DeNA(★1対7☆)楽天 =交流戦3回戦・横浜スタジアム=
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楽天
10200 1030 7120
DeNA
00100 0000 171
勝利投手:古川 侑利(3勝1敗0S)
敗戦投手:バリオス(2勝3敗0S)
  DAZN
◆楽天が快勝。楽天は1点リードで迎えた3回表、島内と今江の連続適時打で2点を加える。その後は8回に茂木の3ランが飛び出すなど、着実に追加点を挙げた。投げては、先発・古川が6回1失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆楽天島内宏明外野手が、適時二塁打を放った。1点リードの3回2死三塁から左中間へはじき返した。  この日、初戦を迎えるサッカーワールドカップ(W杯)日本代表・本田圭佑と同じ星稜(石川)出身。「ワールドカップまで飛んでいけ! 1、2の3打法です」と、球団広報を通じて謎のコメントを残した。

◆楽天田中和基外野手が、足で魅せた。  1回には島内の二塁へのゴロの間に三塁からスタート。「何も考えていなかった」と50メートル5秒台の快足で、スライディングせずにホームを駆け抜けた。  3打席連続の内野安打をマークすると、2点リードの6回2死二、三塁からは左前へ適時打。勝負強さも発揮した。「積極的にやろうとしている結果。続けていきたい」と話した。

◆DeNAが完敗を喫し、交流戦負け越しとなった。先発バリオスが3回までに3失点。味方の失策も絡んだが、初回だけで2盗塁を許すなど、走者を背負ってからの投球に課題を残した。  後を受けたリリーフ陣も失点を重ね、若手主体の打線も楽天先発の古川を攻略できず。アレックス・ラミレス監督は「バリオスは序盤から足を絡められて得点につなげられたが、5回を3失点。球速も147、8キロ出ていて決して悪くなかった。リリーフも打たれて勝敗が決まってしまったが、それよりも得点できなかったことが大きな敗因」と指摘した。  「今年は(勝率)5割以上をいけると思う」と臨んだ交流戦で8勝10敗。ロペス、筒香ら主力を欠いたことも響いただけに「現状の戦力を考えれば、よくやってくれたと思う。ベストは(勝率)5割で終えることだったが、決して後悔することはない」と前を向いた。リーグ戦再開に向け「筒香は(22日中日戦が行われる)名古屋からスタメンでいけると思う。ケガで戦列を離れた選手たちも戻ってきてもらって、セ・リーグの戦いに集中していきたい」と話した。

◆5年目の楽天古川が、自身3連勝で交流戦最後の試合を締めた。6回87球と省エネ投球で、4安打1失点。武器の直球にカーブで緩急を付け、今季3勝目を手にした。「チームがいい状態なので、純粋にうれしいです」と手応えをつかんだ。  平石監督代行は「勝って終われたことは大きい」と振り返った。

◆DeNAは完敗で交流戦負け越しとなった。先発バリオスが3回までに3失点。中継ぎ陣も崩れ、打線も1得点に沈んだ。  ラミレス監督は渋い表情で「打たないと勝てない。古川は(打順)ふたまわり目から直球勝負でほとんどの打者が振り遅れていた」。リーグ戦再開の中日戦から筒香が先発復帰予定。「(交流戦は)今の戦力を考えればよくやってくれた。ここからセ・リーグの戦いに集中していきたい」。

◆楽天の今江が2試合連続で4番に座り、3試合連続安打を放った。2-0の三回2死二塁でバリオスのカーブを左前に運んで適時打とし「走者をかえすつもりで打席に入った。しっかり仕事ができて良かった」とうなずいた。  五回にも右前打を放ち4試合ぶりの複数安打をマーク。17日からチームの指揮を執る平石監督代行は大阪・PL学園高の先輩で、中軸を任された信頼に応えた。

◆楽天が投打がかみ合い快勝した。1-0の三回に島内の二塁打と今江の左前打で2点。八回は茂木の3ランで突き放した。田中は初の4安打。古川は直球に力強さがあり、6回1失点で自身3連勝。DeNAは打線が振るわなかった。

