ヤクルト(☆7対3★)ORIX =交流戦2回戦・明治神宮=
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ORIX
12000 0000 360
ヤクルト
60000 001× 7110
勝利投手:カラシティー(4勝0敗3S)
敗戦投手:ディクソン(0勝5敗0S)
  DAZN
◆ヤクルトは1点を先制された直後の1回裏、打者9人の猛攻で一挙6点を奪い、逆転に成功する。その後6-3で迎えた8回には、青木の適時二塁打でリードを広げた。投げては、2番手・カラシティーが今季4勝目。敗れたオリックスは、先発・ディクソンが誤算だった。

◆オリックスの6年目ブランドン・ディクソン投手(33)が自己最短の1回5安打6失点でKOされた。無死一、二塁から川端にセーフティーバントを決められて満塁のピンチを背負うと、バレンティンの三塁併殺で失点。その後も藤井、西浦に連続適時打を浴び、続く中村には左越えの2号3ランを被弾。2回の打席で代打を送られた。  ディクソンは「先発としての役割を果たせず申し訳ない」とコメント。今季8試合目の登板となったが初勝利が遠い。

◆緊急登板のオリックス山崎福也投手(25)が4回3安打無失点と好投した。  先発ディクソンが1回6失点でKOされ、2回から登板。「いつも通りやっていることが出来た。緊張は正直あったんですけど、力みも取れた」とアウトを重ねた。  先頭で立った5回の打席では、今季初安打となる右前打もマーク。福良監督は「よく投げてくれた」と評価した。

◆ヤクルトが逆転勝ちでオリックス戦の連敗を8で止めた。初回に1点の先制を許したが、その裏に中村の2号3ランなど打者9人で6得点を挙げた。先発原は2回3失点で降板も、2番手カラシティーが5回1安打無失点で4勝目をマークした。  カラシティーは2番手で登板して2回1/3を無安打無失点に抑えた2日楽天戦に続き、好リリーフで勝利をたぐり寄せた。今後は先発で起用される可能性もあり、小川淳司監督は「これで2試合助けられた。非常にいい内容。(長い)イニングがいった方が力が抜けていいんじゃないか」と絶賛した。前日8日に連勝が7でストップしていただけに「今日の勝ちは大きいんじゃないか。連敗しなくて、連勝の意味が大きくなると思います」とうなずいた。

◆ヤクルトのカラシティーが"イケてる好リリーフ"でオリックス戦の連敗を8で止めた。  1点を追う1回に一挙6得点で逆転も、先発原が2回にも2失点。小川監督は心を鬼に「今日の球の質だと厳しい」と交代を決断した。「レディースDAY」と銘打たれ、多くの女性ファンが詰めかけた試合。球団初の試み「イケメン大総選挙」第6位のKOに"燕女子"の表情が曇った。  あごひげをたくわえたカラシティーが笑顔を取り戻させた。3回に2番手で登板。最速153キロの速球と2軍調整中に磨いたカットボール、チェンジアップとフォークもフルに駆使して、7回までの5イニングを1安打無失点。2回1/3を完璧に抑えた2日楽天戦に続く好救援で不穏なムードを一掃し、中継ぎで4勝目。「先にストライクを取れていいカウントで攻めていった。まったく疲れはなかったです」と喜んだ。  5回2死では福田の一塁前へのセーフティーバントをダイビングタッチ。ユニホームを土で汚しながら、闘志満々の姿で神宮を沸かせた。次回は米マイナー時代の13年以来となる先発が有力。「イケメン-」では50位以下も、この日は間違いなくNO・1のイケメンだった。【浜本卓也】

