
50
(+2)
0.249
(↑0.002)
3.92
(-)
5
(↓1)
巨人
354010.467
(↓0.006)
8.5
(↓0.5)
67339
(+4)
312
(+6)
70
(+1)
40
(+2)
0.26
(↓0.001)
3.93
(↓0.03)
6
(-)
中日
334210.44
(-)
10.5
(-)
67301
(-)
355
(-)
47
(-)
39
(-)
0.258
(-)
4.47
(-)