中日(★1対6☆)DeNA =リーグ戦11回戦・ナゴヤドーム=
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DeNA
00000 1005 6111
中日
00000 0010 190
勝利投手:パットン(3勝0敗0S)
敗戦投手:田島 慎二(0勝3敗15S)
  DAZN
◆DeNAは6回表、筒香のソロで試合の均衡を破る。1-1の同点で迎えた9回には、関根の走者一掃となる適時打で勝ち越しに成功。その後も、神里が適時打を放ち、この回一挙5点を奪った。敗れた中日は3番手・田島が誤算で、打線も再三の好機を生かせなかった。

◆SKE48の高柳明音がナゴヤドームで自身3度目の始球式を行った。  ピンク色のユニホームに、白のミニスカート姿で登場。美しい投球フォームを見せたが、捕手手前で弾み、ノーバン投球はならなかった。球速は49キロ。「速いのか遅いのか分からないですね...。前よりも落ち着いて投げられましたが、ワンバンしてしまって、残念です」と悔しがった。この日は「ドラ恋! ガールズデー」を開催している。

◆DeNAが連敗を3で止めた。同点の9回、1死満塁から関根がライトへタイムリースリーベースを放ち、試合を決めた。先発浜口は6回無失点と好投したが、8回に同点とされ今季初勝利はお預け。中日は3番手田島が打たれ、連勝は3で止まった。

◆中日が混戦のセ・リーグで乱高下している。前日23日に逆転勝ちで最下位から3位に浮上。  森監督の就任以降初のAクラス入りだった。この日も8回に同点に追いつき、粘りを見せたが、守護神田島が誤算だった。9回、4連打で3点を失い、降板。代わった木下雄も打たれ、合計5失点で試合が決まった。  大島と平田が死球による影響で先発メンバーから外れ、得点力は落ちた。4連勝を逃し、指揮官は「チャンスはあったが、点にできなかった。このメンバーで1(番)と5(番)が抜ければ、簡単にはね。最後はああいう形になって、もったいない」と渋い表情だった。  5位タイのヤクルトが勝ったため、中日は一気に5位まで転落。1日限りのAクラスとなった。

◆DeNA筒香嘉智外野手が17号先制ソロ本塁打を放ち、トップに並んだ。2打席抑えられていた中日山井に対し、カウント2-2から低めの直球を左中間スタンドへ運ぶ当たりに「自分のスイングでうまく押し込むことができた」と手応えは十分。右脇腹の張りから復帰後は初アーチで、復活を印象づけた。チームも連敗を2でストップし「感覚はすごくいい。連敗を止められたので、ホームでの試合をいい形で迎えられる」と、本拠地6連戦に切り替えた。

◆DeNA浜口遥大が先発好投した。4回1死一、三塁で福田とモヤをともにフライ。6回には2死二、三塁で、高橋をカウント2-2まで追い込むと、直球で左飛に打ち取った。ピンチを背負っても得点を与えることなく、1点リードで勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。  8回に追いつかれ、今季初白星こそ逃したが、6回6安打無失点でゲームをつくり「先に点を与えないように投げることができた」と納得の表情。「これを続けて少しでも勝ちに近づけられるようにしたい」とチームの勝利を最優先に投げていく。

◆たった1日で中日がBクラスに転落した。同点に追いついた直後の9回。田島がつかまった。3連打を浴び、満塁のピンチ。DeNA関根に右翼へ三塁打を打たれた。ここで降板。続く木下雄も止められず、合計5失点。守護神は4失点の炎上だった。「(コースが)甘かった。考えて、修正していかないと」。22日にも同点弾を許しており、不安定な投球が目立った。  前日23日に逆転勝ちで、森監督の就任以降初となる3位浮上。ナゴヤドームは盛り上がったが、その裏で大島、平田が死球の影響でこの日の先発メンバーから外れた。打撃低迷の京田も今季初のスタメン落ち。アルモンテら外国人トリオを中心に9安打したが、1得点と決め手を欠いた。森監督は「チャンスはあったが、点にできなかった。このメンバーで1(番)と5(番)が抜ければ、簡単にはね。最後はああいう形になって、もったいない」と渋い表情だった。  連勝は「3」でストップ。セ・リーグは混戦で3位から一気に5位まで落ちた。それでも3カードぶりにカード勝ち越し。明日26日のヤクルト戦(神宮)で再びAクラス入りを狙う。【田口真一郎】

◆DeNAの筒香がヤクルトのバレンティンに並び、リーグトップの17号本塁打を放った。0-0の六回二死、甘く入った速球を捉えた打球は「自分のスイングでうまく押し込むことができた」と自賛する通り、広いナゴヤドームの左中間フェンスを越えた。  上半身に張りを訴え、交流戦最後の5試合は先発から外れたが、4番に戻ってからは3試合目で本塁打。前回対戦で完封を許し、この日も苦戦を強いられた山井からの一撃で、主砲の存在感を示した。
ラミレス監督(好投の浜口に) 「ピンチを切り抜け、非常に力強いパフォーマンスだった」 浜口(6回無失点ながら今季初白星はお預け) 「立ち上がりから自分のボールを投げられ、少ない球数でリズムをつくれた」