◆ヤクルトは先発の原が2回で降板するも、2番手・カラシティーが5回無失点の好投で逃げ切った。  オリックスは一回、一死三塁で吉田正の右前適時打で1点を奪った。ヤクルトはその裏、無死満塁でバレンティンの三ゴロの間に三走・山田哲が生還し同点。さらに藤井の投手内野安打、西浦の左前適時打で3-1とすると、中村が二死一、二塁から左越え2号3ランを放ち、6-1とした。  オリックスは二回、安達の右前適時打、小田の左犠飛で2点を返すが、その後はヤクルトの継投策に抑えられた。ヤクルトは八回、青木が二死二塁から中越え適時二塁打を放って駄目押しの追加点を奪い、7-3で勝利した。 5回を1安打に抑えたカラシティ― 「どんどんストライクゾーンに投げ込んでいって、早めにアウトを取っていって、良いゲームを作っていこうと、そういう意気込みで投げていました。そこが良かったと思います」 2号3ランを放った中村 「2アウトだったんですけど、みんながつないでくれて、自分もなんとかランナーをかえしたいという思いで打席に入りました。まさかホームランになるとは思わなかったので、非常にうれしかったです」

◆ヤクルトのカラシティーが三回から2番手で登板し、5回無失点の好投で4勝目を挙げた。先発の原が崩れた穴を埋め「長いイニングを投げようと思った。疲れはなかった」と胸を張った。  150キロを超える直球にカットボールやフォークボールを織り交ぜてわずか1安打しか許さず、七回2死で若月を見逃し三振に仕留めると力強くほえた。田畑投手コーチは先発転向の可能性について「もちろんある」と笑顔。カラシティーは「必要とされるところで投げられるように準備したい」と意気込んだ。 小川監督(7連勝が止まった翌日の勝利に) 「大きい。連敗しないと連勝の意味が大きくなる」 青木(八回に適時二塁打) 「自分もなかなか打てていなかったので、1点取れて良かった」 西浦(一回に適時打) 「好機だったので、甘い球は積極的に打ちにいこうと思った」

◆オリックスのディクソンが一回に6点を失う乱調で試合をつくれなかった。無死満塁でバレンティンを三ゴロ併殺打に仕留めて1失点で切り抜けるかに見えたが、その後も四球から崩れて中村に3ランを浴びるなど失点を重ねた。  結局、この回限りで降板し「先発としての役割を果たせず申し訳ない」とうなだれた。福良監督は「打たれ出したら止まらない」と渋い表情。次回以降も先発させるかどうかの判断について「難しいですよね」と話した。 山崎福(二回に4月7日以来となる登板を果たし、4回無失点) 「しっかりと準備を整えていくことができた」 オリックス・高山投手コーチ(ディクソンに) 「自分の気持ちをコントロールできていない。もったいない」

◆ヤクルト戦に先発したオリックスのディクソンが1回を5安打6失点で来日最短KO。開幕からいまだ未勝利で、来日ワーストタイの5連敗となった。死球や投ゴロを内野安打にしてしまうなど自滅。「この結果は欲しくなかった」と悔やんだ。  2番手の山崎福が4回を投げたため、10日は助っ人もブルペン待機する見込みだが、指揮官は「考えないといけない」と、来週の先発ローテからは外す可能性を口にした。

◆先発したディクソンが1回を5安打6失点で来日最短KO。開幕からいまだ未勝利で、来日ワーストタイの5連敗となった。死球や投ゴロを内野安打にしてしまうなど自滅。「この結果は欲しくなかった」と悔やんだ。  2番手の山崎福が4回を投げたため、10日は助っ人もブルペン待機する見込みだが、指揮官は「考えないといけない」と、来週の先発ローテからは外す可能性を口にした。

◆ヤクルト・山田哲が大阪・履正社高の5学年先輩、オリックス・T-岡田にあいさつした。「優しくて、とても話しかけやすい先輩。高校時代は(履正社高の)岡田監督に『岡田は真剣に野球に取り組んでいたぞ』と、何度も姿勢を注意されました」と振り返る。T-岡田を追い、5年後の2011年に同じ高卒ドラフト1位でプロ入りした山田哲。この日は一回に中前打で出て先制のホームを踏み、勝利に貢献した。