◆DeNAは交流戦の最終戦に完敗し、ラミレス監督が目標に掲げたパ・リーグ相手の勝率5割を逃した。故障者が相次ぐ打線は頼みの4番宮崎の前に走者を置くことができなかった。上半身に張りがある筒香は1-4の七回に代打で登場したが三ゴロ併殺打に打ち取られた。  ラミレス監督は「ベストは5割で終わることだったが、今の戦力を考えたらよくやってくれた」と総括。筒香を22日の中日戦から先発起用する見通しを示した。
神里(三回に適時二塁打) 「自分のスイングでうまく押し込めた。(一回の)1打席目はタイミングが少し遅かったので、早めに取るように打席に入った」
バリオス(5回3失点で3敗目) 「捕手の構えたところに投げることができたが、要所で踏ん張ることができなかった」

◆楽天の古川が6回1失点で3勝目を挙げた。6三振を奪い「チェンジアップやカーブがいいところにいっていた。その二つが良くて何とか試合をつくれた」と汗をぬぐった。  5日のプロ初勝利からこれで3連勝。交流戦が転機になった。それでも細かな制球に苦しんでピンチを背負う場面が多かっただけに「いつか痛いところを突かれる。次回への反省です」と表情を緩めずに話した。
茂木(八回に4号3ラン) 「得点圏で凡退していたので、開き直って打った。バットが素直に出てくれた」

◆古川が6回1失点で3勝目。6三振を奪い「チェンジアップやカーブがいいところにいった。その2つが良くて何とか試合をつくれた」と汗をぬぐった。5日のプロ初勝利から3連勝。交流戦が転機になった。それでも制球に苦しんでピンチを背負う場面が多かっただけに「いつか痛いところを突かれる。次回への反省です」と気を引き締めた。

◆4本の内野安打、3盗塁などスピードを生かした楽天打線の前に完敗した。8勝10敗で交流戦を終え、目標の勝率5割には届かなかった。投打で主力選手のけがや不調が続出していただけにラミレス監督は「現状の戦力を考えたら非常によくやってくれた。これからはセ・リーグ球団との戦いに集中していきたい」と切り替えていた。 三回の第2打席で左中間へ適時二塁打のDeNAのD2位・神里(日本生命) 「1打席目はタイミングが少し遅かったので、早めに取るように打席に入りました」