◆中日の山井は一発に泣いた。六回二死から、筒香に直球を左中間席に運ばれ「中に入ってしまった。ボール球にして四球でもよかった」と話した。7回1失点と踏ん張ったものの、味方の援護もなかった。「負けている状態で代わってしまったところが反省」と悔しげだった。
田島(同点の九回に打たれて3敗目) 「全部甘く入ってしまった。修正していかないといけない」 平田(23日の死球の影響で欠場) 「あさって(26日)は出られるようにしたい」 大島(22日の死球の影響で欠場) 「だいぶ痛みは引いてきた」

◆先発の浜口は6回6安打無失点。一、三回以外は得点圏に走者を背負うも、粘りの投球で相手にホームを踏ませなかった。今季7度目の先発も白星がつかなかったが、「野手の方々がいいプレーをしてくれた。先に点を与えないように一球一球集中して投げました」。現在13イニング連続無失点と好投が続いている。

◆1-1に追いついた直後の九回、守護神の田島が3連打で一死満塁とされた後、関根に走者一掃の三塁打を浴び、連勝が3で止まった。故障で大島、平田を欠いた打線も9安打でわずか1得点。前日23日に就任2年目で初の3位に浮上した森監督は5位に転落し、「1番(大島)と5番(平田)が抜ければ簡単にはね。切り替えてやるしかない」と肩を落とした。 六回、筒香に先制弾を浴びた中日・山井 「中に入ってしまった。ボール球にして四球でもよかった」

◆主砲の筒香が六回、左中間席へリーグトップに並ぶ17号ソロを放った。通算155本塁打とし、球団の左打者としては佐伯貴弘と並ぶ最多記録となった。「(先発の)浜口が頑張っていた。同点に追いつかれちゃったけど、みんなでつかんだ勝利です。いい形でホームに帰れますね」と26日からの本拠地6連戦(阪神、広島)を見据えた。

◆DeNAは24日、中日11回戦(ナゴヤドーム)に6-1で勝ち、連敗を3で止めて3位に浮上した。5年目の関根大気外野手(22)が、同点の九回に今季初打点となる右翼線への3点三塁打を放ち、試合を決めた。 「自分に残された少ないチャンスだと思っていました。(打球が)抜けていったので、できるだけ前へ走ろうとしました」  同点とされた直後の九回一死満塁。中日守護神・田島から右翼線へ鋭いゴロを放ち、勝ち越しの三塁打とした。  地元・愛知出身。小学生時代、1年に5-10度は観戦に訪れていた球場で輝いた。この日も親族や友人が見守っており「見に来てくれた人が喜んでくれるのはうれしい」と端正なマスクを崩し、白い歯を輝かせた。  東邦高時代からメジャー関係者も注目する身体能力を誇り、"ハマのイチロー"とも称された逸材。ドラフト1位ルーキーで愛工大名電高出身の東(立命大)とは、ともに愛知の名門校の主力して活躍した間柄だ。 「東だけでなく(砂田)毅樹、(平良)拳太郎、楠本の同世代の存在は大きい。僕の力になる、ありがたい存在です」。仲間が1軍でプレーする姿を刺激に、己を磨いてきた。  外野で固定されているのは筒香、神里だけ。ラミレス監督は「競う相手が多い中、結果を出してくれた」と評価し、関根もヒーローインタビューで「レギュラーを取るつもりでやっています!」と宣言した。梶谷、ロペスら故障者が続出する中、若手の猛アピールがチームを上昇させる。 (湯浅大)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
372810.569
(↑0.006)
0
(-)
77320
(+11)
295
(+6)
71
(+1)
36
(+2)
0.258
(-)
4.21
(↓0.03)
2
(-)
巨人
323410.485
(↓0.007)
5.5
(↓1)
76301
(+2)
261
(+3)
63
(-)
33
(+1)
0.266
(↓0.001)
3.7
(↑0.01)
3
(↑1)
DeNA
303320.476
(↑0.008)
6
(-)
78250
(+6)
261
(+1)
77
(+1)
44
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.65
(↑0.05)
4
(↑1)
ヤクルト
303410.469
(↑0.009)
6.5
(-)
78272
(+3)
305
(+2)
56
(-)
35
(-)
0.252
(-)
4.27
(↑0.04)
5
(↓2)
中日
313610.463
(↓0.007)
7
(↓1)
75271
(+1)
308
(+6)
45
(-)
35
(-)
0.261
(-)
4.31
(↓0.02)
6
(↓1)
阪神
293510.453
(↓0.007)
7.5
(↓1)
78216
(+6)
264
(+11)
34
(+1)
38
(-)
0.237
(↑0.001)
3.6
(↓0.09)