◆ヤクルトは9日、オリックス2回戦(神宮)に7-3で勝ち、交流戦で再び単独首位に立った。この日は「Swallows LADIES DAY」と銘打たれ、今季最多の3万1140人が集結。多くの"燕女子"が観戦し、カメラ女子シート、ヨガマット付きチケットなど女性向けの企画でにぎわった。先駆けて行われた「イケメン大総選挙」で5位に入り、今季初の3安打を放った川端は「たくさんのファンが入ってくれて、力になりました」と感謝した。同イベントは、10日も開催される。

◆ヤクルトは9日、オリックス2回戦(神宮)に7-3で勝ち、交流戦で再び単独首位に立った。3点差に迫られた三回に今季新加入の助っ人右腕、マット・カラシティー投手(26)が2番手でマウンドに上がり、5回1安打無失点の好投で4勝目。  カラシティーをリードした捕手の中村は「全ての球が安定していて力があった。安心して受けていました」とたたえた。バットでは一回、左翼席へ2号3ランを放って援護。打線はこの回、大量6点を挙げた。主将でもある中村は「ミーティングから『積極的に攻めていこう』と話していた。連勝が(前日8日に)止まったけど、きょうから新たなスタート」とキッパリ。「ムーチョ」こと中村とカラシティーの「カラムーチョ・バッテリー」がチームを力強く支える。