◆日本生命セ・パ交流戦は19日、各地で3試合が行われ、楽天がDeNA最終戦(横浜)に7-1で快勝し、6月初の連勝を飾った。「1番・中堅」で先発出場した2年目の田中和基外野手(23)が、プロ初の4安打で2盗塁を成功させるなど大暴れ。17日の阪神戦から指揮を執る、平石洋介監督代行(38)の積極采配もズバッと決まった。 攻撃パターンがガラリと変わった。この日は「走らせる」と腹をくくった平石監督代行の指揮で2戦2勝を飾った。  「一回の点の取り方は最高の形でした。交流戦を負けて終わるより、勝って終われたのは大きかったです」。PL学園高出身、松坂世代の新指揮官が目尻を下げた。  2年目外野手の田中が平石監督代行の思い描く野球を体現した。一回先頭で遊撃内野安打を放ち、出塁。梨田前監督であれば手堅く犠打のケースだったが、盗塁のサインに応えて二盗に成功。2番茂木の二ゴロで一死三塁から、今度は3番島内の二ゴロで間一髪、本塁に生還した。  田中は三回に二塁内野安打、五回に投手強襲安打、六回に左前適時打を放ち、プロ初の1試合4安打と大暴れ。俊足外野手は「僕が盗塁をすれば2番打者が送りバントをしたり、攻撃パターンが増える。だから、これからも盗塁をしたいです」と2盗塁に成功するなど、ダイヤモンドを駆け巡った。  新指揮官の積極策がズバッと的中した。島内も一回に二盗を成功させ、チーム計3盗塁。外国人選手を外し、4番に今江を入れた新打線も機能し、「これが一番いい」と手応えをつかんだ。 「田中が打線を引っ張ってくれた。4安打のうち3本が内野安打もめずらしい」と平石監督代行。リーグ戦、交流戦でともに最下位に沈む楽天が5月24-25日以来、6月は初の2連勝。平石楽天に風が吹き始めた。 (広岡浩二)
2試合連続で4番に座り、三回に左前適時打を放った楽天・今江(PL学園高出身) 「走者をかえすつもりで打席に入った。しっかり仕事ができてよかった」
八回に4号3ランを放った楽天・茂木 「それまで得点圏で凡退していたので、開き直って打った。バットが素直に出た」
三回に適時二塁打を放った楽天・島内 「フォークにうまく対応できた。ワールドカップまで飛んでいけ! 1、2の3打法です」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
342810.548
(-)
0
(-)
80293
(-)
283
(-)
65
(-)
34
(-)
0.256
(-)
4.22
(-)
2
(-)
DeNA
293120.483
(↓0.009)
4
(↓0.5)
81238
(+1)
251
(+7)
73
(-)
42
(-)
0.248
(↓0.001)
3.68
(↓0.04)
3
(↑2)
巨人
303310.476
(-)
4.5
(-)
79284
(-)
252
(-)
60
(-)
30
(-)
0.266
(-)
3.73
(-)
4
(↓1)
阪神
293200.475
(↓0.008)
4.5
(↓0.5)
82201
(+1)
234
(+3)
31
(-)
37
(+1)
0.238
(-)
3.41
(↑0.01)
4
(↓1)
ヤクルト
293210.475
(↓0.008)
4.5
(↓0.5)
81263
(+4)
288
(+5)
53
(-)
35
(+1)
0.252
(-)
4.2
(↑0.01)
6
(-)
中日
293510.453
(-)
6
(-)
78261
(-)
296
(-)
45
(-)
35
(-)
0.262
(-)
4.34
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
372600.587
(-)
0
(-)
80355
(-)
279
(-)
72
(-)
78
(-)
0.276
(-)
4.1
(-)
2
(-)
日ハム
372800.569
(-)
1
(-)
78280
(-)
255
(-)
73
(-)
50
(-)
0.245
(-)
3.72
(-)
3
(↑1)
福岡
343000.531
(↑0.007)
3.5
(↑0.5)
79280
(+5)
262
(+4)
87
(+1)
40
(-)
0.254
(↑0.001)
3.93
(↑0.04)
4
(↓1)
ORIX
343010.531
(-)
3.5
(-)
78246
(-)
238
(-)
52
(-)
38
(-)
0.235
(-)
3.47
(-)
5
(-)
ロッテ
323100.508
(↑0.008)
5
(↑0.5)
80250
(+3)
247
(+1)
29
(-)
65
(+1)
0.258
(↑0.001)
3.53
(↑0.04)
6
(-)
楽天
234110.359
(↑0.01)
14.5
(↑0.5)
78201
(+7)
267
(+1)
53
(+1)
37
(+3)
0.232
(↑0.001)
3.87
(↑0.04)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
12600.667
(↓0.039)
0
(-)
078
(+4)
64
(+5)
14
(-)
8
(+1)
0.251
(↓0.002)
3.38
(↓0.04)
2
(-)
ORIX
11600.647
(-)
0.5
(↑0.5)
175
(-)
55
(-)
17
(-)
10
(-)
0.25
(-)
3.16
(-)
3
(-)
ロッテ
11700.611
(↑0.023)
1
(↑1)
059
(+3)
49
(+1)
7
(-)
17
(+1)
0.278
(↑0.002)
2.4
(↑0.08)
4
(-)
福岡
11700.611
(↑0.023)
1
(↑1)
081
(+5)
77
(+4)
30
(+1)
10
(-)
0.235
(↑0.003)
3.83
(↑0.17)
5
(-)
日ハム
10800.556
(-)
2
(↑0.5)
0104
(-)
79
(-)
24
(-)
16
(-)
0.267
(-)
4.14
(-)
6
(-)
西武
10800.556
(-)
2
(↑0.5)
0101
(-)
88
(-)
26
(-)
22
(-)
0.268
(-)
4.59
(-)
7
(↑1)
巨人
81000.444
(-)
4
(↑0.5)
066
(-)
59
(-)
20
(-)
9
(-)
0.248
(-)
3.13
(-)
8
(↓1)
DeNA
81000.444
(↓0.027)
4
(-)
062
(+1)
81
(+7)
20
(-)
13
(-)
0.241
(↓0.001)
4.33
(↓0.11)
9
(-)
中日
71100.389
(-)
5
(↑0.5)
067
(-)
88
(-)
12
(-)
7
(-)
0.26
(-)
4.95
(-)
10
(-)
広島
71100.389
(-)
5
(↑0.5)
077
(-)
104
(-)
19
(-)
8
(-)
0.26
(-)
5.6
(-)
11
(-)
阪神
61100.353
(↓0.022)
5.5
(-)
156
(+1)
74
(+3)
7
(-)
10
(+1)
0.256
(↑0.001)
3.87
(↑0.06)
12
(-)
楽天
61200.333
(↑0.039)
6
(↑1)
050
(+7)
58
(+1)
13
(+1)
14
(+3)
0.242
(↑0.005)
3.08
(↑0.13)