◆ヤクルトは9日、オリックス2回戦(神宮)に7-3で勝ち、交流戦で再び単独首位に立った。3点差に迫られた三回に今季新加入の助っ人右腕、マット・カラシティー投手(26)が2番手でマウンドに上がり、5回1安打無失点の好投で4勝目。先発の原樹理(24)が2回3失点で降板した中での"緊急登板"でチームを救った。これでカラシティーは12球団トップの交流戦3勝目となり、先発に転向する可能性も出てきた。 荒れた展開が、救世主の登場で引き締まった。三回から登板したカラシティーが、5回1安打無失点の快投で傾きかけた流れを引き戻し、会心の笑みを浮かべた。  「リードを守ろうと攻めていった。どんどんストライクを取って、試合を作っていけたのがよかった」  一回に味方打線が6点を奪ったが、先発・原が崩れて二回までに3失点。ここで小川監督が動いた。"緊急登板"したカラシティーは最速153キロの直球にカットボール、チェンジアップなど多彩な変化球で相手に的を絞らせず。五回に唯一の安打を許したが後続を併殺打に仕留め、5回を最少の15人で片付けた。  守護神の役割を期待されて入団したが、4月下旬に4試合連続失点を許すなどして2軍降格。それでも、腐らず日本球界への適応に取り組んだ。2015年から封印していた高速で小さく変化するカットボールを解禁。投球の幅を広げ、ロングリリーフとして復活を遂げた。  昨年11月にはカトリーナさん(27)と結婚。気分転換のキャッチボールに付き合ってくれる愛妻の支えを力に変えている。この日は父、弟が観戦。家族への思いも込めて49球を投げ切った。 3年ぶりの7連勝を記録するなど急浮上を見せるヤクルトだが、交流戦で12球団トップの防御率(2・57)を誇る投手陣が好循環を生んでいる。交流戦最多の3勝目を挙げた助っ人右腕には、先発転向の可能性も浮上。田畑投手コーチは「もちろんある」と認め、カラシティー自身も「必要なところで投げられるようにするだけ」と頼もしくうなずいた。 (横山尚杜) 八回に中越えへ適時二塁打を放ったヤクルト・青木の話 「あそこで1点とれてよかった。一回の6点で余裕ができた」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
322210.593
(↑0.008)
0
(-)
88265
(+2)
235
(+1)
55
(+1)
31
(-)
0.26
(↓0.001)
3.92
(↑0.05)
2
(-)
阪神
262700.491
(↑0.01)
5.5
(-)
90172
(+3)
195
(+2)
27
(+1)
30
(-)
0.232
(-)
3.18
(↑0.07)
3
(-)
DeNA
252620.49
(↑0.01)
5.5
(-)
90217
(+4)
215
(+3)
66
(-)
34
(+2)
0.251
(↑0.001)
3.68
(↑0.02)
4
(-)
中日
273010.474
(↑0.01)
6.5
(-)
85237
(+3)
264
(-)
40
(+1)
33
(+2)
0.265
(-)
4.31
(↑0.08)
5
(-)
ヤクルト
252810.472
(↑0.01)
6.5
(-)
89227
(+7)
252
(+3)
50
(+1)
31
(+1)
0.25
(↑0.001)
4.17
(↑0.02)
6
(-)
巨人
263010.464
(↑0.009)
7
(-)
86259
(+8)
237
(+5)
52
(+2)
28
(+1)
0.267
(↓0.001)
3.93
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
342100.618
(↓0.012)
0
(-)
88324
(+5)
244
(+8)
63
(+3)
69
(-)
0.279
(-)
4.15
(↓0.09)
2
(-)
日ハム
322500.561
(↓0.01)
3
(-)
86233
(+3)
217
(+4)
63
(+3)
44
(+1)
0.237
(↑0.001)
3.58
(-)
3
(-)
福岡
292700.518
(↓0.009)
5.5
(-)
87242
(-)
225
(+3)
71
(-)
38
(-)
0.256
(↓0.002)
3.97
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
292810.509
(↓0.009)
6
(-)
85203
(+3)
216
(+7)
43
(-)
35
(+2)
0.233
(-)
3.52
(↓0.07)
5
(-)
ロッテ
262900.473
(↓0.008)
8
(-)
88231
(+2)
233
(+3)
27
(-)
54
(+1)
0.257
(↓0.002)
3.81
(↑0.05)
6
(-)
楽天
193710.339
(↓0.006)
15.5
(-)
86173
(+1)
250
(+2)
46
(-)
29
(-)
0.229
(↑0.001)
4.13
(↑0.03)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑1)
ヤクルト
8200.8
(↑0.022)
0
(-)
842
(+7)
28
(+3)
11
(+1)
4
(+1)
0.242
(↑0.011)
2.57
(↓0.05)
2
(↓1)
西武
7300.7
(↓0.078)
1
(↓1)
870
(+5)
53
(+8)
17
(+3)
13
(-)
0.278
(↓0.003)
5.24
(↓0.37)
3
(-)
福岡
6400.6
(↓0.067)
2
(↓1)
843
(-)
40
(+3)
14
(-)
8
(-)
0.235
(↓0.012)
4
(↑0.07)
4
(-)
ORIX
6400.6
(↓0.067)
2
(↓1)
832
(+3)
33
(+7)
8
(-)
7
(+2)
0.247
(↓0.004)
3.2
(↓0.46)
5
(-)
日ハム
5500.5
(↓0.056)
3
(↓1)
857
(+3)
41
(+4)
14
(+3)
10
(+1)
0.24
(↑0.004)
3.65
(↑0.03)
6
(-)
ロッテ
5500.5
(↓0.056)
3
(↓1)
840
(+2)
35
(+3)
5
(-)
6
(+1)
0.291
(↓0.012)
2.96
(↑0.2)
7
(-)
広島
5500.5
(↑0.056)
3
(-)
849
(+2)
56
(+1)
9
(+1)
5
(-)
0.29
(↓0.009)
4.96
(↑0.44)
8
(-)
中日
5600.455
(↑0.055)
3.5
(-)
743
(+3)
56
(-)
7
(+1)
5
(+2)
0.276
(-)
5.14
(↑0.52)
9
(-)
DeNA
4500.444
(↑0.069)
3.5
(-)
941
(+4)
45
(+3)
13
(-)
5
(+2)
0.249
(↑0.007)
5.01
(↑0.26)
10
(-)
巨人
4700.364
(↑0.064)
4.5
(-)
741
(+8)
44
(+5)
12
(+2)
7
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.75
(↓0.12)
11
(-)
阪神
3600.333
(↑0.083)
4.5
(-)
927
(+3)
35
(+2)
3
(+1)
3
(-)
0.236
(↓0.002)
2.96
(↑0.38)
12
(-)
楽天
2800.2
(↓0.022)
6
(↓1)
822
(+1)
41
(+2)
6
(-)
6
(-)
0.23
(↑0.005)
3.95
(↑0.17)